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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回のカテゴリーは、雑談。
能動的に忘れるようにする、というものです。
勉強などで習うことを忘れるのは怖くありませんか?
なぜ忘れるのが怖いのでしょう?
この忘れる問題は、お勉強の苦しさの代表のような気がします。
忘れるのが怖いのは、多分、何らかの試験のようなものを思い出すからでしょう。
試験にも意味があるでしょうし、まずは暗記という方法論も全く否定できるものではありません。
ですが、これに縛られるのはどうなんだろう、と思うことが僕はよくあるんです。
疑問に思ったきっかけは、僕が義務教育を受けていた時代。
もう40年以上も前のことでした。
覚えようと努力したものは覚えられないけれど、どうでもいいようなことは簡単に覚えてしまうということがよくあって、
勉強はままならないなぁと思ったんです。
まあ、僕だけではなくて、皆さんのあるあるかもしれませんね。
僕は当時から雑学的なことがやたらと好きで、そういう学校の勉強的には役に立たないことばかり覚えていたんです。
ただ、それが本当にお勉強的に役立たなかったかというと、そんなことはなくて、
雑学知識に結びついたお勉強知識は類推的に答えを出せるので、案外学校の成績は悪くありませんでした。
勉強らしい勉強をせずに済ませることができてしまっていました。
そういう経験を自分なりに分析してみて、大切なことは忘れるのを恐れないことだと思うようになりました。
忘れるのを恐れることは、強いプレッシャーを生むので、記憶することを妨げることになるのではないかと考えたのです。
社会人になって好きなことを自分のペースで学ぶようになると、スルスルと知識が頭に入ってくるようになりました。
もちろん全て覚えているわけではなくて、忘れることもたくさんあるのですが、
後で何かのトリガーがあると、あれ?これ前に見たことがあるぞ?という感じで記憶が呼び覚まされて、もう一度その情報に触れただけでスッと理解できるのです。
忘れているようでも、案外、かけらは頭の中に残っているということですよね。
それで忘れることを恐れないという考え方を一歩進めて、あえて忘れるぞ?と考えてみることにしました。
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これ、なかなか面白いもので、記憶というのは忘れようとしても簡単に忘れられるものではないのです。
逆説的に覚えてしまうということが起きるのです。
そんなわけで、今は一度見たり聞いたりしたものは全て頭の中に残っていると信じて、楽しく知識を増やすことができるようになったと思います。
忘れてもいいんだ。勝手に頭に入っているから。と自分に暗示をかけながら勉強してみてください。
信じることはできるようでできないことなので、簡単にはできないかもしれませんが、できるようになったらちょっと世界が変わってきますよ?
ちなみに、僕は人に何かを覚えてほしいなと思ったときには、その情報を伝えた上で、忘れても大丈夫だよ?と伝えることにしています。
実際大丈夫なことが多いのが面白いです。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。