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2023-02-05 08:47

#456 【刻】乗務行路表その3/時刻表は読み物だからな(41)

時刻表は読み物だからな!(笑)

第41回です。

前回に続いて、ちょっと面白い乗務行路表、平成9年の旭川運転所5316仕業を読んでいきます。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

「#351 【刻】くるくる回っている?/時刻表は読み物だからな(29)
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「令和の時代に必要なの?時刻表の世界/有隣堂しか知らない世界」
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#156 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(1)はじまりは有隣堂。
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1gdn10

#044 時刻表を語る
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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「常務航路表その3 時刻表は読物だからな」の41回目です。
日曜日は時刻表を読んでいます。
この間から、家の本棚から見つけ出した古い常務航路表を読んでいます。
常務航路表というのは、電車の運転士が運転する時に見ている時刻表です。
JRの電車の運転席を覗いたことがある方は、運転士が右側にある縦長のボードを指差し確認しているのを見たことがあるのではないでしょうか。
あれが常務航路表なんですね。
興味のある方は、ノートの書き起こしの方に写真を載せておきますので、ぜひそちらをご覧ください。
で、そこには運転時刻だけではなく、その日の常務に関する様々なことが書かれているわけです。
今回読むのは、平成9年の朝日川運転所5316師行です。
師行というのは、仕事の師に業務の業です。
ある人がその日にある業務全体のことでしたね。
この師行、面白いんですよ。
航路表のプラスチックケースが2枚紐で繋いであります。
裏表ですから、航路表は全部で4枚あるわけです。
ここで扱う航路表は列車単位なので、4列車分あるということになります。
では見ていきましょう。
最初の列車名は、便乗727Dです。
727Dは毎日運転されているフラノ線の普通列車のようです。
ようですというのは所要時間がそれくらいだからです。
朝日川を9時26分30秒に発車します。
そしてフラノに10時39分45秒に着きます。
1枚目はこれだけ。便乗ですからね。
その裏側の2枚目が運転です。
その列車は臨急機9414D、最高速度95キロの2両編成です。
急行の臨時列車のようです。
フラノ線の急行というのは珍しいのです。
僕が小学生くらいの頃には急行が走っていたとですが、
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平成9年頃には普通列車だけになっていたと思います。
なのでこの列車はたぶんイベント系の臨時列車なのでしょう。
それは停車駅を見てもわかります。
便乗列車からの乗り継ぎは11時10分。
フラノの発車時刻は11時55分5番線です。
そうそう、フラノ駅のフラノ線ホームは5番線がよく使われていました。
フラノを出たら旭川まで停車駅はありません。
正確には上フラノに12時10分に到着し、12時17分に発車。
塩ヶ丘に12時43分に到着し、12時51分に発車。
というのがありますが、
どちらも時刻が括弧で括られていて対向列車の待ち合わせだとわかります。
その上で急行列車なら停車するであろうフラノ線では大きめの駅であるBAを通過しています。
というわけで何かのイベント系の列車なのだなぁとわかるんですね。
途中の客扱いがないので団体扱いの企画列車ではないかと思いました。
2両編成か。
ひょっとして苗簿に置いてあったグレーと赤で塗装されたお座敷列車だったのかなぁ。
なんて想像します。
旭川に13時06分9番線到着。
通過ばかりとはいえ所要時間は通常と変わりません。
この辺もイベント列車っぽいですね。
一番下の取扱い方のところに13時46分頃のぼり引き上げ線引き上げ本線5番点線と書いてあります。
現在の旭川駅はリニューアルして京城駅となりましたが、
昔の地上駅とは異なっています。
引き上げ本線5番点線と書いてあります。
現在の旭川駅はリニューアルして京城駅となりましたが、
昔の地上にあった旭川駅には結構たくさんのホームがありました。
そしてフラノ線はその一番端っこの9番線から出ていました。
そこから一旦引き上げ線に入って5番線に移動しなさいと書いてあるわけですね。
5番線に点線したところから3枚目の航路表です。
列車名がリンキ9506Dに変わります。
フラノ線では急行扱いでしたが、ここからは普通列車扱いに変わるのでしょう。
この先は函館本線を札幌方面に向かって走ります。
点線した5番線を14時08分に発車します。
ここからも基本的に乗客が乗り降りする停車駅はありません。
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函館本線は副線ですから、列車の待ち合わせは特急などを優先させる停車になります。
そういう運転上の停車を行う駅は、
深川14時34分着、14時36分発、
砂川15時03分発、15時23分発、
広州内15時43分着、15時53分発となっています。
駅の通過制限速度が130キロになっていて、特急が走る観戦という感じがします。
そして、岩見沢に16時06分に到着します。
3枚目はここまでです。
岩見沢も運転停車になっていますので、
ここで多分札幌の内部運転所の運転士と交代するのでしょう。
そして4枚目に入ります。
列車名は、便乗3017M。
初めて番号の後ろにMがついた列車が出てきました。
これまではDがついていました。
これは軌道車の列車を表していました。
Mがつくのは電車です。
岩見沢の発車が16時25分15秒。
旭川着が17時20分15秒。
この区間を1時間弱で走っているということは、この列車は特急列車ですね。
最後は特急列車に便乗して旭川に戻り、この始業は終わりになります。
メインの列車の前後が便乗になるあたり、いかにも臨時列車って感じで
面白い始業だなと思います。
次回はもっと古い航路表を読んでみます。
お楽しみに。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
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