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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「仕事と人生を考える。Google式4ステップキャリア戦略」というものです。
家の本棚にある本を一冊取って語っていくシリーズです。
どうしたらもっと豊かに暮らせるだろう。 やりたいことができるようになるにはどうしたらいいだろう。
こういう悩みは誰もが持っていますよね。
キャリアという言葉は聞くけれど、あまりピンとこないなぁという人は割と多いと思います。
僕自身、世代的にキャリアという言葉のイメージは、バリバリ出世していくタイプの人のこととか、
そういう人が考えていることというようなイメージがあって、あまり自分ごととして捉えられないところがありました。
日本がイケイケドンドンの時代の末期に就職した僕たちの世代は、
古い職業意識を持ったまま経済が成長しない時代に突入し、
古い企業文化の中でハシゴを外されるような経験をした世代です。
その後のスタートラインすらなかった世代と比べたら恵まれていると言えるでしょうけれど、
首元がガチガチに固められた状態で足元がすっぽ抜けるような経験もそれなりに大変なものです。
自分自身の経験を同じような経験を持つ人たちと語り合ううちに、きちんとキャリアを捉え直そうと思い始め、学び始めた中で読んだのがこの本でした。
Googleはアメリカの企業ですから、この本もアメリカっぽい考え方の本ですが、
だからといって日本では通用しないと思ってしまうと、それこそ古い時代の考え方ということになります。
案外書かれていることは普遍的です。
最初は自分の価値観を見直し、強み弱みを知り、ビジョンを作る基盤作りの段階。
次にこれから必要となるスキルを調べ、学ぶ、探索の段階。
その次に新しいことをリスクの低いものから試しにやることを繰り返す思考の段階。
そして思考結果を参考に本格的に指導する段階。
この4ステップでキャリアを組み立てていくということが書かれています。
この考え方は転職の時にも使えますし、その前のスキルアップの段階でも使えます。
さらに言うと人生全体のデザインでも使える考え方です。
人生にはどこかで自分を大きく変えなければならない時があります。
早いうちからキャリアチェンジを織り込んでおくと、その時になって慌てなくても良いということになります。
このような考え方をきちんと企業人事が社員に対して伝える必要があると考えるところが、アメリカの今時の企業っぽいなと思います。
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ある意味もっと転職することを考えようぜ、と企業人事が日頃から社員一般に対して言っちゃうわけですね。
僕は50歳からキャリアを真面目に考えるようになりましたが、その時はせめて10年早く考え出したら良かったかもなぁと思いました。
今はもっと早くから考え出さないとダメだと思っています。
なので、就職活動をする学生さんにも、転職活動をしている人にも、行き渡りばったりではなく常に前向きに転職できるように自分のスキルアップを考えようね、という話をするようになりました。
この本は自分のキャリアについて考えるきっかけとしても良いし、人事部門でキャリア指導をする必要がある人にも役立つ本だと思います。
もしキャリア的な変化を知られていると感じているなら、読んでみることをお勧めします。
読書と編集ではITを特別なものではなく常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをnoteで連載しています。概要欄にリンクがありますのでフォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。
ご視聴ありがとうございました。