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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、プログラミング、コロンとセミコロンの話、というものです。
パソコンでもスマホでも、文章を入力するときには、何らかのキーボードを使います。
最近は音声入力もできるようになってきました。
ごく普通の日本語の文章を入力するために使うキーの種類は割と限られているもので、
文章を入力することだけにIT機器を使っている人は、何と呼んでいいかわからない文字があるのではないでしょうか。
英語ではよく使う記号も、日本語の世界では通常使わないものが結構あります。
プログラミング言語は英語の世界で開発されたものがほとんどです。
ですから、日本語では使わない文字もよく使われます。
そんな文字の話をしたいと思います。
まず最初に話すのは、コロンとセミコロンです。
コロンとセミコロンは、一般的な日本語キーボードの場合、右手の小指を置くあたりにあります。
そうだ、その前に、キーボードのどこに指を置くのが正しいのかを説明しておきましょう。
真ん中にあるFとJのキーを探してください。
大抵はこれらのキーには、他のキーとは違う特徴があると思います。
ちょっとした出っ張りとかですね。
キーボードによっては、DとKが少しへこんでいるというものもあるかもしれません。
まずは、このFとJに両手の人差し指を置きます。
そして、そこから外側に順に小指までを置いていきます。
左手は人差し指から左方向にF・D・S・Aになります。
右手は同様に人差し指から右方向にJ・K・L・セミコロンになるでしょう。
これをホームポジションと言います。
キーボードを目視で確認しなくてもホームポジションに手を置けるように、FとJのキーの形を書いてあるのです。
タッチタイプの基本は、キーボードを手探りしてこの目印を探すところからなのです。
ちょっと横道にそれましたが、ホームポジションに手を置いて、
右の小指に当たるキーにあるのがセミコロンで、その右隣にあるのがコロンです。
この2つはコンピューターの世界では結構大事な役割を与えられています。
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まず、ヒゲのついたセミコロンは、デリミタと言って文字列の区切りを表すことがあります。
セミコロンの前後で異なる文字列として扱うのです。
例えば、ABCセミコロンEFGと書かれていたら、
セミコロンの前のABCと後のEFGはそれぞれ一塊の文字列と考えます。
この考え方はプログラミング言語でもよく使われていて、
行の最後にセミコロンを置くという文法を持つ言語が割とあります。
もちろん全てではありませんが、
型やヒゲがないコロンの方は、
コロンの左側の文字列が右側の文字列の意味を表すような使い方をすることがあります。
例えば、ウェブページのアドレスを表すURLは、
https://という文字列で始まることが多いです。
これはコロンの右側の文字列はウェブページのアドレスだよと示す文字列なのです。
ということは、https://以外にも異なるアドレスを示す文字列があるということになりますが、
ここでは省略したいと思います。
もう一つ、Windowsで使われているのはドライブを表すものです。
ドライブというのはハードディスクとかSSD、USBメモリなどです。
WindowsではPCに接続された物理的なデバイスごとにドライブレターというものを付けることになっていて、
パソコンの本体の基本ドライブにはCが割り当てられていて、
その中のファイルを表す文字列はCコロンから始まるのです。
ドライブレターはAもBも使えるのですが、歴史的な理由でCから割り当てられます。
USBメモリなどを差し込んだときは別のドライブレターが割り当てられます。
DとかEとかFとか、パソコンに接続されている装置の構成によって変化します。
このドライブレターを気にしたことがないという方は、
多分パソコンのデータが内部でどう管理されているか理解していない方だと思います。
コロンとセミコロンはこんな風に結構大事な文字なのですが、
この名前を言ってもどっちのことだかピンとこなくてよく間違えるという人がいます。
プログラミングでは文字は正確に打ち込む必要があるし、
他の人との意思疎通のためには正確な名前を知っておかなければなりません。
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まずはコロンとセミコロン。絶対に間違えないように覚えましょう。
キーボードにある記号の読み方とよくある使われ方については何回かに分けて話していきますので、
プログラミングを学びたいと思っている初心者の方は、ぜひこのチャンネルをフォローして聞いていただけたらと思います。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。
ではまた。