00:01
はい、みなさんこんにちは、なおくんです。今日は2023年の11月の29日、水曜日でございます。
はい、今日もよろしくお願いします。ということで、もう2023年の11月も残すところ、あと2日になりましたね。
あと2日で12月ですね。もう年末、2023年もね、終わりに近づいておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
はい、ということで今日はですね、 ネーム模写に学ぶドラえもんのすごさみたいな話をしてみたいと思います。
ネーム模写って何ぞやって話なんですけども、これは僕が考えた造語なんですけれども、 ネームを模写するっていうやつですね。
ネームっていうのは漫画の設計図というかですね、 設計図というか下書き、設計図と下書きの中間みたいな感じのものなんですけれども、
この間ね、ちょっと収録で話しましたけど、漫画のネームを作れるアプリっていうね、
ワールドメーカーっていうアプリがあって、それでちょっとネームを作ってるんですけれども、 ネームを作ってるうちに、そもそもネームってどうやって書くんだろうって思った時に、
プロの作品をちょっと模写してみようかなって思って、 ネーム模写っていうのをね、ちょっと思いついたんですよ。
で、プロのネームはね、もちろん普通に見ることはできないので、 想像でしかないんですけども、完成した漫画の本から、
ネームはこんな感じだろうなっていうことを想像して、ネームを作るんですよ、自分で。 だから、例えばドラえもんの単行本が実際に売っているドラえもんの単行本があるじゃないですか、
そこから1話分だけを抜き出して、それのネームをですね、自分で作るんですね。
リバースエンジニアリングっていう感じですかね。 リバースエンジニアリングっていうのは何かっていうと、完成したものから逆に分解していくというか、
完成した作品を見て、自分でまたそれを作り直すみたいなことをリバースエンジニアリングとかって言ったりするんですけども、
そんな感じですね。漫画のリバースエンジニアリングみたいなことをちょっとしてみてるわけですね。
ドラえもんっていう完成した作品のネームを作るんですね。 ネームっていうのはどういうことかっていうと、
コマ割りをまずしますよね。コマ割りをして、吹き出しの形だけ書いて、その中にセリフの文字だけを入れるんですね。
キャラクターとかを一旦抜きにして、コマ割りとセリフだけで一回その紙に書き写していくんですよ。
そうすることによって、いわゆるネームができるんですね。 そこに某人間のキャラクターとか、顔に十字線のキャラクターとかを書き足していくんですけれども、
一番簡単な状態はまずコマ枠とセリフだけみたいな感じで、
ドラえもんの1話分、大体10ページ前後のものが多いんですけれども、10ページくらいのドラえもんの1話分を
03:01
ネームの状態で書き写していくんですね。これをネーム模写って僕は呼んでるんですけれども、
これを2、3話くらい今やったんですよね。ドラえもんの単行本から抜き出して。
これで本当に気づいたんですけど、ドラえもんはめちゃくちゃすごいですね。
ネームの時点でめっちゃ面白いんですよ。 よく漫画はネームが大事って言うじゃないですか。
もちろん絵の上手さとか、いろんな要素があるんだけど、
大体の漫画家さんはネーム作るのが本当に大変で、ネームができたらあとはもう楽みたいなことを言われる人が多いんですけれども、
やっぱりネーム模写をしてみて、それがすごい分かりますね。
枠線とコマ枠とセリフだけを書き写していくんだけど、その時点でめちゃめちゃ面白いんですよ。
本当に構成がしっかりしているというか、話の枠組みがすごい基礎に忠実というか。
ドラえもんの話を分析したことがある人は分かると思うんですけども、
本当に起承転結という話のフォーマットに本当に忠実に作られているなというのが、分析してみるとよくよく分かるんですよね。
模写って本当にすごいですよね。模写をすると理屈を超えた感覚的な部分の作者の技術がインストールできる感じがするんですよね。
これは音楽もそうだし、絵の世界もそうなんだけど、どんな分野でもありますよね。
文章も社協するといいよとか言うじゃないですか。
文章も社協するといいっていうし、あと英語学習もね、シャドーイングって言ってね。
シャドーイングっていうのは、まんま元の人の音声をそのままなぞっていくような、絵でいうところのとりあえずみたいな感じなんですけども、
やっぱり英語までシャドーイングするとね、すごい発音とかを余計なことを考えなくても、何か真似して学べるというか、そういう感じなんですよね。
だからね、本当に模写ってすごいんですよ。
だから言語化できない、すごい深い学びを得てるんですけども、それを今あえて言語化してるんですけども、
言語化するのもすごい大事なんですね。自分の中でふわっとしたことを言葉にすることによって、また自分の中で再認識できるので、
学びを言語化するのは非常に有効だと思いますので。
これを聞いているあなたもね、積極的にラジオトークで学んだことをね、発信してみるといいと思います。
話は逸れてしまったんですけれども、模写はすごいという話ですね。
あとね、ドラえもんの構成って本当にすごいんですよ。
10ページの読み切りですよ。10ページの読み切りでちゃんと1話完結で話が進むって、相当な技術が必要だとは思うんですよね。
06:08
要はそのコチカメの話とかもそうだし、ブラックジャックとか、なんか手塚治虫さんのブラックジャック、藤子役先生のドラえもんとか、あとね、秋元治虫さんでしたっけ、ちょっとすみません、名前間違えたらすみません、コチカメのね話とか。
長期連載かつ1話完結って毎回新しいネタを考えなきゃいけないから、ある意味その連載物よりも、連載物っていうのはその話が続いていく物語よりも結構ね大変らしいんですけども、
それをさ、ドラえもんってさ、もう10ページぐらいのさ、ページ数の中にちゃんとさ、1つの物語が、新しい道具が出てきて、ちゃんとお話しとして面白くてっていうのをずっと続けてたっていうのは、やっぱね、すごいことなんだなっていう風に思いましたし、それをね、ネームを抜き取って分析してみたら、
やっぱね、ほんとにね、話作りがね、しっかりしてますね。
起承転結っていうね、枠組みがね、あるんですよ。まず、当たり前ですけどね。起承転結、まあよく言われてますけど、まず最初に、あのー、起、物語の始まり、大きな枠の起承転結っていうのがあるんですよね。あの、大枠の起承転結。
この起承転結の起っていうのは、まずその、のび太が何か困ったことが起きます。
例えばジャイアンとかスネ夫とかにいじめられて、丸々ができない、悔しいみたいな感じの始まりがあって、でドラえもんに、こんなことがあったんだ、ドラえもん助けてみたいな感じで、これがいわゆる起承転結の章の部分ですね。
でドラえもんが、ああそうなのか、じゃあこういう道具があるよみたいな感じで、もう道具をパッと出すんですね。
でこれが問題の定期と問題解決っていう感じのフェーズでもあるんですけれども、そこで章の段階でドラえもんが道具を出して、こんな感じで使えばいいんだよっていう感じになります。
で次のフェーズ10ですね。10のフェーズで実際に道具を使うんですね。で道具を使ったりして、で、あのー、なんだけどこの10のフェーズで、そのドラえもんが紹介してくれた使い方じゃない使い方をしちゃうんですよね、なんかいろいろあって。
でそれで10のフェーズで、ちょっとその本来の流れとなんか違った感じになってしまって、で、まあ例えばジャイアンに変な使い方されてしまったりとか、あとのび太が悪事を働かせて、あのちょっとなんか応用した使い方をしてしまったりとかして、とか、あと他のキャラクターのび太のママとかパパとかが、あのー、よくわからずにこう道具に触ってしまって、とんでもないことが起きてしまって、みたいな感じで、
まあその起承転結のショーの部分でドラえもんが本来の使い方を一回提示してくれているんですね。で、それで、あ、これでいいんだみたいな感じになるんですよ。で、そのさっき言ったように10のフェーズで、そうやってあのちょっと応用的な使い方をして、なんかあのその道具が暴走してしまうみたいなことが起きて、うわー困ったみたいな感じになって、で、決断フェーズでそれが解決して、あのー
09:18
一見落着、ちゃんちゃんみたいな感じですね。まあそういう感じの、まあ大体のフォーマットあるでしょう。えー、大体のお話がそんな流れなんです。基本的な流れ。で、
さらにドラえもんのすごいところは、その大枠の起承転結っていうフォーマットがある中で、さらにその中に入れ子構造的にちっちゃな起承転結が入っているんですよね。
だから起承転結の木のフェーズに、そこがまた一つの起承転結になっている感じですね。 だから起承転結の木の中に4コママンガが入っているんですよね。
だから、で、章のフェーズにも4コママンガが入ってて、で、転のフェーズにも4コママンガが2、3個入ってて、で、結のフェーズに4コママンガが2、3個入っているみたいな、そんな感じですね。
だから、あのー要はストーリー4コマってあるじゃないですか。4コママンガが何本もこう連なっていて、それがなんか結局ストーリーになっているみたいな、そのいわゆるストーリー4コマみたいなことを
ドラえもんの話の中でやってるんですよね。 しかもそれが4コママンガだと気づかれないような感じで、ちゃんとお話が続いた上で
ストーリー4コマになっていて、それが結果的に10ページの1話完結の漫画になっているっていうね。 これはね、なんかね、分析してみてすごいなというふうに思いましたね。
はい。
なんかね、手塚治虫さんの漫画の書き方っていう本、僕読んだことあるんですけども、その中にね、あのまずは
初心者4コママンガから始めなさいみたいな話が書いてあって、4コママンガをたくさんこう
つなぎ合わせれば大きなストーリーマンガになりますよみたいなことが書いてあるんですけど、まさにね、あの
藤子不二夫先生はね、それを忠実に守ってるんじゃないかなっていうふうにね、あの思わされましたね。 だから手塚治虫さんの漫画、手塚治虫先生の漫画も分析したら多分
同じような構造になっているのかもしれないなというふうに思いました。 はい。ということでですね、今回はですね、ネーム無写をして見て気づいたドラえもんの凄さということでお話ししてみました。
まあこの話、誰が興味なのかわかんないですけどね。 ちょっと自分のね、あの
学びをアウトプットしたくて話してみました。 聞いてくれる人いるかどうかわかんないんですけれども、聞いてくれた方いらっしゃいましたらありがとうございました。
はい、ということで今日も良い一日を過ごしていきましょう。 それではさようなら