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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は、111回Canva→GoogleKeep→Googleドキュメント→NotebookLMでフレームリーディングへの道を開いてみたというタイトルでお届けしたいと思います。
年末年始からお正月にかけて、ずっとリラックスして休養にあてていて、そして修行式が始まって、ぼつぼつ起動という日を迎えました。
今度、心をやるんですけれど、そのことについて、チャレンジしたことについて語りたいと思います。
これは高校2年生の小説心なんですけど、これ何回も何回も今までやってきて、いろんなことを試してきまして、今回特殊な形でやっていこうと思いました。
前半は、なんと、本当にね、悪魔に魂を売り渡して、悪魔に魂を売り渡して、なんと、もうやってはいけない、最もいけない手法をやってみました。
それは、生徒に問題をね、棒線を引いて問題を解かすという授業をやってみたんです。最悪でしょ。
先生が問いたい問い、この部分を問いたいというところに棒線を引いて、番号をつけて、問いを立てて、それを生徒に考えさせて、答え合わせする授業というものです。
本当に退屈な授業なんだけれど、どうしてこれをしようと思ったかというと、うちの学校の生徒は問題を解くということにすごくチャレンジ精神と楽しみを持ってやるみたいなんですよね。
こういう生徒に初めて出会いました。
だから問題を解いて、それがもしちゃんとした正解だったって言ったら、すごく達成感を覚えて、どんどんそれをやりたくなるっていうようなゲーム感覚なんでしょうね。
その問題が正解したことによって、すごく優越感を得るっていう、それが動機づけになっているような生徒なんですよね。
私がよく優劣を問題にしないでとかいうような話をぶっ飛んで、優劣を問題に従う生徒たちなんですよ。
国語の授業っていうのは、回答の仕方が何種類もあるので、彼らにとっては非常に達成感を得にくいジャンルであるわけですね。
だけど、中学生を教えていても、答えがあったって言ったらすごく喜んで、次にチャレンジしよう、チャレンジしようっていうふうに、ゲーム感覚でチャレンジするので、高校生にもやってみました。
おまけに、二学期の後半は記述力を鍛えるということで、記述を鍛えるということを兼ねてやったんですけれど、
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特別進学コースの生徒なんで、一生懸命ついてくるわけですよ。
だけど、やっぱり退屈そうにしている子もいたり、それから賢い子は、頭がすごく回る子は、先生の用意した回答に近づけているとかいう批判的なことを言う生徒もいて、
素晴らしいなぁと、さすがだなと、そういうことを批判するっていうこと自体が私の狙い通りということで、ちゃんと取り組むには取り組んだけれど、
そういうふうな一問一答式の授業、答え合わせする授業っていうことについて、テストで点を取れるからいいんだけれども批判的な生徒が誕生したっていうような授業をやりました。
でも私にとっては、いろんな生徒の力量とかそういうものが測れたのでよかったし、テストがとてもよくできていたので一定の理解ができたのかなと。
そして何よりも心っていうものに対して地ならしというか、土台ができた。理解の土台ができたということで、いよいよ心はだんだん過境に入っていくところで、精神的に向上心のないものはバカだっていう例の有名なセリフを
私っていうね先生イコール私が剣に投げかけるっていうところで終わりましたので、後半戦はがらっと趣向を変えてフレームリーディングにしようと思いました。フレームリーディングっていうのは何かっていうと、読み方、枠組みを与えていろんな価値観でその枠ができているわけですけど、物語の枠がね。
そのいろんな価値観っていうフレームを与えて小説とか説明文とかを切り取っていこうっていうそういうふうなものなんですけど、ちょっと詳しく知りたい方は是非是非検索してみるといいと思うんですけど、私は本格的には勉強していないのですぐにアマゾンで書籍をポチって勉強するつもりでいますが、そのフレームリーディングっていうのをやろうと計画しました。
で、それも先生が枠を与えたんじゃ面白くないと思うので、今まで二学期やってきた今までの心の気づきや感想、そういったものを全部ね、ワークシートに書いてもらってそれを回収して、手で書いた方が正当いい場面があるんですね。
その時時間もなかったし、手で書いた方がいいだろうと思って、ちゃんと直筆で書かせたわけですね。それを今手元に持ってるんですけど、それを今日全部音声変換でデジタル化しました。
で、キャンバーっていうホワイトボードキャンバーのホワイトボード機能を使って付箋に1枚ずつ書いていって、その1枚ずつ書いた付箋のものをちゃんと分類してもらったんですね。
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そうしたら、人間関係のカテゴリーができたり、恋愛のカテゴリーができたり、それからその他のカテゴリーができたり、友情のカテゴリーができたりして、キャンバーは生徒の書いた一つ一つの感想を上手にカテゴライズしてくれました。
これはこれで授業で使ったらいいなと思うんだけれど、その次にキャンバーのこのテキスト化を全部取り込んで、それでGoogleドキュメントに貼り付けたかったんですね、分析させるために。
どうしようかなと思って、最初からGoogleドキュメントで音声入力したらよかったなと思ったんだけど、ちょっと後の祭りということで、とりあえずキャンバーのホワイトボードのデータをPNGという画像ファイルでダウンロードしまして、そのPNGの画像データの文字をなんとかしてテキスト化したかったわけですね。
私はGoogleキープっていうのを使ってよくテキスト化させるんですけど、そのGoogleキープに貼り付けてみたらテキストを抽出ができました。
そのテキスト抽出を全部コピーして、今度はGoogleドキュメントにペーストしたんですね。そしたらGoogleドキュメントの中にバーっとテキストが入りましたので、それでちょっとこう乱れたところを整えまして、Googleドキュメントで生徒の気づきや感想をテキスト化することができました。
この後どうしたかっていうと、ノートブックLMにそのデータを読み込ませたんですね。そしてノートブックLMにフレームリーディングっていうものの手法について、チャットGPTにいろいろ応答しながらフレームリーディングの手法っていうものを出してもらったんです。
簡単に、しかもマークダウン方式でお願いしますっていうことで。ということでチャットGPTに応答したフレームリーディングの手法を読み込ませて、生徒の気づき感想とフレームリーディングの手法のデータを合わせて、こういうふうに命令しました。
あなたはプロの国語教師です。フレームリーディングの手法というソースを参考に、生徒の気づき感想のデータを読み込んだ上で、どのようなフレームイコール思考の枠組みが考えられるか10個出してください。お願いしたらさすがにちゃんと出してくれましたね。
10個提示します。まず、自己と他者の価値観の対立。2番目、道と恋の二律背反。3番目、友情と恋愛の衝突。4番目、自己矛盾と自己認識の変容。
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5番目、恩と裏切りの認識。6番目、社会的な価値観と個人の感情の乖離。近代社会における個人の在り方を問いかける。7番目、自己の弱さと向き合う。8番目、正直さと欺瞞。これはエゴイズムにも関係すると思うんですけど
9番目、近代における個人の迷い。これは近代社会における個人のアイデンティティの危機を象徴していると補足がついてますけど、10番目、物語の語り手視点。ということで、生徒の気づき感想に枠を
かなり具体例として枠を与えることができました。なので、心の後半戦はこのフレームを提示して、自分が興味関心のあるフレームでこの話を分析してみようというような流れでやってみようと思います。
ただ、後半を全員で読んでないんで、後半はザーッと読んでみて、それで個人作業にしていって発表にするか、グループ組んで発表にするかのどっちかになるんじゃないかと思うんだけれど、できるだけ個人がやりたいフレームを選ばせて、それでレポートをしてっていうことにしようと思っています。
最初からこれ全部このフレームを出しちゃうと、生徒の考える力をなくしちゃうので、最初はノーヒントでフレームを考えてごらんっていう風にして、たぶん5人か6人ぐらいはフレームを持っている子がいるんですよ。
そのフレームをどんどん出させて、途中からこのノートブックエリアが吐き出してくれたフレームをできない子に具体例として提示して、とにかく自分が考えてみたいこのフレーム、枠組み、それでこの心っていうのを切ってやっていこうと思います。
そうすると批判的、多面的に読むことができて、さらに深く心を読むことができるんじゃないかと思います。
心っていうのは、やっぱり夏目漱石が書いたものだけあって、いろんな切り取り方、いろんな構造が入っているし、ものすごく深くて重層的で、多様な読みを可能にすると思うんですよね。
一つの枠で切っちゃうと、やっぱり心っていうものの面白みがなくなってしまうので、昔は一つの枠組みで切った方が生徒が分かりやすくてよかったなっていう生徒実態もあったんだけれど、今回はそういった複数の枠組みで、割かし個別最適化学習みたいな形を取ろうかなと思っています。
これも、やっぱり生徒の気づきや感想を吸い上げて、AIが分析してくれた枠組みっていうので、ものすごく効率化ができて、本当にAIって便利だなと思いましたね。
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ということで、今日は思いつくまましゃべってしまったので、まとまりがなかったと思いますが、心の後半戦についてのアイディアを得ることができました。
それでは、今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。