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2024-12-15 10:38

087 何で教育現場がこんなに忙しくなったのかをまたまた語る

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AI活用の勉強をしていて、ふと、そういえば、3年前まではAI活用なんて存在しなかったな・・・と思ってから、なぜまたこんなに忙しくなってしまったのか、語りたくなりました。

#働き方改革 #カリキュラムオーバーロード #学校の先生 #ブラック部活 #教員調整手当

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皆さんこんにちは、今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は土曜日に私が開催する、今日も明日も授業道オンライン交流会のAI活用についてのスライドを作っていました。
AI活用について、今まで行き当たりばったりでやってきたような感じがするので、ここで一気にいろんなことを自分の中で整理しようと思って、いろんなことを考えて
いろんなことを肉付けしながらスライドを作っていったわけですけど、作り終えてふと思ったんですけど
そういえば、AI活用って3年ぐらい前は何も言われなかったなと思って、そこからいろんなことを思い出しまして
よく考えたら、ここ15、6年ぐらい前から、日本の教育界は総合的な探求の時間の導入から始まって
課題発見、解決学習、アクティブラーニング、それから地域連携、ICT活用、主権者教育、道徳教育、オンライン授業、アントレーナーシップ教育
そしてAI活用というように、どんどん取り組むべきことが大量に降ってきました。
さらに学習指導要領の改定もありまして、学ぶべきことが増えたり、細分化されたりと非常に複雑になってきています。
そこについて、2年前にAIが登場したということで、教育界ではAI活用、AI活用ということで
さらに取り組むべきことが増えたという形になったなというふうに振り返りました。
だから現場がすごく多忙化してしまっているわけなんですよね。
そのことについて、やっぱりもう1回考えたいなと思っていたところにニュースが入りまして
学校の先生の給料を増額してくださいというふうに、自民党の匿名委員が条件なしで首相に提言したというニュースが
Yahoo!の方から流れ込んできました。
今、教員調整手当が4%なんですけど、それを文科は13%に増額しなさいというふうに求めているわけですけど
財務省はそれはちょっと無理だから、残業時間をあなたたちがギュッと減らしてくれるんだったら
10%にしますよというようなことを交渉していたわけですよね。
だけどその残業時間縮減という条件をつけないで、もう10%以上引き上げてくださいよというようなことを
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首相にお願いしたというニュースが流れてきまして、政府内ではいろいろ意見が出ているということなんですけど
あんだけたくさんの取り組みがあんなに降ってきたら、それは残業せざるを得ないですよね。
もう大量の文書が降りてきて、その取り組みが降ってくれば降ってくるほど
大量の文書が降りてきて、それに対して答えないといけないという仕事が発生するじゃないですか。
取り組みなさいと言われたら、文書でその取り組みについてどう取り組むかを考えて会議に諮って
いろんな人とすり合わせしながら修正していきますよね。
それで各学年におろしてどういうふうに取り組みましょうということでやっていくわけだけど
行事計画とかいろんなことのスケジューリングとかをまた見直ししないといけないわけですよね。
ということで現場は大量の仕事が降っちゃってるので、残業せざるを得ない。
もし残業するなって言うんだったら、もう何もできないと思うんですよ、本当に。
なのでしょうがなしに現場の先生は、しょうがなしに生徒のために残業をしているわけですよね。
まさにやりがい搾取というような言い方をよくされますけど、
本当に生徒のために自分たちの時間を投げ打って教育のために頑張っているわけですけど、
それに見合う対価が出ていない、残業代が出ていないという、そういう条件なんですよね。
だからどうしてこんなことになっちゃったのかなって、前の配信でもお話ししたのにまだ考えたくなって、
今度はジェミニっていうGoogleのAIにお尋ね申し上げました。
そしたらやっぱり当たり前のことなんですけど、グローバル化、情報化が進んだ上に、
少子高齢化という素晴らしく重たい問題が日本にありまして、
もう様々な課題を解決しないといけないという、本当に殺菌の見えない、
非常に課題解決の力が求められる時代に突入してきたので、
もう教育も先の見えない社会に、やっぱり課題を発見し解決する力を身につけさせなくてはならないので、
総合的な探求の時間は絶対やらないといけないんだろうと。
各教科でも探求的な課題発見解決学習をやらなくちゃいけない。
そして地方でも格差ができてくるので、地域と連携して地域が元気になるような、
そういう人材をしっかり育てていかないといけない。
世界がグローバル化していて、さらにほとんど情報化社会が急速に進行していく中で、
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ICTを活用することのできるスキルを持った人間を育てるのは当然のことだし、
それからもう従来のモデルでは行かないわけで、従来の生き方では行かないわけだから、
新しい考え方を持った、そして新しい価値を生み出すような、
そういう起業家精神を持った人間を育てないといけないから、
アントレナーシップ教育をやりましょうみたいな話になるし、
直近ではAIができたから、AIを活用しないと立ち討ちできないということで、
AIを活用しようという風になっていったりとか、
全てはこの世の中が高速に変化して複雑多岐になって、
先行きが不透明になっているということからの影響が強いんだということが、
ジェミーとの対話で、そう思ってたけど余計に、確実にそこがポイントなんだろうと思いましたね。
そういうことでも、この過重負担からは逃れられないということが、
私の中でも、これは過重負担感は逃れられないなというふうに思ってきました。
じゃあどうやって解決していこうかということなんですけれど、
とりあえず、スクラップ&ビルドで無駄なことはやめてほしいんですよね。
文章を書く無駄をなんとか、どうでもいいような文章を無しにしてほしいし、
当然ICTで自動化してほしいし、あと何が無駄なんだろうね。
学校の裁量に任せてほしいですね。
学校によってはこの取り組みがいるけど、この取り組みはそこまで緊急性がないとか、
制度自体が全然違うんだから、学校にノーターを任せてほしいんですよね。
全人口だったらやっぱり地域の子が多かったし、地域で生きていくっていう子が多かったので、
地域連携をしっかりやって、ICT大好き子が多かったからICTの時間もガツッと増やして、
その学校の使命に応じてガッツリカリキュラムを思い切って改変できるような、
そういう幅を持たせたカリキュラムを校長先生ができるようにしてほしいですね。
文化の求めるスタンダードをそのままやるんじゃなくて、
その学校で育てたい生徒像も明確になってるわけだから、
それに合わせてどんどんいらないものはスクラップして、
その生徒に合ったものを集中的にやっていくっていうふうな形にしていってほしいと思いますね。
さらにはやっぱり放課後の一番問題は部活指導だと思うんですよね。
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やっぱりこれも時代の流れによって部活動で活躍しているということが、
学校の魅力化に貢献しているという図式ができてしまっている以上、
やっぱりその学校の魅力化に部活動での成績がリンクしてしまっているから、
どうしても受験の大学合格率と同じように部活動の成績が、
その学校のステータスに関係しているという図式があるわけで、
それを何とかしていくようにするか、
もう地域あるいは社会活動に全部任せちゃうというふうにしない限りは、
もう打つ手がないんじゃないかと思うんですよね。
だからどこかで誰かが抜本的に決意して改革しちゃうということをしないといけないと思います。
だから学校と部活動をある程度うまく切り離して、
そこを上手に仕分けしていくということをしない限りは、
学校現場の慢性的なカリキュラムオーバーロード状態というのは、
なくならないんじゃないかなと思っていますね。
ということで、ちょっとあまり話すと長くなるので、
今日はここまでにしたいと思います。
またこのネタはいろいろと語っていきたいと思います。
聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
10:38

コメント

遅いレス・・・すみません(汗  LISTENに通知を付けていないので、発見できないのか・・・・(汗 神戸の情報は職場でも話題になっています! これを皮切りに一気に進むのでは・・・と期待していますが問題も出てきそうです(汗

わたしも通知はほとんど読んでないですが、自分の配信をアップする時にハートマークが付いているのでそこから追ってます。 その代わりに地域の活動団体まとめを作るとのことですが文化部の活動団体はどんなところがあるのか、とくにプログラミングみたいなことをする団体は登録するのかは気になります。

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