2020-04-14 19:09

第31回 即効性アリ?成績が伸び悩んだ時の学習法(算数)

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前回の国語に続き、今回は算数編になります。大きく分けて「テストの時間の使い方」「テスト直しのやり方」「算数が苦手の人へのアドバイス」という3点からお話していきます。いつもよりも少し長めですが、必ず効果があるはずですので、最後まで是非お聞きください。 
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こんにちは。年間指導時間2000時間のプロ家庭教師☆直希先生が教えるここだけの勉強メソッド。
今回も前回引き続き即効性アリ?6年生で成績が伸び悩んだ時の学習方法)算数)についてお話ししようかなと思います。
それではやっていきましょう。
まず、成績が落ちると自信をなくしますよね。自信がないからますます成績が落ちる。こうなるともう最悪です。
この悪循環に落ちる前に、すぐに成績アップにつながる3つの方法を紹介しようかなと思います。
1つ目。ケアレスミスをなくす。毎年入試期間中に1点の重みを嫌というほど感じます。
合格最低点とその差が1点から5点の生徒が結構多いんですよね。点数が開示される学校も増えています。
10点は離されてはいけません。この1点で泣きを見るんです。人生が変わるかもしれないのです。
計算ミス。ケアレスミスなんですけれども、それも一言に言っても大門の途中過程でのミスどころか、独立した計算問題でさえミスの克服ができていないのが現状です。
偏差値62以上の最上位クラスでも、入試を間近に控えた12月で3割の生徒が計算問題で1問以上ミスします。
偏差値50前後の中位クラスだと9割の生徒が偏差値40代のクラスでは全員の生徒が1問以上ミスします。
ですから日々の計算練習を続ける以外にもお子さんにミスは必ず起きてしまうという自覚をもたせ、テスト中にチェックすることを必ず意識させてほしいかなと思います。
まずは独立した計算問題を全問正解するところからやってみてください。
すると計算問題に対する意識が変わって、日頃の計算でも計算の過程で自己チェックが働くような感じになります。
例えばここで素数、分母に17が出てくると嫌な感じだなと。
あ、でも約分できたから分子に51が出てきた。いいな、そういった感じですね。
それではキャラレスミスをなくすために、もしでは何をすべきか見ていきましょう。
テスト終了5分前は新しい問題には手をつけず、題問1、計算問題の見直しをするようにしましょう。
たったこれだけのことです。しかし守れないんですよね。逆にこれを素直に守ればかなり有利になります。
偏差値アップの秘訣というのは、テストの題問の1番、2番の基本問題を正解することです。
題問の1番というのはほとんど計算です。視点終了5分前には新たな問題に手をつけないようにして、もう1問題問の1をしっかりと解くようにしましょう。
そして逆算は必ず当てはめて健算することも大事です。
面倒なんですけれども、時間にしても1問30秒もかかりません。5分あれば計算はすべて見直せるはずです。
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見直しの時間が思うようにとれていない時でも出てきた答えの数字が汚くて、例えば分数の分母が3桁になってしまった場合とか、自信が持てない問題だけでも健算をしてみてください。
ここを落としたら絶対にダメです。ですから終了5分前の合図でテストの1ページ目に戻りましょう。
題問2話も同様に残りの5分で問題に書かれていることを答えているかチェックしましょう。体積なのか表面積なのかもちゃんと聞かれていることを答えていますか?
そういった話ですね。単位も必ず確認しましょう。速さの問題の時は時速なのか秒速なのか距離はメーターなのかキロメーターなのか。
そのために問題文は2回読むこと。大事なところに線を引きましょう。
また再発防止のためにテストの振り返りの時にどういう問題でミスが多いのかを書き留めておきましょう。
例えば計算問題であれば数字にゼロが入っている時にミスをしやすいなどと、自覚できるかどうかがポイントです。
弱点が分かれば次にゼロが多い計算を解く時に心構えが違います。
もしの計算問題は大体1問5点です。偏差値で言えば1.6ぐらい上がります。2問で1点、3.2ぐらい上がります。
3点に上がると志望校も変わります。有志では募集人数の少ない学校でも一定に30人は入ります。
算数では1問1点ということはないので1問合比で必ず100人近くの順位が変わるかもしれません。
計算ミスで5点、問題で読み間違えで5点、今まで落としていた点数を取り戻しましょう。
試験終了5分前の時間の使い方を絶対に間違えないようにしてください。
続いてテスト直しを行うという話をしていきます。効率よい勉強方法はありませんかと相談を受けることがよくあります。
学問に王道なしというように楽して美味しい結果を得られるということは実際の社会生活でもほぼないですし、
実験勉強でもないです。しかし成績アップのための近道という意味ではテスト直しは有効な手段です。
分かってはいるけど塾の宿題を始め、次回のテストに向けての勉強が忙しくてテスト直しまで手が回らないという声もよく聞きます。
そこで私は次のように話していきます。
受験勉強を足した一問でも直しができればいいと考える。当然何もしないよりは一問でも直しができればいいはずです。
ポジティブシンキングは合格へのコツです。
優先順位をつける。例えば土曜にテストがあったら、当日または翌日までに語句は漢字語句の直しをする程度にとどめましょう。
2者は模範回答、解説をよく読む程度にします。それは算数の直しに時間を割くためです。
全科目丁寧に直しをできる人はそうはいません。
テスト結果が出てきたら算数の直しをすると決めましょう。
時間があったら直しをしようと思っているとなかなかできません。そこで直しをする日曜日を決めましょう。
例えば授業のない火曜日にあるとか、スケジュールをあらかじめ決めてしまいましょう。その日はテスト直しを優先します。
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算数は正当率で直しをする問題を決める。どの辺りまで直しをするのかは、塾の先生とか家庭教授の先生に確認してみましょう。
およそ上位クラスでは正当率30%以上、下位クラスでは正当率50%以上の問題の振り返りをすればいいでしょう。問題数で決めるのも一つの方法です。
間違えた問題で正当率の高い方から5問とか6問にします。
あまり時間をかけない。30分以内で終わらせるようにしましょう。時間がかかると続きません。1回あたりをコンパクトに終わらせて継続してください。
満点を取れるようになるまでテスト直しをすることは一見素晴らしいようですが、中学受験ではナンセンスです。すぐに考えを改めてください。
正当率が高い問題で解説を見てもわからないときは質問をする。正当率の高い問題でつまずいているときこそ、ちょっと聞けば疑問が解けることもあります。
こんな問題を質問したら恥ずかしいなぁと、そういった気持ちは捨ててください。質問しないでズルズルいく方が恥ずかしい結果が待っています。
そもそも教えることを職業した僕ら先生たちなので、質問に来るのはやる気がある証拠です。
先生からしてみれば質問ができることは実は嬉しいことなんですよね。よく考えた上で質問であれば、そんなものは大歓迎しています。
続いて算数のテスト直しをする上で実践的な進め方について述べます。まず何も見ないでやってみる。ケアレスミスの可能性もあります。
まず回答とか解説を見ないでテストの直しをしてみましょう。当然直しするのは正当率で区切った問題に限ります。
そして丸付きをしてみて、ここで正解ならOK。まず7番へ進みましょう。
回答解説を熟読する。回答解説をまず読まずに、すぐに人に頼ろうとする生徒います。しかし試験会場では一人です。
自分の力でできることは自分でやりましょう。これは非常に大事です。自分で解けない問題や回答解説を見てもわからない問題は誰でもあります。
そこですぐに親御さんに聞いたり、塾や家庭教師の先生に聞いたりするのは望ましくないです。逆に言うと親御さんも適度に指示などを出してあげるようにしてあげた方がいいかもしれません。
乱暴な言葉になりますが、たまには突き放すくらいの場面があってもいいでしょう。最終的に入試会場では自分一人だけの力で問題を解かなきゃいけないです。
例えば家庭学習での問題の間違い直しをする際も、解説の一行目を読んで、解法の着眼点とか方針、図、表などの方向性が見えたら、その後は解説を閉じて自分一人でやってみよう。
安易にすぐに手を差し伸べるということは長い目で見るとマイナスになります。しかし正答率が自分のクラスのレベル、解けないレベルの問題ですよね。
それを言った問題が出てきた場合は必ず質問しましょう。
続いて、回答解説を一度閉じて解き直しをするという話をしていきます。
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回答解説を丸写してもきっとまた同じ間違いをするでしょう。一度回答解説を閉じてから再チャレンジしましょう。
自分の頭にインプットした後、再びアウトプットするというプロセスが大事です。
回答を見ながら赤ペンで回答、解説を写すことは勉強ではないです。それは作業です。今すぐやめましょう。
回答解説を閉じて自分の頭でノートに書いていくことが勉強なんです。
それでもできなかった問題は特別な印をつけましょう。
回答解説を読んで理解できた問題でも、回答解説を閉じた状態ではできなかったり、
翌日に忘れてしまうような問題こそ差がつく問題です。
そのレベルの問題を広告することが成績アップの第一歩です。
日々の勉強でもテキストに間違えた回数をわかるように付箋で貼ったりしましょう。
この弱点問題の洗い出しが夏休みとかそういった長い休みの時に復習するとき、
そして入試問題、そういった直前の復習に絶大な効果があるんです。
できれば、もしの前の週など、印がついているところだけの問題だけでももう一度やり直しましょう。
テスト直しを行う際にはノートをどういうふうに使えばいいのか、そういったお話をしていきます。
タイトル、日付をしっかりと書く。
基本的なことなんですが案外できていません。
後から見返すとき、先生がチェックするときに便利です。
すべてはここからがスタートです。
これを自然とできるかできないかが成績の伸びに比例するケースも多く見てきました。
次回の目標、または目標点を書く。
有言実行は合格への秘訣です。まずは宣言しましょう。
そうすることで現実へと近づいていきます。
理想の自分をイメージすることはとても大事です。
しかし、実現不可能な目標はストレスを生みます。
短期目標と長期目標の二段構えがいいでしょう。
長期目標は全国一位でも構いません。
しかし、短期目標は実現可能なレベル、計算問題を全問正解するとか、
そういった程度に抑えておきましょう。
小さな成功体験が大きな成功体験へと繋がるんです。
間違えた問題を書く。
間違えた理由を書くのは非常に良いことです。
そうやって一つの自分の弱点を潰していきましょう。
計算ミスで片付けることなく、どういう計算ミスをしたのか、
今後どうすれば防げるのかなどを検証しましょう。
そのテストの時の悔しい気持ちを書く。
今回の失敗は次回に貸そう。次は絶対にミスらない。
テスト直後にはこう思っていても、次のテストでは絶対忘れません。
それが普通です。
ですからテストが終わってすぐに自分の気持ちを書き留めておくのがいいかなと思います。
次のテスト前にもう一度読み返し、同じ間違いをしないようにしましょう。
図はなるべくフリーハンドで書く。
特別な指示がない限り、線分図、面積図表、グラフなどをフリーハンドで書くことは算数の基本です。
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4年生5年生から意識してやっていないと、短期間でそういったスキルは身につきません。
普段のテストも実際の入試でも試験会場とかね、
時間内に定義を使って丁寧に正確に解いている時間はないです。
方眼タイプのノートを使って、普段からフリーハンドで書くようにしましょう。
問題をコピーして貼る。非常に手間がかかりますが、せっかく作った弱点ノートです。
繰り返し使わない手はないです。
その時、問題までノートに貼っていると便利ですよね。
細切りの時間にも復習できます。
続いて、算数が苦手な人へのアドバイスをしていきます。
ここまでは、算数の成績を手早く上げるために、ケアレスミスを流す。
テスト直しを行う。そういったポイントを抑えました。
最後に、算数が苦手な人に対する克服のためのアドバイスをしたいなと思います。
算数攻略のポイントは、欲張らない。範囲を狭めて繰り返しです。
欲張らない、これはテキストもテストも全部やって理解しようとしてはいけないということです。
タイムイズマネー。優先順位を決めましょう。
次の範囲を狭めて繰り返しですが、5年生までの勉強はコーナス勉強法でなんとかなってきた人もいると思います。
宿題はするが見直しはしない。問題の解き直しは回数を見ながら1回だけやっただけ。
このコーナス勉強方法で6年生は通用しません。
ノートのヒントやテキストを見ずに自分の力だけで解けたか、解けなかったら印をつけてもう一度解こう。
そういった勉強が大事です。裏覚えや点数が取れないようにテストはできています。
続いて実際の例を挙げてみましょう。算数以外の偏差値は高いのですが、
算数は偏差値50台。算数が苦手な上位クラスに在籍する女の子へのアドバイスです。
1つ目。塾のテキストをしっかりとやる。
基本問題である例題を素早く正確に答えられるように繰り返すこと。
宿題も基本問題をしっかりと定着させることを大事とし、
授業でやっていないような応用問題には手を付けないようにしましょう。
2つ目。位置が完璧になったら演習問題を増やす。
基本である例題の数字の変えの問題を解いていて体に覚え込ませます。
苦労ようですが、数学に、算数に苦手意識を持っているうちは応用問題をやる必要はないです。
そして計算問題も時間をはがって1回で必ずできるようにしましょう。
緊張感を持って挑むのがポイントです。
テストでも前半の基本問題に注力し、確実にとれる問題をとっていくべきです。
応用問題をやるよりも、基本問題の見直しに時間を充てることが大事です。
応用問題に挑むのは、クラス平均を超えて、算数に自信を持てるようになってからでも十分です。
それまではこの勉強方法がベストかなと思います。
では、基礎クラスに在籍している生徒へのアドバイスはどうでしょうか。
数年前の話になりますが、一生懸命苦手な算数を克服して第一志望を合格した、
そういった生徒のことをお話しします。
この子は国語がよくできました。偏差値50台常に持っていたと思います。
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しかし、算数は偏差値30台でした。国語ができるのに家庭学習は国語ばかりやってしまうでしょうね。
本が読むのが好きなので、暇さえあれば読んでいたかなと思います。
算数ができないからなのか、嫌いなのか、勉強時間はすごく少なかったんじゃないかなと思います。
そこでご本人とご家庭の人とじっくり話して、算数が軌道に乗るまでは国語の家庭学習をやめさせました。
絶対に志望校に受かりたいという意志を確認して、しっかりと話し合っていきました。
算数から逃げないということを約束しました。
この子は良かったという点は、算数以外のところの計算ですよね。
この計算の部分はすごい正確でやったというところかなと思います。
非常にありがたかったかなと思います。
ケアレスミスはありましたが、まずこの計算力に目書きをかけました。
全国模型でも何でも絶対に計算ミスは許さないということを徹底しました。
次にここが得意だったのもあって、算数の文章問題、いわゆる特殊算について苦手な算数の中でも何とかなりました。
パターンがあるので暗記に近かったんですよね。
基本練習の反復、この反復ですよね。線分図、面積図は必ず書かせました。
軸のテキストで言えば基本問題まで、全国問題は全国模詞では大文の1番と2番、3番以降というのはカッコの1だけを解くように示しました。
最後まで手こずったのが平面図形ですよね。立体実験も含むんですけども、基本的な公式を覚えようとしないのが1番ネックなところでしたね。
算数では必ず覚えなきゃいけない公式があります。
5年生の1学期には円周率ですよね。長期計×3.14とか、円の面積の公式、半径×半径×3.14を習います。
問題によっては両方の公式に使い分けなきゃいけないんだけども、その人の場合はごちゃごちゃになってましたね。
その時の気分で頭に浮かんだ公式で解いていくんですよね。
計算力があったので、その間違えた公式で突っ走っていきます。
単純に公式を忘れることもあります。円錐の体積の公式です。
何回やっても3分の1をかけるのを忘れたりとか、時には円錐の授業を休みたいと思うということも結構ありましたね。
ノートを持ってこさせると、しっかりと重要と書かれた部分のところに円錐の公式が書いてありました。
他にも時間の部分だったら、分のところで表さなきゃいけないのに60分乗って忘れたりします。
そういった部分は苦手意識から来るのかなと思いましたね。
ただ、5年生の時に勉強に対するモチベーションが低かったのかなというのが一番の原因にあるかと思います。
特にお母さんが怒るからやるとか、先生が怒るからやる。
すでに受け身の姿勢だったので、私には国語という武器があるから大丈夫。
算数の失点を方向でカバーすると言ってた。
そんな感じだったんですけど、6年生になってから第4部が決まってからはすごいモチベーションが上がっていって、
平面図形とか図形の部分は苦手だったんですけど、質問の対応等が公式を確認しながら一つ一つできるようになっていったなと思います。
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そこでやっぱり持ち前の計算力でどんどん解いていったというのが大きかったかなと思います。
そしてできたら必ず褒めてやる。できればやる気も湧いてくるんで、そういった部分を繰り返していくことで苦手を克服できるかなと思います。
なので今回結構長々と話したんですけれども、ぜひ算数苦手な人は参考にいただけたらなと思います。
今日もありがとうございました。
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それではまた。
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