2020-02-18 09:22

第15回 子供を守るために知っておきたいストレスマネジメント

今回は子供のストレスマネジメントについてお話いたします。前回に引き続き子供のストレスをどのようにして緩和していくのか。受験勉強を社会の絶対的なものと捉えずゲーム感覚を持つことが大切です。 
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こんにちは、年間指導時間2000時間のプロ家庭教師☆直希先生が教えるここだけの勉強メソッド。
以前も話したんですけれども、ストレスについて今回もね、深く話そうかなと思います。
それではやっていきましょう。子供を守るために知っておきたいストレスマネジメント。
世の中にはいろんな見方があると思考したり、常識とされていることに本当に正しいかと異論を考えてすることは、実は凝り固まった頭をほぐしてくれます。
これからの社会に通用する頭の威厳を育てるためには、重要な前東洋のトレーニングといいます。
ところが日本の教育では、前東洋を使う教育がほとんど行われてないんですよね。
歴史の教科書問題がいい例かなと思います。
何年にどんな事件があったとか、それだけ覚えさせる授業になっていて、教科書そのまま答えができれば100点みたいなね、そんな試験が行われています。
一つの歴史の解釈が正しいと言わんばかりに、政府が検定するので、教科書が外交問題となるんですよね。
しかし歴史は過去のことなので、それぞれの記録とか伝承によって、あるいは研究者の物読み方によって解釈って変わると思うんですよね。
そこで本来であれば、何種類かのテキストを比較しながら読み込んでディスカッションし、その出来事の意味とかシーンを自分なりに考えさせていくのが本来の歴史教育のはずなんです。
しかし今の歴史の授業は、ただ覚えるだけで全当意を使わない教育なんですよね。
歴史だけじゃなくて、学校教育のほとんどの科目がこのような形で進められていって、今の学校教育っていうのは、基本的に物を決めつける、他の可能性を認めない思考法だと思うんですよね。
道徳教育ですら、実際に世の中に起こった問題を取り上げるんじゃなくて、複読本を読ませて、正しい心とはこういうものや、と確率的に教え込もうとするんです。
これでは、教科書に書かれていることと相反する問題が起こったら、全く対処できないことになって、実生活で役に立つと思えないんですよね。
そこで、せめて家庭では、一つのニュースを見て、逆説的な提案を子供にしていくということをやってみるといいかもしれません。
例えば、円安でケーキがようなるというふうに報道があったとします。ニュース番組は、だいたいコメンテーターもキャスターも、一辺のことしかコメントしないものですが、それに反応する習慣をつけておくっていうのがいいんじゃないかなと思います。
でも、円安になったら、輸入品の仕入れ値は上がるから、ファーストフード店なんて大変じゃないとかっていうふうな、一つの答えだけじゃなくて、他の可能性も考えてみるといいです。
それもあるけれども、こうも言えるのではないかと、物の見方を多角的にしていく習慣が前頭用の機能を良くして、ストレスマネージメントにも役立つんですよね。
続いて、受験勉強はゲームだと捉えることで視野が広がるという話でいきます。
このように正解は一つではない。別の考え方もあるという問いかけを行うことで、子供が混乱するんじゃないかと思う人いると思いますが、
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何が本当に正しいのか、子供がわからなくなってしまうのでは、正解は一つではないから、受験勉強で何を覚えたらいいかと疑問を持つこともあるでしょう。
そもそも世の中には正解なんかないというのが本当なんですよね。
そして、本当は正解などないんやけども、受験勉強ではこれを正解とするというふうにして、それを覚えて点を取るゲームやという考え方を持ってほしいんです。
受験勉強はゲームやと思うことができれば、どうやったら効率よく勝つことができるのか、勝ち方を見つけることに意義があるのよね。
そうなってくると、受験勉強が絶対に真理やと思うから息が詰まってしまうよね。
あるいは、うまく南韓高校に合格しても、合格したから自分は賢い人間だと勘違いして、他の人を見下すような大人になってしまいます。
受験勉強で覚えたことは、ゲームで勝つための材料でしかないんですよね。
しかし、そのノウハウは生きていく上で、これから先もゲームに遭遇した時に役に立つんです。
勝つ経験をしている人間の方が、自信を持って困難に立ち向かうことができて、受験で学んだ勝ち方を応用して、他のゲームでも有利に勝っていけるんです。
このようにして、受験勉強の段階で完全主義を脱却して、絶対的な正解があるわけじゃない。
他の可能性だってあるんや、という考え方を持っていくことで、全投票も鍛えられて、認知の枠組みを変えることができるんです。
この発想があった方が、受験で勝ち取った学歴をうまく活かしていって、社会のどの場面でも成功できることになると思います。
続いての内容に行きましょう。いろいろな可能性を試すことを教えていくという話です。
例えば、顔が赤くなってしまうので、人前にいるのが辛いと悩んでいる人がいるとしましょう。
このような赤面恐怖症に悩む人は、実は日本人に多いんですけれども、
では、なぜ顔が赤いことで困っているのか、どのようにしたいのかという目的を自分で捉えるようにしていきます。
そうすると、顔が赤いと人から変だと思われてしまう。変だと思われず疲れるようになりたいという、自分の中にあった目的が次第にはっきりしてくるんですよね。
そこで人に好かれたいんやったら、顔が赤いのを直す以外にも方法があるんじゃないかと提案していきます。
例えば、もう少し話題を増やすとか、笑顔で挨拶してみるとか、そういった例を出しながら話すと、
人とうまくやる方法は何かあるかもしれへんという考えが及ぶようになります。
そうなれば、赤面することがあまり気にならなくなると思います。
いや、僕は尊敬する人の前に出ると、顔が赤になるんですよ、ごめんなさいというような余裕も出ると思うんです。
そうなれば行動も変わると思いませんが、このような道はいくつもあるという考え方は受験生を持つ家庭でぜひ身につけてほしい思考法です。
この問題ができなければ合格できないとかね、そういった言い方っていうのは子供を鼓舞するつもりかもしれないけど、
実は他の可能性を考えられないようにしてるっていう点はあんまり良くないかなと思います。
試験の点数が悪かった時に叱る必要ないんです。
もちろん、仕方ないと許してしまうんではなくて、他のことを試すということが重要なんですよね。
努力が足りないんだ、もっと真剣にやれと精神論に追い詰めていくんじゃなくて、
他の勉強法に切り替えることを含めて目的に至る道を見直していくということです。
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よく僕も言ってるんですけれども、プロブレムフォーカスではなくてソリューションフォーカスにすることが重要だよって話しています。
問題が出てきたらそれを解決する力が大事ですよと。
このように考え方を変えると感情も変わっていきます。
よくあるコップの中に水がどれくらい残っているのかという発想の切り替えです。
もう半分しかないと思うのか、まだ半分もあると思うのかで、そこからの水の使い方が変わってくると思います。
このようにいろんな見方をしていくことが大事かなと思います。
最後に小さな成功体験を積んでいくという話をしていきます。
勉強でつまずくとき、子供はできない課題に直面して立ち往生している状態です。
この時に苦手科目はあったようでない、苦手は克服するべきだと考えると、
ストレスがかかった子供にさらに強いプレッシャーをかけているようなもので、なかなかうまくいかないですよね。
そもそも次元勉強は、できる科目からやってみようという提案の方がモチベーションを高めます。
そしてできる科目で8割取れるようになろうとか、苦手な科目は4割でもいいよという風なのが受験を成功するテクニックで一番重要ですね。
子供はそれぞれ何かしら得意なものを持っているので、その得意分野でどんなに小さくても価値を収めたり、
上位に食い込むことができれば、ノリが良くなってきて、苦手なものにも着手する元気が出てきます。
勇気づけの心理学で知られているアドラは、人間はもともと優越性を、成功を追求する生き物であると考えているんです。
そして子供たちが優越性を得る努力を行って、実りある良いものを生み出すように仕掛けるのが大人とか先生の役目かなと思っています。
私自身もこの考えには賛成です。子供たちには優越性の追求と実際に優越性を感じる体験、すなわち成功体験が必要だと思います。
できるところからやらせていくことで、何でもいいから小さい成功を体験すること、これがアドラが重視する勇気づけにおいて最も有効な方法だと言っています。
人間はどんな形であれ何かで勝つことができると、他に負けている部分があっても自信が持てるんですよね。
またある部分では負けたが他のことでは勝てるという経験は価値観の多様化にもつながります。成功体験は何でもいいです。
勉強で負けていてもスポーツで勝つ。音楽なら勝てるという体験もあるくらいです。
私も昔そこまで勉強できなかったんですけど、絵だけは得意だったんですよね。文部大臣賞を取ったりとか、結構いろんなところから賞をもらったりして、ここで承認されていたので結構勇気づけさせてもらったんじゃないかなと思います。
そこから人生って捨てたもんじゃないなと思うことができたら勉強もできるかもしれない。ちょっとやってみようかと自分を励ますことが大事かなと思います。
今日もありがとうございました。
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