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2024-05-08 09:39

《924》がん罹患後のキャンサーロストを考える #声の書評

本日ご紹介した書籍はこちら

小学館新書

キャンサーロスト

「がん罹患後」をどう生きるか

https://www.shogakukan.co.jp/books/09825456



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《AI要約》

1. たけお内科クリニック からだと心の診療所院長内科医たけおが放送を担当。毎朝5時50分に10分程度の配信を行っている。


2. 毎週水曜日は声の書評を行うが、今回はがん関連の書籍「キャンサーロスト」(花木裕介 著、小学館新書)を紹介。


3. がんで亡くなる方もいるが、がんを持ちながら普通に生活する方やがんサバイバーも多数いる。5年生存率は66%で、3人に2人が5年以上生存。


4. がんとの共生が重要な課題となっており、「キャンサーロスト」では、がん罹患後の人生における就職、転職、昇進、出産、マイホーム、友人関係などについて述べられている。


5. 著者の花木雄介氏は38歳でステージ4の咽頭癌と診断され、治療後に復職。自身の体験をもとに一般社団法人がんチャレンジャーを立ち上げた。


6. 書籍は、がん告知から治療、復職、給料激減、ライフプランの変更など、がん罹患に伴う様々な問題を取り上げている。


7. 他のがん罹患経験者との対話も含まれ、キャンサーロストは人それぞれであることが示されている。


8. 慢性腎臓病患者も、病気を持ちながら働き、家庭生活を送ることが重要な話題となっている。


9. がんの治療は外来に移行しており、治療を受けながら働く方も多い。副作用対策も進歩している。


10. 若い世代のがん患者、特に女性では、結婚、妊娠、出産などのライフイベントとの両立も考慮すべき課題である。


11. 一般社団法人がんチャレンジャーから「寄り添い方ハンドブック」が発行されており、がん罹患者に関わる方に有益な情報が提供されている。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開の話録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週水曜日は声の書評をやっているんですけれども、
今日はですね、ちょっと違う書籍をご紹介しようかなと思ってたんですけれども、
おととい昨日とですね、がん関連のお話をさせていただいたこともあって、
その長い間、がんに関する書籍をご紹介したいと思います。
はい、ということで、今日ご紹介するのはですね、
小学館新書から出ている、キャンサーロストがん罹患後をどう生きるかっていうですね、
はなきゆうすきさんの書かれた書籍、これをご紹介してみたいと思います。
昨日の放送でもお話ししたんですけれども、がんってね、今この帯にも出てますけれども、
がんで亡くなることってもちろんあるんですけれども、ただがんを持ちながら普通に生活されておられる方、
あるいはがんサバイバーでがんを克服してそのまま生活しておられる方って非常に多くいらっしゃるんですね。
で、今や5年生存率は66%とこの書籍の帯にも書いてありますけれども、
本当にね、5年以上生きられる方が3人に2人みたいな、そんな形になっているので、
がんイコール死みたいなイメージがね、昨日の放送の中でもまだまだ強いのはあるんですけれども、
でもやっぱりね、がんとの共生っていうですね、これがん対生活基本計画の中でもね、今回すごい言われてるんですけれども、
がんを持ちながらどういうふうに生活していくかっていう、あるいはがんを克服された方がどういうふうに生活していくかっていうのはね、
新たな課題になってきています。
なのでその中で、このキャンサー・ロストっていうですね、これ造語なんですけれども、
そのがんを罹患した後にどういうふうに人生生きていくか、就職、転職、昇進、出産、埋本、友人関係とかって書いてありますけれども、
それをね、個人の体験と、あとこのマノ先生っていうですね、これ医療経営の分野で非常に有名な先生なんですけれども、
その先生がどこどこ解説を入れ合えて書かれたっていうのが今回の書籍になっています。
はい、で、この原木さんっていう方ですねは、まだね、かなり若いんですけれども、38歳の時だったかな、
ステージ4の中陰頭がんっていうですね、陰頭がんってちょっとあんまり聞きなじみないかもしれないですけど、
喉の奥にできるがんなんですけれども、それの告知があって、そっから治療されて、
で、その後に復職をし、で、そのご自身の体験をもとにですね、この一般社団法人がんチャレンジャーっていうのを設立されて、
こういった書籍を出されたりとかしているっていう、そんな形の方ですね。
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ということで、ちょっと順番に目次からご紹介していこうと思うんですけれども、
まずは前書きっていうところから始まって、第1章が治療は終わってもキャンサーロストは生涯続くということで、
このキャンサーロストっていう、キャンサーギフトって聞いたことある方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
がんによって何か新たなものが得られるみたいなものですね。
ただ逆にがんによって失うものっていうのもあって、それがキャンサーロストっていうふうに書かれています。
第2章がこの10歳の思いがけるがん宣告と128日にわたる治療生活ということで、
先ほど言ったがんの国治下や治療に関して、かなり長期の経過例っていうのは第2章で書かれていて、
その後ですね、一旦良くなれて第3章ですね、復職できたものの仕事は任せてもらえないということで、
これね、がんとの共生の中でもですね、がんと就労っていう問題って非常に国も力を入れていろいろやろうとはしてるんですけれども、
なかなか現場との認識の違いとかっていうのがあったりとかしてね、
うまくいっていない方っていうのも確かにいらっしゃって、そんな感じのことがこの第3章を書かれています。
第4章はそれに伴って給料も激減するし、最終の心配、はなけけのライフプランの安穏ということで、
初めから仕事することありきで普通ライフプランって立てるじゃないですか、残業代とかも含めてですね、
だからそこらへんが全然違ってくるっていうのが第4章で書かれていて、
これは本当にキャンサーロスト、そのがんになることで失うものっていうそんな感じですよね。
第5章、ちょっとテイストが変わってですね、他の罹患経験者たちとの対話ということで、
キャンサーロストは人それぞれということで、いろんながんの方、6人の方、比較的若い方が多いんですけれども、
いろんな膵臓がん、卵巣がん、悪性リンパシとかですね、そういったいろんながんを若くしてなれた方のお話、体験談みたいなのが出てきて、
その後ですね、第6章からはちょっと学術的な内容でキャンサーロストを乗り越えるには第7章、周囲に分かってほしいキャンサーロストっていうそんな形になっています。
私はね、がんよりもどっちかというとCKDですね、慢性腎臓病の方が得意というか、もともと専門はそっちなんですけれども、
やっぱりね、慢性腎臓病でもやっぱり病気を持ちながらどういうふうに働いていくか、あるいは特に人体療法ですね、日本では血液透析が非常に多いですけれども、
血液透析をやりながらどういうふうに働いたりとか、家庭生活を送っていくかみたいなことってね、非常にね、やっぱり話題にありやすいんですね。
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というか、それ自体が生活、人生なんですけれども、やっぱりね、がんに関しては、がんになってすぐに離職してしまったりとかですね、びっくり離職というふうに我々業界の中で言うんですけれども、
そういったものであったりとか、あるいは先ほど言ったようにがんの方をどういうふうに働いてもらったらいいかわからない。
例えば一例を挙げると、今がんの治療ってかなり外来に移行してるんですね。昔はね、入院して手術、抗がん剤とかっていうのはあった時代もありましたけれども、
今は抗がん剤の治療とか、あと保湿剤の治療に関しても全部外来でやっていくっていうのは普通なので、その間の期間は普通にお仕事できたりとかっていうのも全然あるんですよね。
あとは抗がん剤の種類によっても、以前はかなり強い副作用があったりしましたけれども、今は副作用対策とかもされていたりするので、
昨日もちらっと話したように、がんだとものすごい副作用も強くって苦しいみたいなイメージをお持ちな方がまだまだ多いと思うんですけれども、
実はそうではなかったりとかして、普通に治療を受けながら働いておられる方って非常に大勢いらっしゃるので、
そういった浮き面的なところの意識改革みたいなところも必要かなというふうに改めて思ったりしましたね。
ということで、結構若い方のね、あとはちょっと真野先生の解説文にもありましたけれども、特に女性に関しては、
あや世代のがんっていうのは一つ注目されていて、やっぱりお仕事だけではなくて、結婚、妊娠、あと出産とかですね、
この辺のことをどういうふうに考えていくかとかですね、そういうのも一つ、
そのキャンサーロストの一環で考える必要性はあるかなというふうに思いますし、
本当にね、やっぱりがんで失うものって、もちろんね、がんになったことそのものが健康害してるっていう部分はあると思うんですけれども、
それかそれ以上にですね、その周りの対応とかによって、他の社会的な部分でのロストが大きくなったりもするので、
そこらへんは気をつけるべきかなというふうに思ってご紹介させていただきました。
非常にいい本でした。
あとですね、最後にですね、このがんチャレンジャー協会でしたっけ?
ちょっと待ってくださいね。
そうそうそう、一般社団法人がんチャレンジャーかな、というところから出ている書籍…
書籍じゃない、パンプレットかな。
寄り添い方ハンダブックっていうのをダウンロードできるQRコードがついてます。
これ普通にね、検索でも出てくるんですけれども、そちらからがん罹患者に関わる方筆記、寄り添い方ハンダブックっていうのがあって、
これで私も昨日パラパラッと見させていただいたんですけれども、非常に事例も豊富にあって、
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こういうふうに感じておられるので、あくまで一例ではあるんですけれども、非常にいいハンダブックだなというふうに思いました。
合わせてご覧いただくといいんじゃないかなと思いました。
はい、ということで、最後しんしんじゃんけんに行きたいと思います。
はい、しんしんじゃんけんじゃんけんちょき!
ということで、今日も幸せな一日をしておりますように、
お会いできていただきありがとうございました。
しゅんしゅんしゅん!
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