1. ながらcast / Zumba天国
  2. ながらcast2/254 ボードゲーム..
2023-03-26 17:09

ながらcast2/254 ボードゲーム作家アレックス・ランドルフさんと「ターニブルズ」

spotify youtube
アレックス・ランドルフさんの名刺だけでなく、お墓にも描かれている模様、それが「Turnibles ターニブルズ」です。ゲームではなく、一人で紙とペンを使って遊ぶ暇つぶしのようなものだと自分で言っています。と同時に、どの方向から見ても美しい、回転することができる(turn + able)、ダンスのように見えるとも言っています。おそらく彼はこれが大好きだったのでしょう。ゲーム作家として100を超える作品を発表してきた偉大なるゲーム作家が、その一方で勝ち負けのない遊びに魅了されていたことは、私にとって非常に興味深いことなのです。()1.オープニング()2.「Turnibles ターニブルズ」()3.どんなもの?()4.彼のシンボル?()5.チェスのナイト跳びに魅了され続けた人生
00:00
はい笹行きです。 長らキャストを始めます。この番組は、自分大好き
59歳の私笹行きの声のブログ、声の日記です。 通勤途中に歩きながら収録してますので、息がハァハァ上がったり、
周りの雑音、騒音、風切音、あと今日は雨の音も入ったりしますが、何卒ご容赦ください。
今日はね、ちょっと肌寒い雨ですね。 強い雨じゃないんですけども、まあ風もあって、
急にまたちょっと寒い感じ。まあ寒いって言うと言い過ぎかな、
なってますね。 昨日あたりはね、ポカポカしてたんですけどね。
まあこんな感じで上がったり下がったり、っていう風に春になっていくんでしょうね。
今週は何か忙しくて、
あの
この話まだしてないんですけども、例年やっているオンラインのウェビナーというか、
講座ですね。オンラインの講座を
作っておりまして、それの締め切りを昨日に設定してたんで、それでバタバタ。
昨日お話しした補助金の報告書、それでバタバタ。 今日は今日でね、あの
印刷物を毎月出しているの、入稿なので、それもあってバタバタしておりますね。
なので今週はずっと帰りが遅くなっちゃってますんでね。さすがに疲れてきております。
今日はですね、そうだな、なんか
何の話しよう。でもとりあえず一回、 切りますね。
ターニブルスについての説明と象徴性
そうだ、今日はライブ配信もあるんだ。夕方。 それをちょっと、
ネタの確認も含めて話そうかな。 アレックス・ランドルフさんっていうゲーム作家がいました。
彼が生まれた1922年から数えて100年ということで、昨年2022年
ランドルフイヤー的なものでですね、100歳をお祝いするっていうイベントが色々ありました。
私もね、自分の店の通信に
そのランドルフさんのことを連載して、それをベースに配信もしてるんですけども、今日はですね、その中の一つで
ターニブルズって言うね、ことについてお話しする予定です。 これが何かっていうとですね、これは完全に彼の造語だと思うし、
彼が作った遊びの名前なんですね。 ターニブルズってのは、ターン、回転するとか方向を変えるとかっていう意味のターンが
できるっていう意味での、エイブルをつけて、
ターナブルでもなくターニブルズっていう風に呼んでいるんですけど、これが彼にとっては非常に
重要なものだった。
というような話を、今日しようと思っています。
これは一つの図形なんですけども、紙とペンで遊ぶ、
ある種の遊び、暇つぶし、娯楽、
気晴らし。ランドルフさん自身もそうやって言っています。 それで言って、どの方向から見ても美しい
とも言ってますね。 ターニブルっていう、回転可能だっていうのは、そこからつけられた名前かなと思うんですけども、
どういう風に回してみても、どの方向から見ても美しいと彼は言っています。 これすごく簡単に説明すると、チェス板みたいなマス目がありまして、そこに
丸、2色の丸を描きますね。白丸、黒丸、例えば角に、
下の角に書いておきます。そこからですね、 競馬跳び、もしくはナイト跳びっていうんですけども、
将棋でいうところの競馬、 チェスでいうところのナイト。
競馬だと前の2方向しか進めないんですけど、実際はナイトですね。 つまり、
前後左右に8方向に競馬跳びできる
動きを示します。なので角、 例えば
右下の角に白い丸がありましたら、そこから競馬跳びの要領で、 2つ前に行って1つ、例えば左に行ったところに、また白丸を書いて、それを
最初の丸と棒で繋ぎます。 今度、黒丸の方、左側の角の、その黒丸からやっぱり2つ前に行って、1つ右に行ったところに
黒丸を書いて、そこをまた、 黒丸同士を棒で繋げる。
という感じで、どんどんどんどん、
このナイト跳びをして、 マス目を埋めていくっていう遊びなんです。
これはですね、あのすごい簡単なルールしかなくて、 ルールといっても別に勝ち負けはないんですよ。
あくまで遊びなので。 彼、
ランドルフさんの中では、そういう風にすると面白いと思ってやっていたと思うんですけど、
白と黒が同じ数進んでいくっていうのが、 まあ一つのルールですね。白ばっかり進めるんじゃなくて、
白も黒も平等に、均等に進めていく。 それから、同じマスに、
白丸と黒丸が存在することはできない。
あと、その、 まあ丸と丸を繋げる線がありますよね。
その線が交差するのは全く問題ない。 その程度の緩いルールなんですけど、
それをですね、まあ、
紙とペンで、 書いていくっていうのが、ターニブルスなんですね。
なんか伝わりましたかね?
なぜこれが重要と私が思うかっていうのを、 またご説明しようと思います。
ターニブルスの重要性と象徴性(名刺・お墓)
はい、ターニブルス。 僕は非常に重視してるんですけども、
その理由はですね、2つありまして、
一つは、ランドルフさんが生前使っていた名刺の半分の
エリアに、このターニブルスが描かれているんですね。
実際には4×4のマス目の中に、
まあ、幾何学的に、丸と、
その、 丸と丸を繋いだような、
模様が描かれています。
名刺にするっていうことは、ある意味自分のシンボルだって、 考えてたんじゃないかなと思うんですよね。
ある種のロゴマークみたいな感じかな。
だとすれば、やっぱり自分の象徴するもの、 よほど大事に思っていたものじゃないかなと思う。
ってことが一つ。
もう一つはですね、ランドルフさんのお墓なんですね。
ベニスで亡くなったわけですけども、
ベニスの人のお墓がある、サンミケーレ島なんですけど、 そこのお墓の写真が
「ディーゾンネン在定」という本に載っているんですけど、 そこにはですね、
四角いお墓の、 何て言うんですかね、墓石、
のところにはっきりとそのターニブルズが描かれているんですね。
そのデザインを誰が考えたかっていうのは、 ランドルフさん自身かどうかは
定かではないんですけども、 しかしそれがお墓に刻まれている
という意味ではやはり 重要だったものではないかなと思うんですね。
彼を象徴するものっていうのはもう一つは、 代表作であり実質的なデビュー作である
ターニブルスと代表作「ツイクスト」の関係
「ツイクスト」っていうゲームなんですけども、
そのお墓にも、 アレックス・ランドルフさんの名前のところに
「ツイクストの発明者」って書いてあるんですね。 つまりお墓に書かれているのは
代表作「ツイクスト」。 ただそれは言葉だけです。「ツイクスト」は。
イラストとか、 そのデザインが描かれているわけではない。
しかし、ターニブルズは、
ターニブルズとは書いてないんだけども、 その4×4のマス目の図形。
これは名詞と全く同じ内容なんですけども、
それが載っている。 そしてその両方に共通するのは
ナイト、さっき言ったナイトトビー
ということなんですね。 「ツイクスト」はナイトトビーを使ったゲームで、
ターニブルズもナイトトビーを使った 一人遊びなんですね。
つまり彼は、 やはりそのナイトトビーというものに
まあ、惹かれ続けた
人生だったんじゃないかなっていう気がします。 そんなわけで今日はゲーム作家アレックスランドルフさんの
象徴とも言うべきターニブルズというものについてお話ししてきました。
言葉だけではなかなかわかりづらいので、 一応あれだね、
まあでも
伝われっていう感じで、 頑張ってほしいなと思います。皆さんには。
一応このターニブルズ、チェスのナイトの動きで、
このマスの中を飛び回るというようなイメージなんですけども、
ベースにあるのはやはり チェスのナイトの動きなんですね。
ナイトの動きに彼はもう子供の頃から魅了され続けていた
わけで、それが名刺にもなり、 お墓にもなったっていうことでね、
生涯かけてずっと魅了されていた ものなんじゃないかなと思うんですね。
それはターニブルズという遊びに 結実したとも言えると思います。
このチェスのナイトの動きっていうところに補足すると、
彼の最初の、実質的には最初のゲームであるチェスと、
なんで実質的にっていうかというとですね、 考えたのはかなり古い。
ただ実際に商品として出版されたのは「パンカイ」っていうね、
あのペントミドのゲームがデビュー作になって、その後なんですね。
ツイクストが紹介される、 商品化されるのは。
なので、本当のデビュー作は「パンカイ」。
でもアイデアそのものはもうその前にできていたんですね。ツイクストが。
なので実質的なという意味で、 申し上げたんですけども、
そのツイクストは、ヘックスっていうね、
六角形のボルトのネジの部分。 ネジっていうかどっちもネジか、
あの輪っかの部分あるじゃないですか。六角形の。
あれをくっつけて並べたようなボードの中で、
片方から反対側に向かって道を作っていく。
もう一人も反対側に向かって道を作っていくみたいな、
パスフォーミングゲームなんですけども、
それをですね、 チェスのナイトの動きでやるっていう風に
アレンジしたものだと思うんですね。 なので、デビュー作も結局チェスのナイトの
動きがベースになっているっていうのも非常に象徴的だなと思います。
さらにね、あの若い頃に、 シド・サクソンさんがね、
ナイトを使った異色のゲーム
書いたゲーム大全っていう本があるんですけども、 その中にね、ランドルフさんが考えたゲームが一つ
掲載されていて、ナイトチェイスって言うんですけども、 ナイトはこの、
チェスのナイトですね。そのナイト飛びを使った後は、
チェスのボードとチェスのナイトを2個使ってやるゲーム。 あとチップがいるんですけども、
まあ、 2つのナイトが対角線の角っこにそれぞれいて、そこから出発していくっていうゲームなんですけども、
これもまさにナイトの動きなんですね。 ナイトの動きそのもので
ゲームを作るっていう、 ある意味かなり挑戦的な
ゲームですよね。 これのいいのはチェスを持っていれば誰でもできるっていうところなんですけどね。
ただそれはね、後々になって、本当にゲームとして発売されます。
これがね、バフンっていう名前なんですね。 かなりなんていうか、人を食ったようなタイトルなんですけども、
この チェス板の角に置かれた馬、ナイトが
ナイト飛びをしますよね。そうしたら元々いた場所にバフンに
相当するプラスチックの
玉、転がりにくいような形なんですけども、そういう粒を置いてもう一個好きな場所に置きます。
相手もまた飛んで、元いた場所と好きな場所に置く。 こんな風にどんどんバフンがボード上に増えていって
そのバフンを踏んづけたら負け、みたいなゲームです。
まあちょっとね、細かいところは違うんですけども、概念的にはそんなゲームで、
これもチェスのナイト飛びをそのままゲームにしたと言えるわけですね。
はい、じゃあ今日はここまでです。最後までお聞きいただきましてありがとうございました。ではまたね。
エピソードの終わり
ちゅーす。
17:09

コメント

スクロール