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はい、sasayukiです。 ながらcastを始めます。
この番組は、自分大好き60歳の私、sasayukiの声のブログ、声の日記です。
通勤途中に歩きながら収録してますので、息がハァハァ上がったり、周りの雑音、騒音、風切音などが入ったりしますが、何卒ご容赦ください。
はい、今日は久々にお日様が差しています。
軽く風吹いてますけどね、まぁちょっとポカポカしてる。やっぱ太陽偉大ですね。
なんだか東京方面は、関東は雪が今朝降ったらしいですね。
静岡は雨だったと思いますけど、夜のうちに止んで、今路面が乾き始めてる感じですね。
まだまだ寒いし、風もあるし、花粉も飛んでるので、何かと体調は嫌な感じですね。
昨日あたりも寒くて、
やっぱり花粉のせいかな。若干頭がモヤモヤして、
ちょっと軽く頭痛の前の段階の、
小暴り、肩こりみたいなのもありますね。
ちょっと動画制作で疲れてるっていうのも間違いなくあるんですけどもね。
やっぱりこの花粉も体調に若干影響している気がしますね。
はい、さて、えっとですね。
今日は久しぶりに本の紹介をしようと思います。
昨日、図書館の話をしたんですけどね。
割と頻繁に図書館に行って、新刊の棚を、
割とちゃんとチェックしてるんですね。
そこで見つけた本です。
一応子供向け、自動書扱いになると思うんですけども、
えっとね、ルビーの一歩という本を今日は紹介しようと思います。
じゃあ、行ってみよう!
このルビーの一歩、書いてるのは、ルビーブリッジズという方ですね。
訳されているのは千葉茂木さんですね。
翻訳ですごく有名な方ですけども。
出版社はアスナロ書房ですね。
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やっぱり自動書の出版社から出ています。
非常にサイズ的にはコンパクトな本になってて、
ざっくり話をすると、
このルビーブリッジズさんは、
これ1960年代の話に遡るんですけども、
当時、黒人と白人は隔離政策っていうものが取られていて、
別の学校に通ってたらしいんですね。
それがですね、
最高裁に相当するところが、それは違法だ。
もしくは違憲だっていう判断が出て、
同じ学校に通うっていうことになって、
その最初の子供だったんですね。
黒人の女の子だったわけなんですけども、
そのルビーブリッジズさんのお話になります。
これ、パッと手に取った理由は想定なんですね。
白が白い白ベースの表紙で、
ルビーの一歩ってミンチョータイで赤い文字で書かれていて、
表紙にはですね、一枚絵が書いてあります。
これ、後でわかるんですけど、これはノーマン・ロックウェルっていうアメリカの有名な画家が書いた、
しかもこれめちゃくちゃ有名な作品らしいんですけども、
黒人の女の子。白いドレスを着た。
割とフリルのあるワンピースを着た黒人の女の子が、
歩いている姿を横から捉えている。
そんな感じのイラストなんですね。
この表紙、白表紙に赤字のタイトルと、
ノーマン・ロックウェルの描いた黒人の女の子の写真、写真じゃないわ、絵が非常に
読みたいなって気にさせてくれる。すごく良い想定なんですよね。
それで、手に取ってみました。
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そんなので、とりあえずそこで立読みを始めたんですが、とっても良かったので、図書館で借りてきた。
結局、僕が仕事場でも一冊仕入れて、今、店頭に置いてますけども、
これ、パッと手に取ってみた時の印象がすごく良くて、
全ページ、見開きのレイアウトは同じで、右側には白黒の写真、
左側に文字。横書きですね。文字も横書きなんですけど、いきなりそんなにたくさんなくて、2行とか3行。
そんなに多くない文字なんですよ。だからすごく読みやすい。
その左側の上に主の主なテキストがあって、下の方にですね、その右側の写真の説明が書かれています。
これがずっと繰り返されるんですけど、これがすごく読み手のハードルを下げてくるというか、
内容的にはすごく重たい内容でもあるんですけども、その構成がすごく読みやすくさせていて、
これはね、本を作った人、特にその想定をした人はすごいなと思うんですね。
これがまず第一の良さです。写真も1960年からの物語なんですけども、そういう当時の写真がいっぱい出てきます。
途中からはですね、徐々に現代の物語になっていくんですけども、どちらかというと
物語物語しているというよりは、彼女の、つまりルビー・ブリッジズさんのこれまでの歩みを
コンパクトにまとめながらお話ししていて、ちょっとしたスライドショーのような雰囲気も
ありますね。印象的な写真とそれに対するお話、そして写真のキャプションみたいな構成で、
本当に読みやすいというのがこの本の圧倒的な良さだと思っています。
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例えばなんですけど、最初の見開きですね。
よいしょ。 ここですね。
まあちょっと最初見開きから始まらないんですけども、 初めにみたいな文章があって、
タイトルが平和のために活動する若者たちへというところで、子供の頃のそのルビー・ブリッジズ、まさに
小学校に入ったばかりの彼女のアップの写真がどんとあって、
最初の出だしがあります。そこにね、
初めて入学する、ただ一人の黒人の生徒に選ばれたのですっていうところから始まっていきます。
で、最初の見開きですね。 左側の上に、その時の私にはそれが歴史の教科書に載るようなことだとは全然わかっていませんでした。
だけです。で、右側に、これ裁判所の前ですね。
キャプションを読むと、1954年、アメリカの最高裁は、
ブラウン対教育委員会裁判において、学校での人種分離政策を違憲とする判決を下したというキャプションがあります。
で、右側に写真で、多分これ最高裁の前の階段のところに、
女の人と、黒人の女の人と黒人の女の子が並んでいる写真で、そこに新聞の見出しが付いていて、
それがその違憲とする判決の日の新聞だと思うんですけど、
それをこちらに見せながら、その大人の女性が女の子の肩を抱いて二人が見つめ合っているっていう写真なんですけど、
これが最初の見開きなんですね。
非常にスタートとして、始まりとして、いい感じ?予感?これから始まる物語の予感もあるし。
そんなにうるさく始まらない。おはようございます。そんなところから始まります。
この本の中では、この主人公、作者であるルビーブリッジスさんの話が語られているんですが、
もう一度ちょっと繰り返しになっちゃうと思うんですが、
冒頭ですね、始まるのが6歳の彼女の話なんですね。
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地元のニューオーリンズにあるウィリアム・フランス小学校に入学することになりました。
ここは白人だけが通う学校だったんですが、その学校に初めて入学する、ただ一人の黒人の生徒として、彼女が入学していくっていうところから始まるんですね。
次にすごく印象的なんですけども、ここも読みましょう。
1年生の間ずっと学校への行き帰りには、4人の連邦保安官が護衛にあたっていました。
多くの人が私の身の安全を心配したため、大統領が指示を出したのです。
この右側の写真は、この小学校なんでしょうね。扉が映っていて白い建物の、真ん中にルビーちゃんが階段を降りようとしているところ。
その周りに3人の男性が護衛としてついていて、扉の向こう側にも一人男の人が見えていて、彼女が厳重な保安体制というか、安全を守るような形で通学していたということが伝わってきます。
それは何でなのかっていうのはさらに出てきます。
毎日毎日、登校する時も下校する時も、人混みの中を歩いて通り抜けなければなりませんでした。
たった6歳だった私に向かって、どなり、叫び、脅し、物を投げつける人々の中をです。
その人たちは黒人と白人の子供が同じ学校へ通うことに反対だったのです。
1年生になったら新しい友達ができるととても楽しみにしていたのですが、私を待っていたのは覚えもしなかった恐ろしいことばかりでした。
そしてまた写真がですね、これは母親たちがたくさん写っています。白人の。
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父親らしき人も写ってますけども、プラカードが3枚、4枚ほど見えますかね。
で、このカメラの方向がちょっとずれてますけども、大声を張り上げているような人が、女性が2人ほど、口が開いてますね。そんな様子が見えます。
キャプションは、ルビーの学校の外で毎日待ち構えて怒りをぶつける人種分離主義者たち。1960年。
この人種分離主義っていうのがちょっと一つのキーワードになるのかなと思います。
それがですね、本当に今から考えるとおかしな話なんですけども、
当時ですね、人種差別法として事務苦労法っていうのがありまして、
それによるとですね、それに従うことは何を意味するかっていうと、
看板なんかで出てくるんですが、この本の中盤にも出てくるんですけども、
トイレをレストルームスって書いてあって、ホワイトはこちら、カラードはこちらっていう風に分けたり、
あるいはノーって書いてあって、ドッグス、イヌ、ニグロス、コクジン、メキシカンス、メキシコ人とあったり、
あるいはカラード、夕食人種はシーテッドインリア、後ろに座るとかですね、
そういったことが多分いろんな場所に表示されていて、人種を隔離するっていうことが要は肯定されていたっていう時代なんですね。
さっきの反対する親たちのシーンの写真を見ても、プラカードね、
セグレゲイションボート、だから隔離主義の投票をセーブ、守れ、守ろうっていうプラカードが見えますね。
つまり人種隔離っていうのが当時の常識で正義だったっていうことかなと思います。
そんな中でルビーは白人しかいなかった学校の最初の黒人の生徒として入学した。
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それは周りで怒鳴ったり叫んだり脅したり、物を投げつけてきたりするような人々の間を抜けて投稿していた。
そして身の安全のために連邦保安官が4人ボディガードとしてついていたっていうことなんですね。
そんな話がしばらく続いていきます。お父さんの話も出てきますね。
本当はお父さんが送り迎えをしたかったんだけど、そんな大人の黒人男性がくっついていったらますます酷いことになるっていうことは予想できるので、
これは実は大統領がそれを指示したんですね。連邦保安官の護衛をつけるっていうことに。
そういった感じで印象的な写真と短めの文章でこの本は進んでいくんですね。
結構衝撃的な写真もあります。さっきの写真もそうですし、
さらにすごいのはこのページがすごいですね。
写真のキャプションを読むと、ウィリアム・フランツ小学校の前で、
棺に納めた黒人の人形を掲げ、人種統合に抗議する親たちということで、
真ん中に棺があって、割と大きい大人のサイズの棺なんですが、
それの上の方に黒人のベビー人形が納められていて、花が飾ってある。
その周りを、この写真だけで人を判断してはいけないと思うんですが、
嬉しそうに口を開けている女性とか、男性もいますが、
その棺を持ってアピールしている写真があります。
非常にこれもショッキングですね。
今から見れば何かとんでもないなと思うんですが、
当時はそれが普通だったっていうことなんですね。
はい、そんなわけで、今日は読んだ本の紹介をしました。
「ルビーの一歩 サブタイトルが私たちすべての問題」
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著者はルビー・ブリッジズさん、千橋劇さんの役での一冊ですね。
この本の特徴というか、彼女が最初の黒人として入学した当時の話から始まるんですが、
後半ですね、このルビーさんは公民権運動家としても活動をずっとしていて、
それこそ世界中を回っているようです。
特に子どもたちとの関わりがこの本の中では取り上げられていて、
数人の子どもたちとのエピソードを挟んでいますね。
差別する心っていうのは子どもにはないんだって言ってますね。
やはり大人がそういったものを植え付けているというか、擦り込んでいるんだっていう考え。
子どもはもっと純粋で、もともとはそういった差別する心を持たずに生まれてきたんだけど、
大人によってそういったものが植え付けられるんだっていうようなことが書かれています。
さらに最近のブラックライブズマターなどの話なども織り込んでいますけども、
多分彼女としては今も亡くなってないわけですね。
表面上は良くなっては来てるんだけども、
さっき言ったブラックライブズマターなんかはその典型だと思うんですが、
黒人差別っていうのは亡くなってないっていうのは、それが現状。
なので今もまだまだそこの道のりの途中なんだということで、
この本のタイトルはルビーの一歩なんです。
ルビーさんが語っている本なんですけども、
これはあなたの一歩でもあるんだよと、あなたも一歩踏み出してほしい。
あるいはあなたの一歩のもっと遡ったところにルビーの一歩があって、
それが繋がっていて、今また一歩を踏み出す時なんだよっていうようなメッセージを伝えているような気がします。
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ただの過去の話ではなくて、やはり今まで今もなお続いている物語なんだなっていう気にさせられます。
現代がThis is your timeって書いてあるんですよ。
これどう訳したのかな。
今があなたの時ですっていうような訳がされていて、多分あってると思うんですけど、
僕が勝手に英語も得意じゃないのに言うんですが、今度はあなたの番だって言ってるようにも聞こえるんですよね。
ルビーさんが当時、そういう土豪の中で白人の、本当に小学生に入学した一人の女の子がそういう中で通ってきたっていうその一歩はルビーの一歩だけども、今度はあなたの番だよと言ってるような気もします。
そして最後にですね、この本の表紙を飾るノーマン・ロックウェルの話なんですけども、
これがですね、この本のサブタイトルになっている私たちすべての問題っていうのは実はこのノーマン・ロックウェルさんが書いた絵のタイトルなんですね。
これはね、原画の一部を切り取った感じになっているんですが、本来の絵はまさにこのルビーブリッジ図を描いてるんですけども、
壁が向こう側にあって、その手前側を右から左へ歩いていくルビーさんと、あと4人の保安官がその前と後ろに2人ずついて、護衛されている状況。
壁にはですね、2がって書いてある。あとKKKっていう字も書いてあるらしいんですけども、あと投げつけられたトマトが壁に当たって潰れて壁にビシャッとなっているような感じの絵なんですね。
それのルビーが映っている部分を切り取って表紙にしています。この作品もかなり有名な作品だそうです。
もちろんこの表紙を飾るにふさわしい理由はまさにこの描かれているこの白い服を着た黒人の女の子がこの本を書いたルビーブリッジ図だからなんですけども、
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この作品自体も非常にある種象徴的な作品というふうに位置付けられているそうです。黒人差別、撤廃運動の中での位置付けもある作品なんですね。
それを表紙に持ってきてサブタイトルにしたっていうのは、編集者と翻訳者の千葉茂さんももしかすると何かアイデアを提供しているのかもしれないんですけども、非常に優れた表紙だなと思いますね。
そんな感じで今まで紹介してきましたけども、この本よかったら手に取って見てみてください。
はい、じゃあ今日はここまでです。最後までお聞きいただきましてありがとうございました。ではまたね。チュース!