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2022-12-29 24:22

ながらcast2/199 「ついでにジェントルメン」(柚木麻子)読後感

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7本の短編が収められています。ちょっと困った男性が出てくる話も多く、主人公は女性なのですが、確かに「ついでに」登場している感はありますね。【収録作品】Come Come Kan‼︎
渚ホテルで会いましょう
勇者タケルと魔法の国のプリンセス
エルゴの不倫鮨
立ってる者は舅でも使え
あしみじおじさん
アパート一階はカフェー【Amazonリンク】Check this out! https://amzn.asia/d/eJTTm7C
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はい笹行きです。ながらキャストを始めます。この番組は、自分大好きな59歳の私、笹行きの声のブログ、声の日記です。
通勤途中に歩きながら収録してますので、息がハァハァ上がったり、周りの雑音、騒音、風切り音などが入ったりしますが、何卒ご容赦ください。
今日は29日か。 今日は最終出勤日です。
お掃除なんだよね。 頑張っていきたいと思います。
今日はですね、突然ですが本の紹介をしようと思います。 えーとね、ついでにジェントルマンっていうね本を最近読んだので、
それをね紹介しようと思います。 じゃあ行ってみよう。
このついでにジェントルマン、作者は柚木浅子さんという方で、
僕はね全然知らない人だったんですけども、結構ドラマ化された作品も多くて、
有名な作家さんみたいですね。 僕がねこの本を知ったのは
ちょっと記憶がおぼろげなんですけども、 前にね
ちょっとお話しした、サヨナラオレたちの 清田さんの本の中に出てきたんじゃないかなっていう、ちょっとね
曖昧な記憶なんですが、まあ僕ね結構それで本読んでて、 読みたいなと思った本を
まあ、アマゾンで注文はしなくて、図書館で予約するのね。
で、 それがやってくると読むっていう感じなんですけどね。
この本もそういう感じで読んでみました。 短編集なんですね。
で、全部で
7つの短編が入ってます。 比較的読みやすいお話が多いんですね。
で、 例えば最初、カムカムカンっていうね
作品なんですけど、これはね主人公は
文芸春秋の
オール読物っていう雑誌があるらしいんですけど、 僕も表紙ぐらいは見たことあるけど、そこの新人賞を取った女性作家の玉子っていうのかな
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その人が主人公で
あのなかなか 連載がまだ持てなくて苦しんでるっていう状況
最初の 単行本も出したいけど、まだまだ遠いって感じの状態なんですね。
その彼女がですね、編集者と打ち合わせをするのが文芸春秋の1階にあるという
何だろう、喫茶店なのかサロンなのかちょっとわかんないんですけども、そういうところがあって、そこで
編集者に結構厳しいことを言われて、彼女も落ち込んだりしている状況なんですね。 そこにですね、実は文芸春秋の創業者である
菊地勘の胸から上の銅像なんでしょうかね、が置いてあるんですよ。
そのそばに彼女は陣取って座ってたんですけども、その編集者が去った後、
菊地勘がですね、彼女に話しかけてくるのね。 ここから物語が始まるんですけども
彼がいろいろ、彼女にアドバイスをしたり、あるいはスマホをそこに忘れていっちゃうと、菊地勘がそのスマホを触って
彼女のSNSで結構面白いことをその夜のうちに発信しちゃって、フォロワーがドーンと増えてるみたいなことが起こったりして、実は彼はこの世の中の状態、状況をですね、
見渡していたんだよね、その喫茶室で。だからよくわかってるみたいで、すごい発信もうまくて、みたいな感じで、ちょっと
主人公の子にとっては、ちょっと俯瞰した目からのアドバイスをもらったりするんだよね。
で、その後、同じようにデビュー前というか、ショーは撮ったけど、デビュー前で苦しんでいる
女性の作家の玉子とそこの喫茶で知り合って、
みたいな話で、物語が割とワーッと動いていくんですけども、すごく自分の
何だろうね、老いたちも恵まれていて、だから良い作品が描けないんじゃないか、みたいな、自信のなさみたいなものを抱えているんだよね。
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そんな彼女の物語、最後ラストはね、すごく不思議な終わり方をします。
僕はどうこれ解釈していいのかわからないんだけども、これは伏せておきますけどね。
他にもですね、あの渚ホテルで会いましょう、なんて話はどうなんだろう、俺はわかんないけど、昔さ不倫の
あの逃避校を描いて、大ベストシラーになった作家がいたじゃないですか、渡辺なんとかさん。
なのかな、それがモチーフなのかなと思うような、老作家の物語なんかもありますね。
まあその話では、そのまあ売れっ子作家だった
まあ男の、まあ老いてからの話なんだけど、本人まだね、その売れっ子だった若かった頃の自分の
イメージを、自分なんだろう、まだ自分をそういうふうに捉えてるんだけど、実際はそうじゃないっていう、ちょっと悲哀が入ったような物語なんだよね。
で、その小説の舞台となったホテルが、まあこの短編小説の舞台でもあるんですけども、そこへ行けばまあ
なじみの客っていう、まあビップ待遇されるんだけどね。
でもまあなんだろう、ちょっと素敵な女性に、なんかちょっと軽く声かけちゃうみたいなところがあって、たぶん昔はそれでオッケーで
逆にあの、なんだろう
向こうが気を良くしてくれた時代もあったみたいなんですけども、なんか割と最後の方でね、その
乗客である主人公の男に対して、大変申し訳ないんだけど、あの
お客さん、他のお客様からクレームが出てますなんて言われちゃうなんていうところがあって、まあなんだろうな。
で、対照的なのはね、その主人公の男と、まあひょんなことで親しくなった子連れのお父さんなんだよね。
で、彼から見れば全然まあ冴えない
まあ程の。で、そのホテルも昔は
オシャレで高級感があったんだけど、今はもう
そういう子連れオッケーみたいな感じで、かなり騒がしい雰囲気になってて、彼はそれも気に入らないんだけどさ。
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でもまあその、若い子連れのお父さんとちょっと仲良くなりながら
そこで進行を深めていく。まあそうしたくてそうしたって感じでもないんだけど、ただ彼はなんだ小説のネタとして彼をちょっと
観察したいっていうのはあったのかもしれないんだけどね。 でもまあ最後の最後その
主人公の彼はそのお父さん
子連れで来てるんだけどさ、奥さんがいないことに対して別れたか何かだと勘違いしてるんだよね。
でも実際はただ単にあの職場、仕事から抜けられなくて、後から合流してくる。
で、その合流してきたところでその小説は終わるんだけど、そのあたりのなんだろう
結構こう そういう男のなんだろうな
メンタリティとかその ちょっとなんだろうなぁ
カッコつけるようなところをうまく
おちょくってるって感じがしますよね。
あと他にもね、同じ傾向なんだけど エルゴとフリンズ氏っていうのがあって、これは僕は一番
面白かったんだけど、まあ 主人公の
まあ 結構
なんだろう 偉いクラスの
部長クラスなんでしょうかね。 男でまあまあお金もあって時間もあってっていう男が
まあ多分部下の 若い20代の女性を
まあ誘って 寿司を食べに行って、まあおとすき満々みたいな状況で
そこへ行くとなんだかすごいこじゃれたお寿司屋さんで でまぁだいたいそこで行けば
あの 成功するみたいな場所らしいんですね。彼はそういうふうに使っていて
他にも似たようなカップルがいるっていうお寿司屋さんで 最初はねその雰囲気で始まるんだけど
突然ですね赤ちゃん連れの 若い母親が登場して
そっからね場面なんていうか物語が急展開するというか 彼女は要はそのこじゃれた店に全く合わないバチガイな
雰囲気でやってくるわけですね で
多分本当に卒入をしたっていう日の記念に そこのお店の向かいのマンションに住んでるのかな
で何かの機会にそこの マンションのオーナーさん
の方と知り合いになって
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その方に またね良かったらうちの店
その血縁者弟がやってる店って言ったのかな そこに遊びに来てなんて言われたんでやってきましたって感じですごい
あの 明るい感じで
である意味生活感が溢れる感じでやってくるっていう ところなんですよね
僕も読んでてえっと思ったんだけどでまぁいる客とか シェフなんかもまぁ
お呼びじゃないよか満載なんですよねでもそうやって実際にそこのオーナーに電話を すると確かにそうだっていうことになったんで
渋々 相手をするということ
なるんですけどもまぁその彼女が結構な食通で まあ
ワインもいきなりいいワインを張ってそのリストから見つけ出すんだよ
で 主人公のところに逆にそれは聞いたことはあるけど価値はわかってないみたいなレベルの
もの それを飲むこと1本ボトルでもらってそれを飲んで
それに合わせたお寿司を作ってもらうから私の指示通りに行ってみたいな感じで なんかこれとこれを合わせてとか
これはないのあじゃあこの代わりにこれにしてみたら合うんじゃないかみたいなこと を
どんどんあのや継ぎ早にというかやっていくわけね 俺ははっきり言って理解できないというかわかんない世界なんだけど
そういう感じで何だろう すごい食に対する
知識も豊富で経験も豊かみたいでそうやってまぁチェフをさあ後で使いながら あの自分の
まあ食べたいものを 注文していく
その中でその主人公の男が連れて行ったその若い女性もその 突然現れた
まあ若いお母さんにだんだん引き寄せられていく っていう感じなのね
だから男としてはさ自分の段取りがもう根本から狂っちゃって その
静かな雰囲気で こうまくどこみたいなことだと思うんですけどもそれがなんだか雰囲気がガランと変わっちゃって
もう作戦大失敗みたいな感じだけじゃなくて その連れて行った女性が
そのお母さんの方に惹かれていくっていうあたりがこの辺のこの小説の面白さですね で
私もそれを食べたいななんていう話になってその 若いお母さんが頼んだやつをね
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で何かだんだん女性他にもさあの そういうカップルがいるんだけど
だんだんそれで女性同士があの 会話を始めて交流していく感じになっていくのね
でまぁ最後の最後は彼女は1時間ぐらいいてで食べたいものを食べて でボトル1本開けてで
なんだろう帰っていくって話なんだけど まあ
その彼女たちもなんだか店を出た後も一緒に何かじゃあ一緒に帰ろうみたいな感じになっ ちゃって男たちは完全にね
あの置いてけぼりというかそんな感じの話なんですよ でこれってまぁ
男が上に行っていろいろ説明しながらみたいなマウスプレーニングってやつですね その男性がまあ
知識量で上回っていてそれを女性に教えるって行こう上下関係を まあ
あの作ってしまうみたいな状況の逆バージョンみたいな感じですね つまりその若いママのお母さんの方がいろいろ知ってるわけ
だからシェフも要は わかんないみたいなところ
言ってくるのでそこのでまぁその 感性も多分豊かなんでしょうねそのこれとこれを合わせると美味しいはずだみたいな
でチャレンジ精神とかやったことはないけどこれにしてみたらどうだみたいなところとか 全然こう保守的じゃなくってその食とか味に対して
非常に何だろう自由なんだよね そういう人の登場でまあ逆に男性がまあ
ちょっとやり込められちゃうと別にやり取り云々はちょっとだけあるんだけどね あの別の男性がその彼女に対してちょっと文句を言うみたいなところもあったりは
するんですけども 直接のやり取りというよりはその圧倒的な
その感性とか知識とかでまあ 上に立っちゃうみたいな
雰囲気でしたね まあ痛快だなって思う人もいると思いますよんで
俺は逆になんだろう あのやっぱり知識があれば強いんだなっていうよくわかんないけどさ
あの別に彼女も強い上に立とうと思ってやってるわけじゃないっていうところがまあ 救いなんですけどね
あのこれでさ周りの男性に対してさ あーだこうだって言い始めたらそれはもう花じらんじゃうんだけどあくまで
まあ彼女は自分が楽しむためにそれを駆使している知識とかをね だけなので全くまあ迷惑ではないわけですねそういう意味では
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なんかよくできてるなぁなんて思います はいそんなわけでね今日はゆずき朝子さんの
ついでにジェントルマンついでにジェントルマンという短編集の話をしております まあと他にはですね例えば
足みじおじさんなんて話もあってこれ足長おじさん にかけてるんですけども
主人公の女性が
ふたしたことで 世界の名作文学全集みたいなものを読んでめちゃくちゃ感銘を受けるんですね
で彼女がそこから得たまままあ結論っていうのがその主人公の女の子 だと思うんですけどは
まあなんだろう 努力してとかなんだろう
頑張ってあるいは自分を向上させて幸せを得るんじゃなくて 誰かの助け
によって幸せを得てるんだっていうことに彼女は気づくんですね で
じゃあ私もそうなろうっていうふうにあの考えて そこから行動していく
っていう話なんですよ結構突拍子もない考えにも見えるんですが もしかするとこれ真実かもしれないですね
そんなところ これはね実際に読んでどんな結末になるか
ぜひあの確かめてほしいんですけども それにいろんな人物が絡んできてあの
意外な落とし所に 物語は収まるんですね
これ結構独語感が良かったですね で最後がですね1回はカフェだったかな
あの 多分女性ばかりが住んでるアパートっていうのは当時あったのかな
これどこまで実話をベースにしているかわからないんですけども まあ
当時としては近代的な あの
アパート ができてそこの1階にそうやってそこに住む女性たちが集まれるようなカフェを
始めた その女性が主人公かなでそこに住むいろんな人たちがやってくる
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という設定の中で僕が一番興味深かったのはですね そこに文芸春秋の編集者として石井桃子さんが本当に登場するんですよ
これがねどこまで実はが本当にわかんないんだけども 彼女はですねそのアパートに住んでいる作家さん
と打ち合わせをするためにそこのカフェを利用しているっていう 感じでしたね
でまぁあの話としてはそこのカフェを 立ち上げるときに援助をしてくれたのが実は菊池館なんですね
あの 菊池館も登場します
で これねこのタンペッシュの
一作目最初の話のカムカム館でも登場するんですわ けども最後にもまたやってきて
一作目ではねそのなんだろう なくなった後の話としてあの出てくるんですが
この時は生きている 菊池館さんが出てくるんですけども
彼が 本当にこういう人物だったかどうかはわからないんですけども
そんな話が絡んできたりしてまぁ ちょっとねあの変やっぱり変な男性ちょいちょい猫の短編集の中には
まあこっけーさかなぁ 描かれているのはいじるとかっていうんでもなく
おちょくるっていうのは近いかなぁ でもその男性のこう
けーさみたいなところを実は あのさりげなく描いてはいますこの話にも出てくるんですけどね
まああの 渚ホテルで会いましょうっていう話もやっぱりそういう部分があるんですけどもね
そんな感じで 女性同士の
あの物語の中にちょこっとそういった男性が絡んでくる なのでタイトルのついでにジェントルメンっていうのがね
これもちょっとなんかあのちょっと面白いタイトルだと思うんですけども なんかねそれも含めて
なんだろう メインではないんですけども
まあちょいちょいそういう 男性が出てきて
ちょっとその ちょっと面白いおかしいあの本人たちはいたって真面目なんですけどね
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そこをなんか上手に描いてるなと思いますのでよかったら読んでみてください じゃあ今日はここまでです最後までお聞きいただきましてありがとうございました
ではまたね
24:22

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