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2020-11-25 13:14

#11 THE TEAM 5つの法則 ゲスト: 福田恵里

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チームを理解するための入門書。
組織変革に関わってきた著者が、わかりやすく実践的に「成功するチーム」について書いた「THE TEAM 5つの法則」をSHE株式会社 CEO・CCOの福田恵里さんとご紹介していきます。

▽番組概要
・MC:りょかち https://twitter.com/ryokachii
・配信スケジュール:週3回(月・水・金)配信(朝更新)
・配信プラットフォーム:himalaya、Apple Podcast、Spotify他
※himalayaで1週間先行配信
https://jp.himalaya.com/mybestbooks

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これ、チームのマネージャーのみでなく、メンバーレイヤーの方でもとても有用な知識だと思うので、
マネジメント層がどういうことを考えているのかもしっかりだし、
自分がマネージャーになった時に、どういうことを下に伝えていったらいいのかということを理解する
最初の入門書になると思います。
こんにちは、りょかちです。
今日も、マイ・ベスト・ブックスでは、ゲストのストーリーとともに、一冊の本を紹介します。
今回の一冊は、THE TEAM 5つの法則
組織変革に関わってきた著者が、5つの法則をもとに、科学的に解明した、分かりやすく成功するチームについて書いています。
ゲストは前回に引き続き、C株式会社、CEO、CCOである福田えりさん。
すごく具体的で分かりやすかった、とこの本を語る彼女に、
この本を読んだことで変わったリーダーシップについて聞きました。
彼女がこの本を手に取ったのは、会社の組織に危機感を感じていた時だったといいます。
スタートアップだったので、固定費だったりとかも増やせないという関係で、
業務委託の方が、初め働いている割合的に多かったんですよね。
組織としての一体感みたいなところが、1、2年はなくて、
お互いに対しての相互理解も少ない中で、
かなりそれぞれのグループが独立再産生で動いている感覚があったというところが課題でした。
独立再産生とは具体的にどのようなことだったのか、
えりさんは当時を振り返って語ります。
チームごとに勝手に動いていて、横の連携が取れてないというか、
あそこのチームが何やってるか誰も分からないみたいな感じだった。
興味もないし分からないみたいな感じが結構あったんですよね。
そんな中、この本を手に取ったえりさんは、組織改善ワークショップを行おうと動き出します。
この本の特徴を一つ挙げるなら、問題点に対する対応策が具体的に書かれていること、
理解すれば明日からでも実行できるようなアクションが載っています。
えりさんも本の中の内容を実際に経営に取り込んでいきました。
書いてある施策の中に従業員みんなの取扱説明書を作るみたいな項目があって、
それすごくいいなって個人的に思ったので、組織改善ワークショップみたいなのを実施して、
その中で従業員みんなの取説をうちも作ったんですよね。
モチベーショングラフとかモチベーションタイプとかも取り入れてやったんですけど、
その相互理解ワークショップがすごく良かったですね。
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みんなの取説をトイレに貼っていつでも見れるようにしたりとか、
新しく入ってきたメンバーとかも定期的に取説を一緒に作ったりしてますね。
トレードを制定するということもやりましたね。
それまではビジョンだけがずっとあったんですけど、
そのビジョンを達成するための我々の行動指針みたいなところとか、
我々の組織のカルチャー、大切にしたいカルチャーみたいなところとかも合宿して、
全部洗い出して決めたんですけど、それをトップダウンじゃなくて、
全員で集まってあーだこーだ言いながらみんなで決めるっていうのがすごく良かったですね。
組織を変えるために始めたアクションは、少しずつ組織を変えていきます。
チームに起こった変化で言うと、いろんなところであるんですけど、
ルーとドンとが分かりやすくなったっていうところで、
自分たちがいつも顧客に対して取っているコミュニケーションだったりとか、
従業員同士でのコミュニケーションみたいなところとかで、
これはCっぽいよねとかCらしくないよねっていうことを表すときに、
そのクレードの項目を使って会話することが増えたので、
そこでの共通認識が互いに取りやすくなったっていうのはあるし、
採用の時とかにもすごい効いてますね。
採用でも、この人はCらしいかみたいなところの詳細項目として、
クレードにのっとって判断することがすごく多いですね。
うちのクレードの中にハートフルプロフェッショナルっていう項目があるんですけど、
これが多分一番うちの代表的なクレードで、
これにのっとってよりプロフェッショナルさを求めるようになったかなっていうふうに思ってます。
どういうことかというと、もともとCで内部的に褒めて感謝するカルチャーはすごく強かったんですけど、
成果が伴ってないのに褒めるのは、甘えたり妥協する組織を作ることに繋がってしまうなというふうに思っていて、
高い心理的安全性を保つために人への思いやりとかリスペクトは最大限に表しつつ、
やっぱりその顧客の人生に対峙するプロフェッショナルとしての意識をチームに求めるということは
すごく増えたかなというふうに思います。
昔からリーダーの役割を担うことが多かったえりさん。
しかし少しずつそのリーダーシップは変化しているといいます。
キーワードは多様性と関係性の質。
昔と今でのチームの作り方で変化ありましたかっていうところなんですけど、
自分のリーダーシップの前提として、多様性に対しての価値観みたいなのは一定変わったなというふうに思っていて、
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人間は本当に一人一人全員違うっていうところで、
価値観も育ってきた環境も能力も強みも全員違います。
それを全員がそういう前提があるっていうのを認識しきれていなくて、
自分にとっての当たり前を他人に押し付けてしまうことで、
組織の衝突は生まれるなっていうふうに、この3年間ずっと会社をやってて思ったので、
そこの共通認識として、全員違うから自分の当たり前を押し付けないでおこうっていうことはすごく意識するようになったのと、
やっぱり関係性の質が整っていないのに、成果の質を追い求めてしまうと、
逆効果になるなっていうふうに思っていて、
成果の質を追い求めるのであれば、まずは関係性の質を整えにいこうっていう、
優先順位というか順番みたいなところもすごく意識するようになりました。
関係性の質、成果の質を生み出すために必要なそれを、
えりさんは相互理解と信頼性だとお話しされます。
相互理解だったりとか、この人が自分のことをどれだけ分かってくれてるかっていうところの、
信頼関係だと思うんですけど、そこがないままに、
なんで今月こんな売上低いんだとか、こんな目標達成できてないんだっていうふうに詰めても、
全然やっぱり上がってこないんですよね、成果とか。
なのでまずは、成果がダメな場合は関係性の質を見直そうっていうところですね。
成果を出すために、まずはチームとしての関係性が必要。
組織に関する研究や、書籍が売れ続けているのもそれが理由ではないでしょうか。
経営者としてチーム作りに取り組むようになったえりさんは、
自分主体で考えない、相手への理解を常にしようとされているように見えました。
本当にさっきの業務委託とかも、結構働く形態だったりとか、
自分の人生で大切にしたい価値観が違ったりする人もありますし、
社員だったとしても、レベルというか能力差で年次が違って、
やっぱりできることも全然違う中で、
見えている資座とかカバー範囲みたいなのもやっぱり違うわけですよね。
そこに対して同じような成果とかプロフェッショナル意識を一辺倒に求めると、
かなり人が離れていったりとか、組織が崩壊する危機があったりしたなと思っていて、
自分は今多分経営者としての立場で、メンバーを評価する立場でもあるし、
自分と同じレイヤーの人とよく接することが多いから、
そんなことは当たり前だろうみたいなふうに思っちゃうことも、
本当に一プレイヤーで、例えば新卒2,3年目の子からすると、
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全然違うことを考えている場面もあったりするので、
どちらが正義とかどちらが正しいとかで押し付けるんじゃなくて、
ちゃんとその想像力を働かせて、その人の立場になって考えて発言をするとか、
導くみたいなことをやらないといけないなと感じることが結構日々あってですね。
同じ価値観を持って兵隊みたいな人たちの方が、
マネジメント的には言い方悪いですけどやりやすいけど、
それだとイノベーションってやっぱり生まれなくて、
多様な価値観を持った人たちをぶつかり合うことで、
今までになかった爆発的な価値とか変化が生まれると思うので、
それをどううまく波に乗って、
みんなのいいところを最大化させてあげられるかみたいなのは、
すごく経営者のミッションだなと思いますね。
これまで様々な方とこの番組でもお話をしてきましたが、
いいチームを作ることはとても手のかかることだと思います。
もしかしたら一人で授業をしていた方が気楽かもしれない、
と私は思ってしまうタイプ。
しかし、もともと個人でデザインスクールを運営していたえりさんは、
チームを作ったのは自分がした意思決定の中で一番良かったことだと話します。
そのプレッシャーとか自分の能力不足に対する不安に、
たまにすごい押しつぶされそうになることもあるんですけど、
自分が普通に考えたらこんなこと起きないだろうっていう、
予測もしないような理不尽なハードシングスが溢れてます。
だけど、自分で会社を作ってみて、
一人だと絶対にできないチャレンジっていうのがチームだとできるなっていうのも、
この起業してからの3年間ですごく感じていて、
同じビジョンとか夢を持ったチームの力ってすごく偉大だなっていうふうに思ったので、
そのプレッシャーみたいなところは感じつつ、
やっぱり大きなことを成し遂げるのに、
会社を作ってチームでやれるっていうのは、
自分がやった意思決定の中で一番良かったことだなと思ってます。
あのまま個人事業でやってたら、
今の市みたいに本当に何千人もの女性の人生を変えるみたいなことは絶対できてなかったし、
あれをちゃんと法人化して大きくしていくっていうふうに自分が意思決定したことによって、
これだけの人生の変化の総量っていうのは埋めてると思うので、
それはやっぱりチームじゃないとできなかったなと思います。
組織も大きくなれば問題も大きくなるけれど、
その分世の中に起こせるインパクトももっと大きくなる。
世の中に起こすインパクトの大きさの方に目を向けて語られるえりさんは、
とてもかっこいい人でした。
最後にリーダーシップとは、何もリーダーだけが持つべきスキルではない、
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という話を聞いたことがあります。
チームで仕事をするのも、チームで成果を出すのも、
リーダーだけの仕事ではありません。
組織論も同じではないでしょうか。
組織に対してそれぞれが貢献しようとする気持ちが、
一人では作れない、唯一無二の仕事を作るのでしょう。
組織作りとかマネジメントに役立つ知識が、
とても具体的な事例などを踏まえながら説明されているので、
すごくわかりやすい本です。
これはチームのマネージャーのみでなく、
メンバーレイヤーの方でもとても有用な知識だと思うので、
マネジメント層がどういうことを考えているのかもしっかりだし、
自分がマネージャーになった時に、
どういうことを下に伝えていったらいいのかということを理解する、
最初の入門書になると思います。
今回は、C株式会社、CEO、CCOである福田恵里さんをお迎えして、
THE TEAM 5つの法則をご紹介しました。
ご相手は、りょかちでした。
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