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こんにちは、江戸川敏です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、 向井先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今回は前回の続き、 続編ということでやっていきたいと思うんですが、
3月10日に出た最高裁判決ですね。 あったんですよね。
運送業を中心とする振り分け方式という、 向井先生がネーミングしたものが、
結果的には違法という結論になったというお話であります。
非常に難しい話を、向井先生が一言で言うんだったら、
人間使い放題プランというのはダメだという結論になったんですよ、 という話がありますので、
詳しいところは、ぜひ前回の方を聞いていただきたいんですが、
今回、この違法性に対して、 じゃあどう解決するのかということがないと、
単なる問題提起で終わってしまうので、 ただその解決策を2年半前から、
実は番組でやっていたという、 未来予想をしていた向井先生、
どや顔で今日はどう解決するのかという話をさせていただきたいと思います。
そうですね。振り分け方式をやっているお客さんもいっぱいいて、
今も訴訟をうちの事務所を僕は知っているだけで、 この振り分け方式を3、4件やっているんですね。
でも相手は、見払い弾両大専門にやっている先生と、 アディーレ・ベリーヴェストかな。
いつもの顔ぶれって感じなんですよね。
またお前か、みたいな。
だんだん難しいと思わないんだけど、 マニアの世界になりつつあって、
前はいわゆる人権派の先生とばかり当たってたけど、 人権派の先生ってそんな増えないんですよ、数が。
やっぱり一定割合なんですよね、今でもね。昔も。
アディーレ・ベリーヴェストも巨大な組織になってまして、
見払い弾両大専門事務所も名前言いませんが大きくなっていて、
そういう人たちとの争い、戦いって感じなんです。
なるほど。
苦しいんですけど、どうしたらいいんだってお客さんによく聞かれて、
ずっと悩んでたんですが、3年前にひらめきましてね。
ひらめきましてね。
3年前かな。そう、3年前にひらめいたんだ。
コロナの時に暇だったのかわからないけど、ひらめいて。
これってオール部合でいいんじゃないって思ったんですね。
なんでかというとオール部合にすると、例えば簡単ですね。
向井君、君の月給は売上げの半分になるよって来月から。
残業代はそれに対して払うよと。
えっ、そんなのいいんですかって思うじゃないですか。
給料は全部部合で決まるなんて。
基本給とか払わないとダメなんじゃないかって思うじゃないですか。
これがオッケーなんですよ。
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結論から言うとね、オッケーなんですね。
いまだに本出して、もう2年経つかな。1年経つかな。
1年半くらい経つかな、本出して。
そうですね、出したオール部合給は高使いという日本法令作が出したんですけど、
これに対するね、クレームはないですね。
違法だとおかしいっていうのはない。
あの頃はありますけど、全体に正面からおかしいっていう人は誰もいないですね。
正しいと思いますね。
実際あの頃は提案して動き出しだったじゃないですか。
もうこれから2年半、3年近く運用しているところが出ていると思うんですけど、
いい感じで動いている。
いい感じで動いていますよ、定着しているところで。
オール部合給の残業代って安いんですよ。
これも取り上げたと思うんですけど、
例えば残業代って普通は基本給で時給計算して、それに1.25払うってやつじゃないですか。
だけどオール部合給の場合は、残業時間込みで時給計算するんです。
例えば30万の部合給で、
簡単に言うと何がいいですかね。
200時間働いたら、残業時間込みで時給は1500円です。
500円の社員になりますね。
例えば30時間、200時間は30時間残業したら、
時給が2000円だから、2000円×30って思うじゃないですか。
2000円×30なんだけど、割り増し率が0.25なんですよ。
1.25じゃないです。0.25でいいんですよ。
なぜかというと、部合給に基本給というか、
1.25の一部分は払っているし払い済みという計算になるんですね。
だから合法的に残業代を下げることができるんですよ。
ああ、そういうことね。
すごいでしょ。すごくないですか。
この話、前回で言いましたよね。
時給1500円で30時間働いたら、だいたい6万7万円いっちゃうんですけど、
それでいくとですね、1万円で済むんだよね、だいたい。
1万円ぐらいです。
かたや5万円の残業代と1万円の残業代で働かしている内容は同じ。
だったらどっちがいいかって話ですよね。
ということでですね、オール部合給を進めてまして、
じゃあ50万円もらえる月があるとは限らないじゃないかと、
30万円になったらどうするんですか。
あるんですけど、それは法律で決まりがあって、
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運送業、だいたい6割ですね。
通常の賃金の6割を保証しろということが決まってまして、
例えば、過去の時給計算して、その時給の6割は保証する、
労働時間が。
簡単に言うと6割保証ですね。
50万円だったら30万円保証と。
そういう仕組みは作らないといけないので、条文上。
最低保証はつける必要があるんですよね。
最低保証ですもんね。
普通に運用していたらお支払いにはなるだろう。
よっぽど会社が苦しくない限りは、
最低保証は下回らないと思いますけど、
運送業からしたら、仕事が少ない時に少なめに払って、
多い時に多く払えるし、残業代も安くなるから、
タクシー運送業にとって理想的な賃金体系なんですよ。
現にタクシーはオール部IQが多いんですよ。
振り分け方式使って、ちょっと看板を掛け替えてるだけだけど、
実際はオール部IQなんですよ。
なるほど。
だから、私はお勧めしてるんですけどね。
ところが、やっぱりオール部IQの会社の文化と、
固定級の会社の文化って違うんですよね。
どう違うんですか?
結局ですね、固定級が好きな人が集まるんだよね。
まあまあ、そうでしょうね。
部IQが好きな会社は、部IQが好きなキャラの人が集まるんですよ。
ああ、ちょっと当ててやろうみたいな感覚というか。
そう。
古込みの世界系の雰囲気と、安定系を求めるかの感じが出るわけですね。
そうです。
ですので、社長さんは非常に悩むのが、
うちの会社でオール部IQやったら、すごい揉めるんじゃないかと。
なるほど。
暴動が大きいんじゃないかみたいな。
カルチャーフィットしないんで、結果暴動が大きいんじゃないかと。
そう、そういうのはありますね。
ただですね、実際はそんなことない感じですけどね、やってみると。
結局保証してあげるので、一定金額を。
あと移行措置で、結局移行措置をして、一定額を保証しますから、何年とか。
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だからあんまり変わらないですよね。
ということでございます。
なるほど。
これ、先ほどの話ですと、書籍の方もね、詳しくはそちらの方を見るのが一番いいかもしれませんが、
実質残業代の0.25で、残業代を減らせると。
これは導入企業、経営者サイドにおいては、いやその精度はいいなって思う部分が強いかもしれませんけど、
これ社員への説明が相当ハードル高そうだという印象を受けてしまったんですけど、
この点についてはいかがですか?
高いですね。
高いですね。
いやいや、やってみればなんとかなるけど、やっぱりハードルは高いですね。
ビビっちゃうよね。
だけどやらないと運送業とか、ちょっと難しいと僕は思うけどな。
どうしてかというと、2024年問題というのがあって、
年間960時間しか残業させられないんですよ。
長時間労働で稼ぐってのはできないわけね。
やってる仕事で稼いでもらうしかないんですよね。
やってる仕事、そう。2024年問題、あと1年か。
もう1年ですね。
おそらくね、いろんな社会に影響が出ますね。
何時間って言いましたっけ?
年間960。
960って言うと?
単純に1ヶ月で80時間ですね。
80時間超えちゃダメって。
80時間やってる人は余裕で超えてますよね。
余裕で超えてます。
余裕で。
余裕で超えてますよね。
超えてない会社は珍しい。
1割2割もないんじゃないですかね。
これは業種関係ないんですかね?
業種関係ないですね。
運送業だけですよ。
運送業のみなんですね。
そうですね。
ただ運送業以外ももちろんダメですよ。
960もやっちゃダメかな。
そのあたりは2024年問題として改めてきちんとお伝えしていきたいと思います。
そういう風にちょっと厳しいかもしれないけど、
タクシー会社のお客様の前で話したんですけど、
オールバイでやってる会社ありましたね。
それで何も問題は起きてないって言ってた。
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感覚値をみなさんアンケートで取ったりした感じだと、何割ぐらいオールバイやってる感じなんですか?
何割オールバイやってるのは1割もなかったな。
やっぱり現状そんなもんなんですね。
そうです。
ということで、今回最高裁判決からの解決策として2段で2回にわたってやってまいりましたが、
詳しくは細かな制度設計運動とありますので、
そのあたりは日本法令村から出ております
運送業の未払い残業代問題はオールバイで解決しなさい。
かなり在庫なくなってきていると聞いているので、ぜひチェックしていただきたいなと思っております。
まとめがえしたら値段が上がりそうですね。
お会いをよろしくお願いします。
ありがとうございました。
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