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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、 経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。 こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え 向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
いやー、久々に放送事故がね、取り直しになりましたが。
いや、聞いてる人わかんないから。
こんにちはって言った瞬間に、はいって。
いや、多くも消えたか。
うっ、すみません。
いやいや、よろしいですか。
大丈夫です。
ちょっと、あったほうが疲れちゃったんですかね。
今、正常に戻りました。
あ、正常に。よかったね。
大丈夫です。
今日の収録、心配になりましたが。
大丈夫です。
大丈夫らしいので、早速いきたいと思いますがね。
はい。
今回は前回からの続きということで。
そうですね、続きで、あのちょっと最近働き方改革のセミナーで喋り始めてることを話したいと思いますね。
いいですね。
前回の復習も兼ねてですが、前回のご質問がですね。
会社が労働法の法令遵守を全部が、全会社ができたとしたら、どんな社会が出来上がりますか?
というね、質問に対して向井先生が簡単に、ちょっと僕は要約してご回答いただいてもいいんですか?
大丈夫です。
まずは、力の強い者が勝つと。
労働時間が、長時間労働ができないと、効率の良い会社、大きな会社が勝つので、大企業に淘汰されてしまう。
中小企業が淘汰される。
あとは、雇用を選ばない働き方が、必然的に増える。
外中化が増えて。
企業を独立したり、企業をしたり、個人事業主で働く人も増えるだろうと。
これこそ、もしかしたら、このご質問の趣旨なのかもしれないけど、安倍政権が目指してる働き方改革なのかなと思いますね。
そんな時代において、逆にどういう人材、どういう人たちが生き残れ、活躍していくのかという話がないと聞いてる方々も、私たち、どうするの?ってなりますよね。
ただ、これから話す内容もね、イラッとする可能性があるんです。
まあ、いいじゃないですか。本質とかっていうのはね、時に。
人の感情を刺激する。
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最近ね、刺激的ですねってセミナー聞いて言われるんだけど、お前言い過ぎだよってたまに聞こえるときがある。
大丈夫なのかなって毎回、帰り道考えるんですけど、しょうがないですね。
大丈夫です。大丈夫です。
それで、私、働き方改革のセミナーも1年ぐらいやってるんですよ。
1年ぐらいやってますね。
20回以上やってる。もっとやってるかな?30回?40回ぐらいやってるのかな?
働き方改革という切り口で。
じゃあ、今日その一部のコンテンツを教えてください。
ネットで働き方改革で調べると、ある企業が出てくるんですね。
それが前回、ポロッと出てきた会社ですか?
ポロッと出てきた会社。未来工業。有名な会社。
カンブリアか何かに出た?
そうなんですよ。一番最初は本で取り上げられたんじゃないかな。
日本に残したい素晴らしい会社みたいな本があって。
100億みたいなやつ?
日本で残したい小さい会社みたいなやつ?
そういうのがあって、そこからだんだん世の中に知られるようになって、テレビにも出るようになって、
創業オーナーの方は亡くなっちゃったんですけど、
創業オーナーの方がいらっしゃった時も結構テレビに取り上げられていて、今でも有名ですよね。
私、細かいところあまり存じ上げてなかったんですが、ざっくり概要だけ教えていただけませんか?
ミライ工業さんというのは名古屋証券取引所に上場している製造メーカーで、
住宅とかの建築現場で使う伝送資材とか伝送設備を作っている会社ですね。
特徴的な?
特徴的なのは残業がゼロ。
禁止?
禁止だね、確か。ゼロじゃなくて禁止。
残業ダメ?
ダメ。
現金振り切ってます。
定年が70。
全員正社員。
ノルマなし。
営業ノルマなし?
営業ノルマなし。
あとは、有給休暇は全部消化。
製造業だと、大体年間休日で110、120、110から。
大企業で130弱くらい。
130だったら、140かな?確かミライ工業さん。
ミライ工業142プラス有給休暇全取得。
全取得でしょ。
年末年始が10何連休だったんだ。
という感じなんですね。
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大体ホワイト企業?
俗に言う、完全なるホワイト。
というか、こんな会社が存続するのかという疑問に沸くほどの。
で、なんでが書いてないんですよ。
なぜこの会社が書いてあるのか?
いろいろネットで調べても書いてないんで、自分で探して考えたんですけど。
なんでだと思いますか?
え、いきなり?
なんでだと思いますか?
なぜこういう制度が成り立つのか?
あ、すごいね。で、終わったら意味ないじゃないですか。
じゃあうちもそうしようとしたらできないかなってなるようになりますよね。
そうですね。制度から真似したらこれ会社とずれますよね。
そうですね。
これが成り立つための何かしらの背景が会社にないとできない。
できない。
そういった仕組みが存在しないとできない。
できない。
そこは何か?
まあ簡単ですね。
何だ?
そのニッチな分野でトップシェア。独占。独占に近い圧倒的トップシェア。
うん。
になると未来工業しか売ってないとなると、お客さんから値引きとか残業要請とか、あとは早く持ってこいとか。
はいはいはいはい。
言っても断れるじゃないですか。
いやできませんと。
だったらお付き合いしなくて大丈夫。結構ですと。
ってなると困るから自然と、あ、未来さんすいません。いつ頃届きますかとか、この値段で結構ですってなりますよね。
なりますね。
そうすると休めるんですよ。残業する必要もないし。
値引き競争もないから無理な製造ライン稼働とかそんなのもいらないので、お客さんにNOと言えると製造ラインとか結構効率よく回せるじゃないですか。
はいはいはい。
急な発注とか断れなかったりすると、いきなり残業増えるんですよね製造業ってね。
遠藤さんもご存知だと思いますけど、計画的にできるんだったらいく分が平らに平準化できるじゃないですか。
いきなり大量発注とか短納期とかなるとあっという間に残業時間って増えますよね。補助なんかもね。
というただそれだけなんですけど、それを意図的にやってるっていうのが、
要はこの会社は残業は禁止だけどとにかく考えろと。改善提案が命だと。
提案制度というのがあるようでして、提案が採用されるされなくても提案出せば500円もらえるらしいんですよ。
それはそのまさに提案とか改善の文化づくりのためのこれ。
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とにかく考える。とにかく考えに考えて、考えまくって仕事しようっていう。こういう未来工業さんの仕組みなんです。
ただそこのポイントはニッチ、トップシェアをちゃんと取ることで。
こういう会社って勝手に宣伝してくれるから世の中が、求人広告出す必要ないよね。
あるジムポジションの採用募集したら、全国から500人くらいの人の話が書いてありましたね。
だからもうそんな内定。今内定者、新卒内定1人取るのに何百万でしょ今。
何十万で聞かないんじゃない。
それは紹介を。
紹介もそうだし。
コストとして。
コストとして。
いや全然100なんて余裕で超えます。
100って聞かないよね。
全然聞かないでしょうね。
10人新卒内定者取ろうとしたら場合によっては数千万ですよね。
かつ内定1台車が出る可能性も高いじゃないですか今。恐ろしいことに。
未来工業さんそんなに恐らく。
こんなにいい会社入れるんだったらお金払ってでも入りたいくらいの。
となると元取れてるっていうか。
広告宣伝費ゼロ、求人広告費ゼロでほぼゼロで優秀な高校生とか高専の人が来るっていうね。
好循環。
地元の優秀な子も未来へみたいな感じなんでしょうね。
これ面白いのが、これでもね僕分かんなかった。
なんでこの経営者はこんなにこだわるのかと思ったの。
この人のエネルギーの源泉ね。
例えば宣伝するためにやってるんだったら分かるんですよ。
20年30年前からやってるんですよ。この活動。
この時代を見据えてたと思いながら。
ブラック企業なんて名前なかった時代からやってるんですよ。
世の中がブラック企業だった頃ですもんね。
で、創業オーナーのインタビューっていうのはYouTubeにあったんですね。
でもなくなっちゃったの。山田さんって方ね。
で、「あ、なるほど。」って思ったのが、自分は実は劇団が大好きで劇団を持ってたんですと。
若い頃。
ところで劇団やりながら、お父さんが工場を経営してて、お父さんの工場を手伝ってたんですと。
ところ劇団も頑張ってやってると、親父が気に入らなかったらしくて、俺をクビにしたんですと。
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で、食っていけない。で、自分の家族もそうだし、劇団員を加わさないといけないってなって、
劇団やるために工場を作ったの。
だから残業なし?
そう。で、劇団したいから練習しないといけないでしょ。劇団の練習。
残業は絶対ゼロ。なぜなら劇団をやるためにやってくれば仕事は。
これは単純に劇団をするための、本当にだから二次的なものなんですね。仕事は。
そう。なんで逆転してるのよ。
もう山田さんって、3、4年前に80なせいでお亡くなりになったから、もう戦前生まれですよね。完全に戦前。
なんだけど、感覚がむしろ今風で。
やりがいありがちですね。しかも仕事じゃなくて。違うところに。
だからまず劇団ありきで考えてるから、で最初製造ラインもね、劇団の人立たせたらしいんですよ。
うん、マジっすか。
マジマジ。
マジっすか。
で、みんな早く練習するから、ダメだと残業なんかするなっつって、そっから始まったんですよっていうインタビューがあって、そりゃそうかと。
だからホワイトカラーとかワークバランスの前に、そもそもお金儲けのためにやってるんじゃなくて劇団やるために工場作ってるから、順番が逆らわない。
はー、すごいですね。
で、劇団やるには何しようかって言ったら、あ、そうそう、下請け禁止なのよ。
書いてありましたよ、下請け禁止。
で、下請けやっちゃうと売り上げは立つんだけど、下請け先からの要求聞かないといけないじゃないですか。
そしたら踊れない。
踊れない。
はい。ハースで練習できない。リハーサルできない。
できない。
これじゃあダメだってなって、下請け禁止。
劇団としてね。
劇団として。ただ劇団ハースなの。
これってね、ちょっと僕知らないんだけど、こういう解説してる人、まあネットの記事じゃなくてね、いやかっこいい人だなと思って、もうね、亡くなっちゃったけど、
YouTube聞くと何言ってるのかわかんない、ちょっと平和田さんのしゃべりがね、だけどおそらくそういうことだなと思って。
劇団なのに何言ってるかわかんないですか。
何言ってるかわかんないの?本当。
ちょっと聞いてみたいです。聞いてみます。
いや、あの、
そうとこ。
それで、そっから逆算して考えてるから、まあそれは今の時代にぴったりですよね。
いや、そっか。
要は価値観が当時から今の最先端取っちゃってて、それをベースに社会の常識無視して勝手にイノベーションしちゃってた。
イノベーションしちゃってるのよ。
天才だねこれ。
いや、かっこいいなと思って。
それはすごいですね。
で、しかもかっこいいのは経営者としての仕事もやってるじゃないですか。
高付加価値、高収益。
中業員、生き生きしてます。
中業員も。
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いや、すごく雰囲気、ビデオで見てる感じは良かった。
いや、そりゃあこの感じだったらいいでしょうね。
まあ、あと周りから言われるからね。
え、未来工業さん勤めてるのすごいねあなたって言われるじゃないですか。
もはやブランドまで。
ブランドですよね。
え、今でもやっぱり残業ゼロなのとかって言われますよね。
ゼロですよ。
確かにね。
っていう風に、理想論言ったらそうなんだけど、結局経営者の仕事じゃないですか。
本当ですね、ここはね。
これ当然ね、スタッフの方優秀なんでしょうけど、何よりもこの社長の経営者努力の賜物ですね。
これは胸の痛いやつじゃないですか。
うちの事務所も何とかね、俺に近づくようにしたいなと思っていろいろやってるんですけど。
日常の独占じゃないですか。
日常の独占ですね。
で、あとは、劇団の話はちょっとします?
劇団かきつぱた、そっち?
そっち。
そっちですか。ちょっとだけですよ、ちょっとだけ。
あ、次回にしましょうか。
あれ、劇団かきつぱたってちょっとだけ前話しましたっけ?皆さんご存じないのかな。
でも詳しく喋ってない、話してないですね。
それしなきゃ、これ2、3分でできる話じゃないですよ。
あ、そっか。
次回だな。
次回ですね。
ちょっと前振りだけいただいていいですか。
前振りは私、この前劇団、法律劇みたいなのやって、
で、もう、あ、劇団っていい、演劇っていいなと思って。
え?何何?
演劇。
演劇っていいなって思ってたんだ。
演劇ってもういろんないいところがあって、
で、あ、うちの事務所でもう取り組むしかないなって思ってます。
え、力入れる方向?
力入れますよ。
年に2公演は。
マジですか?
できればもっとやりたいんですけど、
2公演くらいは最低。ミニ公演は2公演。
お客様向けに。
めっちゃおもろいじゃないですか。
それちょっと絡んでいいですか?
いいですよ。是非。
あのー、ポッドキャスト聞いてる方で、
劇団やってくださいって言われれば、
会場とかね、大変ですけど出会いとか、
あのー、
行きたいですね。
いやそれ、おもろい。
劇団プラス、まあ解説みたいな。
それはね、ちゃんと話は真面目な部分も。
で、下手くそなんですけどおそらく、
まあさっきのは私のね、中国語のセミナーじゃないけど、
気持ちが伝わるんですよ。
あー。
感情ですからね。向井先生最近ね、人は感情で動くみたいな。
まあ当たり前ですからね。
当たり前だけど忘れがちな話を。
だけど、理屈で動くと思っちゃうから弁護士とかは、
それじゃないですよね。
いやー、手放しを。
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ことをやっていまして、
え、次回から?
次回ですね。
次回かわかんないけど、いつかわかんないけど。
いやいやいや、次回しましょうよ。
具体的な。
具体的な。
内容で。
そうですね。
はー、どこを目指してるかっていう気になるとこですが、
じゃあ次回は、
はい。
劇団かきつばと。
はい。
本日も。
ちょ、ちょっと待って。
え、たまたますかこれ?
ストーリー書いてました?
こんな上手く繋がるもんですよ。
あ、途中でね。
思いついた。
思いついた。
あーこれ繋がるなと思って。
まんまとやられたわ。
いやー、脚本家だなー。
いやいやいや。
ありがとうございました。
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