1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第290回「労使紛争(原因編)..
2021-02-26 19:51

第290回「労使紛争(原因編):経営者が経営者の仕事をしていない!」

第290回「労使紛争(原因編):経営者が経営者の仕事をしていない!」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えば、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願い致します。
はい、よろしくお願いします。 さあ、久々のシリーズものということでですね、労使紛争の原因パート2ということでやっていきたいと思いますけれども、
前回の復習を簡単にしましょうか。 はい、そうですね。労使紛争の原因は労働法を守ったから
紛争が起きないってわけではないということですね。 大前提ですね。大きな原因の一つが期待値と現実のズレですと
いうことですね。採用における期待値と現実のズレ、 仕事における期待値と現実のズレ
これが2大要因かなと思うんですね。
という話をガッツリとさせていただいて、ちょっとだけそこに対する解決策みたいな話もいただきましたけれども、今日は他にもあると。
そうですね、あとは他にいっぱいあると思うんですけど、あと2つちょっと挙げたいと思うんですけど、
従業員が経営者の代替わりや時代の流れについていけないというのはあります。 従業員が経営者の代替わりや時代の流れについていけないと。
それが原因で労使紛争に発展すると。 めちゃめちゃありますよ。
代替わりというのはもう事業承継だったり。 事業承継だったり、わかりやすく社長交代とか。社長交代だったり株式売却で新しい株主から派遣された役員
だったり、親会社が変わったり、 いろんなパターンがある。これはありそうですね。
会社の時代の流れについていけずっていうのは、今わかりやすくこのコロナ? コロナ。
文脈的にはDXかとか、大きい文脈で言うとそういうことですか? そう、DXかもそうですけど、もっと感情的についていけないというのもあるんですよ。
時代の流れについていけない。 代替わりについていけないというのは、感情的についていけないというのはあるんですね。
これまでだったら許されたことが許されないとか、 営業方針が全く変わって、例えば対面接触が禁止になったと新しい社長のもとでやと。
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とかですね。 これはありそう。それは受け入れないといけないんだけども、
反発してですね。 それだけで労働問題は起きないと思いますけども、
やっぱりこう、いろいろ反発して従わない人いるんですよ。 これ結構多いですよ。 なるほどですね。感情の問題ですね。
じゃあ能力的に従えないかとそんなことないんですけど、 感情の問題かな。
例えば、ペットでもそうだと思うんですね。 飼い主って一人じゃないですか。
で、飼い主が変わるなんて受け入れられないですよ。
相当時間かかりますよね。 確かにそう。
今まで餌くれてたご主人がいなくなり、 知らない人が餌くれたって、
言うこと聞かないで。 キャンキャン言いますね。 最初警戒したり。
しますよね。 人間も同じなんて。 だけど、まあ人間だから、
ずっとね、同じじゃないんだけど、 まあそれはそうとして、従おうよと。
株式会社ってそういう仕組みなんだからってことなんだけど、 これは反発してね嫌がらせする人いるんですよ。
なるほどねー。 ご本人は自分をないがしろにされてるって思ってから。
あまり徴用されない、期待されていない。 重要な仕事任されていないと。
まあそう思ってるから、本当かもしれないけど。 そしたら信頼回復するしかない。
素直に受けるしかないんですけど、 それができないんだね。
これ別にもう経営者だけじゃなくて、 立場のある方は完全に起きますよね。
市社長みたいな、部長が変わるとかもそうです。 まあそれ従わないといけないんですけど、
従わないだったら辞めるしかないと思うんですけども、 辞めないと。これで労働問題になるってこれ多いですね。
期待値ともちょっと関係しますね、これもね。 そうですね、経営者の基準があるんで期待値が増えますからね。
それについていけないと。まだあるんですか? 時代の流れについていけないと。
例えばおっしゃるとDXかデジタルか、 あとはその対面営業の禁止とか、
ソフトウェアが全部効果になっちゃって、 更新しちゃって、
例えばプログラマーだったらプログラム言語が 変わっちゃうとか、
あるじゃないですか、自分の得意なのとか、 現場がなくなっちゃうとか、
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まあそんなのいっぱいあるんですよね。 出版社だったら出版の仕事の内容が変わっちゃうとか、
動画に変わっちゃうとかね。 話がありますけど、
今、僕すごいびっくりしたのが、 ある本屋さんは、出版社は、
何だったかな、忘れちゃったんですけど、 本作る過程も売り物にして、
それも売ってるんですよ、今。 ずっと売ってます?
編集会議を配信するんですよ。
それを監禁するんですか?
そう、有料会員というのを設けて、 編集会議を見れるっていう特典があるんですよ。
はあ。
あと、執筆者と編集者の会話が聞けるっていう。
最近、最近流行りすぎてる、 クラブハウスとかでやってるとは違くて、
そういうものを一般で売ってるってことですか?
そこに課金。
クラブハウスとはちょっと違うんですけど、 何て出版社だったかな?
知らなかったですね。
確かに人によっては編集会議なんて、 コンテンツ制作の場としてはむちゃくちゃ価値ある。
わかった。三島社。
三島。
三島社。カタカナで三島社。
知らないですね。
すごいんですよ。 僕も本の内容知らないんですけど、
動画で受けたら本にしますとか、 すげえ適当なんですよ。
動画で受けたら本にするけど、 受けなかったら本にしないとか、
適当っちゃ失礼だな。
いい意味で柔らかい三島社。出ます。
原点回帰の出版社。
そう。
コピーですね。
すっごいなと思って。
カタカナで三島。
知らないな。
有料会員ですよ。
チャブ代で話すんですよ。
ここから出た知ってるような本ってあるのかな。
どっちかっていうと、社会学系かな。
社会学系なんですよね。
そんなに大きく、正直100万部とかって なかなかならないと思うんですけど、
要するに作る過程を売り物にすると。
すごくないですか。
でも体験を売るとかに近かったりする発想なんですね。
プロセスに課金できるっていうね。
例えば新しい社長がこういうことやりたいって言ったら、
そんなの出版社じゃねえとか。
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言うと思いません?
なるほどね。この会社がそういう方針出した時に。
著者との話なんて信頼関係で成り立ってるのに、
なんでそんな公開すんだと。おかしいじゃないかと。
いやいやいやと。
それじゃあやっていけないでしょと。
普通に本売ったら潰れるよっていう話だと思うんですよね。
なのでそういう対談から売って、
有料会員サブスクなんかな。
そのライブ見てもらって課金して、
評判良ければ本にしたりとか。
本当だ。
イベントの話してる内容そのものもCDじゃないですけど、
コンテンツとして売ってるんですね。
見放題とかっていう権利を。
ただ無料動画今いっぱいあるから、
よっぽど価値ないとなかなか大変だと思うんですけど、
YouTubeとかに出ないような人とかを見つけてやってるんです。
なるほどね。でも確かにこの対談聞いて、
この人たちは面白いなと思ったら、
それを本にまとめたら多分その人たち買いますもんね。
在庫もだいたい予測できるじゃないですか。
在庫というか売れる本数もね。
何が言いたいかというと、
当然経営者の人が交代したら、
こういうことを言ったりするわけですね。
方針変わったり。
いや俺はついていけないからやめるわだったらいいんだけど、
文句言いながらやめないと。
で、従わないと。
これ労働問題なんでね。
なるほどですね。
いっぱいいるこういう人。
もう気の毒だけど、もう無理だよって思うんだけど、
自分は正しいと思ってから。
正しいと思ってから。
だから結構なトラブルになるんですよ。
なるほどですね。
これから増えるね本当に。
援護士も本当そうですよ。
どういうことですか?
やっぱり時代の流れについていけない人はどんどん厳しくなる。
生き残りという意味では特にですか?
だけども、援護士が増えたせいだとか、
司法改革が悪いとか、
それもあるんですけど、やっぱり本人の努力不足ですよね。
なるほどですね。
当たり前の話じゃないですか。
これで結構労働問題なんですよ。
従業員が経営者の代替わりが時代の流れについていけない。
次がもう一本話だね。
最後がちょっと耳が痛いと思うんですけど、
経営者が経営者の仕事をしていないと。
よし、この回はやめますかね。
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そうなんですよ。
経営者は何の仕事が経営者の仕事だと定義にするんですか?
実はね、僕最初わからなかったのよ。
例えばね、みんな人柄が結構いいかったりするんですよ。
深刻な労働問題が起きてる会社。
社長が。
ブラック社長の元で起きないのよ、深刻なやつって。
なるほど。
人柄はいいんですよ。で、お金もあったりね。
だけど従業員は本当に真っ赤になって怒ってるみたいなね。
えーってでも業界平均の給料払ってるし、
なんでこんなになっちゃったのかなとやっぱり思うんですけど。
なんすかそれ。
なんだろう。
これね、やっぱりこれも犬みたいと思うんですけど、
YouTubeの動画でね、
なんていうのかな。
飼い主噛みつく。
噛みつく犬がいる。
人間信用してないみたいな。
で、じゃあ頭撫でてよしよしとか餌いっぱいあげたらいうこと聞くかっていうと、聞かないんですよ。
これが。
これが聞かない。
よしよししても。
餌あげても聞かない。
で、保護犬とか保健所から殺処分されそうになってる犬引き取ってるそういうYouTuberの人。
どんなYouTube見てるの。
いるんだよそれは。
そんな番組あるの。
すごいのよ。
あのね、なんだっけ忘れちゃったな。
見てほしいんですけど。
人間と犬は違うけど、やっぱり動物の面はあるから。
実は本読むより犬のしつけとか。
生態を観察したほうが勉強になると。
あと人間とどう関わるかのほうが。
ポチパパチャンネル保護犬たちの楽園っていう。
すみませんどうでもいい。
深井先生は何見てるんですか。
いやこのおじさんがすげーんですよ。
もう一回タイトルなんで。
ポチパパチャンネル保護犬たちの楽園っていう。
ポチパパね。
登録者数19万だから。
ほんとだ。
すごいの。だって最大稼働再生動画628ですから。
これはすごい。やばいですね。
精神疾患の犬とか。
そう。
はいはい。
すごいでしょ。あとライブ配信したり。
で寄付してくれるんですよ見てる人に。
ちょっと待ってコンテンツ力が強すぎてやめましょう。話を戻りまして。
それでなんでいうことを聞くかって僕は全部の動画見てないんだけど。
見てると要は柔らかくなんですけど。
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上下関係を教えるんですね。
上下関係を教えてるの。
なるほど。
信頼関係を築きながら上下関係を教える。
僕が上なんだよと。
君言うこと聞かないといけないよと。
勘じゃいけないよと。
だけどそんな変なことしないよってこういうことを繰り返す。
ほうほうほう。
そうなんです。意外とね。
ちょっと厳しいこともやるんですね。
厳しいって叩いたりとかしないんだけども。
自分がご主人様なんだよっていうのを分からせるようにやったりするんですね。
人間に置き換えて。
人間に考えると。
経営者たるゆえんは何かっていうと。
これ安田さんから教えてもらったんですけど。
なるほどなと思ったんですけど。
集客と商品開発だっていうわけね。安田さんは。
ほうほうほう。
すっごく分かった。さすがだなと思って。
なんでかっていうと、その労働問題起きて社員からはっきり言って舐められてる社長さんいるんですよ。
人柄良くて。
どっちもできてないの。
逆にパワハラセクハラ当たり前のめちゃくちゃな社長とか何人かいたんだけど。
会社回ってて、で労働問題もなんとなく解決するそういう人いるんですよ。
いんのよ。
これはね、集客と商品開発めちゃくちゃ上手いですね。
だからもちろん100年続くとか、社会に貢献する会社とかになれば経営者の人からも必要なんだけど。
お金を回すっていう意味では、集客と商品開発しないとうまくいかないんですよ。
結局利益がなくなって労働条件も悪くなるからですよね。
うまくいってる会社ってこれ2つやってんですよ。
それか少なくとも社長がやれなくてもそこがちゃんと駆動してるっていう状況があると思うんですね。
先代、先々代の社長が築き上げたシステムが稼働してて、集客も商品開発自動的にできるってのはそれはOKですよね。
例えば、装置産業とか製薬会社。製薬会社は常に研究開発必要だけど、社長の個人の力量っていうよりは組織ですよね。
あるんだけど、中小企業は社長個人の力量が大きいんですよ。
なるほどね。それは確かに。
これは不思議なんだけど、これができてる会社は力技でねじ伏せるのができるんだけど、できない社長はできないんですよ。紛争の解決も。
経営者として何が言い正しいとかっていう話ではなくて、老子紛争が起きる原因としての観点で見た時に、
ここ実は集客と商品開発がかなりキーだよってことですね。
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そうなんですよ。
ここは目をつぶりたくなる話ですね。
これ完璧にできてる会社ね。もう本当に経営者に歯向かえない空気がビシッとできるんですよ。
ここでは言いにくいでしょうけど、向井先生は集客得意ですからね。
僕は集客商品開発、安田さんから言われて意識的に今頑張ってますけど、やっぱり弁護士事務所も労働問題が起きてるんですけど、
こういう傾向があるね。集客商品開発できてないと問題が起きることが多いです。
というわけで、今回一旦2回にわたって老子紛争が起きる原因について2回やってまいりましたが、
この後はまたシリーズ続くんですけれども。
そうですね。次は紛争の防止と解決。
なるほどね。原因だけじゃなくてどう対策していくかという話が次回に回したいと思いますので、
ぜひそちらの方も楽しみにしていてください。
はい。
というわけで、向井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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