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2017-07-13 19:43

第101回「新入社員調査「給料より休日」が上回る」

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第101回「新入社員調査「給料より休日」が上回る」
弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え。 向井さん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、前々回とですね、藤沢和樹さんとの、あれはダイヤモンドの大談のお話で、結構過激なね、
離婚と解雇は似ている。裁判官にとって助けたい会社、助けたくない労働者みたいな話をあったんですが、
今日はちょっと趣向を変えて、向井さんからの、持ってきていただいたテーマでのお話をいただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
はい、お願いします。
私がインターネットの記事で、見かけた記事で、最近こういう記事が多いんですけども、
新入社員は給料より休日重視と。三菱UFJ関連会社の調査で、今年度の新入社員が会社に臨むのは、給料が増えることより休日が増えること。
毎年ですね、三菱UFJリサーチコンサルティングは、リサーチ会社ですね。給料と休日どちらが増えると嬉しいですか、重視しますかと。これを調査してるんですけど、調査開始が平成16年で、初めてですね、給料より休日が増える方を重視すると。
はあ、そうなんですね。
上回ったということなんです。
ええ、本当だ。見つけましたよ、記事。これですね。
はい。
でもちゃんとN数を1300、新入社員、結構ありますね。
はい。
ということなんですね。
ということなんですね。
ちなみに岡井先生の感覚からすると、この価値観はどう?驚きですか?
いや、驚きじゃないですよね。今の流れというか。そうだろうなと思いますね。
給料より休日。
うん、なるほど。
うちの若手弁護士を見てもそう感じますね。
えっ、弁護士の先生達がですね。
はい。
給料より休日?
まあ、休日を第一にする、自分の時間を大事にするっていう傾向は、僕たちの世代よりもはるかに強いですね。
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本当ですね。残業がない、休日が増える。
私生活に干渉されないことを望む割合が増加傾向と。
そうですね。
という中で、こういう調査結果が10年以上続けられた中で、ついに給料より休日。
そうです。
この記事を見て、岡井先生がどう捉えていくかというところですよね。
はい。それで私が思い出したのは、ある本がありましてですね。公演でも取り上げる時もあるんですが。
本。
本の名前、タイトル。
はい、本。
ちょっと読みますと、「あ、やりがいとかいらないんでとりあえず残業代ください。」と。
ちょっと待ってください。普通に笑ってしまいました。何ですかこれ。
いや、これ有名な本があるんですよ。
もう一度読んで欲しいんですか。
はい。
あ、やりがいとかいらないんでとりあえず残業代ください。と。
あがいるんです。
あてんですね。
あ。
あてん。
はい。
サブカルの匂いがしますが、こんな書籍ってこれすごいじゃないですか。
Amazonで見ると。
2週間で3釣り。
うん。
レビューもすごい量。
すごいですよ。36レビューだから、僕の経験から言って5万部くらいは売っているでしょうね。
売ってそうですね、これ。
5万部って今は大変ですよね。
一応ビジネス賞に入る部類ですからね、これ。
すごいですね。
で、最近の本が。
他にも出されているんですね。
はい。
うん。
定時帰宅丸っていうのが。
これが。
定時帰宅丸。
はい。これがですね、最新刊かな。
むかい先生、見つけました。
はい。
帯に、ま、帰宅部が一番のエリートですから、丸。
はい、丸と。
先生、もう一冊あるじゃないですか。
あ、そっかそっか。
これが一番最初に書いた本ですね。
そうなんですね。
脱社畜の働き方。
会社に人生を支配されない34の思考法。
はあ、こういう本が立て続けに出るんですね。
ねえ、すごいですね。
この方は何者ですか?
ツイッターを見ると。
この方、東大生じゃないですか。
東大生なんですか?
本名なんですね、この方。
東大生だ。
東大時代に起業をして失敗して、いやいやながらサラリーマンになって、
経営者と従業員の両方を経験したことで、
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日本の労働の矛盾に気づき、脱社畜ブログを開設。
たちまち50万PV。すごいですね。
うん。
しきりんさんみたいですね。
いや、文章もね、論理的で上手ですね。
読みやすい。
なるほど。
まあ、という、はい、こういうものを思い出されたわけですね。
はい。
これが売れるってことは、
まあ反発して読んでみようっていう人もいるかもしれないけど、
多くの人がある程度共感してお金を払って買ってるはずなんで、
まあ今相当考えが変わってきてるんでしょうね、世代によってはね。
で、じゃあそういう方が変な人かっていうと、
この日野さんの、私ツイッターをずっと見てるんですが、
今日ずっと見てるんですが、いや、そんな変ではないですよね。
と言いますと変じゃないというのは。
なんかちょっと偏ってるとかですね、思い込みが激しいかなっていう記事はほとんどなくて、
冷静に淡々と分析したり、日常の感想を言っていて、
弁護士のツイッターの方が変なのがいっぱいありますから。
まあ誰とは言いませんよ。
いやいや、一部のね。ごく一部のね。ごくごく一部の弁護士の方のツイッターは、
ちょっとこれはどうなのかなっていうのはありますけど、
日野さんのすごい淡々と分析してますね。
そうなんですね。
でもね、向井先生はそれこそ経営者サイドの労働法の弁護士先生という意味で言うと、
この方はどういう感じなんですか?
バランスが、なんかプロフィール見たら経営者も経験して、
労働者も経験してっていうことなんで、バランスが取れてる方かな。
ちょっとお会いしたいですよね。
お会いしたいですね。
この放送に来てもらいましょうか。
お呼びさせていただきますか?
私がですね、メールをして。
ちょっとぜひお話ししたいですね。
面白い話が聞けそうですよ。
やっぱりこう、会社とか組織に冷静に距離を置いてるっていう感じがしますよね。
これが普通だと思いますね。今後はね。
こういった世代の方々は、この感覚がスタンダードになってくるんですかね。
なる可能性が高いですね。
という中で、岡井先生。
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どういうふうに考えていくかという話ですよね。
そうですね。こういう優秀なんだけど、
非常に会社と冷静に距離を置いて、仕事もちゃんとするんだけど、
昔のように残業には否定的、自分の自我を守ると。
こういう人が増えてくるので、
いや、こういう人は一部だよという時代がもう過ぎ去りつつある。
多数派になりつつあるんで、
雇用側も意識を変えないと、優秀な人が実は来なくなってしまうと。
意欲がないとかね、その残業嫌いとか長時間の意欲がないっていう人は、
昔のちょっと価値観なのかもしれないですね。
そうですよね。だってこの方なんで、そういう意味じゃ、
学生時代に起業するぐらいの方ですからね。
プログラミングもできるみたいで、非常に優秀ですよね。
ですよね。
文章も上手なんですよ。
でもそういう観点から見ると、決してモチベーションが低い、
どうでもいいみたいな感じではないですよね。
これだけツイッターもブログも更新されて、
サイトもすごいちゃんとステック、結構多分お金使ってますね。
そうですか。
自分でも作れるんじゃないですかね。
私ちょっと頑張ってメールを書いて、来ていただけないかなと。
そうですね。ぜひお話しいただいてね。
これからのちょうど、この方1985年生まれてありますね。
ちょうど今32、3歳の年齢ですか。
私とちょうど10歳違いですね。
ゆとり世代よりはちょっと上ですね。
ちょっと上ですかね。
そういう方々がね、多分こういう方であれば
いろんな若い方もお付き合いあるでしょうし、
今の世の中の若者たちというと変ですけど、
どういう動向なのか、どういうふうに見てるかでちょっと聞いてみたいですよね。
ちょっと頑張ってメール書いてですね。
お呼びしちゃいますか。
断られたら、
それはそれでここで発表します。
ひどい断られ方しても発表します。
でも結構優しく知ってくれるんじゃないですかね。
断るときも。
岡井先生お話合いそうですけどね。
合うと思いますよ。
僕やっぱり中国行っていろいろ考え方変わって、
特にむしろこっちの考え方の方が普通というか、
日本がちょっと違うんじゃないかな今までが。
こっちの考え方というと。
やっぱり自分の時間の方が大事だとかですね。
残業、寂し残業は悪だとかですね。
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分かりますね。
それが普通というか、今までがちょっとおかしかったのかなと思いますね。
結局会社なんていつなくなるかも分かんないし、
そんなずっといるかも分かんないし、
面倒見てくれるかも分かんないんで、
そんな存在にそんな犠牲を払う必要ないっていうのが、
僕みたいな中国人の感覚で。
そこまでですか。
普通ですよ。
普通ですか。
僕びっくりしたのが、
最初のストライキーの時に中国で、
日本人経営者の人が、
みんな会社潰れるぞとこのままだとね。
会社潰れちゃうぞと。
困るのは君たちでもあるんだぞって言ったんですよ。
説得でね。
そしたら大笑いされて。
本当に笑われて。
そんなの困らんと。
別に潰れてもしょうがない。
ええと。だって雇用が君たちなくなるじゃないかと。
いや、なくなったら咲かせばいいじゃんと。
そんな感じですよ。びっくりしたよね。
それは本当に冗談のレベルの話なんだと。
この日本人何言ってんだと。
工場の話でしたから、
働く方は、
事務所とかホワイトカラーの人とはちょっと違いますけど、
より現実的な感じですけど。
でもね、びっくりしましたよね。
笑われたからね。
目の当たりにされたんですか。
みんなに問いかけじゃなくて、代表者が来るわけですよね。
そういう交渉の時に。
そういうことを言うと、
何言ってんだお前みたいな。
逆にそっち側の考えが今の日本でも普通になってきてるなと。
そうですよね。それが普通っていうか、
基本的にほら、マルクスの資本論もそうだけど、
資本化っていうのは労働者集団する、
そういう仕組みなんだっていう発想じゃないですか。
資本主義そのものがね。
ある意味当たってなくはないなと。
本質を捉えてるなと。
その点、日本人は非常にずっと緩やかに成長してきたんで、
会社ってね、みんなで集まって頑張ってやればいいことあるよ、お互いと。
会社も面倒見てくれるよね。
でも、今の取り世代前後以降の方は冷めてるんでしょうね。
その辺の本質の構造がなんとなく肌感でわかってしまっているんですかね。
そうでしょうね。
遠藤さんはどうですか。
日野さん派ですか。
昔派ですか。
昔派ですか。
どうですかね。
昔派な気がします。
でも会社には期待何もしてないですよね。
そうですか。
会社に期待する世代ではないですよ。
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なるほどね。
でも遠藤さんも以前大企業に勤めじゃないですか。
辞めたのもそういう理由ですもんね。
周りの方はそう思っていないでしょう。
大企業ですごく立派な会社で安定していて。
何ですかねみんな。辞めはしませんでしたけど不満は多かったです。
そうなんですか。
あの会社でも。
辞めたらなんで辞めないのかなと思いながら。
あんな立派な会社でも。名前は言わないけど。
絶対辞めてください。
あんな立派な会社でも皆さんそうなの。
でしたよ。
だって名前聞いたらみんな。
もう辞めてください。
辞めておきます。
価値観はちょうどだから別れる世代なのかもしれませんよね。
でも先輩の例えば課長さん部長さんがずっといらっしゃる方も多いじゃないですか。
金属20年とか。
課長さんぐらいちょうど45とか。
今だから45とかや6とか7とかなってるぐらいのバブルをふんだんに味わえなかったぐらい。
ギリギリの世代ですね。
結構多いじゃないですか。
一番少ないんですけど社員として。
そこの方々に新入社員で入った時に
2人で若手っぽいので
エントロ飲みに行くぞって言って
今日は2人でいろんな話をしようと。
先輩がいろいろ教えてくれるんだなと思ってわくわくしてるわけですよ。
人回り以上上ですからね。
いきなりそこの人事部長から電話がかかってきて。
お前ちょっと来いと。
俺ら飲んでるから顔出しに来いと。
その先輩が
エントロどうする?
僕らはサラリーマンだと。
確かに俺は今日お前と2人で飲む。
いろんな話をしようと言ったけど
やっぱりサラリーマンたる者
行くもんなんだと言われて
楽しみにしていたその飲み会が
一瞬で乾杯2杯もしないぐらいで
一旦お会計になって
部長たち以下いっぱいいるところに
行くと。
目に浮かびますね。
要はあれ会社の方がよく行くようなお店ですよね。
あれに僕は1年目で心を打たれて
折れまして。
忠誠心を試してるのかな。
そこで忠誠心を示せなかったんですよね。
そうなりましたね。
でもよく分かる気がしますね。
今日の会は何度も言えない。
中国で一切ないね。
ないですか。
ないないない。
行きたい人行くけど行かない人全然来ない。
終わり。
誘いとかいらないんで帰らせてください。
そうですよ。
18:00
パーッと帰るし。
私子供小さいんで
私こうなんでパーッと。
許されませんでしたね。
こういう檜山さんみたいに優秀な人やっぱり
あれと。
あれあれこれは。
でもそういう人たちを雇用しなければいけない
経営者の方々が
どういう風にやっていくのかっていうのはね。
それは考えないといけない。
これは考えないといけないから
檜山さんにぜひ聞きましょうよ。
そうですねぜひ見ていただいて。
じゃあどういう上司会社だったら
頑張りたいんですか。
もしくは会社っていうのは一切
本気出さない場所なんですかみたいな。
その辺の生々しいお話はね
いろいろお伺いしてみたいですね。
一つの社会の動向を掴むという意味でも。
向井先生にメールしていただいてですね。
メールしてみます。
ぜひ皆さま楽しみに
いただけたらなと思います。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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