1. 二番経営 〜組織を支えるNo.2の悲喜こもごも〜
  2. #28 あのスティーブ・ジョブズ..
2024-09-11 20:53

#28 あのスティーブ・ジョブズも井深&盛田を尊敬。ソニー・盛田昭夫論⑧

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▼今回のトーク内容:  井深イズムは「個性の尊重」/盛田は経営の天才であり物理学者/バディ関係/本田宗一郎と藤沢武夫の関係と似ている/井深大と本田宗一郎は親友/井深が開発、盛田が現場に落とし込む/新製品を出すか出さないかの最終判断も盛田/社内ではヒール役/「井深の責任ではない、全て俺」/井深を絶対に悪く言わない/あるソニー幹部は「生き方を井深さんに、働き方を盛田さんに教わった」/スティーブ・ジョブズも2人を尊敬/井深ひとりではソニーはうまくいかなかったはず/盛田昭夫というNo.2がいてこそ世界一の企業に/盛田の息子「父は世界一の演技者だった」/計算して作り込んだキャラ・役割

▼番組概要:

COOや副社長などの「組織のNo.2」。その仕事をテーマに、トップのビジョンの実現の仕方や、仕事の面白さ・大変さなど「No.2の悲喜こもごも」を語っていく番組。製造業に特化したコンサルティング企業、オーツー・パートナーズ取締役の勝見靖英と、幻冬舎「あたらしい経済」編集長の設楽悠介がMCを務める。毎週水曜日配信。

▼番組ハッシュタグ:#二番経営

▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください:

⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIAssluiJoSAgI6li4Vj1r8mZcoSc3LgdVuNptDV4kkJ5Atg/viewform⁠⁠⁠⁠⁠⁠

オーツー・パートナーズ公式サイト

⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.o2-inc.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼MC:

勝見 靖英(株式会社オーツー・パートナーズ 取締役)

1971年生。慶應義塾大学文学部卒。ジャパンエナジー(現ENEOS株式会社)、PwC、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBMなどを経て、2015年7月よりオーツー・パートナーズに参画、2018年4月より取締役。製造業を対象とした戦略策定、業務改革、ERP/PLM等大規模システム導入等のプロジェクトを多数経験。プロジェクトマネジメント、チェンジマネジメントを得意とし、現在は経営企画/会計/人事総務/組織開発/IT/マーケティング広報等を管掌。HCMIコンソーシアム RX 推進人材・高度ロボットSI エンジニア育成事業技術委員会RX 推進人材育成分科会技術委員。

設楽 悠介(幻冬舎「あたらしい経済」編集長) ⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/ysksdr⁠⁠⁠⁠⁠

1979年生。明治学院大学法学部卒。マイナビを経て幻冬舎に。同社でコンテンツビジネス局を立ち上げ。電子書籍、コンテンツマーケティングなど新規事業担当。2018年にブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてWeb3専門番組「EXODUS」など配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。

▼ディレクター:

関岡 憲彦

▼プロデューサー:

野村 高文 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/nmrtkfm⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼制作:

Podcast Studio Chronicle ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://chronicle-inc.net/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼カバーデザイン:

松嶋 こよみ ⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/kymmtsm⁠⁠⁠

サマリー

今回のエピソードは、ソニーの創業者である井深勝氏とその支援者である森田亜紀夫氏の関係を詳しく探ります。二人がどのようにして会社を成長させていったのかに焦点を当て、特にスティーブ・ジョブズ氏が二人を尊敬していたことについて触れます。彼らの経営理念や開発姿勢が今日のテクノロジー業界に与えた影響についても考察します。また、井深氏の未来を見据えた考え方や森田氏の経営スタイルが描写されます。

井深勝と森田亜紀夫の関係
スピーカー 1
二番経営 No.2の悲喜こもごも、この番組では、なかなか表に出ない会社の二番、No.2をテーマに、トップのビジョンの実現の仕方や、この仕事の面白さ、大変さなど、No.2の悲喜こもごも、リスナーの皆さんにお届けします。
スピーカー 2
こんにちは、株式会社オーツーパートナーズ、取締役の勝宮聖出です。
スピーカー 1
現当社新しい経済編集長の滋谷裕介です。
二番経営第28回、今回のテーマはですね、この長く続いたシリーズですね、世界のソニーを作った、森田亜紀夫に見るNo.2論の第8回目、最終回になります。
スピーカー 2
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
スピーカー 2
前回までですね、最後の方はちょっと駆け足になりましたけれども、ソニーっていう会社の特殊性ですとか、海外を意識したところだったり、お話をさせていただきました。
実はですね、ちょっとお話ししながら気づかれたかもしれないんですけども、二番経営的に言うと、トップとどう絡んでいったNo.2かみたいな話とかっていうのが、あんまり多くなかったんですね、実は今回。
ですので、最終回はですね、改めてトップ、井深勝さんとNo.2でありトップでもあった森田亜紀夫さんのですね、人物像と二人の関係っていうのをですね、
実際にその社員の方たちの言葉なんかも引用しながらお話をしていければと思います。
まずトップの井深勝さんですね、この方こういうふうに表されています。
夢を持った天才技術者、天才発明家であると。オリジナリティと新しいものへのこだわりと貪欲さ、気取りがない、誰からも愛されていたいと。
井深イズムっていうのがあってですね、この井深イズムっていうのは何かっていうと、個性の尊重と人格主義っていう、なんかもうちょっと聖人君主みたいな感じなんですけども、
井深さんっていうのはクリスチャンでもいらっしゃいまして、そういう意味で本当に無思無欲で、何かを得るためにっていうよりも愛ある経営者という言い方がちょっと陳腐かもしれないですけども、
そんな印象を持つような方だったように思いますね。
で、もう一人のトップでもありナンバー2であった森武雄さんなんですけども、冒頭のところでもあったようにですね、その森武で天王学を身につけてきてですね、ある意味天才でありましたと、経営者として天王学を身につけた物理学者っていう面を最初に持っていて、
その物理学の世界ですね、井深勝て天才と出会って、その思いを実現していくのは俺ができることだっていうふうに思ってですね、どんどんどんどんそれを実行していったと。
で、実務的な国際的ビジネスパーソンの本当に最初の方と申し上げていいかなというふうに思います。
で、この東京通信工業ソニーっていう会社なんですけども、創業するまでにいろんな偶然が重なっていたと思うんですね。
戦時にその2人の出会い方、再会の仕方もそうですし、あとは双方の出自っていうのが関係あったと思います。
森武がすごいって話は散々出てきましたけれども、井深さんの義理のお父さんが初代社長、前田太郎さんだったわけですし、井深さんのその家の流れですね、生きてきたっていうところも当然影響をしていきます。
それから周りの家族の方、政治経済界、いろんな住人の方たちが後押しをしてくださったような形でいっています。
そうすると人脈に恵まれて出たその天才たちが作った会社ということで、何もかもが成功が約束されたかっていうと、これまであったいろんな紛争だったりとか失敗もあったようですね。
別にスマートじゃないんですよね。地味に壁にぶつかって一生懸命越えてきたっていうことが拭えなくてですね。
経営理念とビジョン
スピーカー 2
このあたりが森田さんだけで例えばいうと森田家の御蔵氏が天才経営者として何かやって結果残しただけじゃなくて、
おそらく普通のビジネスマンも壁にぶつかってもがき苦しんで何か頑張って、確かにかっこいいことをおっしゃってるんですけども、
それも後に後世におっしゃられた言葉ですので、その時には本当に必死で目の前のことで精一杯だったっていうのを感じられるような四肢不振ぶりというかですね、思いました。
確かに。
そんな二人の人物像というかがあるんですけども、この二人の関係というか周りからどんなふうに見られてたかと言いますと、技術のいぶか、販売の森田。
これはわかりやすく定義されてますよね。研究開発がいぶかさんで、それ以外経営全般は森田さんだと。
このあたりは本田総一郎さんと藤沢孝さんの関係にもちょっと似通ったところがあるかもしれないですよね。
ちなみに、いぶか勝さんと本田総一郎さんは親友同士でお互いすごく交流があって、本田総一郎さんが亡くなられた時にはいぶか勝さんが本を出されるぐらいの関係でいらっしゃいます。
あとはですね、いぶかさんの構想を森田さんが実行しているとか、哲学的なコンセプト志がいぶかさんで、みんなが食べていけるようにする。
実際の実業として落とし込むのが森田さんだったとおっしゃる方もいらっしゃいました。
とにかく森田さんはその思いを実現するために世界中を駆け回っていたっていう感じですね。
実際に社内のことっていうのはほとんど森田さんが仕切られていたと。海外にいらっしゃってもですね、社内を回すっていうことはもう全部森田さんがされていたそうです。
新製品を出すか出さないかの最終判断も森田さんがしていたそうです。
いぶかさんはGOだけど森田さんがNGで潰れた話もよくあったそうです。
社内でも社外でも森田さんが悪役比喩で一貫していぶかさんの責任にしなかった。
とにかく悪いのは全部俺ということで、ただいぶかさんこれやりたいとこれを出すって言ったところで、いやこれ売れないんでダメですっていうこともしっかりとおっしゃられる。
でも絶対にいぶかさんの悪口不満っていうのは言わなかったのが森田さんだったということだそうですね。
ここはいぶかさんって本当に夢を持っているオリジナリティにこだわられた天才技術者であったと思うんですけども、やっぱりその夢って全て実現できるわけではないので、
そのタイミングビジネスっていうのをいろいろ勘案しながらやっぱり取捨選択っていうのがどうしても必要になってくると、その役割を森田さんがしっかりと果たされていたと。
それがいぶかさんもご存知だったので、自分はゴーだけど森田さんがNGっていうことに関して納得を言って、信頼してその判断というのを任せていただくことだそうですね。
2人で揉めたら必ず森田さんが来れてですね、いぶかさんを立てるっていうふうにもされていたということだそうです。
ある幹部は生き方をいぶかさんに、働き方を森田さんに教わったっていう言葉も残されています。
スピーカー 1
ゾクッとするような言葉ですね。
来ますよね。
すごいなあ。
スピーカー 2
これはある幹部の方、本当に役員をされた方のセリフが生き方と働き方っていうのでおっしゃられているんですけども、似たようなことを言ってる方がもう一人社外にいてですね、みんな大好きスティーブ・ジョブスさんがこんなこと言ってます。
スティーブ・ジョブスさんはソニーを尊敬して、ビジネスマンとしては森田さんに憧れたが、開発の真髄はいぶかまさるの発想そのもの。
スピーカー 1
はあ、そうなんだ。
スピーカー 2
これちょっと遡って言うとですね、いぶかまさるさんっていうのは、俺が欲しいものは世界中の人も欲しがるだろうっていう発想だったんですね。
つまりそこにニーズとマーケティングの話はあったんですけども、マーケットがなかろうがいいもの、俺が欲しいってみんな欲しがるでしょって出す。
それってやっぱりスティーブ・ジョブスさんが生み出してきたプロダクトの考えですよね。
源流はやっぱりソニーさんにあったっていうのがいいぐらいじゃないかなって気がする。
スピーカー 1
はあ、すごいなあ。
スピーカー 2
ここは何ですかね、やっぱり日本の誇りって言っていい会社であり創業者でありっていう感じだと思うんですよね。
やっぱりずっとソニーっていう会社を経営として切り紋にされてきたのはやっぱり森田さんだっていうのは、いろんなものを拝見してもですね、そういうふうに理解できます。
おそらくなんですけども森田競さんという方は、下業の株式会社森田というかその手造メーカーだけに限らず何をやってもですね、経営者として成功されたんじゃないかなって気がしてならないんですよ。
苦労と成功のストーリー
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
それは自動車メーカーでもできたかもしれないですし、あるいは他のなんかあのでっかい装置を作るような会社とかでもできた一流の経営者として活躍された方なんじゃないかなっていうふうに想像するんですね。
ただその中でソニーのような会社は生まれなかっただろうなっていう感じなんです。
スピリット的なものだったりっていうのはその井深さんの何ですかね、ちょっとあの外部の人員が適当に言ってソニーの方怒られるかもしれないんですけども、井深さんってこう無色透明なすごくピュアな凝縮されたなんか印象があってですね、
その存在が故にしっかりと経営をやっていくことで、これこんなすごい会社っていうのが世の中に生み出せる、育てていけるっていう感じって言うんですかね。
もう森田さんの天才性、実業家としての能力っていうのはもちろんあるんですけども、そこの根っこの部分、井深さんがあってのものだなっていう感じがします。
でも一方で井深さんは一人で経営者やってたら絶対うまくいかない気がするんですよ。
スピーカー 1
そうですね、それは思いますね。
スピーカー 2
この方を会社のトップに置いて、うまく調和しながら進めて最高の形に持っていけるっていう、このナンバー2性というか、
どっかの会社でトップとして一流だと思うんですけれども、井深さんを活かしながらもっとすごい会社、世界一の会社を作ることができたっていう意味で、森田さんが本当ナンバー2だったんだなっていうのを感じます。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
第一話で私が本当にこれ二番経営なのかなと思って始めたっていうことを申し上げたんですけど、やっぱり森田さん一人でもう全然いけてるすごい経営者だし、
ナンバー2って言いながら、やっぱりこれ次の社長の話、森田明雄さんっていう学営者経営者の話なんだろうなと何となく思ってたら、ところどころで井深正さんの存在の強さというか、それに影響を受けてるっていうところがなんかあってですね、
ちょっとこう二番経っぽいなっていうのを思い直したところであります。
スピーカー 1
そうですね。もちろん森田さんはうまくいってたかもしれないし、他のことやってても。規模としては全然違ったものだっただろうなと思いますよね。この二人がある意味役割分担というか、できたことによってというのが非常に大きいような気がするなあ。
スピーカー 2
すごい、これも奇跡の開口と得られてからのストーリーだなと思いますね。お二人に関して私が個人的にすごい好きな話があるんで、紹介していきたいと思います。一つはですね、ソニーさんにものすごい有名な設立手衣書っていう文書があるんですね。
これは東京通信工業を立ち上げられたときに、井深正さんが書き上げた、この会社何で作ったのかっていうところの文章なんですけど、今でもソニーさんのホームページで全文読むことができます。そこの中にはですね、いろんなこと書いてるんですけども、会社創立の目的1、真面目なる技術者の技能を最高度に発揮、接しむべき、自由活達にして愉快なる理想工場の建設という記載で有名なんですね。
この自由活達にして愉快なるっていうのは、井深正さんの辞典というかですね、私の履歴書をまとめた本のタイトルが井深正さんの自由活達にして愉快なるっていう本のタイトルになってるぐらい有名なフレーズなんですね。
これはもう本当に、創業者が書いた会社のミッションビジョンバリューのギュッとしたものがこの設立収書で、ビジョナリーカンパニーとかでも扱われるようなものなんですけれども、井深さんっていうのは常にですね、新しいもの、オリジナルなものっていうところにこだわられていて、時代が変われば人間も価値観も変わるっていうふうによくおっしゃられたそうなんですね。
この設立収書についてですね、ある会議の席でですね、役員さんとか幹部の人たちが話してて、ソニースピリットが大事なんだっていう話の議論になったそうなんですよ。
井深さんの経営哲学
スピーカー 2
で、その時に、あるその参加者の一人がですね、我が社には設立収書があると。設立収書こそがソニースピリットだっていうふうにバーンと言ったんですよね。だからもうみんな設立収書っていうのはもう神様の言葉みたいなもんなんで、そりゃそうだって言うかと思ったらですね、党の井深さん、書いた本人ですね、あんなものありがたがある会社に将来はないよって言って笑い飛ばしたらしいんですよ。
スピーカー 1
なんかかっこいいね、それは。
スピーカー 2
これなんかすごくて、会社の設立収書なんで、ビジョンとかミッションとかバリューとかっていう言葉ではないんですけれども、最初に自由活発にしてゆかりなる理想向上の建設っていうふうに掲げられたそのマインドっていうのは確かに生きてると思うんですよね、ずっと。
なんですけども、それを御所を大事にしようとしていた幹部に向かって、あんなものはありがたがってる、その昔言ったやつを何かいつまでも大事にしてんじゃねえよ、もっと未来見ろよって言った、何かこの何か時代と共に変化しなきゃとか未来を常に考えていた井深さんっぽい。
スピーカー 1
ぽいなあ。
スピーカー 2
外国人であれ日本人であれ、阿強の素顔を見た者はいない。王様の役を演じるには、常日頃から王様のように振る舞わなくてはならない。父はそれがとてもうまかった。
父が抱いていた自己イメージは森武の十五代当主であり、日本屈指の成長率を誇る会社の社長、日本で最も国際的な理解力のある実業家を演じなくてはならなかった。
この役を演じ切るために父は懸命に努力し、働き勉強した。見事なものだっていう、息子さんが見事なものだっていうのもあれですけれども。
これはですね、映画で言ったら最後どんでん返しじゃないですけども、全部演技だったのかっていうか、演技っていう言い方が良くないかもしれないですけども、
ナチュラルにやってるように見せてるんだけども、全部計算して作り込んだ姿。
いろんなところでそれを感じるんですね。自分の役割は何なのか。
この会社だったり、あるいは井深さんの思ってることを実現するためにはどういう役回りでなくてはいけないのか。
続いている十五代になった森武の当主としては何しなきゃいけないのか。
日本を代表する経営者の一人として、自分はどうすることが日本にとって良いのかっていうのを考えて考えてそれを作って出してたっていう。
ここも天才と思ってたら、すごい努力をして積み重なれてたことをちょっとずつ見せてくださってたっていうかですね。
スピーカー 1
だから井深さんはどちらかと言えば演じてないような気がするんですよね。
スピーカー 2
そうそう、ナチュラルなんですよね。
スピーカー 1
それと正反対というか、別に裏表あるっていうことを言いたいわけじゃなくて、誰もがそういうふうなところあるじゃないですか。
演じる二面性みたいなのがあったりする中で。すごい、これは。
森田さんの経営スタイル
スピーカー 2
いやーそうなんすよね。何て言うんですかね。だから二人とも互いがいないと存在しえないって感じだと思うんですけども。
スピーカー 1
これ息子さんが言ってるんだから、もしかしたら息子さんしか知らない顔もあって、
それをちょっと垣間見た、本当にプライベートのどこだに垣間見たお父さんを知ってるからこういうことを言ったのかもしれないって考えるとなんかすごいなっていう。
スピーカー 2
なんかこう、ワークライフバランスって言葉があってですね。
そのプライベートも大事にしなきゃ家族もっていうのがある中で、そこで私ワークライフバランスって言うんだけども、ワークもライフも同じ人がやるから、
なんかこう、地続きで考えてやっていった方がいいだろうっていうふうに思って、常日頃なんかそういうふうにうちのメンバーに言ったりとかもしているんですけれども、
何ですかね、森田競さんはすべて、プライベートもそうだしオフィシャルなところもそうですし、オフィシャルも会社、実業界、社会とかいろんなところで仮面というか役割を果たさなきゃいけないものがいっぱいあって、
心休まるタイミングはなかったんだろうなっていう。
スピーカー 1
でももしかしたらその2番経営者としての大事な1個のスキルの人にその演技力というか、いうのっているんじゃないかなとか思ってきましたね。
スピーカー 2
ですよね。本当にすごいって言葉ばっかり。
スピーカー 1
すいません、そうですね。
スピーカー 2
今回森田競さんフィーチャーで見てたので、森田競さんのなんか人情じゃない超人感みたいなのが炸裂している最後のエピソードも含めてなんですけれども、
井深さんサイドに見るとちょっとまたこれまたありえないような話とかいっぱいありますし、大河さんもそうですし、やっぱりこの後のソニーっていう会社も今に続くまでやっぱり超人たちの会社だと思いますし、なんかやっぱ違うんですよね。
スピーカー 1
すごいですね。
スピーカー 2
会社さんって本当に。なのでちょっとまた機会があったらですね、別な角度からのソニーさんについても話していければいいと思いますし、同時代を歩まれた森田さんの話は前回しましたけれども、それ以外の会社についてもですね、ぜひまた紹介する機会があればと思っておりますので、ぜひご期待いただければと思います。
スピーカー 1
いやー本当にこの回ちょっと僕も収録しながら言うのもあるんですけど、もう一回聞き直したいな、始めから。シリーズを。だからいろんな本当に切り口があると思っていて、達美さんも冒頭からおっしゃってましたけど、ある意味ソニーの話でもあると。
そういう意味合いで言うと、いかにしてソニーがグローバル企業になったかっていうところに、スタートアップもそうですし、今多くのビジネスマンを学ぶこと、これらのエピソードはめちゃくちゃあるなっていう、改めて僕らが言うことじゃないかもしれないけどすごくあるし、
さらにやっぱりこのエピソードの中でこの二人の企業家がどういう風にポジションでやっていったのかとか、意思決定でやってきたのかみたいなことをよく考えると、後付けになっちゃうかもしれないですけど、やっぱり強い企業とか事業を動かすには、要は結局井深さんと森田さんを一人でやってる経営者とかもいると思うんですよ。
スタートアップなんかまさにそれに近いと思うんですよ、はじめは。なんですけど、やっぱりこういう風にうまく分けることで、本当に社員から生き方と働き方を別の人が教えるみたいなんですね。やっぱりそういう組織で作れるといいんだなっていう、やっぱり2番手の重要性みたいなのが改めて理解できた回だったかなと思います。
はい、ということでありがとうございました。2番K、No.2の引きこもごも、ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。気に入っていただけましたら是非フォローお願いします。番組への感想もお待ちしております。ここまでのお相手は、しだれゆうすけと、かつみやすいででした。ありがとうございました。ありがとうございました。
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