映画紹介
LISTEN to movies.
LISTEN to the voice of movies.
この番組は、私が人生60年の間に見た映画、思い出の映画について一つずつ紹介していく番組です。
今日はアメリカの映画ですね。
知っている人は少ないかもしれません。
Autumn in New York。ニューヨークの秋ですね。
Autumn in New York。
主演がリチャード・ギア、そしてウイノナ・ライダーという女性と、この2人が主演している恋物語なんですけどね。
設定では、リチャード・ギア演じるウイル、高級レストランの経営者。
結婚しない。恋人を次々と変える。
独身、ちょっと付き合うともう別れるというね。
独身貴族ですね。48歳。
片や、ウイノナ・ライダーという女優ですけど、シャーロット役で出てるわけですが、シャーロットは22歳。
なったばかりの学生ということで、この2人が出会ってしまって、
もう一瞬で、ウイルの方は、リチャード・ギア演じるウイルの方はもう半分遊びなんでしょうが、
シャーロット、女性の方はね、これはちょっとときめいちゃうわけですよね。
そのウイルがシャーロットを誘うわけです。上手にね。
それで恋に落ちるわけですが、シャーロットが本気になっちゃう。
ウイルが本気になりそうでならない。やっぱりなかなか変われないわけですよね。
ところが、これが運命の恋になるという、そんな話なんですが、話としては、映画としての評価は非常に低くて、
話としても、この2人が演じてなければ、もうなんだこのストーリーはという、
中年男がね、いい加減な中年男が若い女をたぶらかして、
その女性は最後には亡くなってしまうんですが、そのことで新しい人生を歩み出すみたいなね、
リチャード・ギアの方がね、それまでの人生ではない人生を歩み始める。そんな話なんです。
リチャード・ギアの作品
これ西暦2000年に公開された映画なんです。もう20世紀末の最後の年に公開された映画なんですけれども、
リチャード・ギアといえば、もう一番有名なのは、いっぱい映画出てますけれども、やはり有名なのはプリティ・ウーマン。
プリティ・ウーマンも実はこれはもう世紀の多作と言われていたわけですね。公開前はね。公開する前はもう世紀の多作と言われていた1990年の映画ですが、
これがなぜかシンデレラストーリーとして、もう爆発的にヒットしてしまう。
これもストーリーから言えばとんでもないストーリーなわけなわけですよね。
プリティ・ウーマン。娼婦がプリティ・ウーマン淑女に変身すると。金持ちのおかげでね。
そのリチャード・ギアの役は、当然一週間契約ということで、その時だけ付き合ってくれという話だったんですが、これがまた最後は本気になるみたいな。そんな話。
相手役はジュリア・ロバーツ。ジュリア・ロバーツはもう一気にこれでヒット作になってね、トップスターにトップ女優になるわけですけど、このプリティ・ウーマン。
ある意味そのストーリーの、ある意味この俳優陣を除けばストーリーとしてのとんでもなさから言えば非常に似ているのがこのオータム・イン・ニューヨークですね。
リチャード・ギアはもう出世作は愛と青春の旅立ちということで、これ1982年ですけれども、これちょうど私が大学入った年なんですけれども、
これも愛と青春の旅立ちっていうタイトルにしたから日本でもヒットしたと言われているぐらいで、もともとのタイトルはアン・オフィサー・アンド・ア・ジェントルマンっていうね、
いうタイトルなんですけどね。これも、まあ何でしょうね、見たことある方はいいと思いますが、愛と青春の旅立ち。
これもう日本語の邦語タイトルがもうヒットしたみたいなね、そんな映画。映画もいいんですけどもこれは結構いい映画なんですが、
それに比べるとね、なぜプリティ・ウーマンはヒットしてしまったのかとかね、じゃあこのなぜオータム・イン・ニューヨークはヒットしなかったのかっていうね、
そんな問題があるんですが、私はこのオータム・イン・ニューヨーク、やっぱりとても惹かれちゃう部分があるんですね。
このいい加減な中年男ね、にやっぱりこうある程度こう、同一化してしまう部分とか、そしてこう、なんていうのかな、このウィノナ・ライダーという若い女性のやっぱり魅力ですよね、このね。
男はでもいい加減な気持ちが捨てきれないけれども、どんどんのめり込んでいくみたいな、この感覚はね、とてもやっぱり共鳴しちゃうんですね。
そんなことで、リチャード・ギアの作品として、このオータム・イン・ニューヨークをね、ぜひ知らない人が多いと思うので、ちょっと紹介してみたいなということでお話しているんですが、
監督がですね、ジョアン・チェンという女性なんです。
女性の女優さんで、この人ラスト・エンペラーで皇后役を演じてた人が実は監督をしているって、これも不思議なんですね。
このオータム・イン・ニューヨーク、ちょっとそういう意味では、なんていうのかな、ちょっとアジアテイストが入っているんですけども、
以前このリスン・トゥ・ムービーズで紹介した、チョン・ユンファーの、チョン・ユンファーの、誰かがあなたを愛している。
これ、現代がアン・オータムンズ・テイルっていう秋の物語ということでね、なんかこう、ちょっとこう、全然ストーリーは違うんだけども、なんとなく雰囲気はね、
こう似ているところがあるかな、なんてね、思ったりしているわけです。
ウィノナ・ライダーの作品
もう一人、ウィノナ・ライダー、この人知ってますかね。
このウィノナ・ライダーは、一番有名なのは、たぶん、これですね、若草物語。
若草物語で確か、そうですね、アカデミー主演女優賞にノミネートされたと。
これ、1994年。
それから私が好きなのは、キルトにつづる愛。
これで主演演じてるんですね。
ご存知かな、キルトにつづる愛。
これ、いい映画ですね、とてもね。
この2000年のオータムイン・ニューヨークに何故か出てる。
かなり若い役で出てるんですけども、これが、ちょっと魅力的ですね、この方はね。
あと、ブラックスワンにも出てましたかね。
そんな感じの女優さんなんですが。
結構、なんとも言えないこの感じですね。
ときめいちゃう時のときめちゃい方が、実に私は共感するということ。
こういうのってあるよねっていう。
あるよねって、ある人とない人がいると思うんですけれども。
ちょっとワンコが寂しがって鳴いてますけれども、続けたいと思います。
遠吠えもBGMで入れながらお話したいと思うんですが。
このオータムイン・ニューヨークね、ちょっと映画のリンク貼っときますし。
あと関連のウィキペディアとかもね、ちょっと貼っときたいと思いますので。
もし興味ある方はね、ちょっと見ていただきたいなと。
これ全く駄作だという人は言うでしょうね。
私もそんな傑作だとは思ってないんですが。
この感覚ね、この感覚は嫌いじゃないですね。
嫌いじゃないっていうか、これは好きですね。
こういうのはね、なぜかね、こういう経験皆さんないですかね。
あんまりないのかな。
まあリチャード・ギアだから成り立つのかなとかね。
いろんなことを思ったりもしますけれども。
とてもこの男の、なんていうのかな。
この決断できなさとか。
なかなかこう結婚に踏み切れなさとかね。
その感じがまあよく出ていたかなと。
一方でシャーロットは不治の病に侵されていて1年の命ということで。
まあそういう物語なんですけどね。
結局手術に踏み切るんだけれども亡くなってしまうと。
リチャード・ギアはちょっと心を入れ替えるみたいなね。
そんな陳腐な話なんですけどね、ストーリーとしてはね。
陳腐なんだけども、ある意味人生ってのは陳腐なんじゃないかなと。
その陳腐さの中にやっぱりこういう、なんていうかな、ときめきみたいなこと。
いうのがあったりするんじゃないかなと。
私なりの短い60年の経験の中でそんなことを思ったりしたので。
ぜひ紹介したいなと思って紹介してみました。
ではまた。