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世界に多くの喜びを提供しよう。起業家たちの心構え。
はい、こんにちは。ナオトです。
今日は、昨日から引き続き、「科学的潜在意識の書きかえ方」という小森圭太さんの本についてお話ししていきたいと思います。
今日は、引き寄せの法則の脳科学的解説をしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
意識の物理法則
量子力学の観点から見ると、意識が現実になる、意識が現象を引き寄せるというのは物理法則であり、
信じていようが信じていまいが、万人に起こっているということがわかりました。
ただ、多くの人は意識が現実化しているという自覚はありません。
なぜなら、意識のほとんどが無意識、イコール潜在意識だからなんです。
人は1日に約6万回は思考するって言われてるんですけど、その9割以上が無意識によるものなんです。
あなたの世界を作っているのは、ほぼあなたの無意識であるとなります。
つまり、目の前の現実をコントロールするには、無意識をコントロールすること、これが重要だということになります。
ここで脳科学の出番です。
意識をコントロールするためには、先日の冒頭でお伝えした脳幹の中にある脳幹模様体復活系について知っておく必要があります。
脳幹模様体復活系は、脳の中でもかなり深いところにあります。
脳の構造を簡単に分けると、一番外側に大脳神秘室という人間的な思考をする層があり、その下に大脳変遠系という別名、感情脳と言われる層があります。
頭のてっぺんから見て一番奥にあるのが脳幹です。脳幹は微底骨まで伸びる中枢神経とつながっており、脳の中でも最も重要な部位で、事実脳幹なしでは人間は生きられません。
脳幹は本能的な反射や生命維持を担っており、つまり無意識の領域で働いている部位です。
そしてその中に脳幹模様体復活系があります。これはどんな機能を持っているのかというと、例えば時間を確認するのに腕時計やスマホを使っている人が多いかと思いますけど、
毎日見ているその時計のデザインを書いてみてくださいと言われたらどうでしょうか。毎日毎日何度も見ているはずなのにほとんどの人は正確に書くことができないと思います。これが脳幹模様体復活系の働きなんです。
分かりやすく言うと、あなたが意識している情報だけが脳に送られているということです。逆に意識をしていないものは、実際に目や耳に情報が入っていたとしても脳幹模様体復活系によってフィルタリングされて脳には送られずに、脳的には見ていないし聞いていないということになってしまうんです。
何で情報を静粘するのかと言いますと、実は人間の脳は体重の2%ほどしかないのに、1日の全体エネルギー消費量の約20%を使う大飯ぐらいなんです。
何でもかんでも情報を送って処理していたら、脳はさらにエネルギーを使うことになってしまい、他の器官に送るエネルギーがなくなってしまう。だから進化の過程であなたが五感で感じ取った情報は、一度脳幹模様体復活系で選別されてから脳に送るという仕組みになっていったんです。
つまり、脳科学的に言えば、より良い現実を引き寄せるためには、脳幹模様体復活系をいかにコントロールするかが重要であり、そのためには脳幹模様体復活系がある、脳幹の活性化が鍵である、というわけなんです。
次に、あなたの望みはただの思い込みである、という話をします。脳幹模様体復活系の情報選別は、そのほとんどが固定化された思考パターンによって行われています。
思い込みと目的地
これもエネルギー消費を抑えるための仕組みなんですけど、このパターンのことを思い込みと呼んでいます。
思い込みは、悪い結果を生むサイクルから、なかなか抜け出せない原因になっている場合もあれば、エネルギー消費を抑えつつ良い結果を生むというメリットもある表裏一体の無意識の働きなんです。
つまりは、自分が本当は望んでいない結果を生む思い込みを消して、本当に自分が望む結果を生む思い込みを残すことができればいいわけです。
これは口で言うのは簡単ですけど、なかなかできないと思います。
これができればみんな豊かになると思うので、これができなくて困っている人がほとんどじゃないでしょうか。
ですが本書を読んでいくうちに、思い込みに関するある重大なことに気がつきました。
人生をより良くする上で重要なあることが欠けていることがわかってきたんです。
それは目的地を知ること。
飛行機を例に例えてみます。
まず、どうやって操縦するのか。
飛行機はどんな技術によって飛ぶのか。
燃料はどれくらい入っている。
安全ということをまず考えます。
それで結果うまく安全に飛び立つことには成功しますけど、
それでどこに行くために飛行機を操縦しているんだったっけ、というふうに気づきます。
目的地を決めずに闇雲に飛び続けていたら、いつか燃料はなくなってしまいますよね。
例えば引き寄せの法則というと、
多くの人はたくさんのお金が引き寄せられるとか、
異虫の人が引き寄せられるというようなことを期待してしまいがちなんですけど、
それは手段であり目的ではありません。
実は本質的には人間が本当に望んでいるのは、
多額のお金でも異虫の人でもなく、
単に感情的に満足することなんです。
多くの人が飛び方ばかり気にするけれども、
最も重要なのはどこに向かうかということなんです。
飛び方や技術は感情的な満足を得られるだろうと想定している手段でしかありません。
なんでそうなってしまうのかというと、
大半の人が社会通念によって手段を自分の望みであると思い込んでしまっているからです。
例えば、いい大学に入れば幸せになれる。
いい会社に就職できれば幸せになれる。
そういったことです。
成功するためには辛いことでもつまらないことでも苦手でも我慢してやらなければならない。
いい成績を取っていい学校に行って大きな会社に入って出世して、
お金をたくさん稼いで身なりを良くして、
いい車買って結婚して家を建てる。
そうしたら成功したと幸せになれる。
だからもっとお金を稼ごう、出世しようという思考になり頑張ってしまう。
そして大半の人はそれを達成できずに苦しみ、
落ち込んでしまいます。
運良く成功できた人でもモヤモヤが晴れない。
満足できない人は実は多く、
まだまだお金が足りないからだと勘違いしてもっともっと頑張ろうとする。
そんな社会に成功や幸せの思い込みを植え付けられた本当の目的地を知らずに、
飛び続けている飛行機乗りはどうすればいいか。
その答えは本当の自分が求めていることに従って生きることです。
はい、ありがとうございました。
今日は途中ですけど続きはまた明日にしたいと思います。
それでは良い一日をお過ごしください。
尚人でした。