名盤ラジオ、前回からの続き。
名盤ラジオ、レディオヘッドのOK Computerを取り上げて話をしております。
たくやです。よろしくお願いします。
どうも、みなさんいかがお過ごしでしょうか。閲蔵でございます。
こんばんは。パラノイド&ひできです。よろしくお願いします。
OK Computer、話をしているところですけど、
前回、6曲目のカーマポリズまで来ましたので、今回は7曲目、フィッタハッピアからです。
エクササイズ、アンサービーム。
レディア、ベータ、レディア、アンサラーシャン。
エンプロイ、コンプライアント、エンタメラリー。
確信。
裏ボスというか裏テーマというか、そこにおいて確信をついている曲だと思うんですよ、これって。
ものすごい皮肉的だし、合成音声で人間の生活においての理想論をたれるみたいな。
この皮肉、絶望。
これすごいですよね、本当に。
すごいですよ、これちょっと恐ろしいですもん。
人間の理想論みたいなのを理想論、AIがたれるみたいなさ。
お前に言われたくねえよみたいな。そんなことわかってんだよみたいな。
それをとうとうと淡々と言うじゃないですか。
このディストピア感。
ディストピアですね。
この絶望感が90年代の空気感だったよねっていうのはすごい思いますよ。
そうですね。
淡々と機械的な音声で。
コンピューターサウンドだからね。コンピューターサウンドというか、コンピューターボイスというか機械。
うん、声がもう不気味な。
不気味感がすごい出てるね。
それで本当に社会的な成功というか良いとされてるような生活を淡々といってくんですよね。
週に3回はジムに行ってみたいなとかね。
機械に、コンピューターにしつけされちゃってるみたいな、そういう感じなんですかね。
いやこれ本当怖いですよね、この感じ。
コンピューターに支配されちゃってる。
90年代のすごい象徴的な映画なんですけど、マトリックスってあるじゃないですか。
今僕も。
めちゃくちゃマトリックス的じゃないですか。
陰謙を飼い慣らしてしまうみたいなさ、機械が。
発達しすぎたテクノロジーが人間を支配してしまうみたいなことをものすごいアイロニックに表現してるのがこの曲だと思うんですよね。
確かにね、マトリックスの世界観が。
あのマトリックスのシーン怖いですよね、すごい。
洗脳されてるのがわかるみたいな。
頭に突き刺されてみたいな。
なんかすごい人間を飼い慣らしてる的なシーン。
いっぱい人間を栽培してるみたいな。
栽培してるっぽいやつね。
あれはね。
あれ割とトラウマになるような。
人間を妄想の世界で飼い慣らしておとなしくしておいて、
その実、機械が人間を電池として使ってるというか、自分たちが活動するためのエネルギーとして使ってる。
そこに人類をアマンジさせるための幻想を夢見させてるんですよね、人類に。
反逆を起こさないためにみたいな。
そこの怖さとか、アイロニカルな感じを音で表現したのがこれじゃないかなって思って。
これ結構いいこと言ってるからこれに従って明日からちょっと生きていこうかなって。
飲みすぎないこととか、ジムで定期的な運動週3日とか。
銀行の残高をチェックしてね。
言われた通り明日から従おうかなって。
これが良いとされてる生活。
分かりました。
いや、ハッピーアーだよそれは。
そしたらハッピーアーになる。
いやもうそれこそがフィッターハッピーアーなんですよ。
フィッターハッピーアー。
でもこれ最後の方でなんか豚とか言ってますけどね。
いやこれそれがだからね、オチというか。
そうそうオチなんですよ。
最後にだからそれは厚生物質付けの檻の中の豚って言い放って終わるっていう機械がね。
すごいなーこれ。
機械がそれを言い放って終わるっていう。
いやー怖いしすごいなこれは。
めちゃくちゃ怖い曲だと思うし。
怖い。
最後にそのオチがあることによってこれってどうなんだみたいな疑問を提起するというか。
そうですね。
どうですかこれみたいな。
これが素晴らしいものなのかっていうのを逆説的に表現してるというか。
全部素晴らしいじゃないですか価値観で言うとね。
既存の価値観で言うと素晴らしいことを言ってるんだけどそこに飼い慣らされることが果たして本当にいいのかみたいな。
飼い慣らされる。現代社会に対する継承ですよね。
いやー怖い怖いこれ。
この曲で発せられてるメッセージと同じことやってるバンドの同じことやってる表現があるなと思って。
はいはいはい。
これがトゥールなんですよ。
はいはいはい。
いやー確かに。
このメッセージは全く同じじゃないですか。レディオヘッドのここで言ってることだと。
全て正しいと思って、正しいとされてる価値観で言っている。
はいはいはい。
全て正しいと思って、正しいとされてる価値観で言っている。
はいはいはい。
全て正しいと思って、正しいとされてる価値観を疑えと。
お前自身で考えろ、ちゃんと考えろと。そこに飼い慣らされていいのかみたいな。
そういう疑問を提起してるのがレディオヘッドのOKコンピューターとトゥールのアニマですよね。
同じメッセージを発してると思う。
確かに。まさにそうです。
常に疑問を持てって言ってるんですよ。ちゃんと自分で考えろと。それこそが一番重要なことなんだ。飼い慣らせれるんじゃないっていう。
レディオヘッドとトゥールは結構同じこと言ってるんだよなーって思いましたね。
そこの共通点は確かに。
鳴ってるサウンドとかはちょっと違い部分もあるかもしれないけど、根底のところは。
根底の部分は多分同じじゃないかな。表現したい本質はね。
常にお前自身が考えろと。流されるんじゃないと。
大多数が正しいとしてる価値観であっても、お前が考えて間違いだと思うなら間違いだと言えと。
それを突きつけてると思うんですよね。それこそが人間が生きる上ですごい大事な部分なんじゃないかみたいな。
反抗しろってことですよ。
そうですね。
これ日本でもやってるバンドがいて、アーティストがいて、これ黒夢の清春なんですよ。
少年で言ってるじゃないですか。逆らうこと。逆らうことですよ。
逆らうこと。
いいとされてる価値観をいいとして、ただ流されて受け入れるんじゃなくて、そこに疑問を持てと。
ちゃんと自分で考えろっていう。それでいいと思ったなら受け入れっていいし、
それが違うと思ったらちゃんと反抗しろっていうのを言ってると思うんですよね。清春もトムヨークもメイナードもっていう。
なるほど。いやーでかいですね。メッセージとしてめちゃくちゃ。
時代的にそこに流されるんじゃないっていう。ちゃんとことして考えて、それを表現して発信することが一番重要なんじゃないっていうのを
メッセージとして込めてるんじゃないかなって思うんですよね、この人たちって。
なるほど。いやーじゃあこいつに言われた通りに。
だからこそ俺はこのヒッターアップやって、正規の傑作とされるOKコンピューターの革新をついてる曲だと思うんですよ。
これってもう曲としてはAIが喋ってるだけだし、曲としての手はなしてないかもしれないんですけど、
そこにすごい革新を得たメッセージを秘めてるじゃないですかねっていうのは感じますね。
いやもうまさにアルバムを貫いてるテーマになってますよね、これがやっぱ。
だと思いますね。
結局そのOKコンピューターっていうタイトルにもつながってんだろうなみたいな。
そうそうそうそう。
皮肉的ですよね。
そうそうそうそう。すごい皮肉的というか逆説的なんですけど。
NOコンピューターじゃないですから。
OKコンピューターなんだけど、果たしてOKコンピューターでいいのかという。
NOを突きつけてくるというか。
という継承をならしてるんですよね。
そうそうそうそう。
いやー、あえてのOKコンピューターっていう。
ここのコンピューターっていうのもすごい時代的だなっていうのも思いますけどね、やっぱ。
コンピューターって。
97年っていうこの年、やっぱインターネットとかが出始めたちょうどそういう時代だなって思いますね。
ちょうどそういう時代だからやっぱ、そこの辺の変わり目を捉えてるなっていうか。
やっぱそういうの出てくるよねっていう。
で、そのすごい速度で変わってくる時代に対しての疑問不というかね。
そうですね。
危機感というか。そういうところがやっぱ投げかけられてるんだろうなっていう。
いやー、これはやっぱ時代。
時代だよ、やっぱ97年っていう。
本当に。
今だとこれ逆にもう出てこないだろうな。
今だともっとAIとかだろうね。
このままいいのかみたいな。
AIで便利になってくる。
OKAIみたいな感じになる。
なんか本当に。
このリマスター版でめっちゃ流暢にフィッターハピアの喋りもなってるかもしれないしね。
AI悲劇が。
この曲はね、すごい。
けど、この曲でも何気にメッセージというかAIナレーション的なのの裏で鳴ってる音もなかなか不気味で。
そうですね。
なかなか結構すごいですよね、あれ。
割と。
結構ね、なんか怖い音が鳴ってるんでしょうね。
怖い、怖いですよ、これ。
ホラーっぽい感じの。
ホラーっぽい。これさ、だってAIの音声除いてあれをBGMにさ、ちょっと話したらめっちゃ怖いこと言ってそうな感じになるじゃん。
それ聞きながら夜の学校行けって言われたら絶対無理だね。
怖すぎる。
めっちゃ音怖いよね。
怖い怖い。なんかすごいお化けっぽい音とかも。
ちゃんと聞くとめちゃくちゃ怖い音入ってるからね。
ヒュワンワンワンワンワンみたいなすごいやつも入ってるし。
なかなかこういうののサウンドメイクもね、やっぱこういうバンドすごいよね。
バクチェクのサムウェアノウェアとかもそうだし。
あれもなかなかね、後ろの音すごいことになるからね。
ちゃんと盛り上がるやんみたいな。
まあそういうのでね。
フィッタハッピア。
フィッタハッピアのメッセージもそうだし、このアルバム、
全体が発しているメッセージもそうなんですけど、
なんか今の時代でこそ痛感するんじゃないかなっていうのはすごい感じますね。
確かに。もう十何年経った今だからこそ。
今だからこそ切実に感じるじゃないですか。
リアルにそのAIが発達して、
人類を支配し始めてる時期だと思うんですよ。
そこに対してどうなんだみたいな。
確かに確かに。
今聴いてなんかすごい切実なものとして響くんじゃないかなっていう感じもしますね。
90年代のリアルタイムでは、
ちょっと分かんないなぁ。
SF感あるじゃないですか。
ある意味ちょっと夢物語なんですよ。
90年代当時では。
それがなんかフワフワした感じの音として表現されてるんですけど、
今から見ると、
フィッタハッピアのメッセージもそうなんですよね。
フワフワした感じの音として表現されてるんですけど、
今から見ると、かっこたる現実としてそれが存在してしまってるという。
今聴くとより切実なものとして、
リアルに感じる。
それは結構思うかな。
それを20年30年先行して表現してたレディオヘッドっていうのは、
やっぱり先見性がすごいあると思うし、
だからこそその時代のリーダーというか、
レジェンドになったんだよね。ロックの世界でっていう。
今から見ると逆説的にすごい納得いく部分ですよね。
20,30年先見据えてたんだこいつらみたいな。
それを的確にちゃんと表現してたんだみたいなのは感じるかな。
確かに。今見ると。
それが今でこそわかるっていうのは本当そうですね。
今はもう普通にチャットGPTにね、どうやったらちゃんとした生活をくれますかって。
まさにヒッタハッピーになりました。
ヒッタハッピーが返ってくるよ。
No drinking too much! って言われますよ。
めっちゃそれ返ってきますよね、これ。
じゃあ次。
次は8曲目。
8曲目がエレクショネアリング。
これはまたね、こっからなんか新しい展開が始まるぞみたいな雰囲気ありますが。
そうですね。
アルバム後半戦みたいな。
そうですね。曲調的には結構もう、なんか一番ロックサウンドというかバンドサウンドっぽい感じの。
これはもう間違いなくそうですね。
全体通して、アルバム全体通しての一番ロック的というか。
ですね。
攻撃的なサウンドで、もう曲全体言ってるっていう。
これは選挙のことを歌ってる歌なんです。
タイトルそうだし、一応歌詞的にもそういう感じにはなってるのかなっていう。
確かね、江戸が言ってたんだけど、結構自分たちがアルバム出してプロモーションするっていう時、
インタビュー受けたりとか、テレビ出たりとか、そういうプロモーション活動。
そういうアルバム出して売り込みに行くときに、割となんか選挙活動みたいな気分になるって言ってて。
なるほど。
その辺もなんか含まれてるみたいな感じらしいけどね。
うんうんうん。
うーん。
やってること変わんねえなみたいな感じなんだけど。
そういう意味合いも含まれてて、
うーん。
そういうダイアログとか、
そういうアルバムとか、
そういうアルバムとか、
僕たちが今の音楽として、
そういう意味合いも含まれてて
う〜〜〜ん
そういうのが大きくテーマになってる みたいな感じだと思うよね
政治的な話とそういう自分たちにも 照らし合わせてそういう風なっていうところの
う〜〜ん
あーでも
これはこれでやっぱ アクセントになる曲というか
まあこれがあるとないじゃんね アルバム全体のなんか
攻撃度というか ロックさというか
まあ変わってくるところだと思うんで
やっぱなんかね 1曲ぐらいはこういうのが入れてくるよね
Kid Aとかもオプティミスティックとか
はいはいはい
なんかちょっとロック曲調の アイデオテックとかね
ちょっと尖ってるやつは 見てほしいし
そういう成分はね ちょっとやっぱ
欲しいところがね あるんで
まあこれがそれだよね
の枠の曲だなっていう感じですね
最後もね じゃーんって
う〜ん
じゃーんって
あと溜めがいいよねなんか
いいですね
ちょっと可愛いよね
まあこの曲を聴くとやっぱり
この時点においてはレディオヘッドは
そのロックバンドのフォーマットを 捨て切れてないっていうか
そこに託す部分があったんだろうな っていう思いますね
そうですね これを入れてきてるあたりが
歌ってるテーマ的には ものすげえひりくってるんですけど