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みなさんこんにちは、小松正史でございます。
今日も音声配信をやっていきましょう。
今日は、聖火大学の岩井館の横の階段から収録をしております。
ものすごく気持ちいいですよね。青空が雲ひとつない感じ。
そして紅葉がちらほらと見えて、暑くも寒くもない感じの、こんな季節意外とないんですよね。
ちょっと風の雑音、鉄道の雑音あるかもしれないですけどね。
いろいろそんな感じでお聞きいただければと思います。
今日はですね、音楽理論の話しようかなと思うんですよね。
調とか調性って言葉聞いたことあるでしょうかね。
転調とかって言葉あると思うんですけども、それについてちょっとね、お話ししたいなというふうに思います。
この話になったのはですね、実はですね、ここ数回ですか、NHKの朝一で
ポップスノボカの理論分析みたいな話でいくつか登場してるんですね。
その中の大きなトピックとして、調性とか調ってあるんですよ。
なんか皆さんもね、音楽にご興味のある方がね、こういう音声配信聞いていらっしゃるから
なんとなくお分かりだと思いますけども、これ言語化することできますでしょうかね。
調性、調べる性質と書いて調性、そして調っていう言葉もあるよね。
これ何なのかっていうことをちょっとね、説明していきたいなというふうに思います。
まず調べと書いて調っていう話なんだけど、これはですね、音楽のお家みたいなもんなんですよね。
これめちゃくちゃこうざっくり例としてね、話をしてくると、お家なんですよね。
お家ってなんか決まってるじゃないですか。
建物の形とか高さとか柱の位置とか決まってますよね。
そういうふうな感じで、調っていうのは音楽のお家のようなもので、それぞれの調がありますけれども、
そこにはですね、決まった音の集まりがあるんですね。
例えばハチョウチョウってありますよね。
これ発見だけでね、ピアノでいうところのコッケンと発見ってお分かりになると思うんですけど、
発見だけでドレミファソラシドっていうふうに弾けるわけなんですね。
それが調の一つのユニットというかシステムなわけなんですよ。
楽譜の始めのところにシャープとかフラットっていうのがありますよね。
それがついていると、それぞれの曲はですね、その曲のお家を教えてくれるわけですよ。
例えばFっていうね、ハにヘがあったとしたらヘチョウチョウヘタンチョウってあるけれども、
それはファから始まりますよってね、ファソラシドレミファっていうね、
シがフラットだけで、あとは発見でいけますけれどもね。
そんな感じでお家の形が決まってるわけですよ。
そういうのが平均率でピアノは構成されているので、
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そのシステムがレミファソラシドで6個ですよね。
そしてそれにフラットシャープがあるから、
12調があるっていうことで、これお分かりになりますかね。
ピアノを弾く人のピアニストなかせな楽器演奏家なかせな調があるんですよね。
フラットが5つとかシャープが5つってすごい弾きづらいというかね。
逆にピアノは骨拳が上に浮き立っているというか、ボーンと独立しているので、
骨拳だけ弾けばOKっていうのがあったりしますけれども、
僕がよく使う調としては波長調も使うし、平長調も使うし、歩長調も使うけれども、
好きな手癖みたいな調があるわけなんですね。
それがいわゆる構造的なもの。平均率で言うと1オクタープの中に12個の調の種類があるっていうことですね。
種類というか基本的な、その中で長調短調というのはあるけれども、
基本構造の意味で言えば12個ということでご理解いただけるかと思います。
そして調整、これ何かというと、調の調べの性質と書くわけなんですね。
これ性質なんだろう、これ調整って言うんですけども、
これは音楽の雰囲気とか気分のようなものなんですね。
音楽に先ほどお家があるっていうふうに伝えましたけれども、
そのお家のクオリティというか性質、特徴、キャラクターのことを表しているのが調整なんですね。
これいまいち中傷的な話にしておりますけれども、もうちょっと具体的に言っていこうかね。
明るい感じとか悲しい感じって言うじゃないですか。
これ音楽全体の印象だと思うんですけど、
この曲聴いたら、ラベルのボレロを聴いたら始めはちょっと静かめだけれども、
後でちょっと暗いところがあって最後は明るく終わるみたいなことを直感的に言うじゃないですか。
そんなふうに音楽は一つのお家である調があったとして、
その調の雰囲気全体というか印象と言いますけれども、そういうものが形成されるわけなんですね。
その雰囲気や空気感みたいなものが調整なわけですね。
先ほど調がお家っていう話をしたけれども、調整っていうのはお家でいうところの質感、テクスチャー、キメとか言いますけど、
それであるとか色ですよね。濃い色なのか薄い色なのか、青色なのか灰色なのか黒なのか赤色なのか黄色なのかみたいな、
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そういう色彩感ってあるじゃないですか。その色彩感的なものっていうのが調整と思っていただいていいと思うんですよね。
そんな感じで調整があると音楽に変える場所があるような感じしません?
いろいろあったとしてもこっちに帰ってくるんだな、一つの特徴に収まっていくんだな、
修練していくんだなっていう感じがしていくと思うんですけれども、これが調整なんですよね。
そこから先にさらに転調っていうのがありますけど、これは曲の途中で調が変わることなんですね。
先ほどのお家が変わるっていうね。お家が別のお家に行くっていうことですよ。
例えば明るい雰囲気だった曲が途中から少し暗い雰囲気に変わったりとか、逆に暗かった曲が明るくなるっていうこともあるし、
あとは音の高さですね、音高と言うんですけども、それがいきなりルートの音が変わったりすることによって、
躍動感とか超越感とか開放感とか、逆に言うと暗くなったり加工して塞ぎ込んじゃうっていうこともあると思うんですけど、
そんなふうにしてですね、調がコロコロと変わっていくことを転調と言いますね。
これまたさらに、今日は言えないけど時間がなくて、転調と異調っていうのがあるんですけどね。
これも違うんですよ。転調は何なのか、異調は何なのかっていうのでまたお伝えできればと思うんですけど、
転調があることによってパレットの絵の具の色を変えていくっていうことですよ。
そんなふうに、まるで音は目に見えないんだけど、構造的なものですよね。音の並び方みたいなシステムですけど、
その平均率のシステムをどんどん変えることによって、絵の具は変わらなくても音だけで変わっていけるよっていうのが調整の面白さということで理解いただけたらと思いますね。
最後、今日はレクチャー的にまとめていきますと、調とは音楽のお口のようなものだと。
それぞれの調には決まった音の集まりがありますよっていうことですよね。
シャープとかフラットっていうのが楽譜の始めにあると思いますけど、それを表しておりますと。
そして調整というのは、その調の中の入れ物の雰囲気ですね。音楽の雰囲気とか気分とかが表れているようなものの、割と主観的な話になってきます。
そして転調っていうのは、最初に伝えた音楽のお家のようなものの構造がどんどんと変わっていって、お家がどんどんお引越しみたいな感じですね。
そういうふうになっていくということで、今日は調整、調、転調についてお伝えしてみました。
これもね、僕も直感的に演奏したりしてますけど、作曲したり。改めてNHKさんから取材を受けたりしているとですね、やっぱりちゃんと伝えることが必要かなと思ってね、自分なりに言語化をしてみましたけれども。
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これからもですね、皆さんも音楽を聴くときに、あれ?この調は何なのか?あれ?同じ曲でも調によって違うなとかね。
あと転調するポイントはどこなのかっていうのはね、耳トレされるとめちゃくちゃいいと思いますよ。
ここのポイントとかね。そうするとね、あなたも音楽理論の分析者になれるよっていうことでね、いろいろと。
曲はね、5万と100万とありますからね。いろいろこう自分なりに調べていってね、YouTube先生でもいいので。
自分の耳を肥やし、そして音楽の豊かさをより享受、満喫いただければと思って、今日はこんな話をしてみました。
今日もここまで聴いていただきましてありがとうございました。それではバイバーイ。