1. 小松正史『耳の保養』
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2024-09-12 10:01

100年後に音楽メディアどう変化するか

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100年後に我々はどんな音楽メディアを使っているのでしょうか。想像もつきませんが、変化してしまう音メディア、絶対残ってる音メディアのお話をしました。
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皆さん、おはようございます。作曲家で大学教員の小松正史です。
今日はですね、100年後に音楽メディアはどう変化するのかという、ちょっと未来から今のメディアの環境、音楽を聴く我々の状況をちょっと喋ってみたいなと思います。
本題を始める前にですね、ちょっとお知らせをさせてください。
この度、5月15日になります。僕の40枚目のピアノアルバムをリリースします。
漢方音楽2というものでして、漢方の世界の癒しとか体の整えという、そういうあたりに音楽を活用していくということで、10曲分、新曲、フルアルバムで出ました。
なんとですね、今回は7インチのCDの紙ジャケットで、めちゃくちゃ豪華で良い音になっております。
興味のある方はこちら、URLを貼っておりますので、よろしくお願いします。
ということで、本題に行きましょうかね。100年後に音楽メディアはどう変化するかという話なんですけど、その前にですね、皆さんは今どんな環境で音楽を聴いていらっしゃいますかね。
おそらくこのボイシーを今聴いていただいている環境に近いんじゃないかなと思うんですね。
例えばなんですけども、iPhoneとかiOSに今アプリを入れていらっしゃるんじゃないですかね。iTunesとか、あとはApple以外はですね、スポティファイとかですね。
YouTubeの音楽、ミュージックもありますよね。LINEミュージックもありますし、これはメディアとしてはですね、スマホとか、そんな画面上に今見えているところありますけど、
スマホの機能を使って、そのアプリケーションで外部のストレージといいますか、情報を取ってきてですね、それを再生して聴いている環境だと思うんですね。
この音楽聴く環境、ネットを使った音楽環境なわけなんですけど、それとですね、少しだけ今日難しい朝から話になっちゃいますけども、デジタルの音楽データとして聴いていらっしゃる方もおられますよね。
例えば、MP3とかですね、WAVというワブって言うんですけども、そういうデジタルデータですね。音楽とか音声のデジタルデータを再生できるようなアプリを使ってですね、聴いていることもあるんじゃないでしょうかね。
僕もですね、今iPad使っているんですけど、外部からのストリーミングみたいな形で聴いているのもありますし、僕がPCの方でですね、色々な音楽のデータを持ったり、音のデータを持っているので、それをMP3に変換して、それでiPadで聴いているというところもあります。
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そんな感じで、デジタルデータをですね、ストリーミングか直接再生するかは別にして、01でできているデータをですね、我々聴いているわけなんですね。ちょっと今日は大学の講義みたいになってきましたけれども、これが現在の音の聞こえ方なわけですね。
これからちょっと前のことを思ってみませんかね。これCDでおそらく聴いている方も多いと思いますし、僕も冒頭でCDまたリリースするみたいな話をしましたけれども、円盤上に01のデータをですね、記録して、それをですね、レコードみたいにくるくる回して、音データから音声をですね、
再生するという方法がありますよね。これはCDですね。で、この前はどうなんでしょうね。レコードとかね、あとテープレコーダー使っている方もいらっしゃったのかな。あのカセットテープってやつね。1時間ぐらいあったらA面からB面に切り替えてみたいなのね、懐かしいですけど。
そういうのもありますし、この中でオープンリールのテープね、大きな円盤みたいなやつが2つあってみたいなね。映画を見るような陶液みたいな形してますけどね。ああいうので聴いている方もいらっしゃったのかもしれないです。
こんな感じで、たった5年10年15年で大きく変わってますよね。さらに昔行くとね、さっきレコードを言いましたけども、レコードって多分多くの方が生まれた頃にもレコードの機会があるって感じでね、普通に聴いていたし、僕も聴いていましたですけど、そういうのがあったと思いますね。
で、それもレコードすごく変化というかなくなってきてですね、今も聴いている方って、音楽ファンの方はすごく聴いたりはしてますけど、ほぼほぼ多くの方がレコードのプレイヤーを持っていらっしゃらないんじゃないでしょうかね。
それほどまでにですね、5年10年15年でメディアがめちゃくちゃ変わるってことですよ。それで100年後の音楽メディアって何があるかというと、これね、もう正直言いましょう。想像つかないんですよね。
5年10年でここまで変わるんだから、どんなメディアがあるのかということで、僕、メディアの研究者というか、研究というか大学で教えたり、周りの同僚なんかはメディアの研究者なんですけど、いろいろ聞いてみるとですね、やっぱりわからんって言うんですよ。想像つかないよって言ってる。
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これね、今日結論的に、じゃあ今日は結論何なんだって言われてもね、これ答えられないっていうところがあるんだけれども、答えられない、わからない、もうほんと数年先わからないっていうことですね。ただわかるのは、これ確実にちょっとね、脅しみたいな話になっちゃって申し訳ないんですけど、今ね、我々が所有してる音楽データとか、そのあたりは多分再生できないんじゃないかなって思うんですよ。
これね、写真もそうですよね。JPEGとかで今見れてますけど、JPEGってせいぜい15年とか20年とか、それくらい前からすごく使われ始めて、今もそういう形式ですけど、これ10年後、20年後、見れる可能性ないんですよね。見れないことはないと思うんだけど、保証はないっていうことですよね。
これがね、音楽データでも言えるわけですし、今ね、散々CDとか他のメディアで音楽のデータを持っていてもですね、これ聞けない可能性出てくるわけですよ。
我々生きてる50年、あと50年前後くらい、もうちょっと長い人もいらっしゃると思いますけど、聞けるかもしれないけど、自分の子供や孫の世代っていう言い方がいいのかな、聞ける可能性は100%じゃないってことは言えると思います。
何が残るかというと、おそらく音楽で言うと楽譜は残る気がします。特に紙媒体、有形物として残るものは残るんじゃないかなって思いますね。
これは数百年前の楽譜を作ったというか、記述した作曲家の作品というのは、今も演奏することができますし、当時の楽譜とは違う形の形式にはなるかもしれないですけどね。
バッハの時代なんかはピアノがなかったですから、ピアノじゃないけれども五線譜で書かれたものを発見してというか、ボロボロになったものを発見して、それをうまく整えて、今はピアノを使って演奏されることが結構多いようなものですね。
それは残っているわけですよ。楽譜は残っているという。これ当然、100年後も楽譜は残ると思います。間違いなく。なので、僕は今、曲をたくさん作ってますけど、本当に今頑張って楽譜化しようとして進めてるんですよね。
それは僕が死んでも、そして音源がなくなったとしても、楽譜だったら未来のどなたかが再現して、何かの形で演奏してくれるかもしれないですよね。そんな感じで、しっかりした有形物とか形あるものっていうのは、それが朽ち果てない限りは残っていく。
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もっと言うと、石碑なんかはすごいですよね。石碑みたいな感じの楽譜の譜面にしたら残るんじゃないかな、みたいなところはあるところで、今日はそんな話で、100年後の音楽メディアは想像つかないし、変化が激しいんじゃないかという、そんなお話をしてみました。
今日もここまでお聞きいただきましてありがとうございました。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。明日はプレミアムということで、日曜日またお楽しみいただければと思います。それでは失礼いたします。
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