2024-11-23 53:29

第97回:異常気象が日常化した、いまの時代の処方箋。気象予測データを活用した「お天気マーケティング」

今回のテーマは、高度化した気象予測データを活用した「空気を読み、先手を打つ」お天気マーケティング。日本という小さな国でも、地域によって気象や気候は全然ちがう。それぞれの地域ごとに最適なタイミングで広告・商品を投下することで、マーケティングコストのロスをなくし、売上の最大化を図ることができる。今年の暖冬を見据えたミツカンの「鍋前線/鍋開き宣言」プロモーションや、エバラのプチっと鍋のアプローチなど、直近のユニークな事例を紐解きながら紹介していきます。

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関連記事:異常気象が日常化した、いまの時代の処方箋。気象予測データを活用した「お天気マーケティング」 - アトリエライフ通信

サマリー

異常気象が日常化する中、気象予測データを利用したお天気マーケティングの重要性が高まっています。特に、花粉症の予防薬に関するマーケティングの具体例を通じて、地域ごとの気象条件に応じた効果的なプロモーション戦略が求められています。 また、地域ごとの気象条件に基づいた広告戦略や鍋関連商品のキャンペーンが取り上げられ、消費者のニーズに合った効果的なマーケティング手法が探求されています。 気象予測データを活用した「お天気マーケティング」に注目が集まっています。このエピソードでは、気象データをマーケティングに活かす方法と、その効果について考察します。 気候変動の影響が現代において身近な問題となっており、気象予測データを用いたお天気マーケティングの重要性が増しています。このエピソードでは、現代における気候変動の影響と、それを商業戦略に生かす手法について考察します。 異常気象が日常化している現代において、気象予測データを取り入れたお天気マーケティングの重要性について議論されます。

お天気マーケティングの重要性
皆さん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が、最近気になるトピックを取り上げ、それぞれのマーケ感で掘り下げていきます。
最近話題の一人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で打ち手を模索する、皆さんのヒントになる視点をお届けしていきます。
スタートアップの思いを文化に変える戦略マーケターチーム、株式会社エールコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
青島でコピーライターをやってます。じんぼうです。よろしくお願いします。
お願いします。
さて、今日のテーマは、異常気象が日常化した今の時代の処方箋、気象予測データを活用したお天気マーケティング、ということなんですが、このテーマを取り上げた理由は何なんでしょう。
今回は、最近面白いなと思うプロモーションが、わりと気象予測系にまつわることだったので、ちょっとそれをまとめてご紹介したいなと思うんですね。
マーケティングの進化って、アドテックによってもたらされるみたいな発想が普通マーケターはあると思うんですけど、
それだけじゃなくて、周辺の技術革新とかによってもマーケティングの精度は上がるので、そういうのあるよね。
たぶん一番顕著な例の一つが、お天気マーケティングだと思うんですよね。
僕は勝手に名付けたのをお天気マーケティングな名前で。
お天気マーケティング、初めて聞いた。お天気お姉さんじゃなくて、お天気マーケティングね。
お天気マーケティング。ひらがなにするか漢字にするかでちょっと迷ったぐらいで、非常に安易につけたんですけど。
一つの日本というちっちゃな国でも、地域によって北から南があるので、気象条件、気候状況全然違うわけですよね。
なので、願わくばそれぞれの地域ごとに最適なタイミングで広告とか、それにまつわる商品を棚取りして投下するとか。
ということをきめ細やかにやっていくことで、マーケティングコストのロスをなくしたりとか、売上最大化を図ることができますよねっていうことですよね。
今は割とそこができるようになってきてますよねっていうところの筆感を紹介するという感じですね。
花粉症予防薬のマーケティング戦略
これまでは割とマーケターのよく言う言い訳。
なんかね、いやちょっと先週末天気悪かったんでみたいな。
確かにね、天気は結構影響しますからね。僕もエニックがやってたとき、カーシェアなんで雨が降ると使われなくなるんですよね。
お出かけだから。
そうだよね。
そうそう。だから台風とか連休に雨とか降るといきなり数値が悪くなったりするんで。
ちょっと雨が多かったんでシェア増えませんとか言ってましたけどね。
てへ、みたいな感じで。
そうそう、飲まないんでね。こればっかりはどうにもみたいなね。
まあでも先週末の雨はね、さすがに想定できないけど、そのシーズン、今年の冬はどうやねんとか春はどうやねんとか、大体の予測ができるようになってきているので、そこをプランニングに織り込む必要があるよねっていう話かなと思うんですね。
まあね、今となっては異常気象がすっかり日常化してるじゃないですかっていう中で言うと。
確かにね。
その異常気象を織り込まないといけないねみたいな。
そうか、そうだね。
今年は異常気象があったんだよはありえないからね。
ありえない。ギリラ豪雨とかもうね、ギリラちゃうやんっていうね。毎日ギリラ豪雨やんみたいな。
毎日ギリラやんね。
なんかもう、感じになってもうてるもんね。
そうなんだよね。戦場降水帯とかね、普通に一昨日ぐらいも来たよね、淡路島。
もう結構日常だよね。前はね、台風ぐらいにさ、言われてたけど、あそこでも戦場降水帯、ここでも戦場降水帯みたいになってきてるもんね。
なってきてるよね。地球が変わっちゃったんだったらしょうがないからマーケティングもね、変わらなきゃねっていうことですよね。
昔一郎が変わらなきゃって言ってましたけども、それですよ。
未来への展望
あの頃は全然異常気象なかったけどね。
異常気象なかったよね。
そんな感じなんで、これからはね、だからマーケティングの設計も、そもそもどんな気象条件を想定した設計なんですかとか、
で、アフターで言うと実際の気候がどうで、差分がどうで、実績の影響がどうなんすかみたいな、
そういうとこまで詰められる嫌な時代になるだろうなという感じがしますよね。
わかっちゃうから、データで出ちゃうからこそそういうこと言われちゃうよね。
言われちゃうね。想定ができちゃうからこそ想定はどうだったんだって言われちゃうねみたいな話なんで。
便利になればなるほど考えるべきことも増えるから、それはそれでいいんじゃないのみたいなそんな感じも一定あるからと。
なるほど。
いうところですかね。
という感じで、本編別論しますので、山本さんには収録で聞いていただいてますが、どんな点で明日使える機能になりそうでしょうか。
そうですね。そろそろ鍋が食べたくなりますね。
そうだよね。
この本編を聞くとね。
そうそう。
家鍋したくなるね。
これだけ鍋の話ずっとしてたら、鍋食べたくなってきたなって感じはしますね。
しますね。
明日使えるね、鍋食べる。
明日使えるね、明日鍋にしたらいいっていう、明日使えるかなと思いましたね。
あとは、前の僕の回のインスタ広告の話と合わせて聞くと面白いなと思って、全然広告の考え方が違うなっていうふうに思って、
今回紹介する鍋の鍋つゆとかのマーケティングをしようと思ったら、当然それはFacebookとかインスタ経由で買うものではなくて、スーパーとかで買うものなので、
そうするとコミュニケーションはインスタじゃなくて、テレビCMとか大きなニーズに対して即応するっていうことをしなくちゃいけないってなったときに、
前回だったように、例えばゲームしている人に指すとか、ダイエット中の人に指すとかそういうことできないので、
より大きなニーズにどうアプローチするかっていうふうに考えたときに、
一つは天気とか寒くなったから鍋どうですかって、多くの人が反対する人いないと思うので、
寒くても鍋食わねえよとか言う人いないから、そういう意味で大きなニーズを捉えてどうマーケティングするのかっていうのを考えるものとして、
対比で見るとすごく面白いなと思いましたね。
あと組み合わせも面白いかもわかんないですよね。
例えば秋雨前線とか、え梅雨ですかっていうぐらい、1週間ぐらい天気悪い週とかあるじゃないですか。
そういうのは必ずあるので、その週にもうちょっとうんざりした頃に何かこちら、
ハッピーな訴求をしましょう。鍋訴求でもいいし、何でもいいけど、とかっていうね。
気象条件を織り込みながら割とマスに指すみたいな、必ずみんなが抱くモーメントに指していくみたいな、そういう発想もありそうですよね。
ありますね。気象条件は誰もが、そのエリアにいる人にとっては誰もが同じ状況になるわけなので、
そこはマスのニーズというかね、今回紹介する花粉とかも、花粉が飛び始めるとみんな花粉に困るっていうことになるので、
マスのニーズが気象情報とかっていうのは取りやすいものなので、どうそれを活用するのかっていうのは面白いなと思いますね。
一人一人の課題感ごとに指すとか、いろんな気象条件予測データごとにプランニングするとか、そのあたりで頭の使いようっていうのは今後発生していくんだろうなっていう感じですよね。
そうですね。鍋の鍋つゆのマーケなんて多分もう何十年もやってるじゃないですか。
だからもうネタ尽きてるんですけど、みたいな多分思ってると思うんですけど、その中で新しいものをどんどん生み出していっているマーケターの方さすがやなと思います。
そうですね。
担当になったらずっと鍋のこと考えてるんやろうなぁ。
鍋を食いながらも楽しめてるのかな。
なんかね、インサイトとか考えながら鍋食べちゃいそうな感じするね。
確かにね。
まあそれはそれで楽しいんだろうけどね。
まあそうだね。
マーケターっていうのはちょっと頭が荒れな人が多いので。
それでは本編、ぜひ聞いてみてください。本編は約32分あります。
途中で聞けなくなった時のためにも、ここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
さて、ジンボファンの今週のピックアップ。テーマはこちら。
異常気象が日常化した今の時代の処方箋。
気象予測データを活用したお天気マーケティングです。
では早速話を聞いていきましょう。
オープニングで話したような、気象予測に基づいたお天気マーケティングって若干ちょっと脳天気なネーミングにしたんですけど。
それの実例を、この冬ですかね。
割と面白い事例がいくつかあったので、それを中心に紹介したいなと思います。
まず1個目はちょっとわかりやすいなと思った例で、この春ぐらいに僕が見つけた例なんですけど。
花粉症の予防薬とかあるじゃないですか。
ありますね。
あれのマーケティングって、もちろん花粉症の前に打つんですけど。
これまでは割とその前年に、いつぐらいに花粉症がマックスになったかなみたいなのを踏まえて、大体この辺に打ちましょうみたいな感じで。
一斉に日本全国でドバッと棚を確保して、CMを打ってみた感じでやってたんですよね。
両方考えたら割と荒っぽいなって感じがするので、日本つってもね。
そうだね。桜全線とかもちょっとずつ北上していくわけだから、花粉全線も北上していきそうなもんではあるよね。
そうなんですよね。これまでは技術的にできませんでしたっていう話もあったと思うんですけど。
気象予測も精度が増していて、割とエリアごとの細かくわかるようになってきていて。
淡路島生活が長いから欠かせないんですけど、ウェザーニュースとか市町村の村レベルでわかるんですよ。
何時ぐらいから天気が固むかなとか、あとは淡路島だと風が強いのかな、今日はみたいな感じとかも全部わかるので、
その辺りめちゃくちゃ助かってますと。これが企業レベルでも普通に活用するようになってきてますよねっていう感じですね。
これウェザーニュースじゃなきゃダメなんですか?そのヤフー天気とかそういうところでは全然精度が上がる?
いや全然できるんじゃないかな。ウェザーニュースは企業向けにそういうソリューション提案、提供してますよねという感じですね。
これ取り上げる花粉のやつはそこまで細かい話ではないんですけど、テレビCMって割と放送局のエリアごとに打てるので、
東京だと1都7県くらい?6県くらいだっけ?丸っとだけど、地方に行くと割と県ごとに富士だったらこことか細かく放送局が分かれているので、
確かに。
だから一個一個細かく変えるんですよね。
僕の地元の香川県も香川岡山で一個一個の放送エリアでしたね。
そうですよね。だから割と地方エリアでは細かく変えるのもあるので、その辺りをエリアごとに花粉被産の予測を使って、
この辺で花粉きそうだなっていう時に合わせてCMを投下し、そこに商品棚も確保するってことをやっていくとロスが減らせるってことですよね。
確かにね。そうか。花粉飛んでないのに薬置いてもしょうがないし、逆に遅くなるとタイミング悪いし、それができるのは結構売上に直結しそうだね。
そうだよね。日本一律でやっちゃうと多分何週間かズレがあるはずなんで、あるところはむずむずクシュンクシュンやってるけど、あるところは無風みたいな。
なんでこれ置いてんだっけみたいな感じのことはあるので、その気まずさを解消できるわけだね。
なるほどね。
普通にやればいい話だけど、これができるようになりましたっていうことですね。
気象予測データの活用
そうかそうか。なるほどね。
これまでは去年のデータとかこれまでの過去データを参考に今年はってやってたけど、現状は今年の気象状況を見ながら、今年はこれぐらいに舞うんじゃないかみたいなことを想定できるわけですね。
そうかそうか。天気予報的な花粉予報みたいなのも最近あるもんね。
今年の冬は暖冬ですとか、数ヶ月先の大体の感じは予測できるので、そこに基づいていろいろ手が打てるようになってますっていうところですね。
なるほどね。
CM枠って数ヶ月前には買い付けないといけないので、そこの予測データを踏まえて買い付けることができるようになってるっていうことですね。
なるほどね。
ここはこれまでとは違うっていうところですよね。
確かに。
これのいいところは、科学的なデータに基づいているので、広告の無駄がなくなったりとか、打つべきときに最大限投下できるその分ね。
なので広告効果の最大化ができるっていうのはもちろんなんですけど、あとは科学的な説得材料があるので、棚交渉にも絶対有利ですよね。
確かにね。
だからこの地域は、青森は今年は5月の2週目から花粉やばいんでみたいな説得データを出すと、なるほどみたいな感じで薬局全店が協力してくれるとか、ここでCM打ってみたいな話をすると。
なるほど。
そういうのが、より全国一律でやったら今年もずれるんでしょとかっていうのを続けるわけだね。
そうだよね。地方であればあるほど嬉しいよね。多分青森とかはだいぶずれてたと思うから。
だいぶずれてたと思うからね。
多分ね、全国一律でやろうと思ったら東京とかに合わせると思うから。
そうだよね。
まだ早いんだよなとか、まだ遅いんだよなとかね、沖縄とか鹿児島の人も思ってただろうけど、今年からぴったり合わせるんでって言われると嬉しいよね。
嬉しいよね。
地方の人はね、ずいぶん早くから花粉症のCM打つんだねとかって思ってたはずなんだよね、今では。
そうだよね。そうなるよな。
だから気象条件をもとに細かくマーケティングをやっていくっていうのが、デジタルマーケは細かくやるけども、テレビCMとかこれまでマスと言われていたものも可能な限りはそういう感じでやるようになってくるよねっていう話ですね。
鍋商品のプロモーション
最近よく見るよねっていうプロモーションで言うと、鍋関連の商品が割と面白いキャンペーンをいろいろやっているので、この気象予測データをもとにした鍋商品の各社のプロモーションをちょっとピックアップしたいなと思ってます。
さっきの花粉症的な発想の流れなんですけど、みつかんの今年の鍋のキャンペーンは桜全選ってあるじゃないですか、春に。
どの地域は何日頃に桜が開花しますみたいなのを全国で出して、だいたい花見のスケジュールを段取りをさせるみたいなありがたいデータがありますけど。
ありますね。
だから鍋版を作ってみなさんに告知してるんですよね、今年はね。
へー。
鍋全選みたいなやつを作ってて。
なるほど。
なんかね、ほっこりしていいよねって感じがします。
でも何をもって鍋そろそろですねって言うんだろうか。桜みたいに咲くわけじゃないからね、鍋はね。
あーそうだよね。だからそこをちゃんとね、みつかんさんなりに定義をしてるのが面白いんですけど。
なんか最低気温15度以下の日が3日続く日を鍋開き宣言、鍋開きと呼ぶらしいんですよね。
へー。鍋開きっていうのもちょっと。
そうだね。鍋開くもんね、確かに。
確かに開くね。その観点なかったなって思うな。
鍋開きっていう時に多分開いた時の湯気とかの沈る感が、なんかね、みんなの頭の中に弾けるじゃないですか。
それもいいよね、桜が開花するような感じでイメージが広がるから、うまくかかってると思うんですよね。
確かに。
まあこれはもうファクトなんで、3日続いたよって言ったら鍋開き宣言を徐々にしていくんですけどっていう話ですね。
へー。
あとは予報もやってるから、鍋前線っていうのもこれはウェブサイトで公開していて、
もう今今日収録日で言うと四国までは行ってて、あとはもう九州とか沖縄とか、その辺りがまだ鍋前線これから向かいまっせみたいな感じの予報になってますね。
そうか。あれ桜前線と逆なんですね。
逆なんだよね。
そうかそうか。
っていうことですね。
ちょっと面白いね。
面白いね。
新しい発見があるというか、そういう観点で見たことなかったから、面白いね。
だから新しいよね。鍋ってね、これまではどっちかというと、冬には当たり前のようにあったものですけど、
ここで若干暖冬だったりする予報があるので、メーカー側が積極的に仕掛けていくというか、急出しをしていかないといけない年なんですよね。
なるほど。あったかいから。
そう、あったかいから。
つまれた手も。
あったかいから、なんか肌寒いんでそろそろ鍋でもっていうのはほっといたらずれるわけだね、後ろにね。
そうかそうか、確かにね。
うん。
早めから仕掛けていくっていうかね、そろそろ感を出していくっていうのが必要なんでしょうか。
これなかなか面白いね。
なんか、もっと早く気づいてもよかったのにな、この鍋びらき全然はと思ったけど、やっぱりそういう暖冬とかね、そういう気象の変化とかもあるんだろうな。
あるんでしょうね。
だから今年暖冬ですけど、去年もね、夏も暑かったし冬も暖冬だったので、去年の若干反省も踏まえてっていうところもあるんだと思うんですよね。
なるほどね。
いやーでもこれ、なんか他の鍋商品も三つ館だけじゃなくて他の会社も作るじゃないですか。
はいはい。
やられたな、思ってんちゃうかな。
確かにね。でもあれだよ、後ほど強豪のうちでも紹介しますけど、
はいはいはい。
強豪も負けちゃいないよ。
あ、そうなんですね。
うん。
えー、じゃあ各社やっぱ鍋にいろいろとかけてきてるんですね。
かけてきてるみたいです。
へー、それは面白いですね。
っていうのもって話なんですけど、鍋、鍋つゆだね。
熱いんですって今その食品メーカーの中で、めっちゃ伸びてるらしいんですよ。
確かに。なんかCMでもプチってやるだけで鍋作れるやつとか。
ありますよね。
増えてきてますね、確かに。
いろんなバリエーション出てますよね。
スーパー行っても鍋の素がめちゃくちゃ咲き誇ってますもんね。
まあそうね、簡単においしいし、いろんなバリエーションのものを食べれるし、まあいいよね。
めっちゃ伸びてるらしいのと、あとあれだね、コロナとかもあったっていうのもあるんでしょうけど、
家の中でどうやって楽しく過ごすかみたいなところの中でも改めて鍋が注目されたのもあって伸びてるっていうところですよね。
へー、面白い。
そうね、若年層の価値観にもあっているらしくて、若年層はタイパとつながり重視なわけですよね。
っていう人たちにはやっぱり鍋パっていうのがそういう価値観にズボってはまるらしいんですよ。
あー、そうなんだね。最近の若者は鍋パーティーをするんだね。
鍋パは、まあ僕らもやったけど、若者的にはやっぱりタイパいいよねとか。
へー。
より一体感というか、いいよねみたいな感じで、より価値観にぶっ刺さるみたいですよ。
へー、確かに。まあいいよね、同じ鍋をつつきながらね。コロナ禍はできなかったけど、まあ仲良くなる感じするね。
だからまあ、面白いなっていう感じ。一応ね、表現的な解説をすると、
すでにあった、前々回話したイニシエ公文みたいな感じだけど、
すでに定着している春の風物詩の桜の開花宣言と桜前線っていう文脈を冬場に転用するっていうこの遊び心ですよね。
まあこれで面白いよねとか、鍋自体のワクワク感みたいなところの書き立てにもつながっているし、
開花宣言、桜前線、鍋開きは、まあめちゃくちゃ意味もわかりやすいよね。
なるほどねっていうか、逆なんだねみたいな。
確かに。海開きみたいな感じのイメージで鍋開きも開放的な感じがして、
いい言葉を使ったなーって感じしますね。
こういうチャーミングなネタを一個メーカー側で準備することで、
鍋パの前って割とLINE上とかで若干打ち合わせとか盛り上がるじゃないですか。
その中のナラティブのネタみたいな感じになると思うんですよね。
だからいつ頃この辺に盛り上がるらしいよとか、
ちょっと若干早めに始めちゃおうかみたいな感じとか、
その会話のネタに一個なりますよねっていうところと、
漏れなくなんですけどレシピにもつなげているので、
どういうレシピしようかみたいな話の盛り上げにもなるし、
レシピ、バリエーションいろいろあると、
フリクエンシーも上がるよねって話で、
今年もっかいやろうよみたいな、そういう検討にもつながるので、
そういう意味では鍋パ全体の需要ゾーンにつなげているんだろうなっていう感じがしますよね。
競合の動向
なるほどね。確かにこの三塚のサイトの47都道府県地元鍋レシピ、面白いね。
面白いよね。普通にウェブサイトをトップページ見てるだけでも、
無限にあるやんって思うぐらいめちゃくちゃバリエーションがありますよね。
そうね。これでも作る人大変あったやろうな。
もう東京とかさ、原宿カラフル鍋、こんなのほんまあんのかみたいな。
確かに。
関係ないんちゃうかと思うやつとか、
大阪めっちゃうまいやんたこ焼き鍋、知らんけど。
たこ焼き鍋ってすごいな。
すごいよ。
たこ焼きとはっていう話ですよね。
そうね。鍋の中にたこ焼き入れてるね。
それ、たこ焼きをまず作らなあかんね。
そうそうそう。たこ焼き作って鍋に入れるっていう。
すごいね。
多分そういうレシピはこれまでの積み重ねだと思うんだよね。
今年だけじゃなくて、数年間の積み重ねがデータベースになってると思うんですよね。
割とレシピサイトとか、料理系インスタグラマーとかといっぱいコラボしてて、
そういうレシピ系とかアレンジレシピのアイディアはいっぱい蓄積してるらしいんだよね。
その情報と行動喚起提案をどうつなげるかみたいなアイディアだと思うんですよね、今回は。
なるほどね。レシピで掲載するだけじゃ誰も見ないし、
そりゃそうだよねって感じだから切り口を変えないといけないもんな。
そうだね。入り口を毎年どうやるかっていうのでいろいろ悩むんだと思うんですけどね。
なるほどね。
で、競合のエマラ食品さんの事例も、これはこれで面白いなと思って。
これちょっとね、この間軽く話したんですけど、
裏っと返す刀で喋っちゃったんですけどみたいな話で、
しかも割とちゃんと喋った気がするんだけどね、感じですけど。
エマラ食品は、そもそも今年担当ですってのが予想されてたんで、
鍋中を迎えに行くっていう発想ではなくて、
エマラが推したいのはプチッと鍋っていうさっきもちょっと出た、
固食鍋の調味料ですよね。
これをエマラは一番売れているので推したいので、
それを今年どう売っていくかみたいなアイディアをやってて、
そこが割といいなと思ったんで、これをご紹介したいなと思うんですけど、
エマラはどっちかっていうと鍋ドンピシャではなくて、
ちょっとひねって、プチッと鍋は鍋ももちろん使えますけど、
これにも使えるんですよみたいな提案をしていて、
これは瀬戸小路さんが一人暮らし設定なんだよね。
仕事終わりでちゃちゃっと料理するみたいな感じで、
肉野菜炒めを料理するようなCMを作ってたりするんですよね。
なのでアレンジレシピというか、裏技的にこういう感じで使うと
めっちゃ美味しいよみたいなことをやることで、
より用途イメージが広がるっていう訴求をやってますね。
なるほどね。
これはこれでアリですねっていう感じがしますよね。
でも多分店頭には鍋コーナーとかに置いてあるよね、
たぶんプチッと鍋。
うんうんうん。
違うのかな。
だから鍋コーナーに置いてあるプチッと鍋を鍋じゃなくて
野菜炒めにも使えますよっていうのって、
スーパーの店頭で早期させるの難しい気もするけどね。
そこもなんかプロモーションでやってるのかな。
場所を変えるとかね。
なんだろうね。一定たぶんプチッと鍋自体は
固食鍋ブランドで売り上げは一番らしいんだよね。
だからこれまでのコミュニケーションで認知は取れてるだろうっていう判断だと思うんだよね。
なるほどね。
エヴァラ的にはたぶんもうちょっと利用シーンを拡大したりとか、
ターゲットを拡大したいと思ってると思うんですよ。
だからこれまでは一人鍋用のアイテムだよねって思われていたものを
いやいや、これプチッと鍋2個3個使ったらファミリーも受けますよとか
なんかそういう鍋以外も受けますよみたいな感じで
利用シーンとかターゲットを広げることで
よりその売り上げを拡大しよう最大化しようっていうフェーズに入ってると思うんですよね。
なるほどね。
割とそういう工夫がいろいろ見えるっていう感じかな。
あとは、メイン層は30代から50代らしいので
若者向けには縦型動画で訴求したりとか、そういうこともやってるみたいですね。
なるほどね。うまいよね。
利用シーンを変えれば売り上げのキャップを外せるから。
そうですよね。
だから割とね、鍋つゆだとデカいじゃないですか。液体洗剤ぐらいあるじゃないですか。
確かに確かに。デカいし重たいしね。
冷たい用の液体洗剤なんで
プチッと鍋って本当もうコーヒーポーションみたいなぐらいの感じだから
持ち運びがすごいできやすいし、常温保存もできるから
割とね、キャンプ飯とかアウトドア系のシーン提案とかもやってるみたいですよ。
へー、なるほど。
まあでもいいよね。これを一個使うだけでいろんな味のバリエーションを変えるわけだから
さっきのタイパーじゃないけどね、同じ作業でいろんな味を楽しめるとかはすごいいいサービスな気がするなあ。
あとはあれですね。さっきも言ったファミリーも重要を広げるっていうところで言うと
具体的なやり方としては
発売当初は1プチッと1人前っていうコピーで推してたらしいんですよね。
へー。
だからっていう話なんですけど
3プチッと3人前みたいな訴求もしてて
当たり前ですけど、それを言うことで
なるほどねと、一人用だけじゃないんだねってプチッと増やしていけば
あらゆるところに使えるのねっていうところの理解を促してるみたいね。
そうか。もともと一人用の鍋なのか。
これ全然関係ないけど材料はどうしたんやろ。
一人用の鍋の材料ってムズくない?
なんか白菜とかもさ、一番ちっちゃいサイズでも4分の1、8分の1とか。
そうね。4分の1とかですよね。
ねえ。結構一回じゃ食べきれなかった気がするんだよな。鍋とか。
あるもんで料理じゃないの。残りの野菜を全部ぶち込むみたいな感じじゃないですか。
確かに。そうなったらいけるか。
あとは最近スーパーも個食用の切った野菜とかね、ちっちゃいのどんどん売ってるからできるのかもしれないね。
できそうですよね。
なるほど。
若い独身層だけじゃなくて、今はね、一人単身世帯増えてますから
先立たれたおじいちゃん、おばちゃんとか含めてね。
そうですね。確かに確かに。
そういう意味ではあらゆる層を日本中に一人世帯なのかっていうのは多いから、こういうアイテムが生まれていて、
そこでナバマン取ったらそこを軸により用途を広げていくみたいなことをやっていくみたいな感じですよね。
だから3プチッと3人前って言われなかったら家族だとね、大きいやつ買うもんね。洗剤の詰め替え用みたいなやつね。
そうだね。
言われると、あ、それもありかってなるなぁ。
ありますね。
納得感の非常に強いキャン広告展開をやってるなぁという。
でもね、やっぱりね、あるところで市場一番を取るとそれ以上伸びなくなるので、こういう形で利用シーンを変えたりとかターゲットを変えたりとかして増やしていくしかないから、それを純粋にしっかりやっているなぁって感じがしますね。
一応まあ、ついでにというか、おでんきとは関係ないんだけど、えばらで同じような鍋系のプロモーションがあったので、ついでに紹介すると、鍋しゃぶっていう商品もあるみたいで、だから鍋しゃぶしゃぶを一人でやれますぜみたいなやつだね。
これは若者向けでCM、CMというか動画かな、ウェブ動画を作ってて桜田ひよりさんを起用して、なんかどっちかというと今の若者のちょっと嫌なこと、日常の中のちょっと嫌なことあるあるみたいなシーンを描いて、
それを解決しようとするんだけど、解決できなくて、なんか開け直ってやけくそになって、ダメだ鍋だっていうので鍋につなげるっていう。
イラストレーションを商品ベネフィットに接続することで行動環境を狙うというアプローチですね。
共感得られるのかな、ダメだ鍋だってなるかな。
なんかこれもあれだな、例えばっていうとイヤフォン片方消失事件みたいな動画があって、いろいろなんかあれ私はあそこであれやっておいただろみたいな感じでこう探偵的にやって、解決できなくて、ダメだ鍋だにつなげるらしいんですよね。
鍋なのかな、なんか落ち込んだ時にアイスクリーム食べようとかね、なんかハーゲンダッツとかならわかるけど、ダメだ鍋だって鍋なんやって思ったけど。
なんかそこのハードルがハーゲンダッツだったら風を上げるだけだけど、それぐらいハードルが下がっとるっていうことなんじゃないの。
なるほどね。
まあそうかそうか。
素材ぶち込むだけで、あとちょっと温めりができるっていうことなんだろうね。
なるほどね。
だからプチご褒美的なやつの飲み物じゃなくて食べ物系の提案っていうことだと思うけど、ステージワーカー鍋料理で人生がほんの少しイージーモードになるっていうのを訴求してるみたいなんだけど、
嫌なことあってもなんとなくオッケーじゃん的なのも相棒というか、それになるよっていう話だよね。
まあまああったかいしほっこりする感じはあるから、そう考えるとまあいいかって思うのはあるかもね、確かに。
お腹いっぱい鍋食べたらね。
まあね、ヘルシーだし野菜も摂れるしみたいな、まあ基本的なベネフィットは詰まっとるわけだから、あとはそこのいちいち鍋するのの面倒くささを取り払ったよっていうところが多分一番の訴求ポイントだから、そこを多分ね、資料の課題と結びつけてやってるってことなんだろうね。
いやーなんかこうそのミツカンもそうだしエバラも含め、いかにこの商品を買ってもらうかっていう血の滲むような努力を感じるね。
店頭に行ってね、この商品探すの楽しいっすよ。プチッと食べたらマジかっていうくらいバリエーションありますからね。ドラえもん全巻くらいバリエーションありますから。
なるほど。まあでも結構多分リピーターも多いんだろうね。それだけ種類があるとね。
あの味この味とかいろいろ試したい感じの商品になってると思いますね。
なるほどね。
だからこそ鍋以外のなんかね、料理パターンも出すことによっていろんな味わいを楽しんでもらおうみたいな感じなんでしょうね。
結構こういうなんていうかパッケージの確信でもあるよねこれってね。
そうだね。
これを鍋のもとをパックに入れてたんだと他と変わらないけど、中身の味はね多分そんな変わらないと思うから、このプチッとっていう商品の大きさとか体験とかっていうだけですごく変わったんだろうね。
僕ちょっとユーザーとして問題、課題感を感じているのは、プチッとで全部プチッと出ないからめっちゃこそいで溶かさないといけないんですよね。
なんかそこがね、プチッと出たらいいなとちょっと思うけどね。
確かに。名前がねすごく書いてあるからね。プチッと出てほしいとかね。
ジェリー状のなんかジェル状のなんかポンと出ると思うじゃん。
なんかどっちかというと煮詰めたなんかドレッシングみたいな感じで。
割と残るから溶かすのが大変です。
なるほどね。しかもあれか1パックに6個とか入ってるのか。
なるほどそうか。そういう意味では普通に鍋で6個食べるの大変やから、残り2個ぐらい残ったらじゃあ鍋以外もどうですかとかいいかもね。
あとね多分これ原価はめっちゃ安いんじゃないかな。こういうもと系って。
そうだろうね。
原価は安いけどユーザー価値は高いっていうもんだと思う。輸送費もあんまりかからないし。
めっちゃ安いよね。スープ、ボーンに比べると。
うん。全然安いし、原材料も抑えられてるし、味は濃いんだろうけど。
でもユーザーとしてはすごい価値を感じやすい商品で。
価格も6個でこの値段だと普通に買うより安い気がする。
いくらやったか250円から300円くらいは買った記憶がありますけど。
普通のやつが多分3、4人用で300円くらいだから半額くらいかな。
そうね。
そっかそっかそっか。売れそう。
なるほどね。
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
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さて、今週の明日使える聞くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
皆さんはね、そんなベタで見てないと思いますけど、
ドジャースが優勝しましたね。
大谷選手のね。
大谷選手の山本選手のドジャースが優勝しまして、
私はね、ほぼ30年ぶりに野球を割とね、ベタで見たんですよ。
1ヶ月ちょっとぐらい。
だからシーズンの大谷がシーズン記録をいかに伸ばしていくかみたいな話のところから、
あ、なんか50-50とかのやつ?
そうそうそうそう。50-50ぐらいから試合をベタで見始めて、
午前中ずっとメジャー見てるみたいな人になってました。
すごいね。
1ヶ月ぐらいだから見て、まあそれはそれで面白いなと思いましたね。
まあね、それずっとやるわけにはいかないからね。
時間が無限に溶けていくんで。
確かに。
ちなみにそういえば僕らのフルスのDNAも優勝しましたね。
ああ、しましたね。
しましたね。見てないけど。
そういえばそうですね。
ナンバさんがわりとツイッター上でね、フォーカスされてましたね。
なんか応援の仕方が可愛いとか、ビールを浴びていいなとか。
まあいいよね、ナンバさんいいなと思いましたね。
でもすごくナンバさんらしいというか、ほんまにああいうキャラの人やからね、ナンバさんってね。
そうだよね、あの人フロアに来ると空気が地球に明るくなるもんね。
そうそうそうそう、すごいいい感じの、あのままそのままに優勝して。
ベイスターズってもともとDNAが最初やり始めた時はずっと勝てないチームで、
弱いけれども観客同員数が多くて利益を上げているみたいなことを言われてたけど、
ついにね、日本シリーズ優勝っていうね、ということが僕は印象に残りましたが、
ジンボさんはどちらかというと、ドジャースだったってことですね。
そうですね、僕はドジャースかな。
なるほど。
ゼロからだから、徐々にそのメンバーの名前とか特徴とか覚えていくのも楽しいじゃないですか。
そうかそうね、知らないもんね。
全然知らないからね。
30年前というとちょうど亀山新城フィーバーで阪神タイガースが久しぶりに強くなった時に、
父親が野球を見始めて、小学生の僕も見たっていうのが、最初で最後かな、ベタで試合全部見てたのって。
へー。
アメリカの野球はどのテレビで見れるんですか?ネットで見るんですか?
ネットで見るんですか?
アメリカのNHK BSですね。
そうなんだ、やってるんだね。
割と全部、他人の試合だけ全部やってるね。
あー、なるほど。
なので、シーズン中もほぼ全部やってるし、オースシーズンは全部やってるね。
へー。
まあ、面白いなと思いましたね。
ただ、ぼーっと見ててもしょうがないなと思うんで、いろいろ自分なりにやる気をもらったりとかしたいなと思うわけじゃないですか。
ほうほうほう、真面目ですね。どんな学びがあったか教えてください。
以前もちょっと話したと思うんですけど、ああいうわかりやすいスターとかって、長嶋さんとかも含めてだけど、
すごいモチベーション作ったりとか、人間ってこんなすごいんだなとか、夢とか大事なんだなとか、
そういうこと、わりと純粋なことに改めて気づかせてくれる存在だと思うんですよね。
なるほどね。
なので、それはビジネスの世界だと、わりといろんな変数があって、何が利益に直結したのかわかりにくいので、
野球とか将棋とか、わりとルールがあって、限られた世界観の中でやることだからこそ、
差分がよく浮き彫りになりますよね。わかりやすいんですよね。
そうですね。ある意味、リアリティショーじゃないけれども、リアルだからこそ面白いシントラマがあるしっていうのがスポーツはあるよね。
その中でちゃんとリアルに、リアルタイムにドラマが進行していくので、面白いよねという感じですよね。
なので、それはそれで野球とか将棋っていう例え話なので、そこから人間ってのは何かみたいなところを見習っていくべきだと思うんだよね。
そこでわりと一緒で準備をするとか、メンタルを保つとか、チームワークとか、
周りに良い影響を与えていくことで他人のパフォーマンスを引き出すとか、すべて入ってるっちゃ入ってるわけで。
なるほど。
それを自分だったら明日からどうしようかなっていうのに置き換えて、自分のパフォーマンスを変えていくための例え話だと思ってみたらいいと思うんですよね。
大谷がなんで球を投げて打って1000億もらうねんっていう話で言うと、
その球投げて打つこと自体には価値はないかもわかんないけども、
それを見てそうだなと思って、明日から頑張ろうとか思って、10年後とか20年後に人生変えちゃう人がたぶんいっぱい出てくると思うんですよね。少年たちとかね。
確かに。野球で始める少年増えたと思いますよね。
増えると思いますよね。
なので、グロスの影響度への対価として1000億って割と安いと思うんですよ。っていうぐらいのことだと思います。
影響度すごいね。全世界の人に影響を与えているわけやもんね。
そうですね。
大谷さんも一郎を見てとかの影響もあるんですよね。
ありますね。一郎に憧れているわけですからね。
そうやって代々引き継がれていってるのもエモいね。
エモいですよね。
一郎さんとかが生まれたのは、その前には長嶋修行とか大さんっていうのがいて、長嶋さんとかで言うと、野球やる人やらない人関係なく日本のおじさんみんなに影響を与えた人なんで、サラリーマン会社には必ず長嶋おじさんがいたわけですよね。
一つ野球とかも文化ですもんね。国の中で野球が強い国もあればサッカーが強い国もあればとか、それっていきなり変わるものじゃなく文化としてそうやって引き継がれているからこそあるものだと思うから、やっぱり影響力はでかいですよね。
その中でも野球が日本人に合うのはやっぱりめちゃくちゃチームプレーっぽくありながら、実は個人競技であるっていうところと、あとプレーがワンプレーワンプレー止まるからメンタルスポーツなんですね。
だから一個一個の一人一人のモーメントごとに心境が変わっていくので、いくいく考えるんですよねみんながね。プレイヤーもそうだし観客もそうだし考えて感情移入してその後にドラマが起きて画期的にシーンが展開していくので、そういうところの巻き込み度がすごい強いっていうところと、心理的なメンタルの伝線とかが見えるわけですね。
こいつが打ったらこいつも打つとか。打率とか防御率は一定あるけど、だいたい普通の時は打たなくて、連打とかでどんどん得点って入っていくんだよね。そこってすごいメンタルの連鎖があるんですよね。そのあたりがめっちゃ面白いわけですよ。
あー面白いね、確かに。ただの確率論じゃないってことやもんね、それはね。
そうそうそう。確率論で打ったら全然打たない人がめちゃくちゃ打ったりするので面白いんだよね。
うーん、なるほど。
あと僕思ったのは、エンゼルス時代の大谷の試合を見てると、日本の野球だとよくね、流れ流れって言うんですよ、解説者が。だけどエンゼルスの時は流れっていう解説がなかったんで、
あーメジャーリーグってやっぱり流れじゃないんだなって思ったんだよね。そこが日本とメジャーの違いなんだと思う。
エンゼルスってホームラン何本打ったかで得点が決まるわけ。
へー。
完全に個人競技だったんですよ。
あー。
で、あーメジャー最近同じなんだなって思ったけど、ドジャース入ったらめっちゃ打線繋がるし、もうめっちゃ流れ流れ流れなんだよ。
へー。
だから、あーなるほどなと。だからドジャースみたいに勝ちにこだわるチームっていうのは目標があるので、物語が生まれたり流れが生まれたりするんですよね。
で、別にあんまり優勝に縁がないチームは、単なる念望を上げる個人競技になっちゃうので、そこには勝つという目標がないから、ただ単にパフォーマンス勝負になっていって、流れもなければ物語も生まれないっていうことなんだよね。
面白い。組織論としても面白いね。
そうそうそう。組織論としてめちゃくちゃ面白い。
へー。
だから大谷が勝ちたいって言ったんだって分かったんですよね。
なるほどねー。
だからビジネスでもKGI、KPI大事だって言うけど、そこにこだわらなければ、なんかね、みんなが貴重な人生の1年とか使って、集まって毎日何かコミットする意味がそもそもなくなっちゃうじゃんみたいな話だと思うんでね。
だからそう、みんながめっちゃ頑張るのに値する魅力的なKGI、KPIを作る必要があるんだなーとかって、なんか思いますよね。
なるほどねー。面白いですねー。
あとは、人間として教えられたなと思うのは、大谷って夢叶える人間だと言われているので、それで言うと大谷が教えてくれることは、人生ってのはなりたい自分になるためのゲームなんだよっていう感じのことだと思うんだよね。
大谷はパワープロで自分を育成モードにすることを自分に当てはめてスーパーになった人なんで、そういう感じのゲームなんだよっていうのを教えてくれるのが大谷なんですよね。
それはそれで一定すごいなと思いつつ、もう1個すごいと思ったのは、二刀流とかって実は大谷自身も全然想定しなくて、
昔の高校時代の夢って全部あれピッチャーの夢でしか目標しか書いてないんだよね。ホームランの目標とか一切なくて。
だから大谷はもともとピッチャーでメジャーに行くつもりだったのが、二刀流どうするかって提案したのは日本ハムの栗山監督をはじめする大人たちなんですよ。
その夢、いいね、でかいねってなって、じゃあちょっと寄り道して日ハムで数年やってからメジャーに行こうかなってなったので。
そういう意味で大人の役割ってのは何かというと、そういう可能性にあふれる若者がいたときに、大人は豊かな経験から、
その可能性ある若者の夢をもっと魅力的なものにブラッシュアップしたりとか膨らましたりとか、そういうことをするために経験のある人がいるんだよっていうことだと思うんですよね。
なるほど。でもこれ大谷翔平さんもすごいですね。ピッチャーだけじゃなくてニトル・D・コードってなったときに、それいいっすねってすごいよね。
努力2倍必要ですよって言ってるみたいなもんやけど、いいねいいねってなるのもすごいね。
しかも高校生ってこと?この提案。
そうそう。プレゼン聞く。
高校生すごいね。高校生だからこそなのかな。俺やったら、ちょっとそれはさすがに2つは無理ちゃいますか?って言いそうやけど。
そうだね。栗山さんのプレゼンが多分すげえ多かったんだろうね。
そうだね。
っていうところ。まず存在論的なヒントを得られるなっていうのが1個と、あとワールドシリーズを通していろんな解説者の人の話からもいろいろヒントがあるんだけど、
僕も興味あって解説者も興味あったのが、大谷が今年引っ張ってきた山本義信っていうピッチャーが特徴としてはね、めちゃくちゃいいピッチャーなんだけど、不調のときも当然あるわけですよ。
調子悪い時の翌当番、次の当番って必ず戻してくるんだよね。その時の戻し方って何なんですかって解説の人がインタビューで聞いて取材してきていて、
それがいいなと思ったんだけど、多分コントロール定まらないとか、このボールが良くないとかってなると、それの重点トレーニングとかをするんでバランスを戻すのかなって思うじゃんっていう回答を期待してみんな聞いたと思うんだけど、
山本は全然そんなことしないと。いつものルーティンを淡々とこなすだけですって。そこに絶対の自信があるから、それをちゃんと普通に淡々とやることでむしろブレないというか、いつもに戻していくっていうことらしいんだよ。
なるほどね。
これもいいなと思ったね。
それで戻せるのがすごいよね。
そうだね。もがかないってことだね。だから自分のこうだって決めたものを淡々とやる。それで平常を取り戻していくっていうことだと思うんだけど。
この辺って大谷もそうだし、先輩の一郎もそうだけど、ルーティンの大事さっていうのはめちゃくちゃ昔から僕らに教えてくれてると思っていて、
だからそこは僕らもすごい学べるんじゃないかなと思いましたね。
こうだって決めたら、毎日毎日変えたりとか工夫とかっていうのはそれ以降はせずに淡々と集中して積み上げていくっていうことが大事だと思うんですよね。
同じことをやるからこそ日々の成果が積み上がっていくと思うんですよ。
なるほどね。確かに。
僕苦手なやつだね。ついついどんどん新しい工夫とかしちゃう。
ちょいちょいチューニングするのはいいと思うけど、毎日毎日日帰りみたいに変えると積み上がっていかないので。
ってことだね。なるほどね。
そこはやることは固定して、やる時の心構えとか集中度とかその辺の多分さじ加減で変わることが大きいと思うので、そういうことなんだろうなと思いますよね。
なるほど。確かに。
とかね、いろいろ学べることが多いなと思います。
野球見ながら女ごと考えてたんですね。
僕の夢は将来大人になったら大谷翔平さんみたいな大人になりたいですね。
それはリンで転生とかするやつなのかな。
でもすごいよね。神保さんでもそう思うってことは子供はもっと思うだろうもんね。野球少年はね。
すごいいい刺激ですよね。羨ましいもんね。
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