1. マレブルの言葉日記「イエスか農家!」
  2. #77【読書感想回】暇と退屈の..
2023-01-03 10:48

#77【読書感想回】暇と退屈の倫理学(著:國分功一郎)

spotify
暇と退屈の倫理学
https://amzn.to/3Gxx6CY

初の読書感想回 #樋口塾
サッカー見てる時に退屈を感じる試合と退屈を感じない試合があるけど、退屈なときは環世界にのめり込んでないんだろうか。
観戦しながら、お菓子食べたり酒飲んだりSNSチェックしてたりしてるのは、環世界間を行き来してる状態だろうか。
退屈しない=楽しめているというのは動物的。外界の刺激に対して素直に反応できているとき。のめりこんでいるとき。
00:00
さあ、九州を食べよう。 オンライン直売所マレブル
ポッドキャストイエスか農家 はい、マレブルです。
樋口塾の企画の一つですね、読書回、読書感想回、 初めてやってみたいと思います。
暇と退屈の倫理学というですね、 国分功一郎さんが書いた
本ですね。 まだ全部ね読めてませんけど、もう
8割ぐらいは読んでいまして、それについて感想回。
まあその暇と退屈の倫理学ということで、 人間にしかないというか、人間が感じる退屈ですね。
暇だなぁとか退屈だなっていうものを いろんな角度から、特に心理学とか哲学的なところから
分析をしているというところで、 感想としてはですね
むずい。 まあ読むのが、なかなか読み進めるのが
大変でしたね。途中ね
途中そのいろんなルソーの 自然状態論とかですね
いろんなものが、まあなんていうのかな、マルクスと労働とかね。 まあこういう歴史というか
背景をずっと喋っていって、 じゃあそもそも退屈とは何かみたいなことで哲学
していくみたいな感じですかね。 面白いのはと思ったのは、動物
ダニとかトカゲを例にして、 特にダニだったらですね
哺乳類の血を吸って、
産卵のエネルギー、子孫を残すためのエネルギーにする
ダニなんですけど、 哺乳類が近くを通るとその
視覚も聴覚もないダニの中では、嗅覚によって唯一哺乳類が接近してきたと。 落参と呼ばれる物質を
感知して、 その
落参を感知したらジャンプする、ダイビングをする。 その匂いめがけて飛んで行って、たまたま獲物の上に乗ったら
毛の少ない、体毛の少ない皮膚組織に
噛みついて血を吸う。 動物の上に
03:04
ダイブできなかった場合は、また木の上などに登って、 哺乳類が、落参を発する物がですね、通過するのをまたひたすら待つということで、
基本的にそういう動物にはオンとオフの世界、 落参を認識してダイブする。
成功したら血を吸って産卵して、産卵した個体は死んでいく、みたいな
環世界、環境の環ですね。 環世界の中で生きているから、そこにのめり込んでいるから、
退屈というものが生まれないんだと。
まあほとんど生存のため、もしくは子孫を残すために、 外界の感知できるものに対してリアクションして、
それをその環世界の中で繰り返し続ける。
のが基本的に動物の世界で。 逆に人間はですね、その
ハイデッカーっていう人の退屈論の中では、人間はその環世界を持ってないから、
暇とか退屈が生まれるんだよと。 ただ著者の中ではですね、この著者の方は
環世界を持ってないんじゃなくて、いろんな環世界を行き来できる。 人間だけが相対的に
いろんな環世界を行き来できる、自由に 移動できるから、暇や退屈が生まれるということを書かれてました。
まあ
なんていうかな。 プライベートとか
社会生活とか、このポッドキャストもそうですけど、インスタとか ラインとかそれぞれの
環世界があって、その中を行き来できる。 今オンラインの会議とかもあるし、
例えば電車で移動するとか、いろんな外界に対して、まあ人間
はダニと違って、五感も働かせながら、いろんな外界からの刺激に対するリアクション、
読書もそうですよね。 読書も本を買って
開いて読み始める。 前の項目がわからなくなったら、また戻って読むみたいな。
読書の中での環世界、そののめり込んでいる間は、暇にならないと。 退屈にならないけど、次の環世界に移動するときに、移動するというか、
06:06
例えば食事を取らなきゃとか、
お風呂入らなきゃとかいうときに、別の環世界が現れて、そこに移動していく中で、
退屈が起きるんじゃなかろうかということが書かれていました。 確かにそののめり込んでいるときは、
自分なりの世界に入っているときは、 あんまり暇とか退屈だなとか、逆に言うと時間が早く過ぎたりとかですね、
楽しいことをやっているとか、のめり込んでいるときは、
実はその動物的な環世界の中で 生きているんだろうなというふうに
思いました。
いいのかな、読書感想会。 いろんな環世界を、
ちょっと意識しながらね、生活してみるのは 面白いなぁと思いましたね。
哲学とか倫理学、考古学、歴史学、人類学、経済学、政治学、社会学、
生物学、医学も含めた様々な知見を生かしながら、 暇と退屈に挑むというですね、
なかなか面白い、 動物と人間の違いみたいなところからも、
いろんな人がですね、昔から考えてきた部分があるんだなというふうに 思いました。
人生というか何かを楽しんでいる時の方が、 より動物的、
環世界にのめり込んでいるということで、 逆に暇だなぁとか退屈だなぁって思うときは、
人間的というか理性的な部分で、 楽しめていない。
パーティーの例とかも出てきましたけど、 パーティー中で何かやってるんだけど退屈してる。
そういう時はやっぱり外界の刺激に対しての 自分のリアクション反応が鈍ってきてる。
よりこう、 動物っぽい
挙動であれば、多分その外界からの刺激に対して敏感に反応しておかないと、 生存できない。
っていう環世界の中で、 動物は生きてるから、
09:01
暇と退屈、 のめり込めてない、環世界にのめり込めてない状態っていうのが、
暇と退屈の部分、 暇を感じる部分、退屈を感じる部分だと思うので、
物事を楽しむときはそういう環世界を意識して、 自分は外界からの刺激に対して
鈍感になってるなと、暇だなと感じたら、 ちょっと鈍感になってるなという。
楽しむためには、 よりその
退屈と感じている外界の刺激の中でも、 これはいいかもとか、これは面白いかもっていうアンテナを
張り直してみるっていうのが、 1個ですね、その暇と退屈を打破するためというか、
人生を楽しむための秘訣なのかなというふうに、 この本を読んで感じるところでした。
初めての読書会。 以上でございます。
君の声を届けよう!アンカー。 マネブルの言葉日記は誰でもポッドキャストを始められる
アンカーで配信しています。 生産者と消費者をおいしさでつなぐ
オンライン直売所 あなたも
マネブルで地産地消しましょう。 合言葉はイエスかノーか。
10:48

コメント

スクロール