00:01
最近見る機会が多かった、エンドロールの続きとか、バビロンみたいな、映画撮る映画かなって思って見に行ったら、
どっちかっていうと、俺の家族の話というか、映画撮るぞーくん家の家族模様みたいな映画だったなと。
フェイブルマンズだよね。
フェイブルマン家の話。
タイトル通りだったね。
これ自伝だから、実はベースなんだろうけど、
自分の家族の方と、よくあそこまで気持ち悪く撮れるなと感心したね。
家族というか、主に両親だけどさ。
嫌だよね。
嫌だったね。
映画が嫌じゃないんだけども。
まあ、嫌な家族だったなって。
嫌だったよね。
大変だったんだね、スピルバーグ監督もって思ったね。
やっぱり、お母ちゃんがどうなんでしょうね。
最初にこの人やべえなって思ったのがさ、ベニーを置いていくなんて信じられないってブチ切れた後にさ、
え、竜巻見に行くって言って、みんなで車に乗って見に行きましょうみたいな感じで竜巻見に行ったじゃん。
見に行ったね。
起きていることには理由がある、みんな覚えておきなさい、キリみたいになっててさ、この人の情緒どうなってんのって思ったね。
ああだったんじゃない?
実際ああいう感じの人だったのでしょうね。
分析にお世話になる感じには、ちょっと情緒が激しい人だったかもしれない。
病院行ってこい、頭だぞみたいなこと言われてたもんね。
頭だぞって感じなのかな。
そんなストレートなもの言いではないけど。
分析?ってだけ書かれてたけど、そういうことでしょ?
そういうことだろうね。
頭、お医者さん見てもらってきなさいよってことだよね。
そうね。
で、ポール・ダノがさ、お父さんね。
お父さんの、役者の人の名前がポール・ダノっていうの?
リドラーやってた人。
ああ!
なんかちょっと、奥さんと親友の関係とかに気づかないとんかんさとさ、
それでいて、なんとなく全体的に雑に扱われててもさ、
それもしょぽんと浮き入れちゃう感じのキャラクターにピッタリだったなって思ってさ。
ぬっぱまりしてたね。
すごい良いキャストだなって思った。
キャンプでさ、三本立ててさ、こうやる感じになるんだとかってさ、
火がついたぞとか言ってるのにさ、
みんなはさ、親友と奥さんが枝のとこでキャーキャーやってるところにさ、
03:03
子供たちも行っちゃってさ、一人で火がついたぞヒューとかやってるところとかのさ、
いたたまれなさ。
すごい上手かったなって思って。
頭は良くて、IBMとかまで出世できちゃう、
エンジニアとしてはすごい人なんだけど、
いかんせん空気読めないとか、そういう人の心のなんか、
いや、読めないとか、空気読めないとかではないと思うんだけどね。
まあ鈍感ではあるんだろうけれども、
無神経な発言とかはそんなにはしなかったんじゃない?
ただひたすらに優しい感じ。
優しいし理性的なんだけど、
いかんせん理性的すぎたんじゃないだろうか。
分かることは分かるんだけど、
理解できないことが理解できない。
シンプルにこうね、
エンジニアタイプとアーティストタイプっていう風にさ、
そのまんま言われてたけどさ、
逆の夫婦がお互いにこう、
崇拝というか、
あがめてるって言ってたよね、奥さんのこと。
お父さんはお母さんのことをあがめててって言ってたから、
そもそもなんでくっついたん?って感じだよね。
お父さんの方がすごいもう、
お母さんに惚れちゃってって感じで。
そうなのかもしれないね。
お母さんはお母さんで、この人はすごすぎて、
っていうところでひけ目を感じてたっていうところはあるんだろうけれども、
キャンプのビデオを編集しててさ、
サミーが真顔になっていくところね。
あ、ようやく気づいたってなったよね。
なんかね、あれ?こいつら?って思いつつ、
だんだんね、それに気づいていく。
サミーでいいんだっけ?
サム。で、相性サミーか。
サミーって呼ばれてたけれどもさ、
彼女にサミーって呼ばれたらサムだって訂正してたよね。
訂正してたね。
なんかちょっとかわいらしい相性予備なのかね、サミーっての。
子供っぽいのかね。
分かんないけど。
で、編集したさ、ベニーおじさんと母がイチャついてるテープをさ、
クロゼットの中なのかなって見せるじゃない?
あれがまあ、現体験というか、
映像で人をぶん殴った初めての経験だったりするんだろうね。
なんというか、えげつないニューシネマパラダイスだよねって思った。
あれが現体験なのか。
映像で人をぶん殴ったっていうところは、
初めてなんじゃない?
いろんな映像で人を喜ばせてきたっていうのは、
その前にもさ、ちっちゃい頃からやってきてるけれども、
あれは映像で人を叩きのめしてるじゃないですか。
家族のキャンプの様子を楽しく、
06:01
編集したテープっていうのは、
それはそれでみんなに見せてるんだけど、
その中のカットシーンだけを集めた、
ベニーとママ編っていうのを、
用意してあるんだよ。
編集しちゃったんかいっていうね、そのカットを。
だからそれもろにニューシネマパラダイスだなって思ったの。
ニューシネマパラダイスってそんなの?
ラストシーンが、キスシーンをつなぎ合わせた映像なんだよね。
主人公の村なのかな?
映画を上映する時には、
まず神父さんの検閲が入る。
これは刺激的すぎてよろしくないっていうところで、
ベルをチリンチリンって鳴らして、
そうすると儀式の人がそこのフィルムをカットして、
残った詩をつなぎ合わせてる。
だからそういう過激と言われる、
要するにキスシーンなんだけども、
だけがいっぱい溜まってるのね。
で、最後それを全部つなぎ合わせて、
主人公が昔を思い出しながら眺めるみたいなシーンで終わるわけよ。
一人で見るんだ。
そう、一人で。
だからそのシーンをかなりえげつなくしたのがあれだなと思いながら見てた。
あのシーンちょっと面白かったよね。
お母さんにこちらへどうぞって。
やって、スイッチオン。
スーッと閉める。
個室ね。
で、その中で母親がさ、
母親の顔だけ撮ってね。
表情が青ざめてるじゃないけど、変わってくるところで、
横でベッドの上で座りながらさ、
サムの方もさ、息が荒くなってるんだよ。
自分がとんでもないことをしてるって、
人を殴りつけてるっていう自覚があるから、
あそこのお互いの顔の絵はよかったね。
その前のキャンプのいいところだけさ、
上映してさ、家族で見たときに、
母親がこれが本当の私よみたいなことを言ってさ、
サムにハグすんだけど、
あ、はい、みたいになってたじゃない。
本当の私バージョンを後で見せられてな。
本当にやだったね。
やだったね。
家族で言うとさ、
ベニーおじさんがさ、
カメラをプレゼントしてくれるところで、
俺はもういたたまれなくていたたまれなくて、
結局ベニーおじさんはさ、
ママとできちゃってるっていうところはあるけどさ、
きっと気のいいさ、優しいおじさんでさ、
本当にサムのことを思って、
カメラをプレゼントしてくれてるんだよね。
だけども、裏の実情を知っちゃってるから、
もう本当に素っ気なく対処するじゃん。
金払うことでってさ、
あそこのいたたまれなさ。
本当にこうね、サムを喜ばせようっていう、
心からのプレゼントがあんなことになっちゃうし、
09:01
結局最後まで撮影には一回も使ってないんだよね、あれね。
音だけは聞いてたけど。
そうだね。
そのおさぼり日だっけ?
カリタウンだもんね。
彼女のパパのアリフレックス。
え、マジそんなカメラ使えるの?みたいな感じで、
撮ることになったじゃない。
もうあそこは本当にもう、
もきもきしました、見てて。
いやだったよね。
身をよじってしまったよ、見ながら。
なんかさ、ペイブルマン付けの様子って、
よくわかんなくて、家族。
夫婦と母方のおばあちゃんと、
あともう一人おばあちゃんみたいな人いたじゃん。
たぶん父方のおばあちゃんは別居してて、
たまに来てるんだろうね。
あ、そういうこと。たまに現れるよね。
で、ベニーは別のとこに住んでて、
ちょくちょく遊びに来てるの?
そうなんだろうね。同居ではないね。
ただよく一緒に飯食ってるっていう。
アリズナでずっと育ってきたってことになるんじゃないの?
いや、アリゾナはGEに雇われていったから、
アリゾナの前はまた別のとこで住んでたよね。
そうなんだ。
GEに雇われて、
で、なんでベニーを連れていかないんだって、
ママがキレる。
で、結局アリゾナ行ったらベニーも一緒の車に乗ってて、
一緒に連れてこれたんだってなったわけだよね。
あれがさ、もうあの時点でさ、なんでって思ったよね。
何事?ってなってさ。
で、その後のキャンプのシーンね。
編集する前に、あ、これアカンってなったよね。
何だっけ?
いや、この完璧にこっちとこっちがくっついちゃってるんだっていうのは、
こう、サムがフィルムを編集して気づく前に、
我々には分かるようになってたよね。
どう見てもこっちとイチャついてるわって。
なんとなくこう、
ルダのパパンが一人っきりになるシーンとかさ、
多かったなって。
そうね。
なんかすごい裕福だったのではあるんだろうね。
子供の頃から昔して映画館に初めて連れてってもらった。
1952年1月の時点で。
なんか、みなりはよろしいし、
その後、電車のおもちゃとかレールセットとか買って、
壊しても怒られる程度なんだとか。
とにかくね、お金がないとは言ってたけれども、
どう考えてもいいところのお坊ちゃんだよね。
お金持ちだよね。
実際お父さんはできるエンジニアでどんどん出世していったから、
その先どんどんお金は余裕はできてきたんだろうけれども、
あのちっちゃい子供の時点でね、
かなりいい家に住んでて、
いろんなものは与えられて、
だからあんな小さい頃から映画を撮る、
映画というか、映像を撮る環境があったと。
子供の頃に撮った電車がクラッシュする映像とかさ、
12:00
今のスピルバーグが撮ってるから当たり前なんだけども、
子供が撮ったものにしてはあまりにも出来が良すぎるんだよね。
いろんなカットをつなげてさ。
レベルが高すぎる。
高校のおさぼりビームービーもそうだけどさ、
どれもこれも映像が素晴らしいんだよね。
写ってるもの自体はチャチなんだけども、
撮影のテクニックがふんだんに活かされててさ、
戦争映画とかもさ、
すげーなーって。
子供の頃からこんなに映画が上手かったんですね、
思いました。
編集なんかもしてたよね。
切って、貼り付ける。
あの細いフィルムがスーパーエイトっていうフィルムなんだよね。
8ミリ。
最後エンドクレジットに、
何ミリ何ミリスーパーエイトって書いてあってさ、
3種類ぐらいフィルムのところが入っているなって思って、
バニッシングポイントでも出てたけど、
三つ目のカメラ、
あれなんか動画が撮れるやつなんだって思って、
また出てきたなって思ってて、
その後、
ママに見せるやつとかも全部あれ撮ってたけど、
細いやつ。あれが8ミリなんだ。
8ミリだと思う。
子供の頃に初めて行った映画館で見た映画に魅了されて、
映画の世界に入り込むっていうのはさ、
エンドロールの続きと同じ流れになるんだけども、
あれ2010年じゃん?
で、今回1950年代じゃん?
半世紀違うのにさ、
どう考えても、
こっちのが文化レベルが上ってのがすげーなって思ってさ、
時代わけわかんなくなるよね。
インドっていうのは、
そうなんだよって言われたら、そうなのかって。
インドはこれからの国やからな。
地方格差がものすごいんだろうねって。
いや、本当に改めてエンドロールの続きが2010年の話とは思えないよね。
同じものを見てるもんな。
いや、むしろこっちの方が環境的には上だったからね。
かたやどいなかの、かたやアメリカの裕福なかって、
音付きの映画でカラーの映画が見れてる。
そうだね。
バビロンは1920年代とかになるからね。
トーキーに切り替わる頃だから。
バビロンの最後が1950年代だったと思うから。
その頃か。
雨に歌えばとかが上映していた頃の映画。
映像で人をぶん殴るっていう話になるとさ、
最後のサボリビのいじめっこをかっこよく撮った映画ね。
いじめてた自覚があると、ああいうふうに撮られると仕返しだって思うんだねっていう。
素直に喜んどけよそこはって感じだよね。
めちゃめちゃいびってた立場上ね。
15:02
後ろめたさに苛まれてしまうっていうのもあるし、
その一方でかっこ悪いところをかっこ悪いままに撮られてたチャド君も仕返しだと思って殴りに来るっていうのも面白いよね。
チャド君がいじめっことしてまたベタな子連れてきたなーって。
最初に顔が映った瞬間にいじめっこの顔だって。
これはトラディショナルなアメリカいじめっこの顔だって思ったもんね。
ビフタネンだって思ったもんね。
ビフタネンとは?
バックトゥーザフューチャーでマーティいじめるやつ。
バックトゥーザフューチャーもスピルバーグなの?
スピルバーグではないけども。
アメリカンベタないじめっこ。
あれ?ちょっと待って。バックトゥーザフューチャー誰だっけ?監督。
ロバート・ゼミキスだ。
ゼミヤンですか?知らんけど。
知らない人をゼミヤン呼ばわりする。
だからチャド枠のオーディションで君に決めたっていう中の子がいたんだろうね。
君こそチャドだって言って。
顔のことを言ってしまってもあれなんだけども。
アメリカ映画のいじめっこ役顔だった。
ロバートにしたたかに殴られる。
ロバートもザ・ジョックスって感じのスタージャンにGって書いてあってて。
もういかにもだよね。
駆け寄ってくるチャドを最高のタイミングで見事なテンポでぶん殴るっていうのはちょっと笑うわ。
実際いつか映画で仕返ししたるって思ってたんだろうね。
絶対君のことを言わないよって映画にもしないよって言ってたね。
それわざとだろうね。
もう本人死んでるかもしれないし。年齢的には。
よくわかんないけどさ。
実際にこんなに気持ち悪く家族を取れたのは両親死んでるからだろうねって思うよ。
最後に2人誰それに捧ぐっていうのは両親の名前ですかね?
わかんない。
リマとアーノルドに捧げるって書いてあった。
そういうアレなのかなって。
とにかく自分もいい歳になったから取れたんだろうねっていうのは思うよね。
残しとこっか。いつかはしようかなって思ってたけど。
映画は自分の心をバラバラにするだかズタズタにするだかそういう仕事だってフォード監督が言ってたじゃん。
フォード?
その眼帯のおじいちゃん。
言ってたけども、今回ズタズタになりながら撮ってたのはね、
フィルムっていうのは起こっていることをそのまま撮るんだみたいなことをさ、ロバートに対しても言ってたけれども、
18:00
起こったことを特にいかも脚色もせずにズタズタになりながら気持ち悪い家族を気持ち悪いままに撮ったのかなって。
それか映ってる映像はそのままなんだけど、
気持ち悪いと捉えてしまう。自分の方に問題があるのかなって思っちゃったり。
いやー、気持ち悪いよ。
どう思うかって話よ。もしかして宗教感の違いによっては、これを見て普通じゃんって思うかもしれないよ。
最後の家族会議でさ、家族がバラバラになって過ごすなんてって妹がめっちゃ泣きながら言ってたけどさ、
もう好きにしてくださいよっていう感じになったしね。
だからその家庭のあり方とか、そんなにまで離婚が重要なことなのかとか。
あとさ、おばあちゃんが死んだ後にさ、冷戒電話がかかってきてさ、
あの男を家に入れないでって言ってきたさ、おばあちゃんのお兄さん、ダレンおじさんだっけ。
普通に面白いおっさんだったけどさ、あそこのオカルト現象は一体何だったんだろうね。
あれはお母さんの夢とか、それこそ頭の病院案件のやつなのか、いまいちよくわからなかった。
でもあのおじさんは映画にも位置加減があってさ、何らかの刑事をサムに与えていくわけだけども、
突然シャツ引き裂き出したりとかしてさ、この一族こんな人しかおらんのかってなったね。
面白いおっさんだったけど。
母方のおばあちゃんのお兄さんだよね。
だからサムから大おじっていう風になるのかな。
そういう過度にエモーショナルな家系なのかな、母方の方は。
エキセントリックなじいさんが。
エキセントリックな家族だよね。
寂しいからって飼った猿に、ベニーってつけんなバカ野郎とか。
そこが決定的だよね。
お父さんには言わないよって言ってて、これ気づかれてないわよねっていうようなシーンの後にさ、猿かって名前はベニーにするわって。
アホーってなるよね。
そこでさすがに夫も気づいて病院行ってこい頭だぞってなってるから。
わかんねーってなりましたわ。
嫌な感じだなって確かに思うんだけど、嫌だったのかな?スピルバーグも。
嫌でしょうよ。
なんかさ、普通に見てて自分の父ちゃん母ちゃん親戚絡みこんなのだったら嫌だよね。
あと姉妹も過度に潔癖だったりとか、なんちゅうか。
でもメガネの妹は割と良識があるって僕は思ってて、あの子が発言する時にはちょっとまともな人もいるってなって安心できたけどね。
21:06
信仰心深く、お行儀も良いんだけどかなり潔癖じゃない?
だから実際の妹がそんな子だったんでしょうね。
車のライトに照らされて踊ってるお母さん、あんたすっげー好きやでって。
やっぱり止めて!止めて!とか。
あと学校でね、引っ越した先の愚痴を言ってたらさ、学校にいる時には新規臭い家の話はやめるみたいなことを言ってさ、そうだねって思ったから。
しっかりしてたんでしょうね。
しっかり者の妹さんがいらっしゃるんでしょうよ。
で、最後のコード監督に5分だけ面会させてもらう時にさ、絵を見てさ、地平線がどこにあるって。
地平線が下にあると面白い絵になる。上になると面白くなる。真ん中にあるとクソつまらん絵になる。これだけ覚えとけ。じゃ、出てけ!っていう、あそこのシーンはめちゃめちゃ好きでした。
だから作る映画として、ああいうとこだけずっと見てたかった、俺は。
で、最後の最後にさ、つまらない地平線の真ん中の絵で撮ってて、あ、いけね!って感じで最後に下に映るんだよね、地平線が。
そう、だからこれは先ほどの言ってた内容なんだなって思いながら、グイーンと地平線を下にして建物が全景映るっていう、なるほどーってなるね。
言ったそばから地平線真ん中になってるじゃんって。
これはわざと地平線を真ん中に撮ってるんだなーって、そこからギュイーンってやったら、なるほどーってなるね。
最後に慌ててね、画面を変えたかのようにグンってカメラが映るのがさ、ジョークとしていい感じだったなと思って。
あのさ、逆にさ、本編中の地平線どこにあったかな?
ね、戻ってみたくなるよね。
だからもしこれまでのさ、本編が全部地平線の場所が真ん中寄りだったら、それを意図して作ったものになるじゃないですか。
本当にシンプルなさ、言葉なんだよ、上にあると面白い、下にあると面白い。
だけども多分スピルバーグ監督的には本当に自分の転機というか印象に残った言葉なんだろうね。
わざわざ映画に取り込む、漫画道における手塚治虫の言葉みたいなさ、そんなあれなんだろうなと思ってさ。
神なわけじゃないですか。
自分が影響をおもろに受けた、ちっちゃかった頃に街でかかってた映画とかのタイトルのポスターが部屋に入ってて、
これからどれくらいかかるかわからないけど帰ってくるから待っててって言われて、
部屋を見渡したら、はぁー、神の部屋だった、ここってなって。
本当にそこの最後の監督からの流れが超好きなので、もう巨匠の自慢話になっちゃってもいいから、
24:09
映画制作編の方が俺は見たい。その嫌な俺の家族の話じゃなくて。
そこまでの話だったかね。
若かりし日の自分の苦甘じょっぱいというか、気持ち悪い感じのえぐみがあるよね。
ストーリーじゃなくて、超巨匠となるまでの、そこに至るまでの出会いと別れの、
いや別れはなくてもいいんだけど、出会いの物語の監督。
業界入ってから見たいよねって話だよね。
見たいなと思った。そのぐらい最後の5分は良すぎた。超好き。
むしろそういうのを期待していったら、そこより前の、そこに至るまでの映画の現体験みたいなのと、
自分の家族とかの話が書かれてて。
さすがのスピルバーグだからさ、全然見せてくれるんだけども、
愉快ではではなっていうね。
そこら辺も巨匠だからこそなの?
えぐいまま伝わってきたじゃん。
あれでもエンターテインメントとして、いい感じに丸めて提示されてるんでしょうね。
もっと嫌に撮ろうとしたら、いくらでもできるんでしょうよ。
ここは、なるべく取手出しみたいな感じにしたじゃないですか。
心をバラバラにしながら。
心がズタズタになる作業だぞって。
個人的に評価としては、フラットよりは上ではあるけれど、
何と評したらいいか分からないな。
普通に家族のところが気持ち悪いんで、また見たいかって言われると、
内容的には見たくないけど、地平線がどこに描かれてたかとか、
あとカメラとか車とか、車が良かったな。
やっぱさ、ウエストサイドストーリー見た時も思ったけど、
車がね、いい味なんだよね。
あとカメラがどんどん進化していくのとかね。
アリフレックス?
アリフレックス?
いいやつ?
めっちゃいいカメラ貼れんの?ってやったやつがラッパーみたいな形でした。
ウエストサイドストーリーの写真集みたいな本を見たらさ、
監督スピルバーグがさ、
ラッパーみたいな覗くところだけのカメラを持ってさ、
出来上がりの絵を見たりとかして、あれ便利だよな、いいよなって思ってて、
あんな感じのね、ああいうカメラあるんだとかね。
色々見れて良かったな。
27:01
あの三眼、さっきも言ったけど、マニシングポイントで、
ゴール付近のところで出てたヤジウマの人が持ってたカメラって、
動画を収めるためのカメラだったんだとか。
そうね、だからそういうところが好きなので、
だから行く前はまた映画誌映画かなと思いながら行ったけども、
映画誌映画が見たかったんだなと思いました。見終わった後は。
人間ドラマよりはメイキング寄りのやつとかが見たかったよねっていうところ。
メイキング寄りというか、ドロドロしたところとか見ててさ、
うーらってなるじゃん。
ドロドロってほどでもないんだけど。
ガチキリスト教のスピ系の女の子に言い寄られるシーンとかさ、
不色悪かったじゃん。
ツヨビのキリストファン。
キリストファンだよねあれはね。キリスト教っていうよりは、
イエスの肖像画の周りにさ、
イケメンの写真を貼りまくり、ハートで囲ってみたりとかして、
なんか違うねって思いつつ、
精霊を呼び込んで、口づけに映すみたいなことを急にし始めたりとか。
それでプロムの日にプロポーズしてさ、
なんでそんな話プロムの日にするのって言って振られた後さ、
上映しながらずっと凹んでるところとかさ、
よかったなって思いました。
あーってなりながらずっとカメラの横で上映してるところ。
サミー画だよね。
まあ本当にアルガマもそのまま描いたんでしょうね。
2画あったんだね。
まあだから本当にそのままっていうか、
何のフィルターも通さなく描いたら、
ユダヤ人差別とかもっと相当にえげくなってるから、
そこは見れる作品としてさ、相応に丸めてるんだと思うよ。
それでもあんな嫌ないじめだったけどね。
かなり丸めてるとは思う。
もっと創設だったかもしれんけど、
そんなところを丸出しにして描いたら、
見てられなくなっちゃうもんな。
そこはなんかうまくやってくれてるのは。
だからこそ、なんか昔のベタな映画みたいな、
いじめっこシーンになってたけどさ。
仮面ライダーフォーゼみたいなさ。
あれは普通にアメリカのスクールカーストがそのまま設定として出てくるからね。
そうね。
フォーゼの出てきたジョックスの子はいい子よ。
あといい子になるからね。
今回のロバートだってお互い中指立ってたから、
なんとなく打ち解けたようになってたじゃないですか。
今でも大嫌いなのがね、生きてるか知らんけど。
でも作品の中で落としめないってのが、
社会的に勝利した人ができる最大限の報復だよねとは思う。
だからこそ仕返しだと思ったわけじゃん、ロバートを。
30:02
だからおさぼりデーでのやつをキラキラに描いてやったって。
今回のフェーブルマンズっていう映画の中でも、
いじめを生き生きとある意味描いたわけじゃないですか。
で、最後打ち解けて、なんかいい感じになりました。
いい感じっていうかさ、そういう風に作品を通して仕返しをしてるんだよね。
まあね、神の立場から。
そうそう、社会的成功を収めたものが、
かつて自分に屈辱的なことを味わわせた人に、
作品を通して仕返しをするっていうのを今回やっていて。
それは作品の中で酷い目に合わせるわけじゃなくて、
むしろ持ち上げることによって情けを与えているというか。
相手のプライドをくすぐるのよ。相手のプライドをつついて。
まあそれは結構エグいよね。
なんかね、私前も言ったかもしれないけど、オペラをライブビューイング見に行ってさ、
その中でおじさんに酷い目に合わされるんです。
その主人公の人が。
で、私それ見てて胸クソ悪くて、
え、なんで?おじさんのことぶっちめたれよって思ってたのに、
最後そんなことはせずに、ちゃんちゃんって終わっちゃうんだけど、
なんで?って思ってしばらく、
胸クソ悪いわって思ってたんだけど、
そういう直接的な仕返しをしないで、
ご本人は作者本人の辞典なんだけど、
すごいさ、社会的成功を収めたことで、
そういう報復の仕方なんだって勉強になった。
まあ強者の余裕ですね。
余裕というか、
だからそこでことさらに酷いようにしないということは、
むしろ持ち上げてるっていうことは、
ものすごい成功を収めたその人からしてみれば、
相手は取るに足らない存在であるということの表明でもあるから、
仕返しという意図というよりは、
まあどうでもいいですっていう感じで、
だからそれが一番の仕返しになるんだよ。
結果としてね。
鼻息でフンですわ。
まあそれはそれとしてね、
ジョックスが酷い目に遭う映画っていうのは、
いっぱいあるけどね。