スピーカー 2
ローカルナイトニッポン。この番組は、地域と関わるきっかけを楽しくつくるエンターテイメント音声プログラムです。
パーソナリティーの湯浅です。
スピーカー 1
あきです。
スピーカー 2
はい、今週もよろしくお願いいたします。
はい、今週はムロさんゲスト回の2回目ということで、盛り上がりすぎて2話になっております。
スピーカー 1
ね、本当はね、1話だけくらいかなとか言ってたのにね、全然だったね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。盛り上がりすぎてっていうのは本当に嘘じゃなくて、1話目ぜひ聞いていただきたいんですけど、先週ね、配信分を。
で、今週これから先日ムロさんと収録した音源が流れるんですが、もっと乗ってきてます、ムロさんが。
はい、面白い話引き続き続きますので、この後もぜひお楽しみにお聞きください。それではどうぞ。
スピーカー 3
どうぞ。
スピーカー 2
相手の欲しいものはわからないから、与えるところから始めるのって人間関係を始めるのは多分すげー難しいんだと思うんですよ。
確かに。
スピーカー 3
だから、でも自分の欲しいものはわかっているので、ねだることから人間関係を始めるほうが簡単で、そうすると与えられる人間がいるわけですよね。
そしたらその人からもらうと。
スピーカー 2
もらっている間に、今度自分にねだる人たちが現れて、そうすると与えられるようになるっていうことでエコシステムが回るようになるんだと思うんですよね。
スピーカー 3
だから知らない土地に入ったときに、じゃあ自分が自分勝手になるのではなく、まず求めてみるみたいな。
僕はこうしたいんだよねっていう話をして、で、なんで来たの?ってこの世に来ました?って言って、じゃあこうだねっていうのに乗るみたいなんだなーって思ってる。
スピーカー 2
いや、俺もネタリ上手になろう。
スピーカー 3
なんかそれっかいことだって、別に今の今まで思ったことなかったので、意識したことがないかんだっていうのが正しいっていうこと。
スピーカー 2
でもなんか関係性を良くしていく、かけ込んでいくみたいなことを目標にしたときに、そのスタートっていうのは正しいなっていう。
スピーカー 1
キューバに行ったときに、その辺っていうのはどのくらい自分の中で意識していたんですか?
むしろあんまり意識はせず、自然体でやってた結果っていう感じになった?
僕の先生の一人が、フィールドに行くっていうのは巻き込まれることだっていう話を聞くと、それだけを胸に留めていきました。
スピーカー 3
だから、何が起きても巻き込まれていけばいいかと思って。
いや、それは僕にも起きたな。巻き込まれていけないもんな、今。
逆に結構、これを調査したいから、これを調べに行くんだっていう方が結構大変かもしれない。
そういう人たちで上手くいく人ももちろんいますけど、上手くいかない人はフィールドの中で一回折れて、もう一回手も探し直すみたいな人もいるし。
スピーカー 2
まあ、なんか上手くいかないんですよね。こうしたいって思ってもどうせ。
スピーカー 3
だから、起きた現象の中でどうにかするしかないんだなと思ってるんですよ。
スピーカー 2
最初は知らない土地とかに対して、こうしたいって勝手に思ってるわけだから、そりゃ精度低いよね。
スピーカー 3
僕がキューバに、キューバってやっぱ日本の学生もいっぱい来るから、日本人とかもよく連れて行ったんですけど、
普通自明確写することはしないんですけど、あまり現地人と一緒に住んでる方が多いと思うんですけど、
やっぱりキューバで楽しくやられる人と楽しくやられない人がいるなと思ってて、楽しくやられない人っていうのは、
やっぱり日本ではこうだったっていうのはすごく強いんですよ。
役所ですごい待たされるとか、日本だったらすぐ済むとか、騙されるとか、日本だったらこんなことないのにとか、物の値段がわからないとか、
日本だったらなんかがついてるって怒ってるんだけど、でも今キューバにいるから、怒ってもしょうがないわけで、
怒って済むんだったら怒ったらいいけど、でもしょうがないわけで、
その値段がわかんないなら聞かなきゃいけないし、役所が進まないんだったら進むようにこっちが考えなきゃいけないし、
我々側にイリシア人があるから、そうなれる人となれない人で、長くいる人といられない人がいるなって思ったっていう感じですね。
スピーカー 2
なるほどね。一旦、こだわりというか、画を捨てるみたいなのにも近いかもしれないけど。
スピーカー 3
これが当たり前だっていうのを捨てるんですよね。
それは当たり前じゃないから。
スピーカー 2
場所が変わればね。
いや、禁言ですな。
日本だとね、キューバよりそれを期待しちゃいますもんね、変な話。
スピーカー 3
だから僕が一番初めに仕事を始めたときにすごい思いました。すごく期待していた。周りに。
スピーカー 2
なんでこんなことができないんだろうって思ってた。
スピーカー 3
合意を形成するとか、決裁案を整えるとか、なんでできないんだろうってすごく思ってたんですけど、
でもそれは僕側の問題だから、僕って日本社会全然知らなかったよなって思ったんですよね。
僕は研究生活をしてて、キューバに行って、キューバのことをよく知ったなって思って、
キューバのことをよく知ったなって思ってたのは、日本社会なんて当たり前に知ってるからだと思ってたからですよね。
帰ってきて、日本で働き始めてみたら、なんにもわかんないって感じで。
スピーカー 2
なんにも知らないんだ、僕、日本社会のことって思ったんですよね。
それは僕も地方自治に移住して4年経ちますけど、似たような感じは思ったかも。
東京とかって日本の中心じゃない?経済的に。
そこで10年くらい働いて生活したから、わかった気になってたなっていうのがあって、
でもよく考えたら、人口的にもたぶん10%ちょいぐらい。
東京の人たちって日本の一部ですよね。
ローカルに見てみたら、面積的にも東京以外の方が大きいし、
そこで営んでる社会の方が多いはずだから。
それが全部同じじゃないけど、
日本の社会、わかったって東京にいたからって思えないなっていうのは、
東京出身だからこそ初めてわかりました。
スピーカー 3
僕、今年から人生で初めて東京に住んでるんで、
スピーカー 1
日本のスタンダードを見てやろうみたいな気持ちでいるんですけど、
スピーカー 3
東京は違うなって思ってます。
スピーカー 2
どの辺がですか?
スピーカー 3
電車とかですよね。
よく耐えてるなって思う。
乗るの?
乗るの。
こんな言い方すると、本当に大きな社会課題とかに対してディスリスペクトかもしれないですけど、
東京の電車乗ってるのが一つの人間性のおしまいの場所だなって思う。
毎日あれで生きていて、人間性を持てっていうの結構むずいだろうって思う。
あの電車の中で倒れている人がいるとか、
あの電車の中でマニフさんなりご老人なりがいて、
スピーカー 2
それに気を遣えっていうの、そりゃむずいだろうって進む。
使えとは言うけどみんなもね。
スピーカー 1
結局、面積に対して人が多いじゃないか。電車なんか多い。
スピーカー 3
ってなると、自分は自分の体よりも小さくなってないと収まらない。
だから、自分に対しても自分をいったんなくすというか、
スピーカー 1
このぐらいあるものをキュッと小さくしないと存在できないみたいな感覚あります。
スピーカー 1
電車の中で無敵にだけもいないものとして私は。
スピーカー 3
それを言われてみて、その通りだなって思った。
それをすごく感じる。
電車ですごくいっぱいになった時に、押し込んでくるじゃないですか。
あの押し込んでくる感じ。
そのメンタリティというか精神性みたいなものっていうのに、
なんていうのかな。人間性の虚構を僕は感じるんですけど。
そうじゃなければ生き延びれない場所なんだな、ここは。
スピーカー 2
移動するっていうことに極限まで、そこだけに特化というか、
その目的しか見てないから、ぎゅー詰めでも押せるし。
だってみんなそれを求めてるよね。
そうでないと君たち困るよね。ぎゅーって話してるから。
はい、そう。今そうだ。ぎゅー詰めされながら思う。
でもミックスはそういうことですよね。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 1
大変だ。
スピーカー 3
妊娠してた時に2拠点だったんですよ。
スピーカー 1
なので半分ぐらい東京に行って、結構お腹も大きかったので、
そのスピード感とかについていけない人になるわけなんですよ。
身体的に。
そうなると、どんな状態にあってもいないものにされてしまう感覚っていうのがすごい感じで。
それを思ったのは、品川駅の横でニュースとかにも流れる、
あそこを朝歩いて行った時に、どうしてもゆっくり歩く感じがあって、
それをどんどん同じスピードで同じ方向に向かっていく中で、
少しだけそのスピードについていけていない時に、
いないものとされている感じがすごい受けて、
会社に行ってた時にも、ちょっと心が病んじゃったみたいな方がいたりすると、
スピーカー 3
あの子、メタルやられちゃったみたいよ、みたいな感じで泣き声されちゃうじゃないですか。
スピーカー 1
そういう感じがすごく、その同じスピードで走れている時は自分も存在できるんだけど、
ちょっとそれからずれちゃうと、いないものにされてしまう感覚みたいなのがすごい気持ちだなって。
スピーカー 2
それをそのようにある種整理して、仕事をしないといけないと少なくとも思っているっていう場所。
スピーカー 1
だからこそやっぱりいろんなことが回っているっていうか、そのスピードでね。
でもそのスピードが本当にせいなのかどうかみたいな。
スピーカー 2
だからそれに合わない人が今ここに3人いるって感じ。
スピーカー 1
それはそう。いっぱいの電車見るとちょっと次で行くかなって。
スピーカー 2
それは本当そうだね。
スピーカー 3
電車だけじゃなくて、やっぱり街全体がすごくコンペティティブっていうか、
スピーカー 2
コンペティションを前提としている競争というか、
スピーカー 3
どの場所に住んでいるか、どのような服を着ているか、どの場所で働いているかみたいなのがすごく可視化されていて、
それがある種の能力の反映、人間性の反映として捉えられていて、
その指標みたいなのをお互いに理解した上で踏ん舞うみたいなのがある。
それを感じる街から。
スピーカー 2
すごいなって。
これはですね、今の室野さんの東京への感想みたいなのは、
1年後、2年後とかにまた来たい。
っていうのは、順応する人はするんだよ。
ハッピーに暮らす人は暮らすんだよ、東京で。
全然僕も東京嫌いとかじゃないし。
なのでそれ聞きたいなっていう感想が一つと、
いいところも見えてくる。
それもそこら辺聞きたいなって思ったのが一つと、
これ、無編集音源を有料コンテンツにしてえな。
逆の視点を入れると、
九州から東京に行った奴はまず帰ってこないから。
スピーカー 3
だから東京の人口が増え続けるわけですからね。
っていうのがあり、僕の指導教官の一人っていうのは退官されてて、
退官の最終抗議を聞きに行ったんですよね。
その中で彼が言っていたのは、
九州というのは非常に良いところなのだが、
一度東京に行ってみるべきだという話を彼はしていて、
その時はよく理解できなかったんだが、
今にして思えば、その通りだなって思っている。
その時に彼が言っていたことっていうのは、
おぼろげにしか覚えてないんで、
ざっくり僕の理解で話すんですけど、
彼は自分自身のことを、
自分は西欧知識人だって言ったんですよ。
西欧知識人。
彼は東大で国費留学でフランスに長生いてっていう人で、
ずっと今僕たちがいわゆるアカデミアで勉強することっていうのは、
スピーカー 2
基本的にはヨーロッパ起源の学問。
スピーカー 3
そのヨーロッパ起源の学問の中で鍛えられたという自負があるんだと思うんですよ。
その自負の中で自分はやはり根本的には西欧知識人なんだっていう話をしていて、
彼が非常にローカルであるところの九州っていうのに、
すごく自分らとキャリアの長い間いた。
ここは非常に良いところだなと思うものの、
自分が西欧知識人であるということは変わらない。
そのような彼を形作った東京という街があるっていう話なんだろうなと思ったより、
それはある意味であらゆるもののスタンダードとしての東京というのがあるんだろうと思ってる。
日本における。
僕が今回東京に出てきたのもそれで、ある種の仕事っていうのは東京にしかない。
スピーカー 2
福岡と比較してもそう?
福岡と比較してもそう。
スピーカー 3
福岡で東京のような仕事をしている人は東京から仕事が引っ張っているから。
スピーカー 2
例えば何?
スピーカー 3
例えば僕、今人類学的リサーチを法人向けにやろうとしている。
何件か受けているんですけど、
それを福岡の会社に話した時と東京の会社で話した時で単価感がかなり違う。
それはそうだろうな。
福岡の会社の人で僕に言ってくれているのがどういう人たちかというと、
同じやっぱり九州の教師で、
ロコシクも頑張っているんだから、なんか応援したい気持ちがあるんで、
それは君が言ってもだいぶわからないが、
これぐらいなら助けであってもいいという金額が出てくる。
スピーカー 2
なんてありがたい。
スピーカー 3
それが多分ね、僕は九州人として九州に行くことがものすごい心地の良さだと思うんですよ。
その感じで助けてもらえるから。
でも東京だったら、じゃあもしかしたらそれってお金になるかもねっていう話になって、
じゃあこういう金額でやりましょうっていうのが、やっぱり僕が生活できるくらいの金額になってくる。
これは思考回数が小さいから、
特に絶対にそうだとは思わないんだけれども、
これが普遍の心理としてそうだとは思ってないんだけれども、
しかも僕の観測範囲ではそうだなと思っていて、
これが多分仕事とかビジネスとかお金だけではなくて、
ある種のルールとか流行とか、
物の考え方みたいなのでも似たようなものがあり、
そこからある種、東京を中心にローカルに流れてくるものっていうのがあるんだろうなと思っていて、
僕の先生は東京で教育を受けて、東京で生活してこの時から東京で教育を受けてっていうのと、
僕は九州から出ずに全ての教育を終えたっていうのは、
多分かなり精神性が違う。
彼は西洋というものがあり、そこから西洋を箱に入れる形の東京というのがあったんだけれども、
僕はもう一段階ローカルというものがあるんだと思うんですよ。
だから三重になっている。彼は二重だったんだ。
自分が三重になっているっていうことはやはり東京に出てこないと分かんないんだろうなと思っていて、
今は僕は分かってないんだろうなと思っています。
僕の入れ込んだっていう部分っていうのが。
これを僕が西洋と日本という雑な入れ込みでこれまで考えていたんだけど、
単にそうじゃないんだっていうのを最近考えている。
スピーカー 2
それはなんかさっきの、
いや、何つったらいいかちょっとまとまってないですけど、
でも東京がある種スタンダードで、他のローカルと違うっていうのはやっぱり感じている。
その話ね、我々も夫婦でしたりしますけど、
単価の話とかはそうだし、
例えばその仕事の貰え方みたいな話を以前したことがあるんですけど、
やっぱりその縁じゃなくてもコストパフォーマンスだったりとか。
で、横回りも割り切ってできる人が仕事を貰えるみたいな感じなので、
で、貰えた時の金額はデカいみたいな感じだと。
それは確実にあるので。
スピーカー 1
なんかそういう。
東京、同じリサーチの仕事でも東京だと僕が生活できるぐらいの金額になるみたいな、
おっしゃったと思うけど、
それは同じ基準がやっぱり持てているんだよね、東京だと。
スピーカー 1
なんかそこの生活に対するっていうのをローカルで仕事しようとすると、
頑張ってるからとか応援したいからみたいな、
あまり基準がないものでそこって一応金銭っていうものが発生はするんだけれども、
それが数字的な価値っていうよりも関係性の中でできている。
つまり曖昧じゃないですか、それって。
だけど東京だと、東京との単価が違うのって何でだろうっていうことを突き詰めていくと、
スピーカー 3
みんなが同じ基準を逆に持てているのかなっていうのを聞いて思って。
どこだろうな、こういう言い方するとまたちょっとダメかもしれないけど、
スピーカー 2
市場交換が機能しているのが多分東京だというのを持っています。
スピーカー 3
しかも世界の中でも機能しているところって多分ほとんどなくて、
多分ニューヨークとかロンドンとかパリとか大都市だけなんですよ。
多分資本主義っていうのは本当に機能している。
スピーカー 2
その純粋にね。
スピーカー 3
そうじゃないところっていうのは多分資本主義ってこういう感じなんだっていう、
よくわからないものが多分機能していて、
ただそのよくわからないものっていうのは本来我々が持っていた別のシステムというのと融合しているはずなので、
我々にとってどちらが適合的かという問題はあると思うんですよね。
資本主義という目で考えると、大都市グローバルの水準の方がいいかもしれないけれども、
でも我々はグローバルに住んでいるわけじゃないので、
元々人間が持っていたシステムの方が多分適合的で心地がいいはずなんです。
スピーカー 2
だからそういうことは考えるなって思います。
それがさっきの電車の回しとも繋がってくるという。
これ大学生とかにも思うんですけど、東京に出るとか基本的にみんなに対して賛成なんですよ。
東京がある種のスタンダードであることは間違いないから、
そこで働いて、それってどういうことかっていうことを理解すると、
たとえそのまま生きようか、ローカルに戻ろうか、比較ができるようになってくる。
だからどっちがいいんだろうという選択をすればいいって話だったりとか、
じゃあいいところを取り入れようとか、うまいことをいいとこ取りしようとか、
割と我々はいいとこ取りしようとしてるけども。
少なくとも社会が、日本が全部じゃないんですよってやってもらってるんだっけっていうのが分かったりするのは間違いないから、
それは日本人として生きる上では有益だなって思うことが多いですね。
スピーカー 3
そうですね。箱根の向こうには鬼が住むっていうの聞いたことあります?
これもともと出店がどこなのかよく分かんないんですけど、僕初めて聞いた。
多分ラクオとかで言うのかな。
僕、九州出身だから、関東っていうのは恐ろしいとこだなって思った。
スピーカー 2
そっち側から見たよね。逆逆。
スピーカー 3
それ気づいたとき衝撃だよって思って。
スピーカー 2
めちゃくちゃおもろい。
スピーカー 3
箱根のこっちって向こうってこっちって思って。
スピーカー 1
江戸っ子?
スピーカー 2
あれ江戸っ子が言ってるのかって思ったんですよ。
同じ言葉聞いてもね、視点が違うだけでね。
それは真逆になっちゃうわけだ。
あいつらは怖いなって疑ってる。
スピーカー 1
めっちゃおもろいですね。
スピーカー 2
時話みたいな。
スピーカー 3
なるほどね。
スピーカー 1
今だって一緒に気づいたじゃないですか。
スピーカー 3
これ九州で言ったらみんな気づかないから。
東京って怖いなって。
東京怖いなって思ってたんですよねって言うと、
確かに怖くなるから。
スピーカー 2
箱根ってパッて出てくるのってだいたい環境なんですよ。
九州の人が箱根って言っても恐れてなりそうだなって。
それはあるかもしれない。
スピーカー 1
感じもするし。
やっぱ峠だからってことなんですね。
スピーカー 3
そこを越えるとね。
スピーカー 1
越えると戻ってこない人も多いからね。
スピーカー 2
みんな毎年箱根記念でヒーヒー言ってますからね。
スピーカー 1
ちょっと今までの話と変わるんですけど、
東京の、今東京ぐらいだとしもじのない建てみたいな話したんですけど、
なんしか人が多いじゃないですか。
それもあって、当たり前のようにいろんな人がいて、
その中に結構その流れに乗れない人たちとかがボロボロボロって。
人もそうだし、場所とかお店とかもいろいろあるじゃないですか。
今だいぶ綺麗になっちゃいましたけど、新橋のガードしたとか。
前はもうかなり雑把な感じだったと思うんですけど、
スピーカー 2
新宿のしゃんべん横丁みたいな飲み屋街とかもそうですし。
スピーカー 3
しゃんべん横丁わかんない。
スピーカー 2
しゃんべん横丁ってどの辺なんですか?
西口出てすぐ右手にあるちっちゃい飲食店がわっさーってあるエリアが、
それは今でも変わってないから。
そのわっさーってあるっていう状態はぜひ見に行ってほしいですけど。
スピーカー 3
西口の方にも飲み屋があるんですね。
スピーカー 2
ありますありますあります。
スピーカー 3
そうなんだ。
スピーカー 2
西口出て右手に行くと山手線の高架があるんですよ。
その高架の大ガード下っていうんですけど、
そこと西口の間にそのエリアがあるんです。
しゃんべん横丁。
今は思い出横丁っていう名前なんですけど、
昔から知っていたのはしゃんべん横丁。
スピーカー 3
なるほどね。
スピーカー 1
新宿なんてそれこそ中心地で、
チェーン店だっていっぱいあるじゃないですか。
飲み屋さんもいっぱいある中で、
そことは全然違うルールだったり価値基準だったり。
この店がゴチャゴチャってしてて、
東京五輪より前はもっとひどかった。
オリンピックやることでだいぶきれいになったと思うんですけど。
スピーカー 3
一回目なんですよ。
スピーカー 1
もうそうだし今回もそう。
今回のオリンピックでもだいぶきれいになって、
それこそおでんの屋台とか、
なんかよくわかんない手相占い師とか座ってたじゃないですか。
スピーカー 2
新宿に屋台の車でラーメン屋とか。
スピーカー 1
商店屋さんとか、地面に座って手相を見ますって、
スケジュールブックに書いたのをやってる人とか。
いっぱいいたけど、
あれ多分この間のオリンピック気になくなったと思うんで。
スピーカー 2
思う。そういえばそう。
スピーカー 1
だいぶきれいにはなっちゃったけど、
でもやっぱりそういう部分って要素として残ってると思っていて。
そういうところが私は結構東京の魅力としてあると思っていて。
ちょっと都会のスピード感からちょっとずれたところに。
じゃあそれが田舎っぽいかというと全然違くて。
やっぱり都市的なんですけど。
都市的なんだけど明らかにそのスピード感とはずれたものがほぼあるみたいな。
スピーカー 2
弾かれたものが集積した感じだよね。
スピーカー 1
そうそう。そこまでいかなくてもやっぱり飲み屋さんとか、
それこそね、私も中野に住んでた時期があって、
中野の飲み屋さんとかでちっちゃい立ち飲みの日本酒の店とかで急須めになって、
肩寄せ合って飲んでるみたいな感じ。
みんな何飲むの、何飲むのとかで注文取ってくれてるおじさんが、
店内の人と全然なんでもなくてみたいな話。
そういう店があるし、そこに人が集まってる。
そこに行ってわちゃわちゃって飲んでぐでぐでになってるようなおじさんも、
もしかしたら明日の朝には品川駅で同じあのスピードで飲んでるかもしれない。
スピーカー 2
全然あり得るかもしれない。
スピーカー 3
そういうのが東京都の趣味なのかなと。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 3
ぜひぜひ東京に行ってください。
ちなみに秋さんは高校は新宿高校で、
スピーカー 2
新宿には思い入れがあるんですね。
スピーカー 3
今の話ってちょっとあれかもしれないですけど、
この番組での使い方とは違うかもしれないですけど、
スピーカー 1
ローカルとしての東京の話だなと。
スピーカー 3
東京だからローカリティーがないわけではなくて、
東京にもローカリティーがあるという話だなと思っていて、
逆に僕は大分市出身なんですけど、
大分市とかだと隙間がないんです。
例えばホームレスが生存するための隙間っていうのが多分ない。
スピーカー 1
東京の匿名性みたいなところで、
スピーカー 2
すごく居心地の良さが少なからずあるじゃないですか。
スピーカー 1
隣で沸き上げて飲んだ人がいたとしても、
もう二度と会うことがどうせないだろうってお互いに思っている。
スピーカー 2
だからこそすごく楽しく飲めるみたいな感じ。
あるね。
スピーカー 1
別にいい話じゃないですけど、
不倫したりデートしたりとかそういうことがあったとしても、
それも匿名性があるから、
スピーカー 2
いろんな可能性を享受できるみたいなところがあると思う。
スピーカー 1
それはやっぱり地方だと変な話で、
ちょっと車だってみんな覚えられてるんですよね。
スピーカー 3
みんなね。車なんか覚えてますからね。
スピーカー 1
この間あそこにいたでしょって。