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2023-12-22 15:31

#6 弁護士が教える「弁護士の選び方」「相談の仕方」

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いざ弁護士を探そうとしても「どう選んだら良いのか」「どのような相談をしたら良いのか」も悩ましいところ。そんな疑問を、スタートアップと法律事務所、両方での就業経験を持つレガリア代表弁護士の勝連に質問しました。

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サマリー

弁護士が教える弁護士の選び方や相談の仕方について話されています。スタートアップが弁護士との契約を考えるタイミングやスタートアップにお勧めする法律事務所の特徴についても触れられています。適切な弁護士を見つけることが重要で、スタートアップと弁護士の両方の立場を知ることができる解説が行われました。スタートアップにとってはIPOまで長期的な付き合いになるため、注意深く選ぶ必要があります。

法律事務所の選び方
New lawyers-これからの弁護士
スタートアップの経営パートナー レガリア法律事務所代表のカツレンさんに
これからの時代のスタートアップと弁護士との関係性や
気になるトピックを聞いていく番組です
MCはポッドキャスター兼レガリアの広報 稲荷田が務めます
カツレンさんよろしくお願いいたします
よろしくお願いします
さて本日のテーマは
弁護士が教える弁護士の選び方 相談の仕方です
前回の配信では スタートアップが弁護士との契約を考える
タイミングという内容を扱いましたので
今回は具体的にどう選んでいたのがいいのか
あるいはどう相談し始めるのがいいのか
みたいな話をカツレンさんに聞いていきたいと思っております
ちなみに前回は契約を考えるべきタイミングというところで
顧問契約だったりスポットだったり
いろんな契約形態がありますよって話と
特にスタートアップであれば
なんなら創業間近ぐらいの勢いで
できるだけ早く相談し始めるのがいい
そして領域としてはフィンテックだったり
ヘルステックだったりWeb3だったり
そういった業態は後戻りがなかなかできないので
早めに相談するといいみたいな話もいただいておりました
この辺りの前提も含めながらですね
今回またご質問していきたいと思います
まず一つ目の質問なんですけれども
一般的に弁護士の選択肢だったり
選び方ってどういうものがあるのか
ぜひ教えていただけますでしょうか
弁護士は大きく大手の法律事務所と
スタートアップにお勧めの法律事務所
中小規模の法律事務所に分かれると思いますが
大手でいうと五大法律事務所って言われるところで
弁護士が500人とか超えている事務所ですね
そこの事務所に頼むスタートアップもあるにはありますが
創業初期から頼んでるところはあんまりなくて
なかなかフィーが合わないとか
そういう理由で
創業初期から頼んでるスタートアップは少ない印象ですね
で 中小規模の法律事務所についても
スタートアップに特化しているところもありあって
例えば0Gバー AGXとかが代表的なところですね
はい スタートアップの選択肢としては
特に創業初期は中小規模の法律事務所に頼むのが
フィー的にもいいと思いますし
レスポンスの速さとかでもいいと思います
が 特にスタートアップに特化している法律事務所から
選んでいただくのが間違いないと思います
なるほど そういったスタートアップに特化してるかどうかっていうのは
ホームページとか見れば 結構分かったりするようなもんなんでしょうか
そこが結構難しくって
最近特にスタートアップ特化してますよみたいなのは
割とどこも言ってるし
スタートアップやりたいっていう弁護士は実際多いので
どこまでやってるかっていうのは
正直 ホームページだけ見てもわかんない部分もあるとは思います
なので そこを判断するんだったら
例えば弁護士の経歴だとか
その人が実際スタートアップに入った経験があるのかどうか
自分で会社を経営しているような経験があるのかとか
やっぱりでも一番大事なのは
フィーリングみたいな話してみた感覚が合うのかとか
それこそ 例えばSaaSのスタートアップの経営者が
弁護士と話すときにMRRっていう用語が通じないとか
例えばNPSっていうのが通じないとかってなると
結構それだけでストレスだったりすると思うんで
実際話してみて この人ちゃんと自分たちの言いたいことが
そのまま普段使っている用語で伝わってくれるとか
ビジネス的な話をしても全然ついてきてくれるし
何ならそこら辺のアドバイスもしてくれるから話しやすいみたいな
そういうフィーリングとかってすごい大事かなと思いますね
なるほど 事務所選びも大事だし
法律事務所の乗り換え
もしかしたら担当者次第みたいなところも結構あったりするわけですか
そうですね 担当者次第なところはすごくあって
僕も法律事務所経営してますけど
なかなかこの弁護士の質を標準化するっていうのはすごく難しい
どうしても今のうちの事務所もそうですけど
弁護士によってかなり実力だとか
知識経験に差があるっていうのは間違いないですね
そこはどこの事務所も標準化しようとしていると思いますけど
今のところかなり弁護士によって差はあると思います
ただやっぱりスタートアップの特化している事務所にいる弁護士の方が
スタートアップに対しては理解がある可能性は高いし
スタートアップに合うようなリーガルサービスを提供してくれる可能性は高いとは一般的には言えると思います
なるほど 確かにスタートアップに特化している事務所であれば
そもそもスタートアップ特化してるって分かった上で入ったりしてるわけですし
もともと好きだったりそういうのがあったりって方が多いかもしれませんね
なるほど 分かりました ありがとうございます
今の話ではかなり重複してくる気もしますけれども
特にスタートアップにお勧めしたい法律事務所の特徴とか
あるいは契約の仕方みたいなところとかも改めて教えていただけますか
そうですね スタートアップにお勧めしたい法律事務所の特徴としては
やっぱりリスポンスの速さと あとは積極的に関わってくれるかどうかだと思います
積極的に関わってくれるかどうかっていうのは
一般的な顧問のような質問をしたら答えるっていうスタンスではなくて
もっと内部の情報を取りに来て積極的に体制を構築してくれるだとか
なんならインハウスって呼ばれるような企業内弁護士のような動き方をしてくれる
あとは個人的に大事だなと思ってて
まだまだこれ業界全体の課題だと思ってるのが
最後の意思決定まで付き合うっていうのが大事だなと思ってます
もうちょっと具体的に言うと
やっぱり大手の法律事務所とかもそうですし
多くの弁護士そうですけど
最終的にはこれはビジネス判断です
リスクとかを示した上でこういうリスクがあります
あとはビジネス判断ですっていうアドバイスをする方が多いんですけど
それはちょっと個人的には微妙だなって思う部分はあって
もっと内部に入って意思決定まで関われるようになれば
リスクとリターンをちゃんと考えて
自分の考えを持って経営者とディスカッションしながら
じゃあこれはこれだけのリスクがある
だけどリターンはこれだけ出て
これぐらいの確率でリターンが出るんじゃないかっていうところを一緒に話して
じゃあ一緒にやろうっていう意思決定まで付き合えるっていうのが
個人的には本当にいい弁護士だし
スターカップに合ってる弁護士だなと思ってます
今の最後の弁護士はすごく理想の形だなというふうに思ったんですけれども
こういった弁護士さんって世の中にどれぐらいいらっしゃるものなんでしょうか
どうなんでしょうね
難しいというかなかなかいない気もしますけど
こういう発想する弁護士っていうのは
おそらくビジネス 自分で会社を経営したことがあるとか
スタートアップの中に入って
それこそホームじゃなくてビジネスサイドのやったことやった経験がある
っていう弁護士だと思いますね
そういう弁護士の方がそもそも
やっぱりそもそも事業を作るために法律を
法律のサービスを提供しているっていう感覚が強いですし
そもそも使ってる用語が合うっていう話もありますし
なので個人的にはそういう事業の経験がある弁護士の方が
スタートアップには合ってるんじゃないかなとは思ってますね
なるほどありがとうございます
もう一つ少し異なる視点で聞いてみたい質問が
先ほど大手の事務所さんで途中から契約するパターンみたいな話がありまして
これをもうちょっと抽象化していくと
弁護士の法律事務所の乗り換えみたいなものは結構あるのかなっていうのも
周りの経営者とか見てもたまに聞くなって思っていて
それってどういうタイミングで今契約してるところを切り替えて
どういう状況だったらリプレイスというか
法律事務所を変えるみたいなことを考え始めるべきなのか
みたいな抽象的な質問ですけれども
そこに対するレコメンドとかってありますか
それで言うと
めちゃくちゃポジション取ってみたいですけど
うちに帰ってくれるところが多いのは
やっぱりもっと積極的に関わってほしいっていうので帰ってくれるところが多いですね
もうちょっと具体的に言うと
やっぱりなかなか聞いたことを答えるっていうだけだと
特にスタートアップからするとそもそも何の問題なのかよくわかんないとか
弁護士の選び方と相談の仕方
それを必要情報 必要十分な情報を弁護士に提供するのがそもそも難しい
どういう情報がいるのかわかんないっていう感じになるし
やっぱり弁護士の方からしても1ヶ月に1回連絡があって
ちょろちょろ聞かれるとこの会社何やってたっけみたいな
そこから思い出さないといけないみたいになって
なかなかいい回答がもらえないみたいなところがあるんで
うちは結構プロダクトを一緒に作るみたいなところから入ることも多いんで
このプロダクトどういうふうにやっていこうか
その中で法律的な知識だとか契約のスキームとか
もっとこういうふうなスキームにしたらビジネスがうまく回るじゃないか
そのためにはどういうふうな権利関係を整理していったらいいのかみたいなところから
一緒にディスカッションしていくっていうのが多くて
そういうところをやってほしいっていうので帰ってくれるところは多いですね
あとはもう少し大手のところで言うと
大手のところに丸々乗り換えるっていうよりは
例えばIPOの時に日本だけじゃなくてグローバルオファリングっていうのをやるときとかは
もう結構かなりな作業になるし専門性も高いので
もう四大法律部署って言われてるところに頼むとかっていうのはありますね
グローバルオファリングっていうのは簡単に説明すると何ですか
簡単に説明すると
全然自分でやったことないんであんまり分かってないんですけど
IPOの時にオファリングをする機関投資家とかに持ってもらうみたいなのがありますけど
そこを海外の機関投資家で
米国法に準拠した方式でオファリングをかけるとかそういうのですね
日本国内の株式市場に上場するときも海外の機関投資家持ってくれるのはあるんですけど
それだとアメリカでちゃんとできないはずなんですよ
そこら辺専門じゃないんでちゃんと聞いてほしいんですけど
わかりました
スタートアップと弁護士の関係
そういったなんかややニッチなというか専門性が高い領域がある場合は
本当にそれに特化したところに一度相談持ってくのがいいということですね
専門性が高いところとあとはリソースがすごいいる分野ですね
やっぱり大手の法律務所が向いてると思います
そういうことですね
わかりましたありがとうございます
最後にオフィスだけ聞きたいのが
相談持ってく際ですけれども
弁護士の目線なんかこういうふうに相談してもらえると
すごく力になりやすいみたいなポイントがありましたらぜひ教えてください
そうですね自分に関しては授業とかはよくやってきたんで
別に法律の問題だっていうのを認識しないで言ってもらって全然大丈夫です
何なら普通に投資家に対するピッチをするのと
全く同じものを持ってきてもらえれば大丈夫で
それを聞いてまだ別に顧問契約とかいらないなと思ったらいらないって言いますし
もっと普通にもっとうちと一緒にやってきることがあるんだと思ったらそう言います
ただ一般的には弁護士に対して投資家に対するピッチのようなことをやっても
あまりうまくはまらないとは思うので
もうすぐもうちょっとちゃんと問題を特定していったほうがいいかなと思うんですが
それが結構したときにとても難しい
そうですよね
どうしたらいいんだろうな
一番多い弁護士に相談するパターンっていうのはスタートアップの方で
何かしら問題を認識して
これってもしかしたら電気通信事業法の登録とした方がいいんじゃないかって思って
電気弁護士に相談するみたいなのが
そこで接点を持つみたいなのが多いと思うんですけど
でも普通のスタートアップの経営者が電気通信事業法について知ってるかっていうと
それを求めるのはなかなか難しかったりするんで
なんかめっちゃくちゃ抽象的な回答ですけど
そういう普通に事業のピッチとかをして
いろいろそこからもう法律論に落とし込んだりとか
ビジネスシステム構築するとかを一緒に楽しんでやってくれるような弁護士を見つけるのがいいと思います
わかりましたありがとうございます
そしたら締めに入っていきたいと思います
本日のテーマは弁護士が教える弁護士の選び方相談の仕方というところで
スタートアップと弁護士両方の立場をよく知るかつねんさんにいろいろお伺いしました
かつねんさんリスナーの方に向けたメッセージとか最後にあればぜひお願いいたします
そうですねやっぱりスタートアップにとって
弁護士っていうのはIPOするまでは必ず必要な存在ですし
やっぱりなかなかあった弁護士自社にあった弁護士とか
自分経営者にとって合うと思うような弁護士を見つけないと
IPOまで数年5年とか6年とか7年とかもっと付き合っていくっていうのは難しいと思うので
いい弁護士見つけてくださいって感じですね
もしいい弁護士見つける苦戦したらかつねんさんにお連絡してくださいということですね
はいそうですね
分かりましたありがとうございます
この番組はスタートアップの経営パートナーレガリア法律事務所がお送りいたしました
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かつねんさんありがとうございました
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