2005年2月26日配信
またまたポッドキャストをアップしました。更新頻度は上がっています。Audacityの使い方に慣れてきました。
実は取り上げたいことがたくさんあります。著作権などは特に。そこで頑張って更新頻度を上げていることはあります。
BGM : 旅立ちの詩 / BURNT SIENNA TRANCE
SOUND : 冷酷 / BURNT SIENNA TRANCE
インディーズのアーティスト
海外のポッドキャストを聴くと、楽曲を紹介した番組があったりする。やはりメジャーではなくインディーズのアーティストが多いが、それでも日本にはなかなかない。せいぜいアーティスト自身が楽曲をそのまま配信しているくらいか。
ポッドキャストは意外に大変だ。配信する手間が。いずれ、もっと手軽にはなるだろうが、現状ではなかなかコツがいる。だからこそ、アーティストは作品を作るのに専念し、楽曲を広めるのは違う者の役目のような気がする。
日本ではネットを利用して楽曲を提供するアーティストも少ないが、アーティストを紹介する番組がまだまだ少ない。いずれもっと増えるだろうか。それとも僕が見つけれないだけだろうか。
日本の音楽著作権が邪魔をしている部分もあるかとは思う。基本的にポッドキャストで楽曲を流すことは不可能だ。まったくの自分のオリジナル楽曲を使うか、同じように同じような楽曲を自主制作でCDを作っているインディーズのアーティストに直接許可を貰うしかない。
かたや海の向こうではネット販売しかしないジャズプレーヤーのアルバムがグラミー賞を取る時代。逆にこれからはインディーズの作品のほうが面白い動きが出来ると思うのだが、日本ではどんな動きになるだろうか。
ネットでしか流通していないアルバムがグラミー賞を取る時代。マリア・シュナイダーのファンはネットから楽曲ファイルとともにCDのパッケージ写真、ジャケットに収める小冊子、CDラベルの図柄、CDケースに入れるトレイカード、そしてその印刷レイアウトで印刷するためのの解説書をダウンロードし、CDショップから買ったのとほとんど同じパッケージを手にすることができる。著作権管理会社への手数料、レコード会社、CDショップ、そして流通のための運搬コストをアーティスト、購入者は一切負担する必要はない。売り上げの内、決められた比率で参画者に利益が配分される。極めて合理的なビジネスモデルである。柔らかいデジタル 第29回〜デジタル配信の新しい姿 - nikkeibp.jp - BP's Eye
そもそもアメリカではストリーミングのインターネット・ラジオが日本とは比べ物にならないくらい普及しているようだ。インターネットユーザーの10%強もおり、広告市場としてもなりたっている。ポッドキャストの普及も早いわけか。
アメリカでポッドキャスティングが注目される背景として、インターネットラジオの分野が利用者が伸び続けている成長分野であるといことがあげられるPodcast Now!: アメリカでポッドキャスティングが注目される背景とは?
ニュースを通勤中に
朝、新聞をゆっくり読むことは少ない。けっこうバタバタと出かけていくことになる。テレビは娘に譲っているので観ない。
ニュースなんかポッドキャストで配信してくれたら便利だろうなぁ、なんて思う。しかし、個人では大変だろうとは考えられる。ニュースソースを探し、原稿を用意し、録音し、配信。趣味にしては大変だ。
テキストでは、各社新聞社がニュースを配信したりしている。同じように、既存のテレビ局やラジオ局が早朝の放送などで使ったニュースを読み上げた音源をMP3ファイル化して配信してくれないだろうか。ニュース音源をサクッとiPodに転送して通勤中に聴いていく。とても便利だ。
■ 新着記事を自動的に音声ファイル化 新着記事やジャンルごとの最新記事を自動的にMP3ファイルに変換します。 ブログの作成者は特別な操作を必要としません。夜中のうちに気になるジャンルの新着記事をプレーヤーに保存し、朝の通勤・通学途中に音声でブログを楽しむことができます。Seesaaからのお知らせ: Seesaaブログ、PodCastingサービス追加のお知らせ
Seesaaブログでは自動的にテキストの新着記事をMP3ファイルにしてくれているようだ。ということは、新聞社のテキストベースのニュースでもMP3化できるかもしれない。
ただ、この自動音声化ファイルは苦手だ。一度、試聴せずに全部転送して持っていって腹が立った。内容もまったく望んだものでも面白いものでもない。おまけに機械的に読み上げる声は、よっぽど集中して聴かないと何を言っているのかが理解できない。ぜんぜん「ながら」で聴けない。一度きりでやめてしまった。
やはり、自動音声ではなく、ちゃんと人が読み上げてくれたもので実現して欲しいものだ。ニュースの後にCMがくっついてきても構わない。ダウンロード数は分かるだろうからスポンサー獲得の材料ににもなるだろう。
ラジオ局がポッドキャストでリスナーを2倍に増やしたという例があるようだ。
NYの公共ラジオ局・WNYCがポッドキャスティングを開始したというのを以前紹介しました(前回記事)。
以下の記事によると、ポッドキャスティングを行って4週間でオンラインのリスナー数を2倍に増やすという成果があったとのこと。Podcast Now!: ラジオ局がポッドキャスティングでリスナーを2倍に
地方局などでは大きなメリットがあると思うんですがね。電波の届く範囲が今までの商圏だったのが一気に広がる。
音楽を配信するのは現状では難しいでしょうが、トークや朝のニュースなどは可能ではないでしょうか。コンテンツを細切れにして、最後にCM枠を設けることでいけば、少ない投資でターゲットエリアを拡大し、広告スポンサーを増やす可能性が出てきます。
まったく非現実的な話じゃないと思うんですが、どうでしょうか。