1. 心の砂地#
  2. 第31回『鮎川さんのおと』
2023-03-11 41:50

第31回『鮎川さんのおと』

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著名なミュージシャンの訃報が続きます。自分が10代の時に触れた「レジェンド」の人々との別れ……。
シャーク鮫くんにとって、シーナ&ロケッツの鮎川誠さんはとりわけ大切な存在であったそうです。
今回は彼が10代の時の話、そして『ロックンロールが降ってきた日』の話をしています。
途中、急に泣きます。
◽️エピソードのための音楽
Sheena and Rokkets『DREAM + REVOLT』より「PILLOW TALK」(1989)
▷Spotify ▷Apple Music
(2023年3月8日収録) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 番組Twitter:https://twitter.com/kokosuna 感想など、ツイートしていただける場合のハッシュタグは#kokosuna でお願いします!
用語集、詳しい解説、補足のnoteはこちら。
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もしくはこちらのフォームまで! 2023 Special Thanks:セキヤ@urosiita ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

00:00
いろんなミュージシャンの人が結構、亡くなられてますね。 残念ながら。
そうですね。最近不法が多いような気はしますけど。
多い…。 まあ、高橋黄色さんとかね。
最近だと、かなり大きかったですね。
うーん。とか、岡田徹さんも。
ね、ムーンライダーズの。 結構寂しいなぁと。
70年代の頃に20代だった人たちが今、70代、80代になってきてるんで、こうやっぱりこれからそういうラッシュになっちゃうんじゃないかなって感じはしますね。
うーん。 僕にとっては結構最近一番でかかったのは、シーン&ロケッツの鮎川誠さんが
亡くなったっていうのが、結構ショックで。
そうなんですね。僕もシーン&ロケッツ、アルバム1枚ぐらいしか聞いたことなくて、そんなにまだ思い入れがなかったんですけど、やっぱりショックなもんでしたか。
うーん、そうねー。
そこそこ僕、初めて、そういうロックバンドとして名前の通ってる人を見たのって、鮎川さん。
ライブを見に行ったんや。こんな若い頃に。 見てる。
14歳の時かな。
すごいね。 14歳やったら初ライブぐらいの感じ?見に行ったの。どういう機会?
地元の方に、鮎川さんがよく来てたのよ。でっかい音楽ホールみたいなのを何か作ったよ、地元が。
で、そのコケラ落としのライブがシナロケだったらしいな。
で、そっからシナロケも2000年代入ってからは全国ね、ライブできるとこはもうひたすら回るっていうバンドだったから。
それで結構何年かに1回は来てくれてたんよね。
すごいですね。そうか、そんなにいろんな場所で、まあでもほんまに最後まで現役でやり張った人みたいではありますけど。
そうよ。それで言ったら、鮎川さんなんてサウンハウスっていうその九州いる時のバンドからだったら、
たぶんサウンハウス70年結成とかだから、20歳ぐらいからずっと50何年やったってことだね。
想像つかないですね。自分の、僕の生きた年数×2倍ぐらいの音楽活動をしてる人ってもうちょっと想像の範囲を超えてる感じがしますけど。
まあ1回喋ったことあるかな。心の砂地無印の時に、ロックンロールが飛んでいった日っていうタイトルで、僕がすごいロックンロール的なものが好きだったんだけど、それを失ってしまった瞬間っていう話をしてるんだけど。
03:10
それが20歳ぐらいの時で、僕は14から20歳ぐらいまでは本当にそういういわゆるロックンロールっていうものが大好きだったんだよね。
いろんなものを正直聴いてはいたんだけど、どっかに絞ろうとしてた時期があって、20歳ぐらいまで。
だから特に16から20歳ぐらいかな。だから一番10代の、自分も楽器も弾けるようになって、青春期みたいな時って、今は好きだけど言ったらシンセサイザーが鳴ってるようなバンドでもダメみたいなさ。
すごいピュアなギターと歌という音楽が一番素晴らしいっていうさ。
ギター、ベース、ドラム、ボーカルだけの編成じゃないと認めへんみたいな。結局そういう思想になる時ってあるよな。なんか分からんけど。僕もありましたもん。
だからエフェクター踏んだらあかんとか思ってたしね。
空間系のエフェクター踏んだらあかんでしょ。
でも全部直よ。
全部?それは過激やな。なかなか。歪みのエフェクトはいいと思ってましたけど。
歪み、ソロだけ踏む人とかおるけどダサいなって思ってた。
それも?
うん。
ブーストかけてる感じがちょっとダサいなって。
そうそう、ダサいなって。
分からんでもないけど。
オールドのギターアンプ持ってきて、それの直で鳴らすっていうさ。
でも確かにロックンロールリバイバル期のイギリスのアーティストとかに僕はハマったのは結構そういう要素が強かったからかな。
0年代リバイバルでそういうの着てたのもあったし、日本で言うとミッシェル・エルファントとか、あの辺の人らが元々好きだったものを90年代にもう一回そういうふうに解釈してやってて、めちゃめちゃミッシェルとかも売れてて、みたいな感じだよね。
そうですね。だから定期的に着てるんよな、そういう波って多分。
着てんのよ。それこそミッシェル・ブランキーとか、その辺の言ったら、あの辺の世代ってロックンロール的には第二世代ぐらいやねんな。
76年、77年、パンクとかが出だしたときにちょうど同じくすぐ出てる第一世代ぐらいの人らがいて。
で、あゆかさんとかはもうその世代の人たちなんだよね。
そういうイメージですね。
そうそう。だから、その下のミッシェル以降のロックンロールバンドみたいなのが多分僕ら世代からちょい上ぐらいかな。
06:02
だから、あゆかさんいなかったら、ロックッシーみたいな形は日本にとって全然変わってただろうな、みたいなぐらい僕はやっぱ思っていて。
第一世代の人らやっぱおらなあかんかったでしょうね。
そうそうそう。ちょっとあゆかさんの話いろいろあるんで、それをしたいなとは今回思います。
はい。
この番組、心のすなじは様々な文化や日常の気づきをヒントに考え続けることで、言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です。
私、シャア君です。
はい、そして私が寺田です。よろしくお願いします。
ということで本日も始まります。心のすなじ。
君のこと好きだって気づいてた
だけど僕は怖くて言えなかったんだ
春の青さと夏の輝き
君と二人ずっと歩きたいだけ
やっぱりロックンロールが好きなのって、軽快でハッピーなエレキギターの快楽をみんなでシェアする感じっていうのが僕にとってのロックンロールのみそっていうか。
だからそうなるとやっぱロックンロールってフォールでは演奏できへんもんやと俺は思ってて。
なんとなくわかりますけどねやっぱこう音の鳴り的にもね小さい箱の方が。
そうそうそうやっぱだからガシャーンガシャガシャガシャって鳴って全部その音の壁みたいなんで埋めちゃうようにだんだんなっていくやんか。
その倍音がやっぱ鳴らさないとあかんくなるっていうかさ。
その会場が広ければ広いほどバンドがでかくなればなるほどギターの倍音がすごい増えていくっていう説を僕は一つ唱えてるんやけど。
なんかあれがその倍音じゃなくてこう音がどんどん切れて軽快にその人が踊れるステップを刻んでそれがこう場としてシェアされるっていうのがめっちゃロックンロールの意図かと思ってるんやけど。
そうですね演奏会的なものじゃなくて場を作ってるっていう感じ。
僕が今喋っているのはそのロックンロールバンドを書くあるべしっていう型みたいな。
美学的なものですか?
そう美学を喋ってるんやけど。
この辺ってそれこそ近くにいた10代の時に先輩とかいろんな人に教わったことでもあるし、実際に自分が思ったことでもあるんやけど。
09:07
やっぱここってなんかすごいオープニング話しちゃうな、相川誠さんの精神性みたいなのってすごい影響をくらってて先輩もだし、僕も相川さんの言葉にすごい触れた。
で、ああこういうことなんだってすごい思ってて。
相川さんってもし知らない人は、ルック見たら映画とか出てたりテレビにちょいちょいそういうドラマとか出たこともある人なんで、見たことあるかなっていう人もいるかもしれないんですけど。
背がもう180くらいあって、ほっそりとしたね。
うわもうロックンロールバンドのギタリストっていう感じの見た目の人。
相川さんがいるからそういうふうに思ってんのか、その逆なんかっていうのは卵が先か鶏が先かみたいな話で。
話がずれたんだけども、そこでそういうリズム?
音楽っていうのはリズムで踊ることなんだみたいな。
もっと言うとこのエレキギターのガーンって弾いたときの気持ちよさと、そこがその倍音でブワーンって言ったらオアシスみたいなさ、ジャーンジャンジャカンジャカンじゃなくて、ガッガッジャジャンってジャジャーンって伸ばしたときの、
この時にみんなが空気の圧を受けてさ、腰がちょっとフッと引くと、でまたガッって戻ったときにまたそれが戻ってくるみたいなさ、ギターと一緒に呼吸する感じみたいな。
ギターの弾き方したのは本当は相川さんが初めの一人だと僕は思ってて。
そうですね、ギターでありながらそういうリズム感を作ってるというか。
そうそうそうそう。そんな難しいことしてないけど、弾いてる姿がとにかくかっこいいっていうさ。
ロックアイコンとしても重要な部分なんですよね。
そう、かっこよく絶対弾くみたいな。
これは実際ライブとか映像とか見て感じるところでもあるけど、相川さんって結構その辺もキャリアが長いから、インタビューとかさ、それはウケるやんか。
好きなレコードを教えてくださいとか、ギターの話してくださいとか、それもすごい丁寧に絶対語ってくれる人で聞かれたら。
すごく丁寧にこれがすごいよくて、なんでこれがかっこいいかっていうと、みたいなのが、全然理論的ではないんやけど、グッと腰に来るギターがとかさ。
すごいさ、言ったら長嶋修行的な表現なんやけど、真摯に答えて、それを何の嘘もなく好きなものをかっこよく語るっていうのをOKにしてるっていうかさ。
12:01
本当に初めてギター手にした時みたいなように、ずっとレスポールカスタム69年使ってあったんやけど、そのギターの話って多分何万回と聞かれてるのに、
どのインタビューとかでもこのギター初めて出会った時みたいな話を何回でも本当にキラキラして語ったりとかする人で、
ロックンロールバンドの人ってこうあるべしだなーみたいな、かっこいいなー横浜さんみたいな感じで。
なんか形から入ってるとかじゃなくて、本当に好きから入ってるんやろうなってのがあるかもしれないですね、そこはね。
本当に好きで、それこそミッシェルの千葉とかもめちゃめちゃレコード好きで、結構あの人音楽の話してるのすごく好きなんだよね、レコードの話。
レコード番組とかもね、割と出てます。
そうそうそう、円化ビニール地獄っていう好きなレコードを紹介するコーナーとかもやってましたから。
千葉ちゃんがね、あの辺楽しそうに無邪気に音楽語るのはね、あれやっぱあゆかさんがいたからだと俺は思ってるし。
それを良しとする土壌があったからできてる。
なんかそんな中で、僕がちょうどシナロケとかを教えてもらって聴いてる時とかに、200CDロックンロールっていう200音楽書シリーズっていう、これ200CDテクノとか200CDヒップホップとかいろいろ出てたと思うんだけど。
200枚名盤を紹介するっていう。
でまあそれぞれ、確かに聴き口鳴る吉とかでもやってたと思うんだよな、ジャズとかで。
それぞれ割とそのジャンルのミュージシャンが文章を作って、1ページに1個CDのジャケットが載ってて、このCDは?みたいな紹介文がある。
いわゆるディスクガイド本の1つなんだけど。
これをもう僕はそのロックンロールバンド好きかもって時に読んでですね。
本当にめちゃめちゃ影響を受けましたね。
ディスクガイドってあんまり多分今の世代買う人少ないんじゃないかなと思うけど、僕らの世代、若い頃にどのディスクガイド買ったかってめちゃめちゃ大きいと思うんですよ。
今逆にサブスクがあって聴けるから、逆にディスクガイドの価値上がってる説みたいなのもあるんやけど。
ディスクガイド見てそれをすぐ聴けるからね、スマホで。
当時やっぱこの版が手に入れへんってことも多かったし、実際僕もこの200CDロックンロール読んで聴けたアルバムってやっぱ少ない、全然200枚聴けてないんやけど。
でもなんかこの本の何が良かったかって、明らかにあゆかさんは文章は書いてないんやから、語ったやつを文字に起こしてやってると思うやんか。
その構成とかはあったかもしれないんでは。
15:01
だから戻るような、長霜修行風っていうかさ、一切理論とかであんまり語ってないんやけど、でもあゆかさんが生き様でそのCDを紹介してて。
例えばラモンズのCDとか紹介してるんやけど、その辺とかってラモンズとかと一緒にライブとかもしてるから、ゼンザーとかでも出てるし。
そうなんや、すごいな。
ラモンズと出会った時の話とかをこの紹介のキャプションとして語ったりとかしてて、そこがまじで生き様でこの人音楽語ってるっていうのが。
そっか、ラモンズとあゆかさんって全然対等にやってる人なんだみたいなさ。
コステロとかもさ、有名なコステロが学生服着て日本でやったライブみたいなのがあるんやけど、その辺とかもその時の話とか。
あゆかさんのこれ初めて聞いた時は、エディ・コクランとかだったと思うんだけど、いやリトル・リッチャーだったかな。リトル・リッチャーとかなんかのショーがあるんだけど、聞いた時の衝撃みたいなのがすごい刻まれてたんやけど。
確かね、聞いた瞬間飛び上がって叫びたくなったみたいなことが書いてある。
こんな風に歌ってみたいと思ったみたいな。あえてこういう言い方をすると普通に中学生のエモーショナルな感想文みたいな文章なんやけど、それにうわそんなすげー音楽なんだと思って、リトル・リッチャーと借りてきて聞いたらあんまわからんみたいな。
悪いですねそれは。
あゆかは誠にやられてただけ。リトル・リッチャーというよりはそのあゆかは誠のキャプションのエモーショナルさにやられてるっていうだけで。
でもそれやからこそさ、わかるまで何回も聞こうと必死にさ、繰り返し聞いたりするっていう思いでもあるよな。
そうそう。そこはもうそのあゆかさんへの信頼があるから、あゆかさんがそう言ってるから聞かなあかんとかさ。
そのあたりはやっぱりその音楽ライターの人もすごいけど、ライターの人が書いてるレビューとかじゃなくて、プレイヤーの人が書いてるからこそっていうのはあるよね。僕もやっぱりやってる人らのインタビュー読んで影響を受けてる音楽とかをディグってたので。
そういうプレイヤーの人らが持ってる説得性っていうのは確実にある。
この28Dロックンロールも今これ手元にないんだけど、友達に貸しちゃってどっか行っちゃった系なんだけど。
あともう一個覚えてるでしょうで、あゆかさんがこのジェフ・ベッグを見ろみたいな感じで紹介してるのが、ミケランジェロ・アントニオーニの欲望っていう映画なんよ。
ジェフ・ベッグのかっこよさっていうのはもうここに詰まってるみたいな。
CDではなく映画。
欲望のジェフ・ベッグがギター壊すシーンが最高やけん見ろみたいなことが書いてあるわけ。
これもね、わからんながら、欲望って結構変な映画なんやけど。
18:04
それで途中で、ジェフ・ベッグが当時いたヤード・バーツってバンドに、マネージャーだったジミー・ペイジが当時入って、
ツインリード体制、ヤード・バーツのツインギター体制っていう、けおな時期があるんやけど、その時期にジェフ・ベッグがフューチャーされて。
ジミー・ペイジも映ってるけど、映画内のクラブでライブしてるシーンとしてね、やってるんやけど。
ジェフ・ベッグがアンプが調子悪くてガンガン鳴らして、そのギターバーンって壊すっていうシーンが映画の中であるんやけど。
俺は正直それがかっこいいとは全然思わへんかったけど。
客の雰囲気とかも最初棒立ちな感じやからさ。
そうそう、めちゃめちゃ冷めてるっていうさ、めっちゃ暑い戦争してるけどめっちゃ冷めてるっていうシーンやね。
で、ジェフ・ベッグがギター壊して、それを客の方に投げたら、めちゃめちゃ盛り上がるっていうさ、すごい変なシーンなんやけど。
そうですね、シュールですよね、なんか。
それはそれで、すごい新しい扉も開いてくれた。うわ、変な映画やけどなんか面白かったかもしれんみたいなさ。
映画側の扉も開かれた。
そうそう、で、そういう体験も相川さんにも教えてもらったんやけど。
ちょっとこれ話前後するんやけど、ヤードバースがギター壊してる時にやってる曲が、ストロールオンっていう曲なんやけど。
このイントロから、俺は、え、これレモンティーやなって思いながら見てる。え、レモンティー始まった?って思ったんやけど。
ヤードバースがレモンティーやってると思った。
でも英語で、レモンティーの英語版やってるみたいな。
逆輸入されたかと思った一瞬。
そうそうそう、思ってたら、モロにパクってるっていうだけなんやけど、シナロキがね。
リフがちょっと変わるとこまで全部一緒っていう。
なかなかこんな大胆なパクり方ないんやけど。
でもそれを自分の言ったらさ、ヒットソングみたいな、一番の有名曲の元ネタのシーンを普通にそうやって召喚してるっていうそのピュアさ。
これがかっこいいよねって言ってて。
俺らもそれはかっこいいからやるよっていうさ。
パクりっていう言葉が次元低く思えるっていうかさ。
かっこいいもんねあれみたいな。
普通そのヒット曲の元ネタを教えるなんて、ちょっとはばかられることもね。
そうそう、いやあれもかっこいいもんねっていうふうに普通にそれを紹介してるっていうそのピュアさみたいなのも、なんかすごい憧れる感じがあって。
あゆかさんのリフとかってすごいそういう、普通にこの200CDロックノールで紹介されてるやつ聞くと、あれこれ何々やなみたいな。
めちゃめちゃ出てくるリフ持ってきまくりやんっていうのは。
でも作曲見ても全部あゆかまことって書いてあるしなみたいなさ。
21:01
カバーじゃないしなみたいな。
でも実際そういうミュージシャンとか怒り合って、かっこいいよねみたいな感じで言い合ってる感じみたいなのも知ってるから。
だからああそっかあゆかさんは別にリフそのまま持ってきてもかっこいいし、別にいいもんね、かっこいいものだったら別にシェアしてもいいよねみたいな。
そういうサンプリング感覚みたいなのもちょっとそこで知ったとこもあったんやけど。
なるほどね、まあある意味真摯ですよね。自分のやっぱ好きで影響を受けてるものをそのまま開示するっていうことは。
でも当時その時あゆかさんも全然50代とかだけども、マジで初めて聞いた時の10代みたいなテンションで紹介してるからそれを。
なるほどなあ、それはほんまに真っ直ぐな人なんやろうな、ピュアな人なんやろうなって感じしますね。
いやこうなりてえなあみたいなさ、かっこよくて。
オープニングって言ったんですけど、僕14歳の時に地元のほうに来て、地元の先輩に連れられて、ライブ見てるんですよ、シナロケの。初めてプロのバンドライブ見て。
でも中学生だったけど、知り合いのお兄ちゃんが連れてってくれるから、もう夜遅くで、車でも1時間ぐらいかかる、地元って言ってもね、かかるとこでやってたんやけど。
で、夜にそういうライブハウスで、そんな煙とかもくもくのね、そんなめちゃめちゃでかいライブハウスでもないとこでやってくれてて。
まあすごいかっこよかった、やっぱそのかっこよかったってことしか覚えてないし、シーナ&ロケッツって自分の相川さんのパートナーであるシーナがボーカルなんだよね。
で、その時シーナ、タバコめちゃめちゃ吸ってる人で、もう正直声はね、だいぶしゃがれてて、あんまり歌えてなかったんやけど。
でもなんかすごい存在感あって、なんていうかな、孔子ともにパートナーだからシーナと相川さんが。4人のバンドなんだけど、なんていうかな、こう2人だけの世界観みたいな、すごいハッピーな世界観みたいなすごくて。
あるやん、それこそミック・ジャガー、キース・リーチャーズとかさ、ああいうボーカリストとギタリストのなんかあの、このすごい2人で一つ感みたいな。孔子ともにパートナーだからさ、だからその、例えばカートコバーンとコートニー・ラブとかさ、シドビシャスとナンシーとかってこういう感じだったんかなみたいなさ。
ほんま世界観みたいな、深海誠の映画みたいな、ほんまに。
ロックンロールのカップルっていうのを、しかもステージの上で見てるっていう。
見てて。
体験できないことですよね、確かにね。
見てて、世界観なのよ、もう深海誠みたいな感じになってんのよ。
すごくて、宇宙見てるみたいだって、すげえと思って。
14歳だし。
で、終わって、楽屋の方に兄ちゃんらが行くと、勢いで。
24:04
で、お前もついてこいよみたいな。
ついて行って。
なんか普通に入れて。
それで、奥に椎名と彩香さん座ってたんやけど、なんかほんまに、何回も言うけど、深海誠みたいなさ。
そこだけ宇宙ができちゃってて、誰も入られへん感じみたいなさ。
あって、二人で話してるとき。
なんかいろんなカップル見たことあるけどさ、14歳の頃に。
こんな宇宙になってる人初めてやんって、すごい思ったことを覚えてて。
で、それでちょろっと椎名が離れて、彩香さんになってみたいな感じだったけど、椎名、そのとき超機嫌悪くて。
離れた。
離れた。
その宇宙から出てきたのとめちゃめちゃ機嫌悪くて。
怖んみたいな。
何も喋ってないけどなんか機嫌悪いなっていう感じがあって。
でもちょっと離れて。
のときに隙に先輩と話しかけて、彩香さんも喋ってくれて。
ちょっとなんか飲もうみたいな感じで、そのまま先輩たちについて、そのバーカンの方に連れて行ってもらって。
俺、14歳なんで何もないんやけど、そのまま喋ってくれて。
で、椎名もさっきめちゃめちゃ機嫌悪かったなみたいな感じだったけど、俺らと彩香さんがワイワイ喋りだしたら、なんか認めてくれたんか。
急に、はーいみたいな感じで、ちょっと椎名も喋ってくれて。
さっきの10分前ぐらいめちゃめちゃ怖かったけど、急に彩香さんがオッケーなんやったらオッケーなんやみたいな。
この感じのロックバンド感っていうかさ。
それも最高で。
知らんし、大人の不良の女の人ってこんな感じなんやみたいなさ。
やっぱその2人のルールとか価値観みたいなものがあるんやなっていう。
その年齢で目の当たりにするっていうのはすごい経験ですよね。
ホットロードみたいだったかもしれない。ホットロードみたいだった。
ホットロードもほんま2人やもんな。
不良の。
ホットロードみたいだった。
そうそうそう、感じあって。
知らないろなあ。
で、いろいろ喋ってくれたんやけど、俺当時からほぼほぼ完成してるからあんま見た目変わらへんねんけど。
肌の感じが若いよねみたいな感じになって。
で、先輩がこいつマジで若いんすけど、音楽すごい好きで、友達いないんすよ一人も。
遊んでんすよみたいな感じでふざけてさ、言って。
そうなんですみたいなやったら、あゆかわさんがバッとちょっと思い出して泣きそう。
そんなに。
バッとさ、ライブハウスの人を指差して、こんなにいるのにって言って。
ああ、え、すご。それを忘れられんな。
27:06
そう。
こんなにいるやん、友達。
それがね、すごいね。
友達いないんすよって言ったら、あ、こんなにいるのにって言って。
すごいね。
なるほどな、その疲れる感じがしますね、心本当に。
本当にね、もうその一言しか話せてないし。
けどね、すごいね、覚えてるんだよな。
いやすごいな、でもやっぱそのライブ終わりに、少し話しただけでも魅了してしまうような人なんやな。
しかもなんかその、本質をついてるっていうか、そんなベタな言葉ではないけど、なんか気取ってる着飾った言葉とかって感じじゃないやん、それ。
慰めとかじゃなくてさ、すごく真っ直ぐ向き合ってるから出た言葉っていう感じがするし。
そう、そこがすごいね。その後、僕はまあ、それこそ20歳くらいまではライブを見たし、好きだったけど、
まあ、それも聞かなくなっちゃってね。全然ライブとかも行けずで、そこからは本当に行ってないけども、
でも当時なんか本当に本物の憧れの人が、まあ言ったら別に友達がおらんかったわけじゃないんやけど、
でも、同じようにロックが好きでみたいなことは、まあバンドもやりだすんだけど、俺の言ってることって当時誰も理解してくれへんかったし、
これがヤバいって言ったもん。全然伝わらんかったしさ。
で、変なやつっていうさ、よく俺が言うのがエリマキトカゲみたいなさ。
いや、このシナロケの曲ヤバいみたいなさ、思ってもなかなか伝われへんっていうか。
周りでみんなで聞いてるエルレガーデンとかワンプとかも、それはそれで好きだったけど、ちょっと違うもん、ちょっとしかも昔のもん好きになっちゃったから、
全然何これみたいなさ、いや古いなとかさ、いやなんか分からんなみたいな。
そういう意味では、ほんまに俺が好きなもんがそれでいいんかみたいな。ちょっとたまってんな、14歳ながらに。
30:08
周りと話が淡いし、どうしてもな、好きなもんとコミュニケーションツールとしての音楽どっちを取るかみたいな。
そういう意味っていうのはな、高校の頃に僕もめちゃくちゃありましたけど。
なんかでもそれが、早川さん多分そんなん分からへんけど、ちょっと喋っただけで、ずっと後ろについてる中学生やからさ。
そんなこと、ほんまに俺のために言ってくれたってわけじゃないと思うんだよな。
ほんまに一緒にライブして、こうやって喋ったんやから、こんなに好きな奴おるぞっていうことやったと思うんやけど、
でもなんか俺の中で、本当にこれをやってていいんかとか、悩むときがあるやん。
なんかそのときにすごい、あのときは床田さんが、こんなにいるのに?こんなにいるよ?みたいな感じだったと思う。こんなにいるのに?って言ってたから。
でこう、そんな100人もおらんライブハウスやけど、もう人なんてバッと見て、こんなにいるよって友達が。
うわすごいね、思い返して。
でもすごい経験ですよね、本当に。
でも本当に、それ連れてってくれた兄ちゃんらにも、すごい感謝してるし、
多分その彩川さんなんか全国、そんな奴らだらけやと思うね。
いろんな、それこそややこしい人とかが、もう、よかったですとか飲みましょうとかさ、
いろんなそういう人がいても、そういう人らに付き合う、すごい圧をさ、ステージに鳴らしてるけど、その同じくらい人のパワーで来る人とかいっぱいいると思うんだよな。
それをでも、あのときも50代だったと思うけど、その100で1人ずつこう返してるみたいなさ、もうすごいし。
さっき言ってる、距離が近いっていうことって、絶対にしんどくなってくると思うんですけど、だから距離空けるとかはあると思うんですよね、バンドとお客さんがね。
その距離を近いまま保ち続けてる人ってやっぱえげつないんやな、そう聞くと。
えげつないと思う。それでさ、自分の体はさ、衰えていくしさ、45歳と。
それでもライブハウスそんな回って全国。しかもそれを突き詰めて生きていけるみたいなんで、めちゃめちゃ俺の人生にとってはね、人生変わったと思うな。
33:08
ほんまその一発で変わったっていうか。
自分がステージで綾川さんとかを見た、いろんな音楽とか聞いたりとか、そういうことを含めて全部が説得性にもなってるわけじゃないですか、綾川さんの態度の。
だからその、表現し続けることってマジで大事なんやなと思うし。
こうやって配信してて、言葉に影響力みたいなのを感じるようにしてるっていうか、自分の中で。
自分の中でこう、俺の配信で言ったことがなんか人を変えちゃうかもしれへんっていう怖さはあるんだけども、でも多分やり続けたいし。
ポジティブな方にそういう、誰かにポジティブな方に良くなる方に変われるような一言が、
あの時の綾川さんみたいに言えるようになったらなっていうのは、目標としてあるかもしれんな。
言ってやるぞ的なわけじゃなくて、たぶんそのポロッと言ったことがたまたまそうなってるみたいな、そういうことをさらっと言えてる人間になりたいなっていう気分になるよね、やっぱそういうの聞いてたら。
だからほんまにもう日常の言葉遣いというか、ほんまにそれ、生き方がそのまま態度になっていってる人やからこその話やろうしな。
なんか続けてきた人やからこそそういうのがポロッと出るんやろうなと。
うん、セットグループっていうかね。
だからほんまに続けていった時になんか知らず知らずのうちにそうなってるんかもしれへんよね。
うーん、やっぱその生き様で語るっていうかね。
うーん、なんかそれはやっぱ続けることを続けなあかんなーみたいな。
14歳だからね。かっこいい大人を見ちゃったら。
うーん。
いやそりゃそうなりたいなって思って生きてるし。
そうやなー、それぐらいの時期に同様となったかって多分めちゃくちゃ重要。
どれだけその外の世界に連れて行ってくれる人がいるかっていうのも重要やし。
うーん、そうそうそう。
同じようにそこでさ、行くぞって言ってやってくれた兄ちゃんがおらへんかったらなかったし。
うーん、そうやなー。
なんかそういう年代ってやっぱ言葉がそういう人生の目標にも呪いにもなり得る年齢やからこそ。
36:01
うーん。
なんかやっぱりものすごい輝かしい思い出ですね。
うーん。
うーん、破壊力がある話ですねほんとに。
そうね。
うーん。
そうねー。
だからほんとに、まあショックでね、相川さんそれで俺が亡くなっちゃったから。
うーん。
うーん、まあ確かにね、僕の中にはそこで変わった何かがあって。
うーん。
なんかファンとしては、そういうふうな良いファンっていうかまあ、ライブ見たりとか趣味も変わっちゃったしさ。
うーん。
そこの変わったことは何も僕の中では否定してないんやけど。
うーん。
それは音の趣味が変わっただけだけど、マインドとかさ、そのもらったものはそのまま持ってるつもりでいるけど。
でも、なんかちょっと、うーん、なんかライブあんだけすごい、今振り返ったら人生変わった瞬間やったなーとか思うから。
うーん。
なんかもったいないことしたなーとはすごい思ってて。
もうちょっとこう30代になってからとかも見たかったなーって言っとけばよかったなーっていう。
あーそういうことねー。
うーん。
そこはなんか不義理じゃないけど、いやすごいでっかいもんもらってたやん俺みたいな。
なんかそこはちょっとそういう思いがあって。
もうなかなか今日、まあでもこの話するべきなんかどうなんかみたいな悩みながらでも言っときてなーと思って。
うん。
やったんやけど。
ねー。
うん。
なんかでもそういうことがあるから、なんかもうこういうことでみんな大人とかが言ってくるやんか会えなくなるよとか言っといたほうがいいとかさ。
まあよくある言葉ではありますけどね。
うーんっていうのをすごい痛感するなーっていうことを言ったらもしかしたらいいようになんか誰かもなるんちゃうかなーと思って。
なるほどねー。
うん。
そうだな、まあでもそのあっといたほうがいいよとかさ、恩返しは後悔、なんかできなくて後悔することとかあるよとかさ、あるけどここまで具体的なエピソードとかメッセージ性を持って語られることってないから、なんかこういうことで重要やなーと思うよね。
思い出込みでいやあっといたほうがいいよっていうことを言うっていうのは。
いや本当そう。
そのさあっといたほうがいいよってだけの言葉じゃ説得性がないというかわからんやんやっぱ。
でもこういうことがあるからっていうのをさ、まあやっぱこの何十分間に閉じ込めるっていうことが大事なんじゃないですかね。
うーん。
39:01
でも一生抱えるもんこれ。
そうやなー。
シナロケ好きやからさ、ちょくちょくなんかやっぱバックトゥーザ、相川誠みたいな感じで、ちょっと相川さんのギター聴いとくかみたいな感じでさ。
うーん。
聴くときとかあるんだけど。
でもここ最近はなくなっちゃったから。
うーん。
なんか死ぬわけないとか思ってたし。
うーん。
なんかそうね、想像頭の中にないよねあんまりそういうのが。
そうそうそう。
でも最近は意気込みやけど、なんか言っときゃよかったなーみたいな。
不義理な気持ちみたいになる、一生抱えることになるから。
そうですね。
うーん。
まあそんなとこでした。
というわけで心のすなじは引き続きお便りをお待ちしております。
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ということで、今回も聞いていただきましてありがとうございました。
しなろけはね、いいので。
ただちょっと入りが難しいところもあると思うんで。
最近エピソードのための音楽ってとこに一枚アルバムを貼ったりしてるんですけど、
それから聴いてみると今いいんじゃないのかなっていうやつを貼っておきますんで。
是非とも聴いてみてください。
ちなみに僕は有名ドリームから真空パック聴いてっていうめちゃめちゃベタな流れで入りましたけど。
いやー真空パックはね、真空パックでいいですからね。
でもそのシャークさんが言ってたのりがみたいなのはまた別のアルバムかもしれないですね。
それはね、あれは言ったら細野さん仕事だから。
また未来のロックンロール作ろうって言って作ったアルバムって言ってるからね。
ちょっとピコピコした音が入ってるね。
あれもいいよね。
はい。
それでは皆様ごきげんよう。
41:50

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