00:02
スピーカー 1
カランコローン、いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
この音声配信は、本好きな人たちがふらっと集まる喫茶店をコンセプトに、
店員3人組がゆるーく話して参ります。
ふと一息つきたいときに聞いてくださいね。
12月18日、第28回の配信です。
本日は、ソラヤンとナッシーでお届けします。
お願いします。
さて、クリスマスも1週間後に迫った今日この頃、
皆さんのお家のクリスマス模様はいかがでしょうか?
とはいえ、クリスマスっていうイベントをどう過ごすかという方針も、
ご家庭によってさまざまですよね。
私はキリスト教徒ではないので、
クリスマスに教会に行く恒例行事があったりはしません。
でも、クリスマスツリーはやっぱり目の端に入ると嬉しいし、
なんとなく飾り付けが華やかになっていく商業施設を見ると、
嬉しくなってしまう今日この頃です。
そう、ちなみに子供がいると、
さあプレゼント用意しなきゃ!というサンタギョンが出てくるのも、
この時期特有ですよね。
我が家の3歳の長女は、やっとサンタクロースという存在を理解できたようで、
11月の半ば頃から、サンタさんに何をもらうというのを会話の旅に行っておりました。
聞くたびに内容が変わるので、ついにパパが、
サンタさんに電話しちゃうから、これで決めてもいい?という見地を取った次第です。
おもしろいだろう?
スピーカー 2
おもしろい。
スピーカー 1
ソラヤンチのクリスマスはどんな感じ?
スピーカー 2
そうですね。やっぱりクリスマスは、コロナ前後で過ごし方がガラッと変わったなって思っていて、
この名前は都内のイルミネーション見に行くぞ!みたいな。
力男式を見に行ったりしていたんだよね。
ライオンキングとか。
スピーカー 1
ね、いいよね。力人とか。
スピーカー 2
だけどやっぱりコロナになって、おうちエンジョイしましょう!みたいな感じになってからは、
ひたすら家の装飾を充実させて、クリスマスの気持ちを高める、みたいなことをやってて。
で、一昨年、2メートルあるクリスマスツリーを買って、
で、それに何を飾るかを考えたりするのがすごい楽しい。
最初買った年は、悩みすぎて何も返す。
スピーカー 1
嘘?裸のクリスマスツリー?
スピーカー 2
あ、でも裸なんだけど、一応松ぼっくりがちょっとついているので、
03:02
スピーカー 2
裸なんだけど、クリスマス感はちょっとあるかな、みたいな。
ないよね?ない。ないんだけど。
スピーカー 1
ないね。悩みすぎたってさ。
スピーカー 2
でもなんかさ、結構さ、方向性あるじゃん。
ピンクのキラキラ系なのか、青のちょっとオシャレ系なのか、
それとも赤のアットホーム系なのか、わが家は決められなくてさ。
スピーカー 1
そうなんだ。
スピーカー 2
裸のクリスマスツリーを一昨年は眺め、
で、去年、さすがりさって、
スピーカー 1
うちの旦那さんがいくつかこしらえて、30%ぐらいついた。
でも30%だよ。
スピーカー 2
そう、まだね、ちょっと少ないかな、みたいな感じ。
スピーカー 1
ちなみに結局どの系統に収まったの?今のところは。
スピーカー 2
羊毛フェルトのぬいぐるみみたいなやつをいくつか買ってきて、
ちょっと可愛らしい雰囲気になった。
で、あの、大きなクリスマスツリーを家に置くのが、
スピーカー 1
もうちっちゃい頃から憧れだったんだよね。
スピーカー 2
友達家とかにすごい大きいのとかあって、
スピーカー 1
うわー、いいなーってなったので、買ったよね。
なるほどね。
いや、でもそれは確かに見てみたいね。
スピーカー 2
来て、遊びに来て遊びに来て。
スピーカー 1
行きたい行きたい。
スピーカー 2
でもまあ、結構もうコロナ前に生活は戻ってきたから、
舞台芸術を見に行くクリスマスもいいなと思ってて、
くるみ割り人形のバレエをね、見に行きたいんだよねって思ってます。
スピーカー 1
くるみ割り人形だよね、やっぱりクリスマスのバレエって。
スピーカー 2
やっぱそうだよね。
スピーカー 1
もうあの曲を聴くだけでテンションが上がって、
スピーカー 2
もう目の前がクリスマスってなるよね。
スピーカー 1
いやー、クリスマスしてますね。
スピーカー 2
クリスマスしてるでしょ。
スピーカー 1
みんなクリスマスしようだって、1ヶ月しかないんだもん。
はい、というそんな1ヶ月しかないこのクリスマス期間を、
存分に盛り上げる今月のテーマはプレゼント。
スピーカー 2
そして今日のきさくろでは、ブックサンタを紹介していこうと思います。
スピーカー 1
はい、唐突に出てきたこのブックサンタ。
まずはホームページから引用した紹介文を読み上げますね。
ブックサンタは、NPO法人チャリティーサンタが、
全国の大変な境遇に置かれた子どもたちに本を贈るため、
2017年に書店と連携してスタートした社会貢献プロジェクトです。
本を贈りたいと思った人が本を買うと、
チャリティーサンタをはじめとした全国数百のNPOを通じて、
子どもたちへ本のプレゼントが届きます。
というわけで、このチャリティーサンタが運営する、
絵本や自動車をプレゼントする企画が、ブックサンタです。
06:03
スピーカー 1
実は、私、友人が何人か、このチャリティーサンタに参加したことがある人がいて、
すごい素敵な活動だなと、前から思っていました。
スピーカー 2
チャリティーサンタってさ、サンタさんがやってくるんだよね。
スピーカー 1
そうそう、本当に友人はサンタさんになる講習とかも受けたって言ってた。
チャリティーサンタの方にお願いをすると、
サンタさんが家にやってくるようなイベントを発生させてくれるんだけど、
私の友人はそのサンタさんになる役を実際にやってて、
チャリティーサンタ仲間みたいなのができたっていう話をしてたかな。
スピーカー 2
このチャリティーサンタ自体も結構素敵な取り組みだよね。
スピーカー 1
そうそうそう。
えっ、なんかそれ私もやってみたいってすごい思ったんだけど、
ちょうどそのタイミングぐらいで結婚したんだったか何だったかで、
タイミングを意思した感じだよね。
やってみたいなって思ったタイミングでちょっと結婚して、
なんか自分のプライベートがバタバタしてみたいな状態になって、
すっかり忘れていたらまさかそらやんがそんな企画を教えてくれて、
スピーカー 2
まさかしかもそれがチャリティーサンタと繋がってるなんてって思って、
スピーカー 1
そのサンタになるってことはちょっと今難しいなって思ってたから。
スピーカー 2
そうね。整合性がだってさ、電話までかけてるからね、なしではすでに。
スピーカー 1
そうそうそう。だからなんか、私がサンタになっちゃったらちょっとダメだなとか思って。
スピーカー 2
難しい。
スピーカー 1
そう、みんなで参加できたらいいなと思って、
キサクロの制作用スラックメンバーにも紹介した次第です。
でもそらやんは一体どこで知ったんですか?
そもそもどうして参加しようと思ったんですか?
スピーカー 2
私はよく行く本屋さんがブックサンタ始めたんだよね。
それで知った。めちゃくちゃいいじゃんって思って。
なんかやっぱ私にとっても、もうこの話多分何度も何度もすると思うんですけど、
私にとって結構本って自分にとっていろいろな困難の突破口になるものだなっていうふうに思ってて、
もしそれが他の誰かにもそういう恩恵があるんだったら、
もう一人でもその経験を多くの人にしてほしいっていう気持ちがずっとあって、
それで今の仕事もしてるし、
こういうキサクロでこの本めっちゃいいよとかって言ってるおばさんになってしまったんだけど、
図書館って新刊はなかなか入ってこないから、
だからこの企画で少しでも力になれたらいいなっていうのが思ってるっていう感じです。
で、話は変わるんだけど、
サスペンレットコーヒーっていう文化っていうか、
ちょっとしたシステムなしは知ってます?
スピーカー 1
知ってる?
いや、ちょっとまずサスペンレットがどういう綴りかもちょっと今思いつかないなって思って聞いてました。
09:05
スピーカー 1
すいません。
スピーカー 2
サスペンレットって保留っていう意味で、
保留コーヒー、直訳すると保留コーヒーなんだけど、
スピーカー 1
これ2杯分コーヒーを頼んで、そのうち1杯を保留状態にしておく。
スピーカー 2
保留にされている1杯は誰でも飲むことができるっていうイタリア発祥のコーヒーお裾分けシステムがあって、
イタリア発祥だから本当はイタリア語なんだけどね。
英霊でも流行ったから英語になって日本にやってきたんだけど、
その当時イタリアで結構経済的に厳しくて失業者があふれた時に、
少しでも1杯のコーヒーで心を温めてほしいっていうふうに思った人が始めたみたいな感じで、
そういう雑用がありましてですね。
スピーカー 1
ここで雑用を持ってきましたか。
スピーカー 2
で、私これの方言をいつかやりたいなとかって思ったりしてて、
スピーカー 1
私にとっては本は、前言ってた通り特に文庫版はコンビニスイーツだから、
スピーカー 2
コンビニスイーツ2つ買うぐらいの気持ちで気軽に本を送り合う文化があったら、
みんなハッピーでいいなっていうふうに思ってて、
なのでブックさんとはすごいモチベーションがあるんです。
スピーカー 1
なるほどね。
でもすごい結構初期の頃からこの企画を知ってたっていうことだよね、ソライオンは。
スピーカー 2
そう、でもそれはもう本当たまたま私がよく行く本屋さんでやってくれたっていうのがあるから、
ありがたい、でかいよね。
スピーカー 1
そういう導入部分もしっかり話したところで、
早速、ブックサンタに送りたい本を紹介しようと思います。
で、このブックサンタ、ホームページとかも行ってもらうと分かるんですけれど、
いろいろな本の送り方を選べるんですよね。
スピーカー 2
選べます。
スピーカー 1
書店で購入した本とか、オンラインで選べる本っていろんなパターンがあって、
私はちょっといろいろ見てみたんですけど、
さすがにね、本もね、世に流通するすべての本というわけにはいかず。
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
なので、今回私はこのブックサンタに送りたいと思った本っていう形で、
寄贈したしないにかかわらず、ご紹介させていただきたいと思いますという前置きだけさせてください。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ということで、私は3冊紹介したいと思います。
スピーカー 2
すごい、3冊もあるのめっちゃ嬉しい。
スピーカー 1
でしょ、面白い。
ちょうどそのすごい悩んだけど、
いやでもだからなんかいろんな年齢層に向けてとか考えた結果、
この3冊にまとまりました。
まず幼児向けに、妹陽子さんの十二支の始まり。
小学校低学年向けに、吉武鑫介さんのそれしかないわけないでしょう。
小学校高学年から中学生向けに、
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの魔法使いハウルと火の悪魔を送りたいと思います。
12:07
スピーカー 1
ではまず1冊目、十二支の始まりですが、
こちら、皆さんこの話ご存じですか?
ネ、ウシ、トラとトシを動物になぞらえて、
私たち新年で数えていますが、
この動物、タツなどの想像上の動物も入ってくるのに、
なぜか身近な猫がいない。
そのわけを教えてくれる物語です。
このお話を知った時に、決まり事の裏側には、
物語があるのかもしれないと思って、
とてもワクワクしたのを覚えています。
そんな気持ちになってもらえたらいいなと思い、この本を送ります。
スピーカー 2
いいね。すぐさ、お正月来るじゃん。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
年賀状とかさ、あるし、
何年かしたみたいな感じでさ、世の中がやってくる前に、
これを読んで、へーってなって、
そもそもね、これ十二支っていうものを知る子たちもね、いるかもしれないから、
めっちゃいいね。
スピーカー 1
そうなの。本当に私はこの話を知った時に、
だから、ネズミって猫に追いかけられてるんだ、とかって思って、
そういう敵対関係とかって、こういう理由があるんだな、みたいなのが、
本当のこととして信じられたんだよね、その時。
もちろん後から考えたら、もしかしたら作り話だったのかもしれないなって思うし、
へー、そういうこともあるんだなっていうことを、
でもすごく考えられたんだよね、っていう記憶が思い返されました、っていう感じです。
はい、で、2冊目の、それしかないわけないでしょう、は、
本屋さんで目があって、ビビッときたので、これを選んでしまいました。
吉竹鑫介さんの本は、なんかメッセージ性が高いものが多くて、
大人が読んでも面白いなと思っているんですけれど、
この本では、主人公の女の子が、お兄ちゃんに、
未来の地球は大変だって言われて、すごく心配になってしまうのだけれど、
お家に帰って、おばあちゃんと話すことで、
いや、そんな、それしかないわけないじゃん。
それ以外の未来を想像できるようになるっていうお話です。
で、しかも、なんかその女の子が考える未来の様子だから、
突拍子もないような、それでいて、くすっと笑える面白い未来が含まれてたりして、
そういうふうに、いろんな選択肢を考えられるのって、いいなって思ったし、
オチも秀逸だったよ。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
そう、最後そうやってまとまるんだっていうところが、
小学校低学年に刺さらないかなって思って、選びました。
スピーカー 2
いやー、吉竹鑫介さんの絵本、うちのメイコも、もうちっちゃい頃から大好き。
15:05
スピーカー 2
私も一緒になって読んだもん。
スピーカー 1
大人が読んでも、やっぱり面白いよね。
スピーカー 2
タイトルがいいね。
それしかないわけない。
スピーカー 1
それしかないわけないでしょう。
それがね、結構決め台詞になって出てくるから。
スピーカー 2
なるほどな。
スピーカー 1
いい本でしたよ。
はい、そして最後に、魔法使いハウルと火の悪魔という本は、
ジブリのハウルの動く城の原作になった本です。
そしてこの本は、私もクリスマスプレゼントとして送ってもらった本です。
この本は、魔法が存在するインガリー国を舞台としたファンタジーです。
主人公ソフィーは3姉妹の長女。
おとき話では、3人兄弟が運試しに出れば、長男長女は失敗するのがセオリーなので、
妹たちは修行のために外に出されたりするんだけれど、
ソフィー自身は実家の坊主屋を継ぐことになり、毎日悪せく働いています。
ソフィーはそんな毎日をつまらないと思っていましたが、
自分でその状況を変えようと動くことはできませんでした。
ところがある日、荒れ地の魔女が店を訪れ、
突然魔法をかけて、ソフィーを90歳のおばあさんに変えてしまいます。
このままここにはいられないと思ったソフィーが転がり込んだのは、
変人と名高い魔法使いハウルの城だった、というのがこの本の始まりとなります。
私自身も長女だから、本や物語を読むたびに、
だいたい、3匹の小豚とかで、お兄ちゃんが失敗して、弟が大成功してるじゃんってことに気づいて、
釈然としない気持ちを持っていたんだよね。
スピーカー 2
なんで弟が一番下が成功するんだろうな、みたいな。
スピーカー 1
ファーストペンギンをやらされる。
一番最初にね、人生を経験するくせにそれを見てしめしめと思った妹や弟たちが、
うまくやっていくって、ちょっとなんかずるくない?みたいな気持ちもあったんだけど、
で、そう、まさに主人公のソフィーがそんな気持ちでいるっていうことに、
とても共感して、あ、そう、私もわかるよ、ソフィー、みたいな気持ちで、
すごい応援する気持ちになったっていうのと、
この本の中で、お姉ちゃんは失敗するっていうセオリーに反発する気概もなかったソフィーが、
おばあちゃんになったことで、じゃあ自分のやりたいようにやっちゃおうかなと思い切って、
行動するようになる姿が、とっても素敵だなと思いました。
お姉ちゃんって言うだけで、親の言う通りにやらなきゃなと思っていたり、
18:04
スピーカー 1
責任感とかで身動きが取れなくなっていたソフィーは、
逆にこの魔法のおかげで、自分のやりたいようにできるようになっていきます。
90歳の老婆に変えられるっていうのが、ただその事実だけを聞くと、
まあ割と悲劇だと思うんですけれど、
ソフィーはこの魔法のおかげで、こういったしがらみから自由になるんですよね。
ここまで聞いて、あれ、なんかジブリのハウルと違うぞと思った人は、
ぜひ本を読んでみてください。
私は声を台にして言いたい。
この物語はソフィーが主役なんだよ。
スピーカー 2
でもジブリのハウルもまた別の物語として好きです。
スピーカー 1
熱く語ってしまいました。
スピーカー 2
我々、同世代だもんね。
スピーカー 1
この本がめちゃくちゃ大流行りして、
スピーカー 2
で、その後ジブリの映画が出たよね。
どれもチョイスが素敵。
スピーカー 1
そんなソラヤンの本は?
スピーカー 2
はい、いっぱい本紹介してもらえてめっちゃ嬉しくて、
私はですね、私自身もこの1年の中で読んだ本で一番いいなって思った、
村上正文さんのあの子の秘密っていう小説を送ります。
送りますになっているのは、
先週その本屋に行ったら、
この本で2019年間だからちょっと無くて、
スピーカー 1
取り寄せ状態で、
スピーカー 2
と、ブックサンタは取り寄せして間に合えば送れるらしいっていうことも知りました。
ブックサンタって割と絵本は充実していて、
小学生向けの本が少なめになりがちっていうふうにポスターに書いてあって、
へーって思って。
で、これはどんな話かと言いますと、
2人の女の子が主人公で、
小学校6年生の女の子、さよこちゃんっていう女の子には誰にも言えない秘密があって、
それを理由に学校で孤高の存在なんだよね。
もう誰にも興味を持たないみたい。
そのさよこちゃんのクラスにアクルちゃんっていう女の子が転校してきて、
この子はもうさよこちゃんとは正反対で、
誰とでも仲良くなれる力があるんだよね。
でもこの子にもまた誰にも言えない秘密があって、
さよこちゃんとアクルちゃんっていう、
どう考えても仲良くなれなさそうな2人が、
でもそれぞれの秘密をきっかけに、
さよこちゃんがアクルちゃんにとある頼み事をすることになって、
その秘密を理由に。
21:01
スピーカー 2
この頼み事が2人の大きな冒険に繋がっていくっていう小説で、
この2人の秘密一体何なのって話なんだけど、
結構序盤で暗示されるから、そんなにネタバレにはならないんだけど、
まあ読んでもらえたら嬉しいなと思って言わないんですけど、
それぞれ心にまつわる秘密なんだよね。
心。それぞれの。
その2人の冒険というか、2人の交流を通じて、
心って何だろうとか、周りの人の気持ちって何だろうっていうことを、
主人公たちもちゃんと考えるし、
読み手も考えさせられるシーンが何度も何度もあるみたいな。
心への作者の寄り添い方みたいなのがとってもあったかくて、
寒い冬に読むとボカボカするなって思って、
送ろうと思って取り寄せています。
村上和咲美さんの作品、他のやつもすごいめちゃくちゃ良くて、
どれもめちゃくちゃいい。
スピーカー 1
でもなんかあれだね、
さよかちゃんはさ、絶対に友達作りませんのキャラなのに、
その秘密をあくるちゃんとは共有するんだよね。
スピーカー 2
そう。とあるきっかけで、
2人ともその秘密があれ?みたいな。
スピーカー 1
でも確かにあれだね、ちょうど小学生ぐらいって、
スピーカー 2
内緒話とかもさ、できるじゃん。
スピーカー 1
秘密ってこう、これとこれは2人の秘密ねってのは、
ちょっと嬉しいことだったりするじゃん。
スピーカー 2
ね、そう、絆にもなったりするから。
いろんな人間関係がだんだん複雑になってきたぞ、みたいな。
そうそうそう、そういう時に、
心って何だろうっていうふうにね、思ってもらえると思う。
スピーカー 1
いいね、そういうふうに気づいてもらえるといいね。
スピーカー 2
いいね。
スピーカー 1
そう、そしてあと一つ。
キサクロ製作スラックより、イズミンから寄贈本を紹介してもらったので、
こちらも紹介しようと思います。
スピーカー 2
めっちゃ嬉しい。
スピーカー 1
今日本屋さんでブックサンタ送ってみました。
小学校高学年ぐらいの方を想定して、
東米ヤンソンの楽しいムーミン一家をセレクトしてみたよ。
ムーミンシリーズは、出てくるキャラクターがみんなちょっと風変わりで、
個性豊かなところが魅力的。
もし大変な状況にいるお子さんが、今狭い世界で生きているとしたら、
ムーミンの本を読んで、くすっと笑いながら、
この世界にはいろいろな価値観を持った人がいるのかもしれないな、
とちょっと前向きな気持ちになれるのでは?と思って選んでみました。
でも家に帰ってから、他にも図鑑とか漫画とかもいいな、と気になっているので、
2冊目以降も検討中です。
笑いどのことです?
ムーミンをチョイスしたミズニンは素敵だね。
24:08
スピーカー 1
ソラヤンのテンションが爆上がりしております。
スピーカー 2
東海オンエアさんは、やっぱりそういうふうに、
子供たちに自由な気持ちでのびのびと生きていってほしいっていう信念のもとを書き続けてるじゃん。
スピーカー 1
もうそれをちゃんとイズミは受け取って、それを象徴してるんだもんね。
どうしたの今日?ソラヤンめっちゃ象徴って言うじゃん。
スピーカー 2
象徴で始まってるから、やっぱさ。
スピーカー 1
ブレイディストリーをちゃんとね、めっちゃいいな。
でもさ、私さ、ムーミンってさ、キャラクターさ、
ミーっていうさ、ちょっと意地悪なこととかって、
なんかね、ちょっとキャラクターとかも裏覚えで、
え、実は私あんまちゃんとムーミン読んでないかもって思ったから、逆に私もこれ読みたいって思った。
スピーカー 2
このね、ムーミンダニの秘密っていう本があって、
ムーミン、そのムーミンたちの女の子たちはどういう価値観で、
どういう信念のもとを生きていたんでしょうかみたいな解説本があって、
それすっごい面白いから、それも合わせて読むと、
あ、なるほど、パパってそういうことを描くための存在だったんだとか、
トービアンソンが描きたかった世界から描きたい思想、信念みたいなものが、
ムーミンのキャラクターたちにどのように反映されていて、
だからこのストーリーではこういうふうになってるみたいな解説本なんだけど、
非常にこれもまた面白い本なので。
スピーカー 1
へぇー。
スピーカー 2
いやー、いいね。
スピーカー 1
みずみんには紹介ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとう。めっちゃ嬉しいなぁ。
スピーカー 1
今年のこのブックサンタの企画は、24日、今週土曜日まで受付なので、
スピーカー 2
まだいける。
スピーカー 1
もしこのラジオを聞いて、私も送りたいと思ってくださった方は、
ぜひ参加してみてください。
あなたも誰かのサンタクロースになれる、このきっかけをぜひ楽しんでくださいね。
というわけで、ここまででトークテーマは終了ですが、
きさくろでは、いつでもお便りを大募集しています。
トークのご感想や本にまつわるお悩みなどを、ぜひご投稿ください。
ポッドキャストやノートにお便り投稿フォームのリンクをご用意しておりますので、
そちらからご投函いただけると嬉しいです。
今後も喫茶クロスロードは、毎週月曜日と木曜日、夜21時よりゆるゆる営業していきます。
本日はお越しいただき、ありがとうございました。
またお待ちしております。
バイバイ。