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2024-08-05 17:15

#58 哲学シリーズ第3回だよ!愛と勇気といえば…

哲学シリーズ第3回!/「アンパンマン」に込められたやなせたかしさんの「愛と勇気」への想いに触れてみよう


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00:01
スピーカー 1
カランコローン、いらっしゃいませ。喫茶クロスロードへようこそ。
この音声配信は、本好きな人たちがふらっと集まり、みんなが友達になれる喫茶店をコンセプトに、店員3人組がゆるーく話してまいります。
8月5日、第58回の配信です。
今日は、なっしーとゆうこりんでお送りいたします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 1
さて今日は、哲学シリーズ第3回。
哲学シリーズとは、日常生活であまり考えないようなことを、
本を軸に、このキサクロでちょっとゆっくり考えてみようという回です。
本を紹介するんですけど、その本をベースにちょっと思考を広げてみる。
その対話を楽しめる時間にしたいんだよね、ゆうこりん。
スピーカー 2
そうだよ。哲学しようよ。
スピーカー 1
哲学したいぜ。
そんな、ゆうこりんが持ってきてくれて始まった、愛というテーマ、おさらいがてだ。
今までの過去2回を、ざっと振り返ってみようと思います。
いや、結構ね、いい話してきたと思ってるよ、私。
ただのリスナーとして聞いてる感じですけど。
まずゆうこりんさ、第1回でさ、自分の目の前の人や家族について、
なんか、嫌われる勇気っていう本をベースに、
存在することそのものが愛、みたいなことを話してくれたじゃん。
あれ、今振り返ってどうよ?やっぱり今でもそう思ってる?
スピーカー 2
思ってる、思ってる。思ってるんだけど、その存在への感謝というか、
なんか、いてくれてありがとうっていう思いが、愛だなって思うんだけど、
いてくれるのって、家族とか当たり前すぎて、忘れがちとは思う。
スピーカー 1
まあ、そうだよね。当たり前すぎると、それがね、デフォルトになっちゃうからね。
デフォルトになると人は忘れがち、みたいなことも気づかせてくれたっていうことだね。
で、その次、第2回でトライアンが、
リタ、ケア、キズの倫理学という本をベースに、
愛の中でもケアやリタ行為についての話をしてくれました。
この時って対象者は、たぶん自分の周りの人や、
ケア行為が行き届く範囲の人っていうことで、
2人で考えてくれたと思うんだよね。
私は3回目にして、一応最終回の、今回愛というテーマの回なんで、
その愛の対象者ってどこまで広げられるのかな、みたいな。
ゆう子にも、本当に家族とかそういうところで考えてくれたし、
それはもうケア行為が届く人、みたいなことで考えてくれたから、
03:00
スピーカー 1
その対象者をもっと、あまねく他の人たちまで広げられるのか、
みたいなことも考えられる。
自分とは直接関わりがない人にも与えられる愛って何なんだろう、
みたいなことを考えて、
その愛をどこまで広げられるか、ということを考えたんですけど、
壮大な感じになったでしょ。
スピーカー 2
壮大。
スピーカー 1
そう、壮大じゃん。
でも、私たちは日常でそんなことを考えることもあんまないし、
実際に行動する機会もあんまりないんだろうなって思っているわけで、
そこで今回は本の想像力を借りようと思いまして、
私は一人の国民的人気ヒーローを軸に、
愛について考えてみようと思っていました。
スピーカー 2
おお、誰だそれは。
スピーカー 1
そのヒーローの名前は、アンパンマンということで、
みんな親は柳瀬たかしさん。
今日紹介するのは、柳瀬たかしさんのエッセイ、
私が正義について語るなら、という本です。
いくよゆっくり。
スピーカー 2
アンパンマン出ましたね。
スピーカー 1
出ますよ。
スピーカー 2
うちのね、2歳の娘がめっちゃはまってて、
毎日アンパンマン書いてるよ。
スピーカー 1
すごい、書けるんだ。
スピーカー 2
紙とペンとか持ってきて、アンパンマンアンパンマンって言うから、
毎日書いてる。
スピーカー 1
ゆうこりんがね、ゆうこりんがアンパンマン書いてる。
スピーカー 2
私が書いてる。
まーるかーいてーとか言いながら。
ちゃんと描きうたもあるのがアンパンマンですからね。
ちょっと前に、柳瀬たかしさんの生涯を語るポッドキャストを聞いて、
やっぱ戦争経験っていうのは、深く影響してるんだなーって思ってる。
スピーカー 1
そのポッドキャストでもね、そういう話が出てきたよってことだよね。
スピーカー 2
そうそうそう、そういうの聞いて。
スピーカー 1
ゆうこりん、いい前振りをありがとうということで、
実は今日この本を取り上げようと思ったのも、
この本の中にこういう文章があったので、
ちょっとそれを読み上げたいと思います。
正義はある日突然逆転する。
逆転しない正義は献身と愛です。
で、この2文の中に、柳瀬さんはきっと戦争を経験して、
まさに美を持って、正義を軸にたぶん戦ってきた柳瀬さんも、
その正義自体はいかにあやふやなものだったのか、みたいなことを経験してさ、
それでも変わらないものって一体何なんだろうっていうことを考えて出たのが、
逆転しない正義は献身と愛っていう結論なのかなって私は思ってて、
柳瀬さんが生涯をかけた作品、たくさん作品を出されている作家さんでもあるんですけれど、
06:05
スピーカー 1
逆転しない正義っていうのをベースに描かれてるなって思うと、
やっぱりアンパンマンって献身と愛の物語なんだろうなって思って、
そこに愛はあるじゃん。
スピーカー 2
それが愛なんだね。
スピーカー 1
だからちょっと今日この本を持ってきたかったっていう感じになっております。
スピーカー 2
ねえ、戦争って正義を振りかざすわけだけど、
どなたかの名言で、正義の反対は別の正義みたいな言葉あるじゃん。
なんかね、逆転しない正義って結構注意深く考えないと難しいなと思ってて、
アンパンマンの正義は、そのとてつもなくお腹が空いている人に身を削って食べ物をあげること?
スピーカー 1
うん、そうだね。
スピーカー 2
献身だし、愛みたいな話をさっき言ったポッドキャストでもしてたんだけど、
でもさ、前回のトライアントの愛の話でさ、めっちゃダイエットしてお腹空いてる人だから、
それデバフになっちゃうかもみたいな話もあって、
でも、相手のことにめちゃくちゃ寄り添っていれば、本当にダイエットして食べたくないのか、
本当に何か困ってお腹が空いているのかとかは、見えてくるだろうから、
やっぱ献身と愛みたいなものは、逆転しない正義なのかなとは思ってるよ。
スピーカー 1
でもそう、やっぱりそこでみんなには注意してほしいなって思ったのは、
これは柳瀬さんが考えた正義の形であって、万人に通用するわけではないっていうのは本当に、
今言った、ダイエットする人にアンパンあげても喜ばないみたいな話もあるからっていうところは、
すごくやっぱり注意して考えなきゃいけないけど、
でも、一つその答えを軸に話を議論していくのは面白そうじゃんっていうところと、
やっぱり私はそこに結構賛同するというか、やっぱりその気持ちというか、
柳瀬さんが生涯かけて出した作品にはそういうものがやっぱり、
どの作品にもあるんだなってことがすごいいいなって思ってて、
そういう視点で、一意見としてでもあるけれど、聞いてほしいなって思ってる感じです。
そんな感じで、アンパンマンの話から始めていきたいと思うんですけど、
ちなみに私なし、小さい頃からアンパンマンが大好きでございます。
もう本当に辻金入りで、風邪をひいたときに家に行ってさ、暇じゃん。
まで見るビデオは大体アンパンマンみたいな。
09:02
スピーカー 1
小3くらいまでずっとアンパンマン見てましたみたいな。
結構多分ファン、子供の年差、アンパンマン好きな子は多いと思うけど、
小学校、低学年まで見てたっていう意味では、
結構アンパンマン好き、好き時間が長かったタイプのアンパンマンファンですっていうことで。
あと今日紹介する本は、柳瀬さんが正義について語ってほしいっていうインタビューを
申し込まれたことがきっかけにできたエッセイなんだよね。
この本は三部構成で、アンパンマンを主軸に正義について柳瀬さんが考えてきたことを語る第一章。
第一章で語ってくれた正義の形に行き着いた理由を柳瀬さんの生涯から紐解いてくれる第二章。
ここが過去編みたいな感じですね。柳瀬さんの生涯の過去が明かされる感じです。
そして最後、正義の戦い方っていうのを示す第三章っていう風になっています。
特に第三章が一章と二章の流れを受けて、では私たちはどうしていくべきなのかっていう考察を柳瀬さん自身がしてくれてて、
この中に柳瀬さんの考える愛の形があるので、
今日はこの哲学会なので、その第三章を厚めに取り上げたいと思っています。
とはいえ、この本は第一章でね、
あのアンパンマンがどうやって、どう考えて作られたのかっていう部分もすごく面白くて、
アンパンマンの物語の中でさ、アンパンマンって太陽みたいな存在だよねみたいな、
柳瀬さんもさ、本の中で、モテるかモテないかで言ったらモテるタイプだと思うんだけど、
やっぱりアンパンマンっていう存在はさ、中心に据えられたヒーローって感じが物語の中でするなって思ってて、
アンパンマンの軸があるから物語が引き立つよっていう構成にはなっているんですけど、
さてそこでバイキンマンですよ。バイキンマンってさ、アンパンマンの敵役じゃん。
敵とか書いて敵役じゃん。だからこう、対極の存在じゃん。アンパンに対してバイキンだからさ。
食品的にも敵役ですよ本当に。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
と思って。でもそのバイキンマンってさ、悪いやつなんだけど、悪いやつだし、やっつけられる対象なんだけど、
このいたずらの中に、いたずらをして何かを問題を起こして、それをアンパンチで解決するっていうのが一番王道のストーリーだとしたら、
バイキンマンがいたずらをしても怒らない人とか、何をしても許してくれる人みたいなキャラクターもたまに登場して、
バイキンマンのいたずらをいたずらと受け取ってくれないみたいな。
12:00
スピーカー 1
なんかそういうキャラクターが出てくるとうまくいかないというか、いたずらができないんだよね。
いたずらが成立しないし、なんかもうこの人にはいたずらするのやーみよって気分が下がっちゃうこともあるし、
逆になんかちょっと改心して、じゃあまあ今日はいたずらやめようかなみたいな感じになっちゃうみたいな。
バイキンマンが出てくる回もあって。
やっぱ私バイキンマンはそのいたずら思いっきりできるし、そのアイデアマンみたいなところもすごくいいなって思う一方で、
ちょっと優しく接するられたりとか、あとこう、まあね、あんたのいたずらも受け止めるよみたいな人に会っちゃうと、
いたずらしたくなくなっちゃうみたいな、ちょっと可愛いさ、いたずらなんか緊張みたいなところがさ、
すごい可愛いなって思ってて、そういう性分もすごい好きだなって思っていて、
やなせさん自身はどうしてそういうバイキンマンに描いたかっていうと、
悪者は最初から最後まで完全に悪いやつではありませんよみたいな。
だから、なんかこう悪いけどどこか憎めないやつみたいなのが、私の好きなバイキンマンだなって思って、
今バイキンマン愛をめっちゃ語ったっていう感じです。
スピーカー 2
いやー、そういうふうに語られると、すごいバイキンマンが可愛く思えてきた。
スピーカー 1
でしょ?バイキンマン可愛いんだよ。
スピーカー 2
一生懸命なだけな気がするね、なんか自分が信じる道に。
そうだね、アンパンマンを倒すっていう目標があるから、それに向かっていろんな試行錯誤をするっていうことに一生懸命なのがバイキンマンだよね、たぶん。
スピーカー 1
やっぱロールパンナちゃんとかさ、出てくるけどさ、あれもなんか悪い心といい心があってみたいな、
でも人間なんかどっちの気持ちもあるでしょみたいな、
この、なんだろうね、両方持ってる感じとか。
でもさ、アンパンマンってさ、絶対にさ悪いとこないじゃん、なぜか。
スピーカー 2
おー、そっか、そうだね。
スピーカー 1
アンパンマンがいたずらするとかさ、アンパンマンが今日パトロールやめたとか言ってること絶対ないじゃん。
アンパンマンはあくまで本当に中心にある軸で、他のキャラクターには結構人間味があるけど、
アンパンマンだけは本当に究極にヒーローなんだなって思ってた、私。
スピーカー 2
この構成すげーなーって思うんだよね。
そっかー、そう言われてみれば、ほんとだね。
スピーカー 1
わかる?でしょ?アンパンマンだけ唯一そういう要素ないんだよね。
それはちょっとゆうこりんに気づいてほしかった。
すごくない?だからその絶対的な対応としてアンパンマンを構成してるし、
あそこに、この正義なのか、愛と献身を一個、絶対的に置いてたんだろう、悩ませたまま。
ってところに、すごいなって思ってるんだよね。
スピーカー 2
今、なんかアンパンマンが、アンパンマンという愛を中心とした、なんか構図が見えてきた。
15:01
スピーカー 1
でしょ?でしょ?アンパンマンは、アンパンマンだけは動かない。
唯一の点であるっていう、アンパンマンへの理解が深まったところで、
この回、やっぱり長引きそうだなって思ったので、2部に分けたいと思います。
みんなごめん、冒頭に言ってなかったけど、今から2部に分けたいと思います。
ということで、来春の討論ポイントだけまとめて、先にお伝えしておこうと思います。
まず、愛と勇気だけが友達さ、というフレーズに、柳瀬さんが込めた意味を、2人で語りたいと思います。
そして、私たち3人の今まで語ってきた愛を、振り返ってみたいと思います。
そして最後は、なっしーがアンパンマンをみんなに広めたい理由ということで、
ここは最後、なっしーが厚く語らせていただきたいという、この3本立てでございます。
みなさん、候補期待ください。
ということで、こんなにしかも話を盛り上げておいて、来週8月12日はお盆休みでお休みになります。
今日のお話を聞いて、興味を持った方はこの機会に、
あ、この本結構薄いんですよ。柳瀬さんのこの、私は正義について語るなら結構薄い本なんで、
ぜひ読んで、次の配信を楽しみに待っていてください。
ということで、ここまででトークテーマは終了ですが、
キサクロではいつでもお便りを大募集しています。
トークのご感想や、本にまつわるお悩みなど、ぜひご投稿ください。
ポッドキャストやノートに、お便り投稿フォームのリンクをご用意しておりますので、
そちらからご投函いただけると嬉しいです。
今後もキサクロスロードは、毎週月曜日、夜21時よりゆるゆる営業していきます。
本日はお越しいただき、ありがとうございました。
またお待ちしております。
スピーカー 2
バイバーイ。
17:15

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