1. 研エンの仲
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2021-09-20 32:38

#58 ハエも孤独を感じる?長期的な社会的隔離が心身に与える影響について

ソーシャルディスタンスの影響というお題から、最近出版されたハエも長期的な社会的隔離によって睡眠時間が短くなったり、過食になったりすることを示した論文を紹介しました。その論文に関連してヒトの孤独と嗜癖行動(お酒やタバコ)の関連についての研究やヒトで10時間の社会的交流の断絶の実験も軽く紹介しています。

00:01
いや、この前ですね。
この前って言っても、結構前なんですけど、
久しぶりにオフィスに通勤したことがあって、
物の整理とかをしに行ったんですけど、
そこでね、数年ぶり、1年半ぶりに後輩に会ったんですよ。
僕は先に見つけて、相手は気づいてなかったんですけど、
僕が声かけたら、もう、わー!みたいな。
めちゃめちゃビビってて。
で、正直もう対面で働いてた期間は、
その子は多分そんなに長くなかったんですよ。3ヶ月ぐらい。
だから僕はもうほぼオンラインの存在なわけですよ。
画面越しにしか見たことがなくて。
で、わー!みたいな。
お前こんなに背高かったんだっけ?みたいな。
そういう反応をされて、非常に、
こんなに長くなるとはみんな思ってなかったなっていう感じですよね。
そうですよね。かなり早かったですね。リモートワーク始まって。
そうですね。2月ぐらいからだんだん始めてる人はいて、
で、3月にはほぼ全員リモートワークになったみたいな感じだったかな。
2020年の話ですね。
なので、1年半前ちょうどぐらいですよね。
今や会ったことあるチームメンバーの方が少ないとまでは言わないですけど、
今の上司は会ったことないですし、インターの子も会ったことないですし、
この前来てくれた新しいチームメンバーも会ったことないし、
だんだん会ったことない人が、会ったことないっていうか、
会ったことないわけではないんだけれども。
インパーソンでは会ったことないみたいな。
っていうことですよね。
普通にリアルで同僚に会ったときにどんな会話というか、話しかけ方をしてたか忘れちゃって、
すれ違うみたいなことないわけじゃないですか、オンラインだと。
だから、普段だったらあれ、はい、What's up?みたいな感じで話しかけてたんだっけな、みたいな。
でも久しぶりすぎて、どうぞどうぞどうもどうも、
セッシャー、みたいな。
後輩してござるか、みたいな感じになっちゃって、非常に挙動不振でしたね。
お互い挙動不振になった気がしますけど。
なかなかね、ずっとリモートの人もそれなりにいますよね、やっぱりね。
そうですね。
職種によるんでしょうけど。
でも、そうなってくると、結構しんどくなかったですか?
特に一人で暮らしてる頃、一緒に住む前のこととか。
それはあったね、そんなにソーシャルインタラクションが自分の生活の中で必要だとは思ってなかった。
普通に当たり前にあったから、逆にそういうの必要ないタイプかなとも思ってたんですけど、
わりと雑談とか、人との仕事とかに関係ない話だったりとかが必要なタイプだったんだなと。
03:07
思ったような気がします。
それだけじゃないとは思いますけど、
オフィスで出勤してみんな集まってっていうことから得ていた恩恵はそれだけではないと思うんですけど。
ありましたね、確かに最初は。
睡眠時間が短くなったりしませんでした。
睡眠時間か。
睡眠時間が短くなったり。
逆に出勤しなくてよかったから、よくなったから。
朝はいっぱい寝る。
朝はそうだな。
逆に長い短いってよりは朝のミーティングがたまに入るんですね、うちの会社は特に。
アメリカ時間で働いてる人と一緒にミーティングするときとかはあるんですけど、
それに会社から参加するときは一応起きるために、起きる時間が準備する時間があるわけじゃないですか。
出勤してその間にだんだん目が覚めてみたいな。
寝起き一発目で会議に出るってことが可能になってしまったので、
それがまじで寝起きで出てしまったときは、全然頭も回らなくて焦りましたね。
向こうは夕方なんで、結構もうエンジンかかってるわけですよ。
でもとっとと終わらせて、もう家帰ろうぜみたいな。
相手もリモートだから別に家帰るわけじゃないんだけど、仕事終わろうぜみたいな感じで、
こっちはなんか、あわあわみたいな。
明らか寝起きみたいな感じで、それは反省しました。
なるほど。
なんでそんなことを聞いたかと言いますとですね、
今日のテーマというか、
今日はある論文を中心に、社会的確立が体に与える影響とか、
体とか、いろいろね、与える影響について話していこうかなと思っていて、
久々の論文会ですね。
そうですね。論文会って言っても、1本をすごい詳しく読むっていう感じじゃなくて、
もうちょいちょっと複数軽く紹介するって感じになるかなと思うんですけど、
まず紹介するのが、ハエも長期的な隔離によって、睡眠が取れなくなって、
しかも2倍餌を食べるようになるっていう。
やば、めちゃめちゃ過食ってことですよね。
そうですね。
で、そうですね。
なんかそれがなんで起きているかっていうと、長期って言っても1週間とかなんですけど、
それぐらいの隔離によって、代謝関連の遺伝子が飢餓状態みたいな感じになるらしいんですよ。
栄養が足りてないみたいな状態に、遺伝子の発現パターンがなって、
さらに不眠で過食になるという話なんですね。
それじゃあ、もともとは飢餓の状態で発現する遺伝子はわかってて、
06:03
で、それが不眠と過食を引き起こすってことは大体はわかってた?
いや、そういうわけではないです。
この研究の順番で言うと、
まず1匹で飼ってると睡眠時間短くなるっていうのは、実はちょっと前から知られてたらしくって、
この論文が書質ではないんですけど、
でも、それをきっちり1匹と2匹、5匹、何匹みたいな感じでやってみると、
本当に2匹でもいればいいらしいんですけど、
1匹だと、そうやって、しかも短期じゃなくて長期の隔離によって、
睡眠時間が乱れるというか、睡眠時間短くなって、
パターンもおかしくなってってことが起こるってことがわかったんですね。
じゃあ、なんかその遺伝子変化をまず見たいなと思って調べてみると、
その代謝関連の遺伝子が変化してるってことがわかったと。
で、ってことは食べ物も変わってるのかなってことを疑問に思って、
実際その順番で実験したかわかんないですけどね、
フィギュアの順番ではその次にやった実験としては、
食べてる量を測るってことをやるんですけど、
ハエみたいなちっちゃな動物の食べる量どう測るかっていうのがわかります?
そもそも何食べてるんですかね?
なんか、何食べてるか。
ペロペロ舐めてるみたいにしよう。
イーストとか砂糖とかが、栄養観点みたいなものを食べて、
その上で生活してるんですよね。
彼らにとってカロリーメイトみたいな感じですね。
それだけ食べてればなんとなく生きてはいける。
でも、じゃあそれの重さの変化わかるっていうことですか?
いや、その重さは結局食べたらハエに。
ハエにいくから、そこは多分変換が難しくって、
そうではなくて、カフェアッセイっていうのがあるんですけど、
細いキャピラリを用意して、
キャピラリって何ですか?
キャピラリっていうのは、ガラス缶、細いガラス缶ですね。
それにエサを充填しておいて、
それが何センチ減ったかみたいなので、
ペロペロするとだんだん吸われて減っていくっていう。
で、それで測ることができるんですけど、
それを測ることで、ここのハエがどれぐらい食べるかっていうのを測ることができて、
それをやると、実際長期的に隔離されてたやつに関して、
食べる量がすごい増えてたという、そういう話ですね。
だから、ただ不眠と過食は必ずしも結びついてるのかっていうことがやっぱり気になるじゃないですか。
それも、単に睡眠不足だったら過食になるんじゃないですかっていう疑問に答えるために、
09:02
睡眠の変異体みたいなのがいくつかあるんですよ。
それこそ多分、日本人が聞いてパッてわかるのは、不眠っていう名前の変異体とかがいて。
変異体っていうのは、遺伝子がちょっとバグっちゃったやつを台をついて、
そうですね。
モデルとしてあるわけですね。
特定の遺伝子をノックアウトしてとか、そういう作り方もありますけど、
そんなやり方で作った変異体を使うと、実際そういう睡眠パターンがおかしくなるやつらでは、
普通に正常な生殖行動をするらしいんです。
不眠だけでは起こんなくて、孤独だとなんか食べちゃうみたいな。
だから、どっちが上位かっていうのは、結局わかんないんですけど、どっちも起こるっていうことですね。
実際なんか、この1年ぐらい、人間の話ですけど、パンデミックで、
肥満の人がすごい増えたみたいな、運動量が減ったりとかっていうのもありますけど、
確かアメリカかどっかのニュースでチラッと見たとか、なんかそういうのがあったので、
やっぱり、なんていうか、別に運動不足になってるわけじゃないんじゃないかと思うんですけどね。
どうなんですかね、運動量までは多分測ってなかったのかな。
肺が。
肺が。
肺の運動不足は確かに。
肺ってそもそも太ったりするんですか?
いやー。
過食はいいルートは思うんですけど。
実際でも、これ体重とかは測ったのかな?
測れんのかな?
そうそう、でもちっちゃいから、たぶん測れないんじゃないかと思うんですよね。
ピコピコ動いただけで、軽くなっちゃうんだし。
だから、たぶんウェイトは測れてないんですよね。
残念ながら。
だから、2倍食べて結局丸々と太ったのかどうかみたいなのがわかんなくて。
それはこの実験じゃなくてもわかることでありますね。
肺がそもそも食べたら太るのか。
そうですね。
のが一般的な実験だろうなって。
でも、おそらくそれは太ってるだろうと思う。
人間もそういうことがあるんじゃないの?っていう。
そうですね。
普段私、たまに論文をツイートで面白いなと思ったやつつぶやいたりするんですけど、
あんまり人の研究だとそれなりにリツイートされたりコメントついたりとかあるんですけど、
肺の研究でこんなみんな面白がるってあんまりないなと思って。
それで、あんまり肺の論文を紹介する機会っていうのもないので、
ちょうどいいかなと思って紹介しようかなと思った次第でした。
なるほど。
肺のソーシャルディスタンス。
そうですね。
ソーシャルディスタンスというか、勝手に隔離したらどうなるのかみたいな。
じゃあ、肺は普段は1匹じゃなくてたくさん飼ってるのは普通ってことなんですか?
12:03
そうですね。
だし、かなり集団行動、社会的行動っていうの結構いろいろあって、
あるんだ。
そうですね。普通に求愛歌を歌って、
そういう交尾行動、交尾前のそういう儀式とかもありますし、
一応、戦ったりもするんですよね。
オス帽子とかで。
縄張り争いみたいな。
メス争いとかもあると思うんですけど、
攻撃性とかが1人で勝った場合と、
集団で勝った場合で変わるとか、そういうのもあった気がするし、
あとは、わりかし私が面白くて好きな研究としては、
メスにふられると、というか、交尾できない状態が続く。
メスが見えてるけど、交尾できないみたいな状態になると、
飲酒量が増える。
飲酒っていうか、お酒飲む量が増える。
焼酒飲むと。
焼酒、お酒飲むんですよね。
もともと、あれじゃないですか、フルーツも、
フルーツフライっていうぐらいなので、
縄張フライってフルーツが好きなんですけど、基本的に。
フルーツってちょっと腐ると発酵して、アルコールが。
人間はそんな感じないけど、肺にとっては結構な量が出てる。
そうですね、というか、自然界で結構それなりに発酵したりはしますよ。
そんなに低いパーセンテージではないと思います、たぶん。
実際なんだっけ、海外にもいろんな動物がそうやって、自然界で発酵したお酒を楽しんだりしてるので。
人間が飲んでるお酒って、相当人口的に度数を高めてるけれども、
自然界では普通に存在するアルコールだけでそういうふうに酔ってしまうっていうのは、
動物だとあるわけですかね。
そうですね、はい。
で、まあまあそんな感じで、もともと結構社会的な行動はいろいろするんですよね。
研究された。
だから、じゃあ隔離してみたらどうなるのっていうのを、いろいろやってみたっていう感じですかね、今回はね。
で、この論文は著者が外実リズムの研究で有名な、マイケル・ヤングっていう人なんですけど、
この人は何年かな、サーカディアンリズム、体内時計ですね。
体内時計の調節に関する研究で、ノベル賞を受賞しています。
ラストオーサーの人ってことですか。
そうですね、この論文の、紹介した論文のラストオーサーの人はそういう感じで、
で、なんか結構ね、時差ボケになったりとかするし、
どうやってさ、なんとなくのこう24時間周期みたいなのをキープしているのかって結構不思議ですよね。
で、それの仕組みを症状バイオを使って、
15:03
ハエで。
そうですそうです。
で、それが結構その動物界、他の動物にも当てはまるってことがわかって、
最終的に、そうですね、ノベル賞を受賞したという感じです。
これはなんかやっぱハエでやる、つまり他の実験動物、マウスとかサルとかあるわけですけど、
ハエだからこそわかったっていう面はあるんですかね。
それはあるかなと思います。
というのもやっぱり、いろんな遺伝子を潰すってなったときに、
マウスだと結構大変なので、
1個1個の変異体を作るのが大変だし、
その点、ハエはかなり、いろんな遺伝子をノックアウトして行動を見てっていうのが、
ハイスループットでできるんですよね。
ハイスループット。
ハエスループット。
ハエじゃない、ハイスループット。
そういう用語あるのかと思った。
じゃあ早くできると。
そうですね、すぐ成長するし、スパーも短いしっていうことがあって、
大量の変異体を用意して、スクリーニングって言うんですけど、
同じ行動をいろんな変異体とさせて、
じゃあこの遺伝子が重要なんだみたいなのを発見することができると。
ハエで例えば睡眠とかどうやって測るのかって言うと、
動いた量とかで測ってるんですよね。
インフラレッドライト。
赤外光。
赤外光ですね。
赤外光をハエが何回往復したかみたいな、そういうのを測ってっていう感じで測ってます。
それもやっぱ1匹ずつでも飼わないとわかんないじゃないですか。
そうですね。
集団にしても大丈夫なのかな。
夜は1匹ずつで測ってたんですかね。
それ確かにちょっと気になりますね。
別にみんなは、ある程度鳴らしても別に問題ないような気がしますけどね。
そういうリズムの研究だったら。
そうですね。やっぱ測るときは1匹ずつで測ってますね。
寝るときはプライベートというか。
プライベートみたいな感じなんだと思います。
個室なんです。
というか、たぶんテストするときだけっていうことかな、たぶん。
なるほど。
何日間かグループで飼うか1匹で飼うかして、何日か後にテストするっていう。
で、そのときは1匹ずつでっていうことだと思いますね。
そう。で、ちなみにこの論文に関してなんですけど、
ちょっとあるのかなと、あるかもしれないなっていうのは、
友の人と話したりして思ったのは、環境の刺激がないだけじゃないかっていう、
1人でずっと飼ってると、そもそもビジュアル動くものとかが周りにないし、
確かに。
18:00
なんかソーシャルインタラクションといってもやっぱり、なんていうか、
なんか環境エンリッチメントみたいなところもあるのかなってちょっと思ったりはしましたね。
例えば、人がいるっていうのにハエは癒されるのか、
それともやっぱハエじゃないと癒されないのかっていうのはあります。
人間の場合もソーシャルインタラクションが少ないからって思ってるけど、
実は例えば電車に乗らないとか、地理的な移動も同時に少なくなってるわけなので、
それが原因なんじゃないかっていうのはまだ言えるというか、
必ずしもソーシャルディスタンスかっていうことじゃないんじゃないかっていうのはわからないですよね。
そうですね。
この研究自体は、ハエの研究自体は全部オスを使ってるんで、
そういう意味では、交尾に対する意欲とか、
そういうのは関係ないと思うんですけど、その引数には。
ただ、やっぱり、ぽつんと餌の上にいる状態と、
何かしら目の前に何か見えてるみたいなの違うと思うんで、
例えば、ディスプレイにちっちゃなハエを用意して見える状態にするとかね。
それは我々現代人置かれてる状況と違う。
そうそう。
なんかそういうことをやったほうがいいのかなって。
そもそもだから、孤独をどうやって感じているのかっていうか、
周りのやつらの存在を何を手がかりに感じているのかっていう、
感覚神経のところまでは迫ってないんですよね。
この論文の後半では、P2ニューロンっていうニューロンを操作することで、
長期的な孤独を感じたときと同じような、
過食と睡眠不足みたいなのを引き起こすことができるみたいなことを見つけていて、
だから、孤独を感知してスイッチというか、
体の変化が起きるようなスイッチに相当するものがあるとして、
それをオンにするような回路っていうのも見つけてるんですよ。
そこまでいったから、やっぱり面白いのかなっていうふうには思っていて、
接触行動とかに関係しているNPFっていうのがあるんですけど、
ニューロンペプタイドFっていうタンパク質を出す細胞があって、
そのニューロンが関係しているよってことはわかってるんですけど、
ただ、それは神経回路の一番最後のほうであって、
まずどこでディテクトするのかってことが全然わかってないんですよね。
何を孤独として、そもそも感じているのは孤独なのかっていうところは、
突き詰めてはまだないと。
21:00
そうだと思います、たぶん。
ぱっと読んだ漢字は書いてなくて、
視覚刺激なのか匂いとかなのか、
確かに匂いとかかもしれない。
音かもしれないし。
あれは当たるみたいな接触刺激なのかっていうのがわかんないんで、
その辺がもうちょっとわかると面白いのかなっていう感じがしましたね。
確かに。
まずはズームみたいな、ディスプレイで出してみてどう感じるのかっていうのは。
ディスプレイで周りに肺がうごめていれば孤独を感じないのか。
マジックミラーとかどうですかね。
まずはとりあえず隣り合わせてガラス越しでどうなのかっていうのを見て、
それでもし孤独を感じないんであれば、
相手はこっちのことを見えないけど、
こっちは相手のことを見えるっていう。
それはつまりインタラクションができないわけじゃないですか。
なんかおい!みたいなやってるかもしれないけど、
向こうは普通にこう暮らしてるみたいなっていう状態で、
実際それでも満たされる。
つまりそれで満たされるってことは、
ソーシャルなインタラクションっていうよりは、
みんなと一緒にいる感みたいな必要だっただけで、
インタラクションはいらなかったっていうのはあり得るし、
もしそれでさらにめっちゃ孤独だってもしなかったら、
インタラクションがいるっていうか、
っていうことが本質だったってことはわかるわけで、
そういうのは興味ありますね。
でもそれ肺がどれだけ視覚で周りを認識してるかっていうと、
意外と視覚依存してない説。
あんまり視覚じゃないかと私は想像してるんですけど、わからないですね。
ちょっとやってみると面白いかもしれないです。
なので、今後孤独の研究っていうのができるようになるかもしれないみたいな感じで、
締めくられてるんですけどね。
実際なんか、別にこれって肺だけの話じゃなくて、
いろんな動物で孤独だとダメだっていうのはわかってるんですよ。
人だけじゃないというか。
動物園とかでもね、やっぱ自然環境じゃなくて、
一頭がい、二頭がいとかだと、
自然では見られない異常行動が出てきたりとかは、
わりと有名な話だと思いますし、
ヨーロッパだっけ?
どっかは寂しがりの動物を一頭で飼うことを禁止したみたいな話がきましたね。
いや、実際なんか本当に早死にしちゃったりするんですよね、かなり。
マモセットとか、日本では結構ニューロサイエンスの研究にも使われてるんですけど、
マモセットちなみに猿でしょ?
猿ですね。
新世界ザル。
手足が長くてちっちゃくてみたいなイメージがある。
木で暮らしてるんだよね。
まあ、そうですね。
で、なんかマモセットとかはすごく寂しがり屋なので、
一頭とかにしちゃうと、もうなんか寂しいみたいな。
24:01
で、死んじゃう。
ウサギさんみたいな。
そうそう。だから、逆にそこまで、なんだろう、
体に強い影響が出すぎるタイプの動物だと、
たぶん倫理的な問題で一頭飼いできないんじゃないかなって感じがして、
まあ、ハエはある意味、ちょっと寝れなくなったり、
過食になったりするっていう感じだから、
まあ、それでもたくましく生きていくことはできていると。
たくましくは生きてるんで、まだ研究できるのかなと。
あとちょっと気になるのは、そういうのが、なんだろう、
もう1回グループに戻すと、戻るのかみたいなのは知りたいですよね。
まあ、もしかしたらやってるかもしれないです。
フィリアにはなかった気がするけど、
まあ、でも、後々やってみてほしいなとは思いますね。
なるほどね。
はい。
孤独でアルコールが、摂取が増えるとかないんですか?
人だと逆にあるっていう。
コロナでアルコール依存が増えたみたいな話は結構ありますけど、
ハエはやってないのかな?
ハエではどうだろうな、もしかしたらあるかもしれないですね。
あったかな?ちょっと覚えてないです。
なんかでも、近い研究もしかしたらあるかもしれないですけど。
そう、人だと実際に、人対象として、その孤独と、なんだろう、
そういうお酒を飲んだりとか、タバコを吸ったりとか、
そういう行動との因果関係を調べた研究みたいなのがあって、
で、2020年、これもやっぱ最近ですね、
アディクション誌っていう依存症の雑誌に出てたんですけど、
孤独感がアップすると、喫煙を開始する率とか、
あと、喫煙本数が増えると。
で、禁煙は失敗しがち。
で、飲酒に関しては、でも飲酒は意外と統計的有意な因果関係は、
そこでは出てこなかったみたいですね。
タバコと違って、飲酒って結構、それ自体がソーシャルなインタラクションと同時に起こる。
飲み会で飲むっていうタイプの人もいるし、自宅で飲むっていうタイプの人もいるし、
僕の周りでは、わりと逆に飲み会少なくなって、
アルコール飲む量がめっちゃ減ったみたいな、言ってる人も、
結構、広告業界とか、毎日飲み会してますっていう人が、
もう、完全になくなっちゃって、なんか人生が変わった。
アルコールがないとこんな調子がいいのか。
言ってて、おもしろかったですけど。
たぶん、その人はどっちかと言うと、だからアルコール依存だったというよりは、
飲み会、依存ではないけど、ひたすら飲み会をしていたっていう。
たぶん、その体調的には好ましく、その人の体質とか体調的には好ましくないレベルで飲んでしまっていたっていうことかもしれない。
だとは思いますね。
27:01
ですけど、どっちかと言うと、逆に自宅で飲んじゃう人、
飲むこと自体にずっとループというか、依存しちゃってる人は、
なかなか増えているかもしれないなと思いますね。
逆にストレスが高まっちゃってっていう人で。
じゃあ、ちょっとソーシャルディスタンスの論文に話を戻すと、
歯絵でこういうことが言えるってことはわかったんですけど、
人では実際同じことは言えるのかなってことは、当然気になるとこなんですけど。
ちょうど去年あたりに、論文が出てて、
10時間くらい、絶食か、社会的孤立をさせますと、
その後、食べ物とか、ソーシャルインタラクションを思い起こさせるような絵によって、
ソーシャルインタラクションを思い起こさせる絵って気になりますね。
人がしゃべってるみたいな感じとか。
なんかそんな感じだと思いますけど。
そういうのによって、誘発される渇望をエンコードする脳の反応っていうのは測定したんですね。
で、フィギュアに発見してしまったソーシャルQっていうの。
そうそう、ソーシャルQはそう、人がしゃべる。
Jogging around with friendsとか、Enjoying a chat togetherとかで、
イエーイみたいな感じで絵描いちゃって、
すごい寂しい状況に置かれてる人にそれを見せるってことですね。
そういうことですね。
面白いな。
で、そういうことをやりますと、
そうすると、中脳の領域ですね、
ドーパミンとかその辺の関連領域だと思うんですけど、
断食、食べ物を食べられない後には、食べ物の手がかりに対して、
社会的に孤立させられた後には、ソーシャルQですね、
社会的な手がかり、人がチャットしてるような感じの絵に対して、
活性化すると。
で、実際、これらの脳の反応と、
どれぐらい社会的な好評したいですかとか、
どれぐらい食べ物食べたいですかとか、
そういうのと、に対する自己評価、自己申告と相関していましたという話ですね。
じゃあ、飢餓領域みたいのが、
ソーシャルなインタラクションがない、寂しいっていうところにも活動する、
同じ部位が活動する。
そうですね、近い部位が活動してっていうことだと思います。
ただ、同じような反応した部分と、さらに上位のというか、
さっきは脳の深いところの話だったんですけど、
より皮質とか高次な領域に近いところでは、
30:00
食べ物の活望と、その社会的交流の活望っていうのは区別されてはいる。
まあまあ、それはそうですよね。
けれどもっていうことですね。
なるほど。
結構、なんかそういうソーシャルディスタンス系の論文は増えてるんですか?
これも2020年の11月って書いてあるのかな?
そうですね、なんかバズりがちだなって思います。
なんか、さっき最初に話した肺の論文はネイチャーに出て、
この一伝の論文はネイチャーに出てるんですけど、
どっちもアルトメトリックがすごい値になってて、
あとアクセス数とかも、
なんか、たぶん普通の論文ではありえないぐらいのバズり方を知って。
じゃあ、論文でもバズるってやっぱあるんだ。
そうですね。
Twitterでバズることによって、
引用数自体が増えるかどうかは別として、
他の読別論文に引用されるかどうかは別として、
ニュースサイトに載ったりとか、
SNSで拡散されたりっていうので、
閲覧者が増えるっていうのはありますね。
はい、それでは今回はソーシャルディスタンスですかね。
ソーシャルディスタンスというか、
意外的インタラクションがちょっと減ってしまったという状況で、
ハエとか人間とかに与える影響という感じで、
論文をきっかけにいろんな話を紹介していきました。
はい。
この論文についてポッドキャストで紹介してほしいっていうのは、
リスナーの方からリクエストっていうほどの感じでもなかったですけど、
聞いてみたいですみたいな感じで、
もともと私がちょっと前なんですけど、
この論文が最初に載った時にツイッターとかでしゃべってて、
その論文面白いから紹介してほしいみたいな感じがわれたので、
今回は紹介することにしました。
なので、もし紹介してほしい論文がある方がいれば、
ぜひね、ハッシュタグ権威の中でお待ちしてもらいましたので、
ちょっと読めるかどうかわかんないですけど、
頑張ります。
はい。
ということで、また次回も聞いてください。
それでは、さよなら。
さよなら。
32:38

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