夏競馬スタートと競馬ファンの交流
みなさんこんにちは、ダルマー競馬場です。このポッドキャストは、競馬の文学や歴史など、文化的な視点にもスポットを当てていき、競馬ファンとしての視野を広げていこうという番組です。
今週から、夏競馬スタートでございます。はい、来ました。あのね、あの現地観戦の時のスタンドから、室内に入った時のあの天国か、あの時期が来ますよーとか言いつつもね、最近はめっぽうテレビ観戦な私ですからね。
そんなら平場のね、時間にはもう公園のダートでひたすらね、山を作ったりね、あとはもうプール調教される日々にね、変わってしまいましたが、あのね、1レース目のね、パドックと同時にプールトップに指をかけるあのハイトック感ね、もうたまらない。
ねー、だいたい3レース前あたりでね、そうめん茹で始めて、それすすりながらね、4レースは見送って、5レース目には寝ているって言って、もう寝ちゃって、だいたいやらないみたいな、もうダメ親父を絵に描いたような生活もね、またいいんすよねー。
まあね、これね、夏じゃなくてもいいっていう感じなんですけどね、まあなんですかね、あのね、夏が特別感をなんか出してくれるんすよね。
なんかまあきっとね、あの小さい頃からね、すり込まれてるね、あの夏休みが特別だっていう記憶のもとだとは思うんですけどもね、まあまあミスチルも言ってましたよね、夏休みのある小学校時代に帰りたいと。
えー本当に、まあ夏真っ盛りみたいなこと言ってますけど、まだね、6月っすからね。
あのということで、ザ・日本の梅雨みたいな感じのね、ジメジメした中でお送りしておりますけども、話は変わってね、大人になってから共通の趣味を通じて仲良くなって酒を飲み交わすようなね、仲になった友達いるよってことね、いらっしゃったりします?
あのー、今結構SNSがね、頻繁で、あのー、まあ結構SNS通じて繋がったりとか、あとオフ会とかね、なんかそういう共通の趣味で盛り上がってたらね、なんかやっぱ楽しいなーっていう風にはね、なんか思うんですけども、
もう実際に会って仲良くなってて、結構ハードル高いなーなんて思っちゃう世代なんですよね、私って。魔法のアイランド世代って、そんな世代あるのかよっていう話なんですけども。
でもね、もし競馬好きな人がね、集まれるその居酒屋だったりとか、バーみたいなところとかね、そこに行けば誰かしらいて、
先週のあれどこだったとか、今週どうすんの?みたいなとか、あー今日は平日だから、えー南韓は、あ、うなわしだーとかね、あ、浦和だーとかね、大井だー、川崎だーみたいなね、とか話をしてたりとか、
あとは、この前あれよく当てましたねー今日は、怒られちゃいます!みたいな、あのーなんてね、言い合えるようなね、そんな場所あったらね、最高っすよねーなんて思うんですよ。
競馬をモチーフにした小説『ロスト・イン・ザ・タフ』
なんでまあ今日はね、そんな憧れの場所で繰り広げられるロマンにあふれた一冊をね、紹介したいと思います。それがこちら。
長谷製衆著、ロスト・イン・ザ・タフでございます。馬をこよなく愛する男女が奮闘しつつも、恋の最果てに生じるラブコメディーでございますけども、内容としては、目白マックインの最後の世代の産句に見せられた主人公が、その血をね、残そうと奮闘する物語なんですけどもね。
いやもうこの本ね、ペラペラめくる手が止まらない。もうね、ものすごい速度で読めますね。ブワーッみたいな感じ。え、もう次のページ?え、もう次のページ?みたいな。別にね、文章少ないとか言うわけではないんですけどね。もうね、止まらない展開、そしてね、読みやすい文章。
370ページぐらいあるんですけど、マジ1日で読めるんじゃないかっていうぐらい読みやすいですね。そしてね、何よりも競馬のこういう、最近はあんまりないですけど、こういう文学の本と言いますか、競馬をモチーフにした本。結構ね、ハードカバーのものが多かったりするんですけど、こちら。ソフトカバーでございます。ここもね、やっぱ親しみやすいっすよね。
これはね、競馬ファンじゃなくても手に取りやすい一冊ですし、カバーの絵がね、小川樹さん。もうね、ほんとに全然興味がないよ、競馬に全然興味ないよっていう友達にはね、なんか興味持ってほしいな、なんかこいつと一緒に競馬とか行けたら楽しいんだろうなみたいな、いう方に是非渡してください。そうするとね、きっともう競馬好きになってくるはず。
これはね、なんならね、競馬にね、ロマンを感じてくれるのも。これはね、あの、著者が本当に競馬が大好きな方なんで、それだから書けるっていうのもあるんですけども、あのね、競馬の文章を書く人っていうか、その競馬にまつわる文章を書く人って内情をやっぱりいっぱい知ってたりとか、あとね、多岐に渡って言いたいことがありすぎて、
まあ時にはやっぱり競馬民にしか共感できないような内容だったりとかするんですけども、専門用語があったりとか。そういった意味ではですね、あの、橋先生の作品はですね、競馬に全然興味がなくても普通に読める。
先生の本何冊かは私読んでますけども、これもね、いい本なんですよ。
あの、そしてね、何よりも先生がですね、北海道出身ということもありまして、もうね、北海道を感じる文章、あの、だいたい読んだ後はね、もう北海道行きたくなるんですよね。
その北海道に行ったときのお酒とね、料理のチョイスがね、もうドストライク。すごいんですよね。
いや、なんかちょっとお腹空いてきましたね。お腹空いてきたな。
あの実際、あの私、新千歳空港からあの日高に向かってバーってね、車で走ったことあるんですけどもね、海沿いは。
その時の状況がパーっとね、この文章を見ながら出てくるんですよ。北海道行きたくなりましたね。
この本のね、推しはね、北海道のことだけではございません。
まあちょっとね、少々マニアックにはなるんですけども、目白マックイーンっていう馬のね、血を残そうと奮闘するんですよ。
リアルに今の現代の話をすると、目白マックイーンの血っていうのは母系って言って、お母さんの血統の中には名前が出てくるんですけども、
父系、自分の馬のお父さん側にはね、なかなかね、名前が出てきてなくて、その父系でなかなか発展できなかったんですよ。
競走馬の血統に関する話題
これはですね、母馬、男馬での活躍馬っていうのが少なくて、主母馬になるような馬がね、いなかったんですよね。
まあいなくはないかったんですけど、その主母馬が活躍して、主母馬として活躍して、参考を残していくっていうふうにはなかなかならなくて、っていうのがあったんですけども、
目白マックイーン自体が親子3代で天皇賞を制してるっていうような感じのドラマがあるように、父系で発展してきた血統なので、
マックイーンの産句でなんとか天皇賞をとか、なんとかマックイーンの子供で天皇賞をみたいな感じのところがあって、
ここにね、ロマンを感じたりするわけなんですよね。
ここからちょっと血統の話になるんですけど、マックイーンって東海天皇賞とかと一緒で、父系がパーソロン系っていう系統に属していて、
父系をたどると、バイアリー・タークっていうサラブレットの三大子祖と呼ばれる馬にたどり着くんです。
この三大子祖が主に今のサラブレットの血統を広めてきた三党になるんですけども、
一党めちゃくちゃ反映している血統があって、他の二党の系統っていうのは結構衰退しちゃっているんですけども、
その中でもこの目白マックイーンと東海天皇賞が属しているパーソロン系、ヘロド系っていうふうに言われますね。
一番最初までたどるとバイアリー・タークにたどり着くんです。
その4代ぐらい後にヘロドっていう馬がいて、この馬が血をめちゃくちゃ広めて、
今一番栄えているこの系統よりも反映していたという時期もあるぐらい、すごい勢力を持っていたんですけども、
それがなかなか衰退してしまって、血が途絶えてしまうっていうふうになっています。
先ほども言ったように母系では目白マックイーンの名前っていうのは出てくるので、
全くなくなってしまうわけではないんです。
これはサラブレットが故なんですけども、血をどんどん精査していって、
ダービー飼った馬は強い馬、強い馬の血をどんどんどんどん残していけば、
より品種改良していけるだろうっていう考えのもと、やっぱり血を精査していくんで、
どうしてもいろんな系統があっても途絶えてしまうけど、強い馬ばかり反映したいんで、
強い馬を作っていきたいってことは、強い馬の血をどんどんどんどん栄えさせていけば、
サラブレットは早く強くなっていくっていう考えのもとやってるんですけども、
もちろんね、現代に到達するまでに途絶えてしまった血統っていうのはもちろんあります。
サラブレットの定義とされているジェネラルスタッドブック、
これに最初に載っている基礎種母馬っていうのが102頭います。
102頭もいるんですけども、現在言われてるのは3大子属。
3頭までにしかたどり着かないよっていうふうになっております。
サラブレットじゃなかったりするとまたちょっと違ったりはするんですけども、
詳しく言うとちょっと違ってくるんですけども、この3頭に行き着くというところになってくるんですけども、
やっぱり強い馬を作りたい、イコール反映している血統の馬をつけたい、
子供が欲しいというふうになってくると、どうしてもボランティアでやっぱりバサンってできない。
お金がかかるんですよね。やっぱり強い馬だから賞金稼げるし、
主人公たちのロマン
やっぱり馬を一頭食わしていくにも年間いくらってかかるわけで、
ボランティアじゃなかなかできないんですよね。
それなんですけども、どうにかこの血を残せないかというふうに主人公たちも奮闘するわけです。
これがまさにロマンで、お金だけじゃないんですよね。
例えば好きな馬だったり、馬犬でお世話になったり、見た目がめっちゃ好きとか、
いろいろなものがあると思うんですけど、その馬が活躍して繁殖に上がることなんてほんの一部。
活躍してる馬が好きになるんだったら、それはもちろん繁殖に上がってとか、
乗馬になってとか、いろいろあると思うんですけども、
本当に何千頭って走ってる中の一頭、全員が全員やっぱ血を残せるわけではないので、
やっぱりあんなに好きだった馬の子供を見てみたいとか、なるじゃないですか。
大好きだった馬が用済みだとか、必要ないとか言われたくない。
そう思っている人が一人ではないというと、いろんな人の思いが繋がって血っていうのは、
血統が繋がっていっているんです。
血統表じゃないや、血統表でもいい。
血統表を見た時に、出馬表を見た時に、
父の名前で知ってる名前、母の名前で知ってる名前、母の父で知ってる名前、
出てきたら、この馬世話になったんだよなーとか言って、
たまに応援馬券みたいなの買っちゃったりすることもあるんですよ。
これもロマンだったりしますからね。
これがまたすごい良い成績を残したりすると、その馬がまた好きになっちゃったりするわけでね。
こうやって競馬っていうのはロマンで繋がっております。
ビジネスだけではございません。
本当にロマン飛行へインザスカイしてる人たちの物語でございます。
ロストインザターフ、北海道とロマンを感じたい人にはぜひおすすめの一冊でございますので、
ご一読いただければと思います。
本の紹介でございました。
ロマンって言葉出てきたら必ずセットでインザスカイが出てきちゃったりするんですけどね。
ロマン飛行しちゃってるみたいな感じになってるんですけどね。
そして私のロマンが走ります。
競馬のロマン
今週も誰かのロマンが走っておりますということで、今週のJLAです。
今週はですね、日曜日に小倉でサマースプリントシリーズ第2戦G3北九州記念が行われ、福島でG3ラジオ日経賞が行われます。
このラジオ日経賞はですね、その名の通りラジオ日経が正称なんですけども、
このラジオ日経が競馬の実況を始めた、旧社名の日本単波放送でしたっけ、
が実況を始めたわけです。
1956年、これはなんと第1回中山グランプリのちの有馬記念が開催されたのと同い年でございます。
昭和31年からやっておりまして、3歳限定レース、唯一のハンデキャップ住所でございますね。
昔はね、最近ないんですけど、残念ダービーみたいな感じの呼ばれ方をしていた当レースなんですけど、
もともと中山4歳ステイクスっていう、札幣賞の前哨戦として1952年に創設されたらしいですね。
その後1954年からはクラシックシーズンの終わりに行われるようになって、
やよいしょ、行われるようになって、翌年の1955年から1967年まで、
なんと東京優春競争の勝ち馬はこのレースには出れませんっていう出走資格がありまして、
ダービーを勝てなかった馬の敗者復活戦的なポジションにこのレースがなっちゃったことから、
その名残で残念ダービーという俗称が残ってしまったみたいですね。
なかなか残念ダービーって言われるのもちょっとあれですけどね。
ちなみにラジニケさんが正所になったのは旧社名の日本タンパ放送だった1956年からなります。
このレースなんとですね、今年で73回目と意外と歴史のあるレースでございますね。
結構ね、半出戦とはいえ毎年味のある馬が勝ちを持っていって、
ここを勝って小馬になっても重症戦線でちょこちょこ顔を出して、
なんなら結構いい成績を収めたりとかいう馬が勝ってたりとかするんでね、
今年もどんな味馬が勝つのかっていうのを探していきたいと思いますね。
ただね、半出戦すからね、これめっちゃ悩むんすよ。
わたくしはですね、あれグローブリランテオフトレイルあたりぐらいからっていうのをちょっと考えたりはしてますけどね。
先週の宝座記念ブーチやってた方はこの勢いに乗ってここも取っていきたいでしょうし、
残念だった方はここで取り返していきたいっすよね。
わたくしは残念でございました。
皆さまはいかがでしょうかというところでね。
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今後番組を良いものにするために皆さまの感想どしどしお待ちしております。
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ということで、また次回の経話見聞録でお会いしましょう。
さよなら。