ジャンクフードの理
みなさん、こんにちは。ダルマー競馬場です。
このポッドキャストは、競馬の文学や歴史など、文化的な視点にもスポットを当てていき、競馬ファンとしての視野を広げていこうという番組です。
最近、やたらとジャンキーなものが食べたくて、
別にね、節制してるわけではないんですけど、なんかずっとね、二郎系ラーメンが食べたいんですよね。
家から自転車でね、10分くらいのところにある二郎系ラーメン屋さんに行こうかなって思うんですけど、
オープンと同時に行っても、並んでたりするんですよね。
並んでまで食べたいかと言われると、なかなかそうでもないというか、
なんなんだよっていう話なんですけど、並んでるのを見たりすると、
あ、いいわ、コンビニのニンニク豚ラーメン的なのでいいわ、みたいな感じになっちゃうんですよね。
結局ね、欲は満たされないで帰ってくるんですけど、
そんなのが1ヶ月くらい続いてるんですけど、そんなことありませんっていう話なんですけどね。
ないか、ないっすね、すいません。なんかね、栄養がね、きっとね、足りてないんだと思います。
なんか食べたくなるっていうことはね。はい、すいません、ごめんなさい。
そんなね、話はどうでもよくてですね、今週は本を一冊紹介したいなと思います。
それがこちら、石田利則長、銘馬のことわり、長教師、橋口浩二郎先生賞の奇跡でございます。
石田利則氏の『銘馬のことわり』
なんでこの本チョイスしたかと言われると、たまたまね、目に止まったからでございますね。
橋口浩二郎先生のことが書いてある本を紹介するから、二郎系ラーメンの話をしたっていうわけではございません。
これまず何がいいかっていうと、石田利則さんの著書っていうところ。
ご存知、2014年に、ステイゴールドが昭和として成功するまでの道のり、血統のつながりを書いてるノンフィクション作品の黄金の旅路、ステイゴールド物語っていうので、JRA、バジ文化賞を受賞されており、
受賞後、確か第一作目の本なのがこの著書だったと思うんですけども、話が入ってくる。文章がスラスラ読めるんですよ。
例えば、昭和の匂い漂う本とか、あとは翻訳本だったりすると、内容面白かったりするんですけど、読むのが大変というか、スラスラ文字を追ってれば内容が想像できるってもんでもないので、読むのが大変だったりするんですけど、
やっぱりこういう賞を受賞されている方々の文章って、圧倒的に読みやすいんですよね。そしてね、スラスラ入ってくる。これが大前提、ベースとしてあって、そこから内容がどうとかっていうのが考えられてるんじゃないかっていうぐらい、ベースじゃないかっていうふうに思いますね。
やっぱりね、作家さんすごいっすわね。素人とは全然違うなっていうふうには感じましたね。
これはね、本の内容なんですけども、タイトル通り橋口浩二郎長教師の繁盛を描いた作品でございます。この橋口元長教師といえば、G1級10章、10章96章、通算8,645,991章と、国内外合わせると1,000章を達成されているという、
まさにレジェンド。このレジェンドはですね、管理してる馬がすごいので、ちょっとバーッとお伝えしますと、まずはですね、レッツゴーターキング、ダンスインザダーク、つるまるガール、つるまるボーイ親子、ユートピア、ザッザプレンティ、ハーツクライ、ロジック、スリープレスナイト、ロゼカラー、ローズバト、ローズキングダムのバラ一族、
ワンアンドオンリー、ダイタクリーバー、ダイタクバートラム、ロサード、ペールギュンと、ビータローさん、リーチサックアウトにめっちゃいる。もうね、あの、ダルマ、ドストライクでございます。もうね、熱がバチコーン上がってて、いろんな競馬のことを知りたいっていう時に、もうね、一番ご活躍されてた長教師の方でございますのでね。
今挙げた馬の中でも、やっぱりあの時のあれってどうだったのかなとかね、やっぱりね、気になったりするんすよね。なぜダンスインザダークはダービーで敗れたのかとか、あとはなぜハーツクライは史上最強場に勝てたのかとかですね。
あとは、なぜワンアンドオンリーが突如として覚醒したのかとかね。もうね、ここにね、書かれておりますのでね。
あの、外から見たらね、フィクションとかじゃなくて、もう実際管理されていて、その場の緊張感であったりとか、そこに向かうための思いであったりとか。
あとは、結果を受け止めた時の絶望感、喪失感、歓喜がね、あるわけなんすよ。この本の構成はね、全9章からなるんですけどもね。最初の4章は先生の反省を描いた話。
あとの5章はね、馬の話、管理していた馬の話になるんですけども。このね、馬の話もレッツゴーターキンの章、ダンスインザダークの章、ザッザプレンティーとツルマルボーイの章、ハーツクライの章、ワンアンドオンリーの章があるんですけども。
レッツゴーターキンで東海帝王とかね、ナイスネイチャーとか、大穴を開けた天皇賞金がきっかけで初G1制覇を成し遂げて、ダンスインザダークでダービーを勝てなくて。
で、キッカ賞に行って、キッカ賞の結果次第ではキングジョージに向かおうっていうプランがあった。でもダンスインザダークは故障で引退してしまって、その子供であるザッザプレンティーとツルマルボーイでG1を勝つと。
このツルマルボーイはですね、お母さんのツルマルガールも先生が管理されておりましたので、橋口、神次郎決闘でダンスインザダーク3区、初G1制覇の安田記念が確かこのツルマルボーイだったと思うんですよね。
で、ダンスインザダークでキングジョージに挑戦できなかった。じゃあハーツクライで行っちゃおうぜみたいな感じになって、ドバイからね。ディープに勝った有馬記念からドバイに行って、そこからキングジョージに向かったと思うんですけど。
で、そのハーツクライもね、やっぱりね、ダービーは勝てなくて2着だったりするんですよね。で、そのハーツクライ3区のワン&オンリーでダービーを勝つというね。
この話がすごい盛りだくさんなんですけど、長居市の方なんでね、書かれているこの銘馬たち、今挙げた銘馬たちの話っていうのはだいたい小馬時代から書かれてるんですよ。セレクトセールの時はこういう風に成長すると思ってたとか、牧場で見た時はこういう風に思ってたとか。
いやー、あのね、馬の成長ってね、わかんないもんすねーっていう風に感じましたね。人間もそうだと思うんですけどね、どうやって成長していくかなんてね、運命が見えるようなもんですからね。これはね、なかなかわかりづらくて、また楽しいところでもあったりするんですけど。
この本ね、個人的に好きだった話はね、ハーツクライのキングジョージの話なんですけどね。ハーツクライのキングジョージは2006年なんですけども、この時は小党数、6党の小党数で、もうヨーロッパとかで小党数だともうね、ゲート開いてすごいゆっくり行くんですよ。直線でなんとか誰が勝つかみたいな感じのレースの体験になることが多いんですけども。
ハーツクライの勝利
もうね、最後は3党、3党って言われてたこの3党の中の一角がハーツクライだったんですけど、この3党の叩き合いになるんですけども、4コーナー回った時点で手応え見ると、これやったわと。
ハーツクライやってくれたわ、キングジョージ勝つ馬出てきたんだみたいな。しかも三名サイレンスサンクなのみたいな。車代の勝負服でやっちゃうんだみたいな。
思ったぐらいしたね。いやー思い出せますね。あの叩き合いもマジで。あの外戦紋章でオルフェーブルが先頭に立った時バリにね、多分日本中声出てたと思いますね。
このキングジョージ、レース後ね、レーシングポストにキングジョージ史上最も人々の視線を釘付きにして戦いだったと書かれるぐらい。ねーもうすごい戦いでしたからね。
もうあの手応えで回ってきてね、ヨーロッパのね、よし行けると思ったあの観客のね、感覚からすると、あれでゴール前にかわされてしまうのがエルコンドルパサーとディープインパクト。
で、かわしきれなかったのが中山フェスター。突き抜けて遊んじゃったのがオルフェーブルみたいな感じでしたね。あの手応えで回ってきていけると思ったのはね、この後頭ぐらいですけどね。
でね、このハーツクライ。やっぱりね、子供のワン&オンリーで悲願のダービー制覇達成なんですけども、ダービーシルバーコレクターと言われた男がついにダービーを取るんですよ。
この橋口光二郎という男はですね、これまでそのワン&オンリーまで延べ19投をダービーに送り出して、ダンスインザダーク、ハーツクライ、リーチザクラウン、ローズキングダムで4回も2着になって、20投目のワン&オンリーでついにダービーを取る。
他にもディープインパクトを下した大金星の話とか、ドバイの王族を唸らせた歴史的勝利とかね、その話が書かれているんですけどね。もうね、時間があって、よしこの一冊を読み切ろうって思って読み始めたらもうね、1日で全然いけますね。
もうね、スラスラと手が止まらない止まらない。もうね、めちゃくちゃ面白いですよ。
もうね、すでに現役定年で引退されておりますので、旗手時代に弟子だった高橋涼、現長教師が今はいたりとか、あと橋口信介長教師がね、息子さんですからね、橋口浩二郎、まだまだ見ることができるのではないでしょうか。
ということでね、お時間があればぜひご一読おすすめの一冊でございます。
はい、ということで今週はね、もうじゃんじゃん言っちゃいます。今週のJREです。
今週はですね、函館最終週でございますのでね、土曜日にG3函館2歳ステイクスが行われて、日曜日にサバ2000シリーズの第2戦G3函館記念が行われます。
いやー、来週から札幌開催、はえーということでね、函館開催の最後を飾る二重賞が行われます。
まあね、函館記念は半出戦ですし、2歳ステイクスの方はね、まだまだ力関係がね、分かりづらいんでね、マジでむずい。馬券すげーむずいと思います。
ねー、函館的にはねー、私的にはねー、エンパイアウエスト、サボーナ、あとはややっこかなーなんて思ってますけどね、まあね、やっこさんはね、あのー、一昨年か、2022年に勝った時から金量はね、もちろん上がってしまうと思うんですけど、まあ、勝ちは難しいかな。
年齢的にも難しい。でもおそらくあと狙えるとすれば、ここと、週日新聞あたりしかね、もうね、狙えるところがね、ないと思うんですよね、年齢的にも。
なんでもね、もう一回戦闘を走っている姿が見たいなという風にはね、思っております。
はい、やっこさん、私であれば東京競馬場に新馬線写真撮りに行ってみますからね。思い入れはね、やっぱありますよ。
まあね、そういった思い入れがある馬にね、駆けるのもいいですけど、はい、皆様の予想はいかがでしょうかということでね、はい。
はい、最後になりますけど、このポッドキャストへの質問、感想などありましたら、メールフォームからご連絡いただくか、
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ということで、はい。また次回の競馬見聞録でお会いしましょう。
さようなら。