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2021-10-08 07:07

第466回 映画「ゴジラVSビオランテ 4Kリマスター版」

日本映画専門チャンネルで放映された「ゴジラVSビオランテ 4Kリマスター版」の感想をお話ししました。 あまりの高画質化にびっくりです! 【日本映画専門チャンネル】 https://www.nihon-eiga.com/program/detail/nh00010264.html 【番組公式Twitter】 https://twitter.com/kitakatasum @kitakatasumi ご意見、ご感想は #北九州の片隅 でお願いします。 katasumi466.m4a
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みなさんこんにちは、大葉です。 今回は映画「ゴジラVSビオランテ 4Kリマスター版」 こちらについてお話してみたいと思います。
1989年に公開されました いわゆる平成VSゴジラシリーズの第一作目ですね。
これ以降ですね、6作でしたか。 ビオランテ、キングギドラ、モスラ、
メカゴジラ、スペースゴジラ、デストロイヤと。 これ全て同じ世界観で物語がつながっていくという一連のシリーズだったんですけれども、
この作品はですね、その中でもかなりシリアス度とエンタメ度のバランスが良くて、 数年前にゴジラシリーズの人気投票が行われた時に第一位に選ばれました。
これですね、ストーリーは確か一般公募で選ばれたものだったんですけれども、 それまでのゴジラシリーズにはない展開がいろいろありまして、
まずは当時流行り始めたというか、お話になってたバイオテクノロジーですね。 遺伝子操作とか、クローンとか、
そういった技術をゴジラ映画の中に初めて導入してきました。 結果的にはですね、シリーズの中で唯一この作品にだけ登場した対ゴジラ兵器として、
抗核エネルギーバクテリア。 なんかマガマガしい名前ですけれども、要はですね、
ゴジラというのは核エネルギーを食べて、それをエネルギー園にしているわけなんですが、 その細胞からDNAを取り出して、バクテリアに関して、
核エネルギーを吸収する生物兵器を作ると。 で、これをゴジラの体内に打ち込んで、ゴジラ自身のエネルギーを枯渇させるというね。
要はゴジラの力でゴジラを倒すと。 そして、ビオランテ。
これはゴジラ細胞と、植物の細胞と、
沢口康子の細胞。 まあまあ人間の細胞ですね。これを掛け合わせて作られた、要は
人工生命体と言ってもいいかもしれません。 まあゴジラ自身が核兵器の影響で、要は人間の手によって作られた怪獣であると同時に、
ビオランテもまた人間の手で作られた怪獣と。 まあどちらもある意味、
人間の負の遺産同士というんですかね。 なかなかその意味では悲しい存在ではあります。
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劇中のセリフの中に、 一方は動物、一方は植物だけれども同じゴジラだというようなセリフがあるんですが、
まさしくゴジラ対ゴジラと言っても過言ではないと思います。 このゴジラ対ビオランテ監督が大森和樹。
どちらかといえばアイドル映画とかが多くて、 アクションものとかこういった特撮撮ったことがない人だったんですけれども、
今回なかなかいい仕事をしてたと思います。 ただ今の目で見るとですね、やはり
人間同士の、役者同士のアクションシーンとか、銃撃戦とか、 あるいはこうコメディーシーンというのがですね、
まあ正直見ててちょっと寒いというか、 うーんというようなところも結構見受けられます。
ゴジラとかビオランテの特撮シーンの出来がものすごく良い分、 人間ドラマ側がうーんという感じではありますけれども、
それを補って余りあるのが俳優陣の存在感ですね。 もう亡くなりました峰岸徹。大林信彦映画の常連でも有名な人なんですが、
まあ彼が演じたゴンドウというキャラクターが非常にユニークというか存在感があってですね、
ある意味彼一人でゴジラと差しで戦えるぐらいの、 すごい存在感をスクリーンの上で発揮してました。
こういったキャラクターがですね、もっとたくさんいればゴジラ映画とか、 あるいは怪獣映画、特撮映画というのがもっと面白くなるんじゃないかなぁと思うんですけどね。
そしてですね、今回自分がこの作品を久しぶりに見直したのは、 CSの日本映画専門チャンネルで4Kリマスター版でこれが放送されたということで録画してみたんですが、
実はですね、このゴジラ対ビオランテ、ネット配信とかレンタルでも見ることができますので一度見ていただきたいんですが、
結構というかですね、かなりぼやけた画質なんですね。 特に特撮シーンなんかは、
そのピアノ線を見えないようにするという意図もあるんでしょうが、薄いもやがかかったというか、本当に
意図的にぼやかした画質で、見るたびになんじゃこりゃと、 昔の昭和のゴジラの方がよっぽど綺麗に映ってたよと思ってたんですが、
まあ今回の4Kリマスター版はびっくりしました。 公開当時、
スクリーンで見た、あの画質よりもいいんじゃないかと思うぐらいにぼやけたところとか、
そういうのが一切なくですね、キリッと引き締まった、 解像度も発色もいい素晴らしい高画質となってました。
最近は昔の映画の4Kリマスター版というのがね、よく製作されて、 劇場上映とかあるいはね、ソフト化されてますけれども、
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いやこんなにですね、綺麗になると驚きました。 とはいえですね、このゴジラ対ビオランテ、公開が1989年ということで、
そんなにむちゃくちゃ大昔というほどではないんですよね。 まあ言ってしまえば平成の作品ですからね。
なのにソフトでは結構ボヤボヤっとした感じだったんですが、今回は本当に素晴らしい画質と、
あと音も良くなってますね。 かなりノイズが消えてた印象です。
ですのでもし、CSの日本映画専門チャンネル、 視聴環境のある方はぜひご覧いただきたいと思います。
いや本当にね、 これだけ綺麗になるとそれだけで作品の
レベルが上がったような気にもなりました。 はい、そういったわけで今回は、
ゴジラ対ビオランテ4Kリマスター版の感想をお話しさせていただきました。 それではまた。
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