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みなさんこんにちは。大葉です。
今回は映画「ガメラⅢ イリス覚醒」こちらの4Kデジタル修復版を見ましたので、感想をお話してみたいと思います。
平成ガメラシリーズ3作目、そして完結編であるこのガメラⅢ。
前作ガメラⅡが1996年公開、そしてこのガメラⅢが1999年、いわゆる世紀末ですね。
この時期に公開されまして、この3年の間に日本の特撮作品も色々変化がありまして、
一番大きい変化は96年からテレビでいわゆる平成ウルトラ3部作が始まったと。
ウルトラマン、ティガ、ダイナ、ガイア、この3作品が続けて放映されたと。
これは本当に大きかったですね。
95年にガメラが復活した時には、本当に当時の特撮というのはスーパー戦隊ぐらいしかやってなかったからですね。
あと一応映画でゴジラもやってましたけれども。
この平成ガメラシリーズの影響もあって、色々日本の特撮シーンも動き出したんですが、
このガメラⅢ公開で翌年、2000年からは仮面ライダークーガが始まって、いわゆる平成ライダーシリーズがスタートしたと。
そのような時期の作品ですね。
ガメラ1作目、2作目、かなり評価が高くて、自分も含めファンとしてはぜひ次も見たい。
3部作の完結編、そういった形で構わないので見たいということを願ってたんですが、
なかなかの3作目が発表されず、結果的に間3年待つことになったんですけれども、
ようやくこの3作目が公開されて、確か自分公開初日に映画館に行ったと思うんですが、
ちょっとなかなかびっくりしましたですね。
結論から言うと、このガメラⅢは公開当時は正直賛否両論だったような気がします。
Ⅲの方で言えば、デジタル技術が本当に進化して、前半の渋谷でのシーン、
そして後半のガメラとイリスの空中戦、この辺りは本当に今まで見たことがない映像でしたので、
劇場の大きなスクリーンで見た時にドギュモを抜かれました。
その一方、反対というかネガティブというか、そういった意見で多かったのが、
1作目、2作目はこの現実社会に巨大怪獣が出てきた時に、政府とか自衛隊がどう反応していくのかという、
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いわゆるシミュレーション的な部分も大きかったんですが、
この3作目となると、どちらかというと電気SFというんですかね。
流星町とかね、原部とか、いろいろそういった単語も出てきますし、
結構物語のテイストが前2作とは変わってきていると。
もちろんね、話と人はきっちり繋がってますし、
あくまで1作目、2作目の延長線上、共通する登場人物もたくさん出てきますし、
この3だけ見ると多分、なんじゃこりゃというところも多分あると思うんですけども、
1、2、3見ると、あ、なるほど、こうだったのか。
もちろん作り手も、1作目の時点で3のラストまできちんと想定はしてなかったんじゃないかなと思うんですよ。
漠然とはね、意識してたかもしれませんけれども。
ただ今回、この3のラストを見ると、いろいろ批判はあるにしても、きっちり終わらせてくれたなぁ。
救いのないラストかもしれませんし、
ある意味、絶望的な状況の中で、少しだけ希望が見えるラストかもしれませんし、
なかなか個々評価が分かれるんじゃないかなと思いますけれども、
自分的には、このラストシーンは非常に好きです。
興行収入がもっと良ければ、4作目もあったらしいんですけれども、
残念ながら、4作目が作られることはなく、ここで終わったんですが、
まあ、結果としてそれはそれで良かったんじゃないかなと思います。
もしこの延長線上でガメラ4を作ってしまったら、ものすごくハードルも高いですし、
もしかしたら、竜頭旅に終わったかもしれません。
3のラスト以降の展開は、本当に見た人がいろいろ想像すればいいんじゃないかなと思います。
とはいえ、公開からもう23年経ちました。
もしこの先ガメラが復活することがあれば、
世界観をリセットしてですね、全く新しいガメラシリーズを、
今の2020年代にもし巨大怪獣が現れたらどうなるのか、
ガメラが現れたらどうなるのか、
そういう視点からね、もう一度観客を驚かせるようなすごい作品を見せていただきたいなと思います。
今回ですね、UHDブルーレイで4Kデジタル修復版を見たんですが、
この作品もシーンによってですね、画質のすごくいいシーンと、
うーんというシーンと混在しているわけなんですけれども、
やはり今までのソフトに比べると、全般的にいい感じで見れますし、
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何よりですね、音響効果が本作も非常にいいですので、
ご視聴の際はですね、できるだけいい音が聞ける環境でご視聴いただければと思います。
特に前半の渋谷ですね、週末の夜の渋谷にいきなりガメラとギャオスがやってきて、
ものすごい戦いを繰り広げていくんですが、
それに巻き込まれて渋谷の街が崩壊、何千人か何万人かの死傷者が出るというね、
今までの特撮怪獣映画では全く見たことがないというか、
あえて見せてこなかった、ある意味タブー破りをやってますので、
このシーンだけでもですね、ぜひご覧いただきたいと思います。
そういったわけで今回は、映画カメラ3イリス覚醒、
こちらの映画についてお話しさせていただきました。
それではまた。
