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はい。というわけでですね、暴力団の資金源の一つの柱として風俗業があるという話です。
要はですね、やはり風俗店って世の中いっぱいありますよね。
ああいうのの経営に直接間接的に、直接って多分ないと思います。間接的に関わって、それを資金源とする。
逆に言うとその風俗店を営業する人たちとしては、まあ様々なトラブルが絶えないんですよね。
バックにやっぱりケツ持ちって言い方しますけど、暴力団がいると安心なんですよね。いろんな意味でね。
ということで、切っても切れない関係にあることが多い。全部かどうかは知りません。調べたこともないので。ただ一般にはそう言っていいと思います。
で、行動会の場合はですね、その資金源となっている、まあ行動会ぐらいになるといっぱいいろんな資金源があるんですけれども、
中に愛知県警が目をつけていた、ということはつまりですね、相当中核になっていると見られている風俗グループがありまして、
ブルーグループっていうふうに呼んでました。今はもうあんのかな。店舗はあると思いますけどね。2007年、8年ぐらいの時には、まあやっぱりそういうふうに捜査の中心でしたね。
で、そうだな。基本的には風俗って、名古屋ってソープランドはそんなにないんですよ。あるけど。
大門っていうね、それは中村区のね、これももう今山口組系ですけど、稲葉実家っていう組があって、それが大門にあるんですけど、その辺にいくつかある。もともと有核だったんですね。
ソープランドっていうのは、現在の日本でも売春を公然と行っている風俗店の形態で、だから要するに挿入ありってことですね。
で、ソープランドは、ただ名古屋はそんなにないです。多分有核の歴史が、ちょっとごめんなさい、そこの歴史は私はあんまり知りません。
で、多かったのは、いわゆるファッションヘルスか、店舗型の風俗店でいうと、そういう抜きはあるんだけれども挿入はないっていうタイプの店が主流で、それを何店も経営している。
ブルーグループは愛知県外にも四国愛媛に1店あったように思いますけれども、そういうグループですね。
そこのグループと行動会には密接な関係があるとされていて、例えば行動会のトップ、すなわち山口組のトップ、すなわち日本の暴力団のトップといっても過言ではないと思いますけど、稲葉会の人とか起こるかもしれませんけど、住吉会とかね。
人数でいうとそうです。
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篠田健一っていう人がいて、塚田忍っていう風に自称しております。
だから本名は篠田健一って言うんですけど、その塚田忍組長というのが逮捕されたことがあったんですね。
補借金が十数億円だったと思います。11か13かどっちかだと思いますけど、お払ったのがそのブルーグループであると噂されたり。
ちょっとわかんないんですけどね。裏の取りようがないんで言ったら、警察の捜査関係者はそんな風な話をしてましたけど。
それから、篠田健一氏が名古屋市内に住居を持つとなったときに、自宅を作ってあげようとしていたのがブルーグループのトップだったという話もありましたね。
これは名古屋市のメートークで、住民の反対運動があったりもしましたけれども。
そういう資金源になっていたとされているグループですね。
それを警察はチャートを作っていて、それを見て私もほーっと思ったんですけれども、
要するにブルーグループおよびその周辺で、かなり計画的に風俗業を使ってお金を儲けるシステムというのが作られているんですよ。
私が取材していたときには、バンスという言われ方をしてましたけど、これみんな使ってますかね。
バンスって何かというと借金のことなんですよね。
これはなかなか難しいところなんですけど、基本的には風俗業で働く女性を継続的に作っていくためには、借金を背負わせるというのが一番彼らにとってはいいんですよね。
それを返済するまでは働かざるを得ないという状況に追い込む。
これは極めて役者的な発想としてはよくあるパターンなんですよ。
何かしらの因縁をつけて、その人に何か過失があるような形を作り、そこを返済させるという名目で金を奪い取るというのは暴力だとすごくやる手段なんですよね。
特殊詐欺もそうですよね。何か母ちゃんごめん、僕事故を起こしちゃってすぐに何百万円必要なんだとかっていうふうに相手に信じ込ませるっていうのは、自分に過失があると思わせるっていうことですよね。
あるいは何かあなたは丸がつ丸日ポロのサイトを見ましたね。その金額を払わなきゃいけませんよみたいなやってもいない請求が来ることとか架空請求ですね。
これも相手に過失があると思い込ませて金を奪い取る手段。借金は過失なのかわかんない。これはいろんなケースがあるんですよ。
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例えば親からそれを引き継いでいるというケースもありますからね。何とも言い難いところもありますが、それを待っているとですね、自主的に風俗店で働いてくれる人を待っていると、なかなか商売として円滑にいかないわけです。
これは何でもそうです。コンビニとかもそうだと思いますし、私も会社で選挙の時にアルバイトを集めたりとかしたことはありますけど、アルバイトって集めるのは大変なんですよね。
アルバイト、従業員。やっぱり普通の会社員と違って、結構簡単に休んじゃうし、明日から辞めますって言われちゃうし、人数自体も頭数を揃えるのって結構大変。風俗店の営業だって当然そうですよね。
とりわけ、非税に稼ぎっていうふうに言いますけれども、毎日毎日お金が支払われる。月給制だと給料日までは来なきゃいけないみたいなのがあるかもしれませんけど、そうじゃないので。
しかもやっぱりね、当然女性は生理とかもありますし、今日休みますみたいなこともあるし、だけどお店を営業するためにはですね、毎日必ず女性がいなきゃいけないわけですよ。
そういうのを成り立たせるためには、単純に私風俗店で働きますっていう自主性だけに任せているとうまくいかないんですよね。想像に固くない。大変な仕事ですから。
どうするかっていうと、やっぱり働かざるを得ない状況を作るっていうことが大事なんです。
なので、そのブルーグループの中には、ちゃんと貸金業者として登録しているところもありまして、そこに借金を集めさせるんですよね。もともと借金を持っている女性の場合ね。
その返済を、例えば履歴とかをそこでまとめちゃうことによって場所を低くして、低くしない場合もあると思うんですけど、その借金の返済が終わるまではうちの店で頑張って働こうねという感じで、女性をリクルートするんです。
他のやり口としては、やっぱり覚醒剤。覚醒剤とかそういう薬をやらせるんですね。その売人とかって当然、暴力団とネットワークつながってますから、そこにシャープ中の女性がいるよってなったら、それで借金を返させるために付属店に働かせると。
これ、闇金牛島君とかにあったんですよね、こういうエピソードね。これでも本当にあるんですよ。よく取材されてると思います。私、裁判の傍聴とかもしてましたんで、そういうケースは多分全国にいっぱいあると思いますけれども。
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そうですね。最初は軽い気持ちでそういう薬物に手を出したら、ずるずるずるずると、本当にお金、借金がかたびに付属店で働かざるを得なくなり、そういう状況を作る。
それとですね、あとそのブルーグループもそうですし、他もそうですけど、スカウト会社みたいなのもあるんですよ。だから、街中でお姉さん綺麗だね、ちょっと働かないみたいな感じで勧誘するやつ。これも今は法律的に結構難しくなってるんですけれども。
カラスって呼んでましたけどね。こういう人たちを組織している会社っていうのもあって、だからいっぱい会社持ってるんですよ、参加に。分業制なんです。そういう中で、毎日お店が営業できるように女性従業員を付属店に送り込むというシステムを作っているんですよね。これが付属店の営業の実態ですね。