1. 神田大介の経験
  2. 性欲除去の時代
2024-01-03 10:05

性欲除去の時代

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人間にはいくつか基本的な欲求があるとされています。食欲、睡眠欲、そして性欲だろうという話だったと思います。
睡眠欲、眠るということは人間はしないと死んじゃいますが、比較的これはショートスリーパーという人もいますが、年取ってくればなおさら話題の総量に上ることが多いですね。
いかに良い睡眠をとるのか。ただ、睡眠って比較的平等にできているというか、これだけ何か相手がいらないんですよね。
食欲って食べ物がないと満たせないじゃないですか。睡眠は最悪枕がなくてもどこでも寝られますからね。だから比較的みんなに平等なんですよね。
食欲ね。食っていうのも少なくとも現代社会においては、飢えるという心配はほぼないですね。もちろん知ってますよ。いまだに飢餓が襲っている国というのもありますが、日本社会においては飢えるのは難しくて、むしろ日本みたいな先進国の場合、貧困層というのは太ってしまうんですよね。
お金がないと、むしろ健康を保てるような食材が買えなくて、砂糖とか脂肪とかの多いものが安いものに多い。腹を満たせる。結局、太ってしまって健康を害するみたいなのは前々から観測されていることですし、間違いないと思うんですよね。
とにかくしかし、食欲というのも平等性に関して言うとみんなそれなりに食べられる。めっちゃおいしいものを食べるというのは平等ではありませんけど、でもめっちゃおいしいものってそもそも何って話あるじゃないですか。
ちょっと前にダイヤモンドを話しましたけど、希少なものをおいしいというふうに思っているみたいなこともありますからね。それはまたちょっと違う話なのかなって感じもします。圧倒的に不平等なのが性欲なんですよね。
マスターベーションとかまで入れればちょっと違うのかな。ただ、要するに食欲みたいなことに関して言うと、食の心配をなくすっていうのが近代化の一つの人類が達成してきたことですよね。
やっぱり飢餓ってつらいので、そして人類は飢餓を何度も経験してますね。日本の歴史で見たって、天邦の大飢饉でしたっけ。なによくわかんないですけど、飢饉っていっぱいありましたよね。
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戦後間もない頃とかもそうだと思いますけれども、こういうひもじい思いはもうしたくないと。あるいはさせたくないという強い決意のもとに、食料の増産というのはだいぶ図られて、日本人もすごく体格が良くなったって言うじゃないですか。
栄養状態が良くなかったからですよね。それは大変結構なことです。性欲はそうはいかないんだな。結局これは相手がいないことにはなかなかどうにもならないんですよね。
じゃあそれを一体どのようにするのかと。社会はこれまでそうやって食事っていうものをみんなに対して平等に割り付けてきた。それと同じようなことを性欲に関しても行うのか。行うとしたらどういう手段なのか。
言葉を選ばずに言えばもう達成されている部分もありますよね。要するにエロビデオとかエロアニメみたいなエロ漫画みたいなね。性的な媒体による表現というのはいっぱいあるわけです。
マスターベーションは昔に比べて極めてやりやすくなっている環境としても整ってますね。それからお金を持っている人に関して言うと性風俗みたいなこともとりあえず日本社会っていうのは発揮して発達してますね。
私は性風俗産業とか一時期集中的に取材していたこともあって普通の人よりは多分詳しいと思いますけど極めて発達してますね。アダルトビデオみたいなのもすごく発達してるんですよね。
そういう社会だから実はその性欲に関してもそれを満たすことの平等化っていうのが進んでるんですよ。人類はそれを進めてきたしおそらく本当それ意図的にそうしてきたんでしょうね。ただやっぱりそれでは満たされないものがあるっていうこともどうやら間違いない。
じゃなきゃだから性加害の事件とかも起きませんよね。少なくともやっぱり自分は満たされていない。女性に相手にされていないっていうのが事件の引き金になるケースっていうのはやっぱりあってこれは欧米にもあるわけですよね。
インセルって言葉で表されてますけど。だから性欲っていうものがやっぱり社会で害を及ぼす存在であるっていうことがなんとなく薄く認識されつつあって、だけどDNAプログラミングされてると種の保存のためには性欲が必要であると。
ただそういう本能を克服してきたのが人間なので、例えば何かしらの方法で手術なのか薬なのか知りませんけど性欲を排除すると。あるいは必要な時だけ性欲を増すっていうことって多分やったらできるんでしょうね。
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やるのかどうか。宗教的に信仰の厚い人とか反対しそうですよね。それは神の栽培だっつってね。だけど神の栽培みたいなのをひっくり返してきたのが世界史ですから。あるような気もしますよね。中絶手術みたいなもんでね。
そういう意味でいうと、これまで女性の負担が圧倒的に多かったので、非人にしても中絶にしてもね。男性側の負担が増えるっていうのもなんか病な感じもしますしね。性欲除去みたいなのね。あるんじゃないかなと思いますよね。
だから性欲を満たすというよりはなくす方向の方がより合理的じゃないですか。満たすっていうことになると結局なんかね、自分の思考が、例えばロリコンであると。
ちっちゃい女の子を見てしか興奮できないっていう人は、その性欲を満たすことは極めて困難ですよね。実社会でやってもらったら困るし。
それは表現、アニメとか漫画とかみたいな、要するに現実ではないものだったとしても、私は実はそれは一定認めるべきだと思ってるんですよ。
だってそうしないとその人たちがどこで性思考を満たすのかっていう問題が解決しないので。
現実に欧米とか北欧とかそうですよね。処置しているだけで刑罰の対象になるような国もあるわけですよね。
そういう人たちっていうのがいることはいるんで、ロリコンの人もいる、ショタコンの人もいるんで、そういう人たちにどういうふうに対処していくのかっていうことを考えると
何らかの性的な表現で満たすというよりは、性欲を除去するほうが平等じゃありません。
だってなんでロリコンの人たちだけ自分の性的欲求を満たす表現がないんですか。逮捕されちゃうんですかね。
だってその人たちって元々別に好きでそうなったわけじゃないでしょ。
気づいたときにはそうなってたってことですよね。
それを除去するっていうのがやっぱりちょっと平等じゃない気がするんですよ。除去する。
要するにその人たちの性趣向だけ認めない、表現も認めないってなってくると、それはちょっとその人たちに対する差別じゃないですかね。
するとやっぱり本能としての性欲を除去するっていうのは極めて平等ではないかと。
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それも思った2023年に本当に世の中はエシュカルになったなと。
正しい、倫理的に正しいっていうことをみんなが認める世の中になりましたよね。
なりつつあります。
それはパレスチナ情勢に対する欧米の若者の反応とかを見て思いますよね。
イスラエル支持じゃなくてパレスチナ側に回るなんて考えられなかったですからね。
そういう世の中なんで多分性欲は除去するっていうのが全員に対して平等だし、いい方向だってなってくるんじゃないですかね。
というような動きっていうのは多分2024年というよりはもうちょい先の話かなという感じがしますが、到来すると思います。
そしたら社会がどうなるのかっていうのをちょっと考えてみると面白い、興味深いですよね。
今回はこんなところで。
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