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いちです、こんにちは。今日は、稲沢山を背景にお話をしていきたいと思っています。
すぐ後ろが海なので、歩き回ると落っこちてしまうので、僕は喋りながら歩く癖があるんですけれども、今日は気をつけながらお話をしていきたいと思います。
あと、今日ちょっとくたびれた顔してて、いつもかもしれないんですけれども、松尾隆博さんという著名なメディア・アーティストの方と仕事を一緒にさせていただいてまして、彼と仕事をするとき、僕は職人に徹するようにしてるんですね。
図面を書いて、組み立てて、工場に発注して、プログラムを書いて、みたいなことをしてるんですけれども、それが一段落しまして、
また、彼の個展とかで作品を見ていただけると思うので、お楽しみにしていただければと思います。
それからニュースレターの方も毎週続けています。今週金曜日にはメートル法というお話をさせていただきました。
皆さんがものを測るときに使っているセンチメートル、ミリメートル、メートルが基準になってますね。
それから歩く距離だったり、自動車の距離だったら、ヒロメートルとかもですね、メートルが単位になってますね。
このメートルというのはフランス語です。
いつ生まれたかというと、フランス革命、ちょうど18世紀末に起こったフランス革命の中で生まれた単位です。
1メートルというのは地球の四五線沿い、つまり縦方向ですね、縦方向にぐるっと一周した長さの4000万分の1というふうに決められました。
赤道じゃなくて四五線だったのは、赤道の長さが当時、正確に測る方法がなかったという事情もあると思います。
またそれからの地球が真球ではなくて少し赤道方向に膨らんでいるという事情もあったのかもしれません。
ただなぜ地球の長さ、地球の一周した長さから決めたのかというと、それはフランス革命に理由があるわけですね。
それまで従来、長さの単位というのはいろいろなものがありました。
アメリカなんかは今でもメートル法に、メートル条約に加盟していなくてメートル法を使っていないので、加盟はしているんですかね。
メートル条約に加盟はしているかもしれないんですけども、メートル法は使っていないので、長さの単位がメートルではありません。
フィートという単位を使っています。身の回りにあるものの長さの単位はフィートという単位を使っています。
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フィートって何かというと、この足のサイズですね。映るかなこれ。でも足を上げたら落ちちゃうんですよね。
足の長さ、日本人男性であれば26センチ、27センチ前後ですかね、28センチ等の方もいらっしゃるかもしれないんですけれども、
フィートはだいたい30センチぐらいです。これが足のサイズかというとちょっと大きいなとは思うんですけれども、
決めるならその地域の王様の足のサイズということになるんでしょうね。そうすると王様は自分大きく見せたいですから、
ちょっと大きめに言ってたのかもしれないです。これは全然想像の域です。
ひょっとしたら靴を履いた時の長さだったのかもしれないです。これがフィート。
そういう人の、例えば王様の足の長さとかというものは、一つには権威的、王様の体のサイズで決める。
もう一つは正確な基準にならない、俗人的という問題があったわけですね。
そこで地球の大きさという、万人が共有できる基準を使って長さを決めようと考えて、これがフランス革命の考えと同じだったわけですね。
フランス革命、自由と。
今、後頭へ行く船が汽笛を鳴らして、ちょっと休憩。
はい、そろそろ船が通ると引き波がやってくるので、後ろまずはバーンとなるんでしょうけども、かまわず続けていきたいと思います。
フィートではなくて、フィート、つまり足の長さではなくて、地球の大きさから決めましょうということだったんですね。
アジアでは足ではなくて、この長さですね、親指から小指の先の長さ、尺ですね。
一尺、これもまた大体30センチぐらいで、これも本当かなと思う。
僕はちょうどこの長さ、手を広げたときの長さがちょうど20センチなので、ものを測るのに便利なんですけども、こうやって測って20センチだなって測るんですけども。
一尺、これも30センチぐらい。1フィートと大体同じぐらいですかね。これが身体的な長さだった。
古代エジプト、我々がよく調査に来ていた、去年1年行けなかったんですけれども、古代エジプトで使ってた単位はキュビットという単位で、ここからここですね。
ここからここ、約50センチぐらいの長さ。こんな感じで、ここからここ。これが1キュビットという長さです。約50センチぐらい。
これのキュビットを2個繋いだもの、ここをね。これはダブルキュビットといって、この2キュビットもよく使われてた単位で。
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実はその1メートルを決めるときに、地球の4千万分の1、地球の4、5千鳥の全周の4千万分の1、なぜ4千万なのかというのがすごく疑問だったんですね。
4という数字はわからんでもない。円を4等分して、4等分すると直角ができるじゃないですか。
円を4等分するというのは自然な発想だったと思うんですけれども、4千万というのが、ヨーロッパの場合は数字は3桁ずつに区切っていきますから、千の次が100万で、その次が10億なので、1千万というのはちょっと中途半端な言い方なんですね。
ただ4千万分の1にした1メートルという長さが、ほぼダブルキュビットの長さと一致するんですよ。
こういうこともあって、使いやすさという意味で1メートルという長さを決めたんじゃないかなと、僕は考えています。
で、フランスの革命政府、あるいはメートルを決めたコングレスだったんですね。
偉かったのは身の回りの単位、例えばセンチメートルであるとかミリメートルであるとかと、距離の単位、キロメートルを全部メートル法で統一したんですね。
これが偉かったのは、日本古来の単位だとか、アメリカで現在も使われている単位、身の回りの長さ、フィート、あるいはせいぜいヤードまでですよね。
3フィートで1ヤードなんですけれども、それと距離の単位、アメリカだと1マイルですね。
当時ヨーロッパなんかでも使われた単位なんですけれども、これは連続性がないんですね。
今現在はアメリカでは1マイルは1760ヤードと決められていますけれども、マイルとヤード。
ヤードはね日本語でヤールっていうこともあるのでちょっとごちゃごちゃなんですけど、マイルとヤードの間には連続性があんまりない。
もちろんマイルを分割していった単位、ハロン。
英語ではパロンですけども、ハロンであるとか、チェーンとかそういう単位もあるんですけども、
マイルで決まっている単位とそれからフィートで決まっている単位、これ別々なんですよ。
それをメートル法の中では統一して、今では当たり前のことだけども、1000メートルでキロメートルという単位。
そこが画期的だったんですね。
当時、受信法を使うという発想がそもそも斬新だったんですね。
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今は受信法は当たり前じゃないですか。
割とこのアジアの国々では受信法と馴染みが深かったんですけれども、
古代エジプトに起源を持つヨーロッパの文化だと、12信法であったりとか60信法のほうが馴染みがあったわけですね。
メートル法が受信法を対応したのが、文献によってはふんなり決まった様子もあるんですけれども、
とある文献によると、12信法対応派が結構粘ったという説もあって、
受信法最終的に決めたのは数学者のラプラスが強く受信法を進めたという事情があったそうです。
ラプラスはこのふりかどうかわからないんですけれども、
12信法の便利さを訴える人に対して、ラプラス自身が私は13信法を使うことを提案するという皮肉を公演で言って、
皆さん気持ちが受信法に傾いたなんていう説もあります。
これちょっと裏が撮れてないので、本当の話なのかどうかまだわかりませんが、そんな話もあったようです。
無事に受信法が採用されて、メートルという長さがキュビットを元にしてできた。
ただ普及にはそこからさらに100年以上の時代が流れています。
日本でも明治時代まではメートル法なかったので、輸入されてなかったので、
言ってもフランス革命が18世紀末なので、明治のちょっと前ぐらいですもんね。
だからそんな急にはやってこなくて、明治政府は後にメートル条約に加盟するんですけれども、
完全に従来の日本の釈迦法という単位形がなくなるのは昭和に入ってからです。
もう罰則規定とかができて、フランスも罰則規定を導入するんですけれども、
日本でも罰則規定が昭和に入ってから設定されて、ようやくメートル法に変わっていきます。
なぜかというと、メートル法以前の単位、これはフランスであろうと日本であろうと不正確だったんですね。
例えば一尺の長さが何センチですかというのは地域によって違いましたし、
それから日本だと建物を建てるときに一軒という長さ、それから畳で一畳と言いますけれど、畳のサイズでも地域によっても違うし、ひょっとしたら大工さんによっても違うんですよね。
なのでこの部屋は何畳ですよというのを、家を売るほうにしてみれば畳ちっちゃくすれば同じ10畳までもちっちゃくできるから畳ちっちゃいほうがいいし、
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家を買うほうは正確に言ってほしいし畳が大きいほうがいいしってなるので禁止されたわけですね。
そういったお話をニュースレターにさせていただきました。
それから日本の釈迦法というのは、特に江戸時代に通って使われた重さの単位ですね。
これなかなか合理的な単位で、実は日本の単位計というのはすごくシステマチックに決まっているんですね。
例えばお米の一穀っていうのは、成人男子が一年間かけて食べるお米の量が一穀ですよ。
一穀のお米が取れるのが一単という面積ですよ。
一穀のお米を買うのに必要なお金が一両ですよというふうにお米を基準に決まっていったりとか、
畳のサイズっていうのは成人男子の寝るための大きさとして設計されていたりとか、
割と合理的には決まっていたんですが、
そういったものは世界で統一するためには、やはりお米だったりとか成人男子のサイズだったりとか、
日本ローカルなので困るということで、ほとんどの国がメトロ庫を採用したわけですね。
最大の例外がアメリカで、ほんとアメリカなんとかしてほしいですね。
インチ、長さは単位インチであったりフィートであったり、それから重さの方もポンド使ってて、これも欲しいんですね。
実は最初の話に戻るんですけれども、設計をやってたんですけれども、これがインチとミリメートルが混ざるんですよ。
ほんとやめてほしいです。
CADで図面を引いてるんですけれども、ある場所はインチで引いて、ある場所はミリメートルで引いて、
インチの千分の一インチという単位でミルという単位を使うんですけれども、
ここは何重ミルで、ここは何ミリメートルで、ほんとやめてほしいです。アメリカなんとかしてほしいです。
ニュースレッダーの中では別のミルという単位、角度のミル、英語ではアンギュラーミルという単位をご紹介しているんですけれども、
あの光は長さのミルというのもあります。
ほんとやめてほしいなと書かせていただきました。
今日はこの辺にしておこうと思います。
今日も聞いてくださってありがとうございました。
また次回、YouTubeまたはPodcastでお目にかかれればと思います。
今日いっぱい噛んでてごめんなさい。
ではまたお目にかかりましょう。
では、内でした。