そしてそれが人を驚かせることもなく、
人をむやみに心を揺さぶるわけでもなく、きちんと淡々に、だけど科学の心髄を的確につくんですね。
私そのペースが大好きで、あとその声が好きで、
それで私はだからそんな理科の時間、理科ってまた使ってくださっていることも、
私の最初の好奇心をもう一度取り戻させてくれるような気がしまして、
だから吉安さんの声と内容と安心感とに、いつも初心に戻るような気持ちでいたんです。
ですから今日はとてもお会いしたかった。どうもありがとうございます。
いえいえ、こちらこそそう言っていただけるととても嬉しいです。
安心感はちょっとした売りというわけじゃないんですけど、
心がけているというか、一つの価値なんじゃないかと思っているんで。
まさにそうだと思います。
そんな理科を聞き出した時から、あれこれはっていう、
昔の子供の時の柔らかい心に戻ることができて、毎回嬉しく思っています。ありがとうございます。
いえいえ、ちょっとね褒められ弱いんでね。
じゃあ早速ですけど、吉安さん自己紹介がてら、僕急なお願いなんですが、
いつものそんな理科の時間のみのタイトルコール。
はいはい、このねオープニングに至るまでにも苦労があったんですよ。
聞きたいです。
そうなんですよ。
ぜひ教えてください。
多分なんですけどこの番組、奏でるサイバーを聞いていらっしゃる方でも、
私の番組知らない方もいらっしゃると思うので、ちょっとだけ紹介させてもらって、
私はそんな理科の時間Bという番組のパーソナリティをやっている吉安と言います。
さっきもねちょっとオープニングのコール言わせてもらったんですけども、
理科っぽい視点でいろんなことを見てみましょうというので、
知識というよりは世の中の見方をなるべく科学的だったり探究的だったり、
あとは未来どうなるんだろうっていう未来をまた違った視点で見られるっていうのを目指して、
番組をやっているというのが私たちの番組で、毎週金曜日日本時間の朝更新をしています。
一番最初始めたときにはなんと月2回の更新だったのを週1回に変えまして、
ペースが早くなってしまったので、月に2回は星空案内の回とメールの回っていうので、
お茶を濁してるというわけではないんですけれども、
自分でネタを作らなくてもいいという逃げをしているという感じで、
一月のペースを考えてるっていう番組になっております。
いや、メールの数もすごい多いですよね。
メールは大体月に30通くらいは来るので、そちらに答えるだけでもなかなか大変です。
ありがとうございます。僕たちも困ったことがあるとですね、
そんない理科の時間日にメールさせていただいたり、僕たちの番組を紹介していただいたりしていただいたり。
そうですね。CM入れたこともあります。
このおかげで僕ら2周年までたどり着くことができたと思ってます。
そんない理科の時間日、そして吉谷さんのおかげだと思ってます。
ありがとうございます。
こちらこそありがとうございます。
オープニングに至るまでのお話を教えてください。
そうですね。一番最初、私は元宮さんという方と番組を始めまして、
元宮さんがメインパーソナリティで、星の話、宇宙の話をメインでお話をしてきました。
私はアシスタントだったり、たまに自分がこんなこと話したいって言って番組をやってたんですけど、
一番最初はね、満月の日と新月の日に配信っていう。
おしゃれ。
だいたい月に2回。
宮火ですね。
宮火って言うとあれですけど、ちょっとだけ良かったのは、
今番組の最後で次回の配信でまたお会いしましょうっていう風に話をしてるんですけれども、
その頃は次の満月の日にお会いしましょう、次の新月の日にお会いしましょうっていうのを言ってたのが、
ちょっと自分でも良かったななんて思っています。
素敵。
そうするとね、リスナーの方が月を見てくれるんじゃないかと思っていて、
だんだんね、1ヶ月月の形変わっていくんですけれども、
次の新月、次の満月っていうのを気にしてくれるといいかなと思って始めたんですが、
元宮さんがお都合で辞めてしまう前に、
あ、そうだ、その前にあれなんだ、月に埋書になったのは、
私たちソンライプロジェクトというグループで番組配信をしています。
その当時はね、10年前ぐらいなんですけど、
自分たちでサーバーを借りるっていうのをやらないと月に配信ができなかったんですよ。
今ってSpotifyみたいなものでアプリでばんばん配信できますけど、
そういうのがあって、サーバーを借りてました。
で、他の番組は、何番組かやっていて、他の番組は曜日を決めてやってたんですけど、
曜日がかぶると転送料がオーバーしそうですよっていうのが、
サーバー屋さんからやってきて、グループの中で曜日を決めましょうってことになったんで、
新月満月を辞めてしまったっていうのがあって、
2週に1編ぐらいだったのが、毎週になんとなくなって大変になったとかっていうのがありました。
もうちょっと話は続くんですけど、
元宮さんがご都合で辞めてしまって、自分がメインのパーソナリティをやることになったんですけども、
自分が話してることって、理科っぽい話で、やっぱり、
だから一人一人がそういう視点を持とうっていうこととか、
あとは理科で習ったこととか学校で習ったことっていうのは、実はそういう視点作りにとても影響していて、
大人になってからもそういうようなものの考え方を自分で培っていこうってことなのかなと思ったのね。
だからそれが一つだけの視点じゃなくて、多くの人の視点を知るってこととか、
自分の見方を改めて考えてみるだとか、そういうことにつながっていくのかなと思ったの。
だから続けるってことは、自分自身を見つめることでもあるし、
コミュニティが広がっていくっていうのは、いろいろな考えを許していくってことになるから、
いいよね。
面白いなと思った。
ゆりかさん、そこで聞きたかったんだけど、科学教室をスタートさせたときに、
ふざけて、ゆりかっぽい視点で周りのことを見てみませんかって言ってつけるだけで、この理科っぽい視点がゆりかっぽい視点になるんだけども、
上手よね、たくさん。
お上手。
その、科学教室っていうものをやったときにね、
理科の授業って、意外とこう来てる親御さんとかの感覚だと、
理科って暗記科目でしょって思ってる人たちが多かったことに、僕はびっくりしたよね。
びっくりした。
ああ、やったことがあるかもっていう言葉に、
元理科の先生としては、結構衝撃で、
どういうこと?
やったでしょって思うわけよ、こっちとしては。
かもじゃなくて。
かもじゃないよって、やったことだよって思っちゃったりするわけよ、たぶん。
なんだけど、それぐらいの認識なのかなって初めは思ったのね。
え、私結構衝撃的に受け止めたことだったんだけどなぁと思って、結構温度差を持ったんだけど、
でもそれはよくあることであって、もう一度思い起こせばいいのよね。
もう一度勉強って言わないな、もう一度知ればいいことなのよね。
なるほどね。
そうそう、それで僕衝撃受けたというか、
ゆりかごさんさすがだなと思ったのは、日本で自然史博物館とかで理科の先生やってたでしょ。
高校で。
高校でもやってたし、実験教室もやってたわけでしょ。
そうそう、自然史博物館でお手伝いね。
それもやってたから、こっちに来た時の理科の教育の仕方が、科学教室で特にね、暗記ってことは全くなかったでしょ。
ないよね。
疑問とか不思議なところに持っていく、そのセンスオブワンダーって言って子供たちが、
自然現象を見て、うわ、これなんでこんなに不思議なことが起きるんだろうとか、
なんでこんなに蝶の羽って綺麗に光るんだろうとか、
それをいろんな視点で調べたっていうのが、もうめちゃくちゃ面白くて、
僕としては頭に一番子供に残るのって、やっぱり理科の暗記ではなくて、
実験しながら、例えば鳥の羽っていうものをいろんな視点で見たんですよ。
まず俺覚えてるのは、顕微鏡で見るっていう、まず一つの視点あって、鳥の羽がこんなに…
視点ってのは物理的な見方ってことね。目で見るか、顕微鏡で見るかってこと?
それはそれだったね、確かに。
で、そうするとさ、綺麗な格子というかさ、すごい綺麗な模様に編み込まれて…
やっぱりさ、暗記科目ってふうに思っちゃうと、その綺麗なものを見たときに、
わあ、綺麗っていう言葉をさ、大切にしなくなっちゃうよね。
だから最初はやっぱり、ねえ、顕微鏡で覗くなんて、もうワクワクするよね。
綺麗な世界が広がるからね。
やっぱりそうかな、私も顕微鏡を買ってもらったときから広がったかな。
最初に買ってもらったのはクリスマスだったから、雪の結晶見たよね。
あれは綺麗だったなあ。
雪の結晶とか見たよね。
で、その鳥の羽をさ、次視点変えてさ、扇風機の風に当てたじゃん。覚えてる?
あれがまたさ、次の視点になって、今度は構造を見た後に扇風機に早く飛べる鳥の羽とさ、
ニワトリみたいなさ、飛ばない鳥の羽を入れたときにさ、扇風機の風に当てたときの羽の飛び方の違いを今度みんなで見つめたじゃん。
ああやって視点を変えることで子どもたちの、
同じアイテムを使っても、やり方だったり見方だったり、道具を変えることによって、
同じ羽なのに、いろんな姿を見せてくれるんだよね。
彼らがだんだん鳥になっていくわけ。鳥子になっていくって言ったらいいのかな。
そうじゃなかった?重いんじゃない?今のちょっと。
そうそうそう。そして巣箱を今度は持ってきて、巣箱をどこに設置しようかっていう話をすると、今度鳥の生活に頭が行くでしょ。
ああいう科学教室のやり方って、すごく新しかったと思うんだけど、
それが、なんか吉安さんのいう理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんかっていうところと、
一つの事象だったり、一つのことなんだけれども、
多くの考え方とか多くの見方とかでいくえにも幸せが広がっていくっていうのかなって、
私はそこを心の奥底にストンと落とすっていう言い方に自分で言い換えたんだけど、
心の深いところでストンと、
ああこういうことなんだ。僕が生きている世界っていうのはこういう世界なんだ。
きれいな世界なんだってストンと落としてあげたいの。子供の心に。
それを心がけた理科、科学教室でしたね。
それが今日は繋がるところがあるなっていうことを改めて気づけて、
吉安さんに来てもらってすごい良かったなと思います。
どうもありがとうございました。
次回なんですけど、吉安さんとの会話が英会話の方に。
まさかのまさかの理科の話で終始するんだと思ったんだけども、
英会話に進みましたね。
人と人が語るっていうことの本質みたいなのを聞けると思うので、そちらも聞いてもらえればと思います。
実はお便りが来てまして、お便りとそれに関わる大事なお話をしなきゃいけないんですけれども、
しばらくチャットさんがゲストとして来てくださいました。
チャットさんは奥さんがいて、その奥さんが日本人なんですけど、
奥さんとか子供たちがね、今日本語を勉強し始めるときに、
家族との会話の中に自分も日本語を上達させたいということで、
このポッドキャストに来てくださいました。
そしてチャットさんが、ゆりかさんが作った教科書、ひらくを使って日本語を学んでいくんですけど、
それと同時にですね、ひらくの教科書を使うと、
英語を学んでいる人たちが、チャットさんと会話の中で、日本語と英語それぞれが学び合い、教え合うという関係で、
お互いの言葉の能力を高めていくことができる。
その一冊を使うとね、二人で一冊の本ができあがっていっちゃうっていうね、不思議な不思議な体験があるんです。
そのパートナーを募集していたんですが、多くの方に出していただいたんですけど、
絶対楽しいから。
その中から、チャットさんも含めて皆さんでちょっとみんなでね、相談して、一人の方を選ばせていただきました。
科学系ポッドキャストのですね、人気番組の方になります。
え、どなたかしら。
はい、それは今後発表するんですけど、実は何が今動いているかと言いますと、
その方とチャットさんが二人でこのひらくを一ページ目からですね、開きまして、
ポッドキャストの中で今スタートさせています、番組を。
なので、これから二人がポッドキャストの中でひらくを使って実際に上達していく様子を公開していただけるということになりますので、
その番組の準備がスタートしていました。
で、その中でですね、来たお便りのことを一つだけご紹介させていただいてもよろしいですか?
はい。
ベアベアさんからいただきました。