1. 奏でる細胞 MUSIC & SCIENCE PODCAST
  2. 2-12. 共通テーマ データ 「寿..
2023-07-11 34:48

2-12. 共通テーマ データ 「寿命とは何か」 #人気エピソード ゲスト はやもん 老化研究者との命の対談 #科学系ポッドキャスト #大好評エピソード

2-12. 奏でるデータ「寿命とは何か」ゲスト はやもん 老化研究者との命の対談 #科学系ポッドキャスト 15番組の合同イベント トークテーマ「データ」に参加しています #科学系ポッドキャストの日  #人気エピソード イベントホスト 佐々木亮の宇宙ばなし https://twitter.com/_ryo_astro イベントの記事と参加番組の情報 https://note.com/ryo_sasaki/n/n0adb91395565 スペシャルゲスト 早野元詞さん(はやもん)慶應義塾大学医学部整形外科学教室 特任講師。生命科学博士。 専門は老化、エピジェネティクス。2013年より米ハーバード大学医科大学院のデビット・A・シンクレアのラボへ留学。2017年に帰国し慶應義塾大学医学部へ所属。スタートアップやVCなど社会実装と、UJAなど若い研究者の支援活動を行っている。特に最近は高校生から研究者、企業から参加するサイエンスセミナー、Scienc-omeを毎週オーガナイズするなど研究を楽しむネットワークの形成に注力している。研究室ウェブサイト:https://www.hayano-aging-lab.com/個人Twitter: https://twitter.com/HayanoMotoshiScienc-ome: https://www.scienc-ome.com/UJA: https://www.uja-info.org/イノチのカガク: https://inochinokagaku.life-is-long.com/ 1)老化研究者 はやもん 登場 2)ベンチャー上場!研究も世界クラスそして影武者は3人 3)研究者の日本代表との出会い 4)ハーバード大学で老化研究 5)光を使ってうつ病を改善 6)寿命の多様性 7)30年生きるハダカデバネズミ 8)500年生きるニシオンデンザメ 9)短い寿命はデータを得やすい 10)寿命が伸びたというデータは本当に感動する 11)オスのデータとメスのデータ 12)宝くじのようなデータは2万個のコロニーから 13)30分のミーティングに28分遅刻した時の教授の言葉 14)幸せであることは寿命も伸ばすしビジネスも成功させる 15)ごきげんな研究者とごぎげんなライオン 16)祝!佐々木亮さん1000回放送! Spotify https://spotifyanchor-web.app.link/e/XSNhlA1Epyb 科学教室の先生タツ&ゆりかさんが語り合う番組「奏でる細胞」はアメリカのインディアナ州から発信しています。 ゲストを迎えて語るコーナー「奏で人に会いたい」。 漫才形式で学ぶ細胞共生説 「水戸カルと神タツ」シリーズも好評発信中です。 この番組は親子科学教室と猫カフェの応援により放送しています。 リスナーからの感想お待ちしています! https://forms.gle/Vsx7t9iFwC5VsxTbA (お便りはこちらフォームから受け付けています ) Twitter:  https://twitter.com/tatsukono   #奏でる細胞 はたなか内科・糖尿病クリニック ⁠https://hatanaka-naika.com/⁠


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奏でる細胞 MUSIC & SCIENCE PODCAST
奏でる細胞は、サイエンスと音楽を愛する2人が、アメリカ・インディアナから楽しく奏でるようにおしゃべりする番組です。
この番組は、地域医療に貢献し、皆様の一番近くにいるホームドクターを目指す、働かないか、糖尿病クリニックのスポンサーズでお送りいたします。
こんにちは、タツです。
こんにちは、ゆりかです。
今日はですね、科学系ポッドキャストの日イベント企画としてですね、科学系ポッドキャストが14番組ですね、集まっておしゃべりしまくろうという企画に参加しております。
そこでですね、我々はずっと楽しみにしていたゲストの早野さん、早門子と、慶応技術大学のですね、老化研究の専門家、早野本主さんに来ていただいております。
こんにちは、よろしくお願いします。
お願いします。
今回のトークテーマがデータということなので、このデータというのをやっていこうと思うんですけれども、早野さん聞きたいことがあるんですけど、まずポッドキャストに出るのは初めてでしょうか。
初めてです。
嬉しい。
よかった。なかなか早門で初めてっていう言葉を聞くのはないんじゃないかしら。
そうですよね。
早門は何人いるのかって私はいつも思ってるのね。
え?ってまず肩書きだけでもたくさんだし、そしてあらゆるところで早門を知ってるっていう人が現れてくるし、そしてまずは日本にいるのかっていうことも私は疑ってるんですよ、いつも。
そうですね。
24時間現れます。
それは最近言われるの多いですね。日本にいるんですかとか。
僕はもしかしたら影むしらが3人くらいいるかもしれないですね。
私もそう思ってます。3人はいるんだなって思ってて。
そうですね。今までUJAの理事の中で赤木さんに来ていただきました。あとは小野原さんにも来ていただきました。あと里見さんにも来ていただいたんですけど。
佐藤さん。
佐藤さんだ。
佐藤さんにも来ていただきました。
早門が現れることによってこのポッドキャストにUJA関係者が出たくて出たくてしょうがないっていう状況が出来上がっていく。
奏でる細胞にね。
そうですね。なっていくかもしれないですね。
あれですよね。僕より達さんの方がUJA歴としては1,2年。初期メンバーですか達さんって。
違いますよ。多分早野さんとほぼ同じ時期。同期入団的な感じです。
同期入団。先輩後輩じゃなくて同期なんですか。2015年くらいの和装とか。
そうです。DCで集まった時に。
あそこで早野さんと三島さんを見て。
あの日帰り雪が降って僕はDCから帰れずに空港から追い出されてホテルに泊まったっていう思い出があります。
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あの時。
そうか。
早野さんと三島さんがすごい研究者が集まってる回だったんですけど、特に2人が骨気が胸についてるように僕の中に見えたんですよ。
どんな人?
僕の中に見えて、この人日本代表だと思って。
本当に日本を代表する方だよね。
この人と仕事していかなきゃいけないなって思ったのがきっかけですね。
ちなみに僕はあの時イザヨユーベの会っていうボストンの研究者のコミュニティの代表として僕行ってるんですけど、でも僕イザヨユーベの会って実は1回しか行ったことなくて。
代表という名ばかりで一応なんか出ててすごくどう説明していいのかよくわかんなかったけど、代表じゃないけど代表で行ってました。
豊達さんも私はUGAって知らなかったから、修学旅行に行ってくるって言って、もう一人の日本人研究者のつよしっていう人と2人で修学旅行にワシントンDCに行くって言ってらっしゃいって。
そこからこうなると思いませんでした。
そうですね。
いいね。こうやって人は出会っていくんですね。でもなかなか、実際だって糖尿病研究者と老化研究者がこうやって出会うってことは普通考えたら大学の同級生ぐらいでない限りないですよね。
だけどとてもこの研究はリンクし合ってるし、普通に人として面白いしお互いの研究を知るってことは。
そうですね。だからUGAがなかったら逆に言えばこんなに色々とイベント一緒にやったりしてないかもしれないから、面白い出会いです。
あれはね、確かに懐かしい。その後、ボストンで僕学会があったので、早野さんのところに会いに行きたいなと思って研究室に行ったんですよ。
あの時ハーバードに来てて、ハーバードでも、こんなこと言ったらあれかもしれないけど、例えば地下の研究室とか、ハーバードって言っても広いからさ。
だけどめちゃくちゃ早野さんのいた研究室ってハーバードのど真ん中というかすごい新しい研究棟に見えたんですけど。
そうですね。ニューリサーチビルディングだから新しかったです。
めちゃめちゃ輝いてて。
それは多分僕が輝いてたからだと思う。
僕は研究室で早野さんが輝いてたなっていうのがあって。
あの時そうだな、僕の学生さんも連れてって、一緒に研究発表とかしてもらって。
確かに会議室でやりましたね。ふえめパークが見える綺麗な会議室でした。
ふえめパーク見えるね、会議室から。
すごいね。
そしてしばらくして、アミールさんの紹介で科学教室をしようということになって、私もボストン旅行に行った。
すごいそういうところでも支えてもらってるというかね、関わってもらってるんだよね。
科学教室もサポートしてもらって。
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で、ハヤモンっていう名前もそれなんですよね。子供用に老化研究を説明するような機会もあるということで。
だから幅広い活動で、カギ虫さんにでも足りない日々を送られてるってことね。
だからハーバードのデイビッド・シンクレア先生っていうのが老化研究だと、もう今世界で一番有名なぐらいじゃないですか。
そうですね。最近デイビッド・シンクレアもYouTuberになってるのかわかんないけど、本も売れましたよね。ライフスパンっていう本もたくさん売れて。
ライフスパンそうですよね。
で、エイジングは病気であるっていう治療できるっていうのを本で言って、結構そういうのセンセーショナルで面白かったかなと思いますけど、本にはもうアーティストでもあるんですよね。
アーティスト。
絵描くのが昔から好きで。だからあの本に描いてる絵も結構デイビッドが自分で描いてる絵で、本の中見ると。
だからもう本書き上げてる時に戻してみてみろみたいな、なんかすげえいい本書いてて、俺これ絶対売れるかなとか言ってましたけど、本当に売れちゃってびっくりしました。
すごいですよね。あの研究室の実際動いてるのが早野さんっていう感じだったんですよね。僕から見てて。
で、日本に帰ってきてですね。留学って5年ぐらいでしたっけ。
4年半ですか。
4年半ですね。で、帰ってきて、研究もすごいんですけど、企業の方でもすごい活躍されてます。ちょっと僕覚えきれてないんで、ちょっと企業どんなことやってるかっていう話ですけど。
もともと僕自身ボストンに留学する時の目的は、研究が50%ぐらいで、残り半分はベンチャー作りたいっていうので、ベンチャー作る方法とか、コミュニティとつながりたいっていうのを留学してるから、帰ってきてからそれを実践したいなと思って。
で、その当時、眼科学教室の教授だった坪先生がスタートアップ立ち上げられてたんで、それ眼科領域で光を使って近視症治療するとか、そういうことやってたんで一緒に参加して、そこから光を使って最近はうつ病とか認知症を治療するっていうプロジェクトで、僕自身はCSOとして入ってるんですけど。
去年、上場して。上場するときいろんなドラマあったんですけど、それはそれとして。今年、他にゲイドム編集のスタートアップとか、新しくスタートアップを支援する会社を立ち上げたりとか、今年はもう一つエイジングに関わるスタートアップを始めたいなって思って。
なるほど、いくつもやってらっしゃいますね。で、今日はですね、まず一番最初のトークテーマとしてですね、寿命とは何か。寿命とは一体どういうふうに考えたらいいのかっていうことを専門家の方からちょっとわかりやすく僕らに教えてほしいなと思ったんですけど。
身体機能が低下して、死んじゃうっていうのが寿命なんですけど、でもこれって結構人間とかその哺乳類の寿命っていうのが結構凝り固まったっていうか、ちょっと偏見入ってる寿命だと僕は思っていて、例えば裸手羽ネズミとか、普通はネズミって2歳ぐらいの寿命だけど、あのネズミって30年とか生きるじゃないですか。
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で、カメもそうですけど、カメも大体100年ぐらい生きるんですけど、年齢とともに死亡する確率っていうのが変わんないんですよ。裸手羽ネズミとかカメとか。だから65歳とか80歳になったら、なんかだんだん死ぬ確率が高くなってくるってわけじゃなくて、ずーっと一定の確率で死んじゃうっていうか、ある意味そのアクシデントなんですよ。
だから例えばずーっと長年生きてる間にいつか喧嘩して死んじゃうとか、事故にあって死んじゃうとか、そういう病気じゃない理由で死んじゃうケースもあるから、でもそれも寿命っていう風に名付けてるから、必ずしも病気で死ぬのが寿命じゃなくて、何かのことが起こって死んじゃうっていうケースは結構いろんな動物であるから、すごく寿命の多様性はあるなと思う。
いい環境で変えればものすごく長く変えるってことなんですね。ただ自然の中では寿命を全うしてる生物というよりはアクシデントになくなるっていう形になってるってことですよね。
一つ面白いのはあれですよね。まだ本当かどうかっていうのを確かめられてないかもしれないけどロブスターとか。ロブスターとかも数十年生きるんですけど、ああいう長く生きるやつとかって脱皮する過程で、アクシデントで脱皮脱げなくなっちゃって、あれ脱げない、脱げない、ご飯食べれないみたいな。
ロブスターの例えばさすがボストン。 ボストンから来た。 洋服脱げないみたいな。 そうだね。寿命全うするなんて地球界でそんなことできる動物っていうのはペット、愛顔動物と人間ぐらいってことかしら。
そうですね。だからいろんなアクシデントが捕食されずに寿命を全うするってこと自体が結構特徴的な現象ですよね。
だってかつての人間だって動物のように寿命を全うできる人たちなんていなかったぐらいのサバイバルだったわけだから、そうか寿命を全うできてるのは私たちと一部のペット。
ちなみにその裸デバネズミとかカメとかがですね、その最後の方に死亡率が落ちていかない理由みたいなのってどのように説明されてるんでしょうか。
人の場合はガンとか心臓疾患とか結構突発的な病気が起こるんですけど、デバネズミとかそういうのないんですよね。カメも結構そういった腫瘍というかガンになりにくい。
だからある意味こう病気、死につながる病気がない動物っていう意味ですかね。
ガンが非常に起きにくいってことですね。あとは心臓疾患もってことですよね。
そうですね。だから例えば僕は最近ニシオンデンザメ興味あるんですけど、研究してるんですけど、ニシオンデンザメ。
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ニシオンデンザメですね。
ここで見つけてくるその動物を。
ちょっとニシオンデンザメちょっともうちょっと。
それは何?実験用動物としてニシオンデンザメが出てくるのか、それとも図鑑の中でこいつだと思って連れてくるのか。
寿命界では有名なサメなんですか?
寿命界では4年か5年前くらい寿命がわかったサメで大体。
そうかそうか。生物学的な見地から面白いサメが上がってきて寿命研究者たちが飛びついたってことですね。
調べたら500歳まで生きるサメだったっていうので。
なに?シーラカンスとか。
だって500年前ってセキガハラの前ですよ。
本当だ。アメリカ大陸に見つかってないから。
従来フォースバリに。
その動物って結局どういうふうに生活してきて何を考えて生活してるのかってロマンがあるといえばあるじゃないですか。
思い出したそれ。歯でわかるっていうやつ。
500歳ってどうやってわかるの?
放射性同位元素だからその当時の。
それを骨から?
それは目だった気がするな。
そういうところから通ってくるのね。
普通のサメは脊椎の骨のところで毎年1年ずつ年齢みたいに増えていくからある程度予測できるんだけど。
ニションデンサメの場合はある意味500年も生きるから放射性同位元素50年くらいの幅をもって計算されてると思う。
じゃあ50年100歳とかいうレベルじゃないってなった時にもうこれは放射性同位元素の樹木とか見るやつよね。
遺跡よね。遺跡レベルのチェックだみたいな話になって。
ニションデンサメはどこに住んでるんですか?
アイルランドの北極海ですね。北極海の近くに住んでます。
なんと思ってるよりあったかくないとこにいるってことね。
めちゃくちゃ冷たい海の底に住んでます。
ニションデンサメのところで質問したいんですけど、
これやっぱり寿命の研究をしていくとやはり長生きしている生物にまず注目して、
その長生きしている生物たちが長生きしている仕組みというところが興味がいくところなんですか?
エイジング研究者としてはむしろ逆ですね。
だから研究者ってお金もらって数年以内に論文を出してそれが評価される人たち。
そういう定めだから、短い寿命で見れれば見れるほどいいから、
やっぱりこれまではセンチュウとかカエとか、
あとは最近だとキリフィッシュって南アフリカから見つかっているメダカみたいなやつで、
寿命が3ヶ月とか5ヶ月のやつ。
そういうのを使うのがメインですけど、僕はなんか逆いっちゃったみたい。
ということは寿命の研究って一個一個がデータを取るのに時間がかかるんで、
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それを短くする生物の方が実験的には有利なので、
多くの人がその短い実験の動物を使ってくると。
そういうデータはいっぱい溢れていると。
だから早野さんは逆張りをしている感じじゃないですか。逆に張って。
僕らがニッションデンザメになろうっていう。
500年生きようってことですね。
僕らニションデンザメを理解したら僕ら500年生きれるかもしれないじゃないですか。
なるほど。500年生きる動物の秘密を知ることによって500年生きようということですね。
ありがとうございます。
ちょっとデータに関して質問をここでさせてもらいたいんですけど、
トークテーマがデータになっていますね。
寿命の研究をしている中で、早野さんがデータを見る中で、
いいデータだなとか感動するデータってどんなデータですか。
僕自身がやっぱりマウス、ネズミを使って実験することが多いから、
ネズミの寿命が長くなったとか、結構インパクトが大きいのって寿命が伸びるってことが
一番この老化の研究の業界ではすごくインパクトが大きくて。
この間のタウリンの研究で、タウリン飲ませるとすごく寿命が伸びて、
いろんな身体機能が上がりましたみたいな。
フィギュア1寿命伸びたってあるんですけど、
やっぱりその寿命を伸ばすまで頑張ったっていう根性に僕は毎回感動します。
つまりフィギュア1で寿命が数ヶ月じゃなくて数年っていうデータを見ると。
もうどういう気持ちでこの人は2年間待ってたんだろうなって。
寿命伸びなかったらどうしようと思ってたのかなっていうので感動しちゃう。
難しいね。そう考えると寿命の研究っていうのは。
根気強さと。
あとはチームワークですよね。
だって餌をあげ続ける人、データを取り続ける人、そしてバケーション中見てくれる人。
1人ではできない。
前ニューヨークとかで洪水が起こった時、マウスを飼っているのが地下だったから、
洪水になってネズミが死んじゃったっていう事件があったじゃないですか。
ああいうのが起こったらもう2年待ってた。
台風とかやばいみたいな。ハリケーンやめてみたいな。
つい最近は電源を切っちゃったっていう事件があって、
アメリカだよね。どこかの私立の大学なんだけども、
それは悪意を持ってたんじゃないかっていう話でね。
20年分のデータが飛んじゃった。
その大学の中でずっとあった。
それもうやりきれないね。
そう思うと寿命でマウスを飼ってって言ったらば、たくさんの人がこう。
このデータで論文になった時に、
例えばリビューアーにこっちの方向からもやれって言われた時にできないって事ですよね。
そうですね。だから結構言われるのは、
最近オスだけじゃなくてメスやれって言われるんですよ。
ちょうどいいテーマで。
そうですね。
今までの多くの実験がオスのネズミを使った実験で、
あとはお薬を投与する実験も、
18:02
研究者としてミックスしちゃいけないから、
同じ系統の、同じ年齢の、同じ性別にフィードするっていうのは、
研究の基本なんだけども、
実はそれがバラエティを生んでない実験結果を持ってたんじゃないかっていうので。
やっぱ早野さんの研究でも静修期とかがない方が研究しやすいんですか?
もちろん静修期ない方が行動実験とか、
ある程度決まった通りにやる実験に関しては、
メスだと何が起こるかわからないから、
だからオスの方が使いやすいけど、
でもローカーに関してはメスが全ての動物で寿命長いんですよね。
ほぼ全て。
やっぱりメスが長い。
かついろんな寿命を伸ばす操作をすると、
大体オスだけが伸びるんですよ。
メス伸びない。
おもしろい。
ありがとうございます。
メス長いから。
僕の糖尿病の性ホルモンに関わる研究もしてるんですけども、
女性の強さの秘密にあると思うんですけど、
そこを見つけると、女性はもうすでにその強さが持っているので、
それ以上伸びない。
でも男性はシグナルがそこまで強くないから、
そこを高めてあげると寿命が伸びるってことですよね。
そうですね。
だからメスの寿命も伸ばすやつもあるんですけど、
でも大体オスしか伸びないです。
なるほど。
これで社会の問題となったのは、
出来上がった薬とか治療方法とかが、
男性にとってメリットのある成果がたくさん上がっていると。
これは大きなバイアスを生んでいる根源だということで、
女性というかメスでの実験をするように推奨されたんだよね。
ひどかったのが、
ヒトゲノムプロジェクトの初期のデータって、
ほぼ男性しかも、
白人の。
白人の男性。
それが人間の起源まで迫るって言われたヒトゲノムプロジェクトを、
実際やっていたのが、
バッファローの新聞広告で集めた必見者ばかりだったので、
ほとんどアメリカのバッファローの地域の人たちだけだったということで、
そんな大金をかけてやったやつが、
男性のルーツをたどるようなところになっていたので、
怒ったグループがやりました。
先月ぐらいにですね、
それを大きく変えた様々な人種からのヒトゲノムプロジェクトのデータが出始めたというのがあるんですよね。
でもそうなんですね。
寿命の研究でもやはりオスがまだ使われている。
これ変えていかなきゃいけないところですよね。
そうですね。
結構やっぱり値段が2倍かかっちゃうから、
研究費としてはね。
はい。
そうか。
そしてハプニングが何十倍でしょう。
大変ですね。
だからオスとメスの両方の寿命をしっかりと見ているフィギュア1は僕は感動する。
なるほど。
このデータを見た時に。
うまい。
ポッドキャストは簡単にまとめ終えました。
老化研究に入る前とかで感動したデータとかありますか?
21:06
僕は大学院の時に博士課程の時に、
単位取得退学してるんですよ。
だから要するに2年の修士と3年間の博士課程の間に論文が出せなくて、
それは結構スクリーニングっていうか新しい遺伝子を見つけるっていう実験をしてて、
そうすると1日200個とか300個分裂交互やったんで、
分裂交互のコロンにつっついて新しいプレートに引っ掻くみたいなそういう作業をずっとやってて、
ある卒業間近の時に本当に欲しかった交互が生えてきてるっていうのがあって、
何年もずっと1万個も2万個もコロンにつっついて最後に生えてきたっていうその瞬間。
それはやっぱり卒業もかかってるし人生もかかってる分裂交互が生えてきたっていう瞬間は宝くじみたいな感じですよね。
ここにいたんだねみたいな。
君を待ってたよ。
やっぱりいたんだねっていうね。
出てくるまで終わらなかったよって。
待ってたよってね。
でも本物かな。
そうそう。
だからその時僕のボス、今の東京都医療創業研究所の所長のマサイ先生だったんですけど、
マサイ先生に先生生えました?やっと生えました?って言ったらすごい別に感動するでもなく不穏って言われて、
いやいやいや。もっとなんかグレートとかオーサムとかめっちゃ喜んでよと思ったのに不穏とか言われて。
その心は何だったんだろう。
多分信じてない。
マザー。
そこから僕自身が遺伝子をリフアンっていう遺伝子ですよっていうのを見つけて、再現性取ったところでそこからもう手のひら返したように、
すごいよね、あの遺伝子すごいよねって言うので今もやってる。
そのあ、そうぐらいの方がやっぱり遺伝子を確定した時点で大喜びしてくださったんですねやっぱり。
そこまで。
やったなとすごいなとよく取れた。
それは何、早野も一人でずっと探してたの?何人かで人海作戦じゃなくて。
一人でずっとやってた。
これは早野さんの仕事みたいに決まったんですね。
だからそこはねやっぱりデビッド・シンクレアとはちょっと違ってて。
デビッド・シンクレアは僕はどんなにつまんないデータを持っててもオーサマグレイト、ユアグレイトって毎回褒めてくれるんですけど、なんかマザイ先生はすげえ良いデータ持ってたのにふーんっていう。
それは先生の差それとも国民性の差?
なんか留学したときに思ったんですけど、だいたいね向こうの人って何やっても褒めますよね。
学会一位って何かプレゼンしても。
日本人って褒めることあまり上手じゃないじゃないですか。
24:01
これ大事なことですね。
そうなんですよ。僕たちいろんなイベントの評価みたいなの送るじゃないですか。
で、そうするとこれデータの話になるんですけど、みんなからの評価が普通に日本人3つけがち。
5段階のときのラインバーっていうのかな。
1から5で決めてくださいって。ほとんど5をつけてくれるんですよアメリカ人の方々だと。
もうそこの自分が参加した場所がつまらなかったはずがないみたいな。
来て良かった最高だったっていう感じで。
で、イベントの評価のやつも高いんですよね。
授業クラスアンケートっていうのが私のお給料には直結しないけど評価に直結するものがあって、
私のクラスの中に例えば数割アジア系の学生がいると評価がいきなり下がるんですよ。
で、何が起きたかってわかんなくて初め。
で、あーそっかとデフォルトが3だからこのアジア系の人たちって楽しかったし良かったしすごく良かったと思ってても3をつけるから。
3なんて多分アメリカ人の学生は一生でつけたことなんてよっぽど怒りがあった時しか3つけないクラスにですよ。
例えば授業の先生がすごい暴言を吐いた時に3とか出てくるような数字なのにアジア系の学生が数名いるだけで評価がものすごく下がるんですよ。
それはねやっぱり日本の中にいるとずっと感じることですよね。
やっぱ褒めてもらえないっていうところはね。
褒め合う社会を作りましょう。
僕今坪戸先生とそれこそ日本帰ってきて一緒にスタートアップやったら坪戸先生なんですけどなんで坪戸先生と一緒に働こうかって思ったのって。
慶応に行く前に坪戸先生とミーティングがあってリクルートっていうこともあったのかと思うんですけど慶応の教授室で坪戸先生とミーティングがあったんです。
で30分のミーティングに僕28分遅刻したの。
臨床の教授でめちゃくちゃ偉いのに僕28分遅刻してすいません坪戸先生おかれましたって入ってったら坪戸先生が早いのかグレートだよ本当に2分あるよ僕ら2分話せるありがとう来てくれてって逆に。
かっこいい。
なんか褒められた。2分残ってて褒められた。
その先生はアメリカ長かったのかしら。
いやアメリカはボストンにもいらっしゃったんですけど本人がなんかやっぱりご機嫌に生きるっていうのが全ての基本になってる人。
だから常にご機嫌な人なんですよ。
早毛の口からご機嫌に生きるっていう言葉が出てきてすごく嬉しいんだけど。
なんで。
UJAでというのは私それをよく使う言葉でご機嫌に生きてるなって思うのよ。
特にUJAで活躍されてる一流の研究者の人たち。早毛、厚毛、赤銀。ご機嫌なのよ。
だから私のようなもう研究から遠く離れたような人たちがあってもなんてこともなくご機嫌にいてくださってありがたいというか。
いつもご機嫌よね。
誰とでもそうだよね。素晴らしい。
27:00
やっぱりそのご機嫌は老化研究をしてるからこそご機嫌じゃなきゃいけないって思ったのかしら早毛は。
もちろんあれですよね。やっぱり幸せな人の方が寿命長いから。
それ。やっぱりそう思います。確実ですか。
ハーバードの研究ですよね。
ハーバードのハピネスセンターってあります。
私はあの研究大好き。あの研究だっても大好き。
あれもチームワークよね。だって一人の人を何十年追いかけてるわけでしょ。
そうそう。
すごい。
だからそれこそビジネスの中でもハッピーな人とご機嫌な人とご機嫌じゃない人のパフォーマンスの差っていうのももともと研究されてて、
ご機嫌の人の方がパフォーマンス高いっていうのはもう結構知られてることじゃないですか。
だからやっぱりご機嫌でいるってね、自分のパフォーマンスを上げるためにも大事です。
本当ですよね。
じゃあ早毛の仕事仲間もなるべくご機嫌な人を集めたいと、ご機嫌な人に近づいていきたいということね。
大事です。たつさんもいつもご機嫌だから僕は。
僕も本当にゆりかさんにご機嫌にしてもらってるんで。
ご機嫌なライオンっていう絵本があって、その絵本が私とっても好きで、ご機嫌なライオンは柵から出ちゃうのね。
動物園にいるご機嫌なお子さんとぜひ呼んでください。日本語訳もされていて。
柵から出ちゃうと、柵の中にいた時はみんな、わー、ライオンさん、ライオンさんって言ってくれるんだけど、柵から出た途端みんなが逃げるようになるわけ。
それでも気づかないのよ、ご機嫌なライオンは。
どうしちゃったのかな、みんな今日は忙しい日なのかなと思って街を練り歩くわけ。
そうすると柵から出ても気にしなかった男の子がやってきて、一緒に帰ろうって言って一緒に動物園に帰るっていうね、そのご機嫌なライオンってあるんだけど、
その状況に気づくか気づかないかも自分次第だし、それを人の目をどう思うかも自分次第だしっていうのを強く教えてくれる絵本なんだけども。
そっからご機嫌な生活っていうのは大切なテーマになっていたよ。
でもご機嫌なライオン、早野さんにぴったりの言葉かもしれないですよ。
ライオン、そうね、ご機嫌。
でも気づいちゃったらちょっと不機嫌になっちゃうかもしれないから。
みんな僕をって。
鈍感力大事。
鈍感力、そう、鈍感力も重なってくる。
ちょっと嬉しいです。
まず最初の老化とは何かの話題の中で早野さんと、早野さんがハーバードで支持したデイビッド・シンクレアさんもご機嫌で明るくて、
そして今一緒に働いている坪田先生もご機嫌な方で、早野さん自体もそれがやっぱり寿命に大事ということで、すごい結論いただいたんで。
さっきのあのサメも相当ご機嫌な500年を送ってるってことね。
西音伝ザメもご機嫌だから500歳までいる。
ちょっと不機嫌な西音伝ザメもしかしたらすぐ死んじゃうかもしれない。
不機嫌遺伝子入れたら500歳が2歳とかに下がっちゃうかもしれない。
すごいデータが出ますね。
めちゃ強いファクターです。
30:01
500が2っていうのはすごいファクターよ。
ありがとうございます。
次ですね、老化は病気なのかっていう話題について早野さん聞きたいんですけど、ずばり老化は病気でしょうか。
老化は僕らの研究者は今病気だと考えてて、その心は。
はい、聞いていただきました。
ゲスト早野を迎えてですね、寿命とは何かということでお話を聞きました。
ものすごく面白かったですね。
面白かったです。
そして寿命についていろんな動物が出てきてですね、
なんといってもご機嫌な西音伝ザメとそしてご機嫌なライオンのお話をしましたね。
ご機嫌なライオン、本当私の大好きな絵本で、これはルイーズ・ファティオ文、そしてなんとこの役は村岡花子なんですね。
タイトルはご機嫌なライオン、福音短書展から出ている絵本です。
そうですね、ご機嫌に生きることが寿命も伸ばす、そしてビジネスも良くするというデータがあるということをお話してもらいましたね。
早野さんとのお話は本当にたくさんやりまして、次回はですね、老化は病気なのか、老化の時計の針をどのように科学者は戻していくのか。
そして大事な大事な、ゆりかさんに大事な美容のお話が出てきましたね。
まさに肌のリフォームですね。リフォームって言っちゃいけないんだっけ?
ちょっとね、いっか。リフォームでいいですか?
光というものが研究の中ですごく重視されていて、肌に対してもいいですし、心の科学としてもうつ病などに効くというような話もあったということで楽しみにしてください。
そして第3回ですね、パート1、パート2、パート3の3回に分けて早野さんのお話を公開したいと思うんですけど、第3回ではですね、早野さんがですね、ご機嫌じゃなくなった時にどんな対応をしているのか。
そして早野さんが気持ちを上げるために音楽や好きなミュージシャンについても聞いてみました。
そういった形で第3回までお送りしますので、ぜひ聞いていただければと思います。
今回テーマ、データということで15番組が集まっておしゃべりをするんですが、今回のホストがですね、宇宙話というポッドキャストをやっている佐々木亮さんになります。
我らが亮さんの。
なんと毎日配信する亮さんのポッドキャストがですね、7月7日七夕の日にですね、運命の第1000回を迎えました。おめでとうございます。
おめでとうございます。
いや、亮さん本当にすごい宇宙の話の1000回の最後の5回ぐらい、もう毎日僕本当に聞いてたんですけど、話題がすごく面白くて、宇宙維持を考えたネズミの実験の話だとか、
あとは太陽系のガードマンがいたから太陽系がこのように進化してきたっていう、その歴史にとってすごい大事なガードマンの話とか、もう本当に面白い話がいっぱいあって、
33:07
で、この1000回のきっかけにですね、ランキング急上昇してまして、なんと今日本で5位です。
いや、これは本当に素晴らしいことよね。日本の国民というか日本語でポッドキャストを聞く人たちの科学の力がすごくあるってことよ。
みんな科学を信じてるし、科学が好きだし、科学で広がる未来を信じてるってことを表してくれていて、私、亮さんを応援することっていうのが全体の科学を上げていくんじゃないかなと思っていて。
科学界全体に光が当たるような、そんな活動になってますよね。
私はとても誇らしい自分が、亮さん頑張ってくれって思うと同時に、科学ってこうやって人の心に染み渡っていくんだなと思って、私、とっても応援しています。
その亮さんがこの科学系ポッドキャストを取りまとめてホストとして、みんなの番組を一緒にデータというテーマのもとに集めて、これを発信してくれるということなので、ぜひこの15番組を聞いていただいて、今後も科学系ポッドキャストとしてこういったイベントに参加する番組も増えると思いますし、さまざまな番組が色とりどりのお話をすると思うので、ぜひ楽しんで聞いていただければと思います。
以上、最後まで聞いていただいてありがとうございます。お相手は、科学教室の先生達でした。
ゆりかでした。
バイバイ。
バイバイク。
34:48

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