やっぱ技術者とかも、会社以外のところでお金を稼ぐってすごい難しいなって、僕も副業やっててすごく思ってて。
しかも自分の技術を違う形で消化して稼げると、ある意味本業にもつながるし。
すごくいいループができるなと思ってるんで、副業を推進。
会社からOKになったんですか?禁止されててどうなったんですか?
禁止されてて、実は交渉しまして直接。
おー、さすが。
副業をやらせてくれと。会社にも情報発信というか、ブログやってたりとかポッドキャストやってたりっていうのはバレちゃってるんで。
いやだから僕支部長さんのすごいとこはそこで、コソコソじゃなくてちゃんと会社通して筋立てて堂々と言ってるわけじゃないですか。
そうですね。その堂々とやって。最初はコソコソやってたんですよ。
最初はコソコソ。
バレちゃったんですよ。ちょっと話長くなっちゃうかもしれないですけど。
いやいいですよ。
もともとですね、1年半ぐらいブログやって、それなりに見てくれてる人が増えて、物づくりの業界も狭いので結構。
僕もそのぐらいのタイミングで新しいことをやりたくなったんですよね。
なるほど。
ずっと機械設計をやってて、AIとかの分野をちょっとやってみたいなってなったんで、その時に考えたのが転職だったんですよ。
あーなるほど。新しい技術を自分手に入れるために。
はい。転職をしようかなと思ってて。
同じところでチャンスないから転職を考えたわけですね。
そうですね。やっぱ自分の行動は発信していろんな人に見てもらって、影響を与えるのがいいなと思って、ブログで転職活動を始めますって書いて、こういう転職活動をするんだっていうのをつらつら書いたんですね。
はい。
そしたらですね、僕はその時気づいてなかったんですけど、会社にはですね、これ僕のブログだってバレて。
上司が来たわけですか。
次の日ですね。
ちょっと支部長さんちょっと来てくれと。
偉い人からすぐメールが来まして。
メール来たんですか。
メール来て、しかもすごく穏やかな雰囲気で、いつもブログを拝見させていただいておりますと、非常に素晴らしい発信をやられてますねっていう枕言葉がまずあって、お話があります、何時に会議室に来てくださいみたいな、それだけのメールが来て。
しかも一度も話したことない。
それどのくらい偉い人なんですか。
本当に技術のトップの人。
自分の上司の上司の上司でいくと何段階ぐらい分の人なんですか。
上司の上司の上司ですね。
だから本当に技術の統括する、もう本当に役員クラスの、僕一回も喋ったことない人だったんですけど。
なるほどね。
呼ばれまして。
役員会議の社長の周りに集まって、10人ぐらいで会議するときのとこに入ってる方ですね。
そうですね。終わったなと思ったらすぐ、まだしかも始めますなんですよ。
今から始めるっていう段階でちょっと会社にバレちゃって、もうこれなんかやばいなと思って。
もう一度文面言っていただいていいですか。
いつもブログ楽しく拝見させていただいておりますと。
非常に素晴らしい情報発信だと思います。
つきましてちょっとブログの記事についてお伺いしたいことがあるんで、〇〇会議室何時に来てください。
終わったって思います?これで。
終わったなって思います。
なんかこの上トークっていうか、ちょっと柔らかくするための言葉があって、
急に呼び出しみたいな感じになってて。
もう本当にドキドキしちゃって。
ちょっとアメリカ長すぎて、その怖さが最初感じられなかったけど、今ちょっと2回目聞いて、
クソ思うと怖いとも取れるなって分かりました。
1、本当に一般社員でいきなりめちゃくちゃ偉い人に呼び出される。
そんな喋ったこともないような人と。
何言われるんだみたいな。
気になりますね。
で、言ったら結局、まずすごく褒めてもらうところから始まったんですね。
っていうのは情報発信っていう、そもそもそうやって技術を知ってもらおうとか、
広い人に知ってもらえるスキルとか、
言葉をこうやって選んで分かりやすく伝えるこのスキル素晴らしいと。
で、いろいろ転職をしようとしてるけど、君は見えてないけど、実はうちの会社はもっと自由なんだと。
何でも好きなことができると言ってくれればと。
なんで、ある種今まで培ってきた会社の中での関係とかリソースを生かしながら、
新しいことをやったほうが絶対的にいいから、そういう道も考えてみてくれみたいな。
すごくいいことを言ってくれたんですよ。だから、社内で新しいAIのキャリアとかを始めてもいいから、
それも選択肢の一つとして転職活動を進めてくれみたいな。
それすごくないですか。会議とかで意見言ったって上に上がってくことないのに、
分かんないですよ、上がるかもしれないですけど、
それをブログで出したから、すごい上の人が見てくださって、
君にやりたいことをうちの会社でやってみないかってことですよね。
そうです。だから、すごく外側からある種ブログっていうところから、
会社の外から始めたものが中にアプローチする材料になって、
それで普通そんななかなか機械設計からポンと何の理由もなく移動することはできないですけど。
つまり、支部長さんがブログに書けば、上司3つぐらい飛び越えて、
役員クラスがその情報を見てくれるってことですもんね。
そうですね。見てくれてました、本当に。
くださってて、すごく懐の深い受け入れ方もしてもらえてですね。
でも僕ちょっとその時、まだ頑固だったんで、
いや、転職しますみたいな、その場で言い切っちゃったんですよ。
とんがってた。
とんがってたんですね。
なんかもう、自分の中で転職します、転職活動始めますって言っちゃった手前、
その言葉を受けて転職しないっていうのは、ちょっとないなって思っちゃって。
だから一回転職活動してみて、内定まで取って、そこで天秤にかけてから判断したいっていうことを。
一度外でのFA宣言してね、他の人たちの声を聞いてみたいってやつですよね。
そうですそうです。まさに転職活動すると、他の会社、転職するつもりで行ってるんで、
中見させてもらったりとか、その中の技術者と話したりとかもできるので、
それはある種いい経験だなって思って、その全部判断、内定取って、自分で判断したいので。
だからすごくその時に移動、もういくらでもしていいよって話頂いたんですけど、
一旦、すごい偉そうなんですけど、一旦保留して、ちょっとお受けできませんって言って、
転職活動を無理やり進めたんですよ。
大事です。
で、結局内定も取ってですね、いろいろ会社を見回って、その間もすごく忙しい中、偉い人が僕の席に来たりして、
転職活動どう?みたいな、こういうニュースあるけど、ツイッターのネタ使っていいよみたいな、
すごいいろいろ情報を頂きながらやって。
その上の上の上の上司の方と、結構気さくに喋れる関係になったってことですか?
ああ、そうですそうです。気さくに喋れる関係になってですね。
でも外から見たら、自分の上司からしてみたら、僕に直接そのすごい偉い人が来て、
なんか二人で喋ってるんで、一体何が行われたのかって言って、すごい心配してましたけど。
匿名、匿名書かれ中になってるじゃないですか。
そうそう。何を、え、支部長君は、あのね、なんとか部長と何を一体話してるのかみたいな。
僕の上司はすごいそわそわしてたんですけど、なんかやべえこと言われたらいいんじゃないかみたいな。
で、まあそうやっていろいろ気を使って頂いて、内定まで取って、最後トータル的にやっぱ自社で新しいことやってた方が、
自分の中のスキルも磨けるし、あとまあこんだけいろいろこう見て頂いてですね、恩返しもしたいっていうのもあってね。
まあじゃあ自社に残っていろいろこう自分のスキル磨いていこうかってことで、AIの分野に移動したんですよね。
なるほど。
で、まあそういう立場が最初にあったんで、その立場をそのまま利用して、禁止だったんですけど会社が。
ちょっともっと偉い人事の部長にもちょっとコネクションを作りまして、直接ですね、いかにこう技術者にとって副業っていうのが可能性を広げるかっていうのをちょっとプレゼンしてきて。
副業禁止を変えたんですね。
はい、その自分の外側の影響力をそのまま利用してですね、転職をやめたっていう経緯もあったんで、いろいろ皆さん知ってもらってて。
でも業界全体としてその副業禁止がなくなってきてはいるんですよね。
いやそれがですね、製造業においては結構なくなってない感じですね。
ってことは、それ結構表に出したら、会社としては人気が出るかもしれないじゃないですか。
そうですね、ただ今会社の制度とかの作り込みとしては、なかなかいろいろいじらなきゃいけないとことか、組織なんで倫理とかいろいろあるんですね。
なるほど。
だから一応僕個人としては、
交渉次第ってことですね。
もうやっていいよっていうふうに言われている先行して、やってるんでそもそも。
名前も出ちゃってるし、雑誌とかでもインタビュー記事とか連載とかもそもそも持ってるんで、
その中で僕だけ特別扱いじゃなくて、技術者、会社の技術者全員に広げていくような仕組みを作ってほしいということを言ってまして。
で、僕の中ではお金っていうところに最後に戻すと、技術者が自分の技術を違う形でお金に変えると。
そういう文化を作ることで、より技術っていうのも横の幅も広がるし、技術者としてもお金が。
優秀な人がより残ってくれると思います。その方が。
そうですよね。そういうところで。
変な人材流出してもらうよりは、もっと豊かでね。
ちゃんと会社の仕事はしてもらって、副業は余った時間でやるわけですからね。
それで稼いでもらって、幸せな人が増えた方が会社にとってもプラスですよね。
プラスになると思うので。
業界全体もだし。
だから僕のポッドキャスト、副業っていうネタでしゃべるとすごくみんな聞いてくれるんで、
みんな興味があってですね、僕もそういうふうに活動をしてて、いろいろ。
よかったです。
みんなで副業で稼ぎましょうみたいな。そういうお金の話でございました。
素晴らしい。素晴らしい。
ちょっとごめんなさい。無理矢理お金につなげましたけど。
いや、完全に素晴らしい。本当に欲しい情報をいただきました。
ありがとうございます。
渋長さんがマザマシーンの専門家で、コロナをきっかけにお子さんになかなか会えないような状況からいろいろ変えていこうということで変えていって、
今ちょっとどうなんですか?今の生活は当時に比べてお子さんと過ごす時間とかもちゃんと大事にできました?
そうですね。とれてますね。それこそ結構会社にわがまま言ってもそれなりに通してもらえちゃうんで、在宅がやりたいとか言ったら、じゃあいいよ在宅やって。在宅勤務もOKにしてもらってですね。
素晴らしい。
基本、週1か週2くらいで就職してますけど、結構在宅でやらせてもらってるんですね。あの分野もAIの開発ということなんで。
結局そうなんですけど、在宅になってプロダクティビティ落ちるってそんなことないですよね。
じゃないですないです全然。
むしろ上がるところもあって。
いやもう通勤、僕の場合通勤片道100分くらいかかるんで、それが家にいて自分の県産に使ってもいいし、その分早く仕事を始めてもいいしってなると、それはもうアウトプットがすごく出せますよねと。
だから業績も上がって、自分の中でプロダクティビティも上がって、生活の質も上がってっていうのをやってそれが業界にプラスになっていって、情報発信も若い新しく新入社員として入ってきた人たちにも役に立つし、多業種の人たちでこちらに興味がある人にも関わってくるということで。
そして副業という道も開き、この行動力、支部長さんすごいってことに気づきました。
もう何でもやたらめったらやってやろうかなみたいな。
そこが18000人のフォロワーさんがついてくる行動力とか。
ある意味そういう僕のやってこんなことを始めましたとか、新しくこんなことを言いましたとか、会社とこういうの交渉しましたみたいな。会社的に出してほしくないとこもあると思うんですけど、ある意味そうやってザックバラにやってることが皆さんにとっていい刺激になってて、いろいろ見てくれてるのかなっていうところもあるので。