2022-11-03 22:47

#006 波平ってフネに服着せてもらってましたよね!?

■今日の「家事のあいだ」に学べる本

妻に言えない夫の本音-仕事と子育てをめぐる葛藤の正体 -朝日新聞「父親のモヤモヤ」取材班


■今回のもくじ

男性も最近は家事育児 頑張ってるのよ!/男性が肩身がせまいケースは多い/キャパオーバーする父たち/父親の仕事には家事育児が入ってる/サザエさんの波平が父親像だった昭和って何…!?/日本人男性は自分のお世話をしないケアレスマン / W杯レベルの北欧パパに打ちのめされる

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00:09
家事のあいだに 聞くラジオ カジラジ
前回からの続き
はい、というわけで前回
父親のモヤモヤについての本をですね、読みました。
何となく振り返ると、何か印象に残っていることはありますか?
そうですね、かなり昭和からの
あの、パパの意識改革があったんだなっていうのが
結構目に見えて分かってよかったな。
全然成長してないと思ってるでしょ、パパが。
日本のパパ。
今、そうですね、まあ
もうね、亀のごとく進んでるのよ。
ゆっくりゆっくり。
ゆっくりがいい。
ゆっくりね。
まあでもちゃんと着実に変わっているなっていうのが分かってよかったなって。
なんとなくこう、基本的には女性が今まで苦しんできた
社会進出と
家庭のこと、両方やらなきゃいけないのは無理じゃねっていう話を
また男性が同じようにぶつかったっていう話ですね。
今はもう男性もつらいし、女性もつらいっていう
もう無理だよね。
どうしようもない案件を私たちは抱えているわけですよね。
家中ですね。
家中、本当に。
男性は基本的には新人なんだと。
この困難に立ち向かう完全な新人であって
女性の方が先輩で
ということですよね、今のところ。
そうですね。
社会の中で家事と子育てを両立しながら
社会の中で活躍していくっていうことに関しては
男性はちょっと後追いな状態ですよね。
だからゆっくりゆっくり男性は後追いで進んできていて
いろいろ頑張っているんだけど
ただ男性が結構つらいところとしては
社会からの稼ぐ、働くのは男性みたいな
ものは相変わらずありながら
家庭のこともやらなきゃいけないという感じで
まさに板挟みで鬱になってしまう人とかが
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実際に増えているんですね。
そうですね。
なんで私もこれを取り上げたかというと
結構モヤモヤでつらいところがあったというところで
気になって本を取ってしまったみたいな感じですか?
そうなんですよ。
これ育免の話で出てきたように
基本的には特別視される
育免って崇め立てられる父親に違和感を持っている人
それがこの前の話で出てきたヨッピーさんとかも
まさにそういうところで声を上げていたんだけど
特別視されるっていうこともやっぱり
僕は全然気にならなかったんですけど
ちょこちょこあって
実体験があったんですか?何か?
実体験は特別視じゃないかもしれない
言いながらもやっぱり育児の面でいくと
そこに参加していった時にやっぱり女性が多いですよね。
まだまだ大半が女性ですよね。子供を見ているのは。
そもそも保育園とか幼稚園とか
送りに行ったり迎えに行ったりするところでも
基本的にはだいぶ増えたと思うけど
だいぶ増えてきた。最近本当に増えてきた。
3、7ぐらい。男性3、女性7。
朝の方が男性多いかな。
一番面で見ると朝と夜と分けてね
分担している過程があるから何とも言えないんだけど
そういうところが基本的には女性の世界という風に
まだ現実化になっていたり
例えば幼稚園とかの入学の書面とかも
もうお母さん、ママ前提みたいな
そうだね。手紙に書いちゃってるもんね。
お母様はこちらへお座りくださいとかね。
手紙にも本当にそれが現れてて
書類自体が多分20年前から変わってないから
それ使い回してるんだろうけどね。
行ってる幼稚園が古いっていうのもあるんだけど
そういうのもあるし
例えば昔世田谷区に住んでた時は我々ありましたけど
児童館みたいなところに子供と2人で何回か行ったら
4年前くらいね。完全にママしかいない空間で
もうすごい居づらさ
逆にもううちの息子Dって言うんですけど
Dが他の子供と絡まないでくれくらい思ってました
絡んだらそのママとまた話さなきゃいけないみたいな
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結構そういうとこ気にする方だもんね
センシティブマンな
僕だけの話かもしれないですけど
やっぱり開かれてないよね男性には
また女性は女性で
あの孤独な父子にどう声かけていいかって
みんな伺ってるんじゃないかとかね
疑心暗鬼になるでしょ
私も平日は行ったんですけど
本当に4年前は一人パパがいたら
なんか異物みたいな感じで
そういう目で見るよね
見てないけど
男が来たみたいな
珍しいっていうのかな
そんな雰囲気が醸成されちゃいますね
それはやっぱり今振り返るとそこはやりづらさみたいな
そうだよね感じるよね
知り合いの今一緒に仕事してる人の旦那さんも
かなりのイクメンっていうことになるんですけど
その人も保育園の集まりに行ったら
もう自分しか男性がいないとか
あと周りからもやっぱりすごい言われる
パパがこんなにいろいろ参加してすごいですねみたいな
平日とかは特に
平日の昼間の集まりとかはいないかもね
男性はまだ
だから本来的にはそういうことがもっと開かれたりとか
男性が増えてくればもっともっと当たり前に
海外とかと同じように
男性が本当に参加していくっていう
意識が調整できるよね
特別史っていうのはちょっと我慢すりゃいいっていう
個人的にはね
でもそれなくならないと広まらないときはするんだけど
とは思いながら
もう一個の両立不可劣っていうところは
やっぱり結構課題としてあって
やっぱり子供
生まれるタイミングってみんな違うけど
だんだん晩婚化しているので
30代とかちょっとデータがないのでわからないんですけど
だんだん遅くなっていってると
そうだね
30代の男性って
なんとなく20代から仕事を始めて
油が乗ってくるんですよね
だから自分でできること増えるし
任されることも増えるし
要はめちゃくちゃ忙しくなる
一方でそこで生まれるわけですよね
そうなんですよね
子供20代後半に結婚した人も
30代前半とか
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30代に子供が生まれるわけですよね
ちょっとなんとも言えないんですけど
だからすごいかぶるんですよね
忙しさが
個人的にはそこの本当に
忙しいタイミング
仕事がめちゃくちゃ忙しくて
自分がすごいできるようになってきてるところと
そこで子供の2人目のうちは生まれたっていうのもあって
その中でやっぱりキャパオーバーみたいなところが
出てしまった
これはすごく共感できるところだし
やっぱりそこをやってみて思うのは
制度とかもそうだけど
やっぱり周りの人たちに
自分たちは頼らなきゃいけないし
周りの人たちもこの家庭が
今すごく大変なんだっていうことを
ある程度わかってくれないと
なかなか乗り切れるもんじゃないなっていうのは
経験上あって
それは大きい会社とかにいると
育休とか取りやすいかもしれないけど
僕の経験上はかなり小さい会社だったので
なかなかそういうこともできないっていうところもあり
その辺の両立疲れっていうのは
これからどんどん問題になるんじゃないかな
という気はしております
家族になって
家族がパパとママと子供だけになって
多分20年前は
そういう家庭の主婦の人とかが
苦しんでたと思うんだけど
今はパパとママがそれに苦しんでるよね
なかなか救いがない状況だったんだけども
そういうことっていうのが
やっぱり自分たちの問題でありつつも
やっぱりそういうふうに
脈々とつながってきた
社会の意識とか
制度の問題とか
そういうことが現れたんだなっていう感じはしましたね
イクメンという言葉が
この本の中でもテーマだったんですけど
そういうものの関心が強いという意味で
ツイッターでバズってる話
今年の頭ぐらいにあったんですけど
アルトゥルさんっていう
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ラトビア人の人
日本推しラトビア人
知ってるんですかサトマさん
私たまたま
立ち読みした時に
この人の本読んでました
何の本書いてるの
漫画形式で掲載されてて
この人の元の話を
違う人が漫画で書いてるんだけど
日本の面白いところとか
外国人方から見た話
そういう感じの漫画ですね
日本を外から見て
ここが変だよとかここが面白いよっていう
愛を込めて系ですね
面白かった
その人のツイッターでバズってた話があって
育免という言葉が日本にあり
育児をするメンズのことを意味するらしいのですが
そもそも育免なんていう言葉を使わなくても
お父さんっていう言葉の中に
育免は含まれてますよ海外では
というツイッターがバズってたんですよね
今伝わりますか
伝わりました
そうなんですよね
お父さんなんですよね
育児をする人は
お父さんの中に育免っていう意味は
内包されているんですね
これはちょっと僕らの資料の方には貼ってるんですけども
20年前か30年前の
これは厚生労働省なのか政府が出してるポスターがあって
TRFのサムさん
前世紀ですよね
サバイバルダンスです
サバイバルダンス時代ですからね
サムさんが赤ちゃんを抱っこして
キャッチコピーがあるんですね
育児をしない男を父とは呼ばない
これはさっきのツイッターでバズってた話と一緒で
父っていうものの中には
育児っていうことが含まれてますよね
そういうことを言っていると
言ってた
ここのポスターで言ってたんですね
ちょっと強い言葉だけど
どこに貼られてたポスターなんですかね
役所とかに貼られてるじゃん
郵便局
あるよね
こうやってイメージ的に
二三十年前から
徐々に徐々にゆっくりゆっくりゆっくり
男性は
父親っていうもの
自分たちが育てられた父親の中には
育児
家事育児ってものが
15:01
全く入ってなかったよねっていうことを
気づくわけですよ
私毎回言いますけど
サザエさんの波兵
サザエさんの波兵は家に帰ってきたら
帽子とかまず船に渡すわけよね
今本当に見るとね
やばいよね波兵
その後部屋に入ったら
浴衣みたいなの着て
最後に上から着るやつ着せてもらってるから
あれ着れるでしょ波兵自分で
羽織みたいなね
ジンパ織みたいなやつ
温泉旅館行かないと着れないやつ
着物の上着ってことなんですね
だからあれを船はあそこまで
船の一日の仕事の中には
波兵の羽織を着せるっていう
to doリストが含まれてるんですよ
とんでもないでしょ
とんでもないですね
自分で袖を入れることはできない
袖が入れられないんだよ
これがお疲れ様の
愛情の表現だったんじゃないの
これが昭和のね
これはあの面白い話があって
データがあって
日本人の男性っていう人たちが
ケアレスマンタっていう話があるんですね
ケアっていうのは何かっていうと
無償労働
家事育児介護買い物ボランティアとか
そういうものってありますよね
お金をもらえないとか
退化が発生しない労働
シンプルに言うと家庭内労働っていう風に
ここはわかりやすいかもしれないけど
その家庭内労働をしている
ケアをしている
ケア労働をしている男性の
時間の割合っていうのが
OECD加盟国
約30カ国の中で
ダントツ日本が最下位
つまり家庭のことは
奥さんとかに任せっぱなし
っていうことがあります
だから日本の男性は
自分のお世話をしないで住んでいる
自分のお世話もしないですか
恥ずかしい
羽織きせてもらってるから
南平はね
こういうのをケアレスマンモデルって言うんですって
こういう割合が高いのは
日本とか韓国とか
トルコとかギリシャとか
ギリシャもなんかやらなそうだもんね
超イメージだけど
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全てのことをやらなそうなイメージあるけど
ギリシャは
寝て食べてる文化だったね
あってね
このデータで言うと
トップ5ぐらいが
デンマーク、オーストラリア、スウェーデン、ノルウェー
北欧が3国入ってるわけですよね
すごい割合で入ってる
これ北欧のパパに
3、4年前ぐらいに
我々知り合いの
知り合いのお姉さんが結婚してる相手が
北欧のノルウェーの人で
お姉さん
知り合いの
仕事のお姉さま
北欧のパパから
言われたんですよね私がね
普通に会話してて
普通のテンションで言われたんですよね
なんて言われたんですか
日本人男性はなんで家事しないの?
っていうことを
さらっと聞かれて
その時は僕も子供が生まれて
2人いたのかな
まだ1人かな
1人目で1歳ぐらいかな
自分の中では
自分の身の回りの中では
比較的ね
低いレベルの日本人男性の中では
やってるとは思っていたわけですよ
だけどその北欧のパパの活躍ぶりを見てたら
超レベル低いじゃん
初めてやっぱり外からの
比較対象が
もっとすごい外の
ランキングで
ランキングトップですよね
サッカーの世界ユースみたいな
ワールドカップで
何回も優勝してる国と
こっちはもう
草サッカーですよ
プロですらない
けど一応サッカー選手のつもりでいたけど
恥ずかしい
恥ずかしいなと
多少どっかのユースには入ってたかもしれない
もうそれでね
サッカー選手に名乗ってたわけだから
ちょっと恥ずかしいなっていうのは
非常に反省しながら
あと一個思ったのは
すごいさらっと言われたんですよ
厚切りジェイソンみたいに
ホワイジャパニーズペーパーみたいな
すごい行々しく言われるんじゃなくて
俺たちは当たり前に家事育児やってるけど
お前はみたいな
っていうこのギャップ
当たり前なんだなと思って
議論してるわけでもなんでもなくて
21:01
問題について議論してるっていう感じじゃなくて
もうなんか普通に
あちらがカレーを回しながらでも
そうだね料理しながらね
料理を作ってくれてて
そのお家に行ったんだけど
もう自然とカレーを回してたり
家事をしながらしてくれている
その会話の中で出た質問ですよね
そうですよね
図書館か何かに勤務してるんだけど
確か
すごい短いし
朝が早くて
帰ってくるの早くて
みたいな
公務員?
公務員みたいな
我々の知り合いの日本人女性の人も
結構働けるみたいな感じで
これからのカップルのあり方っぽいな
みたいなことは
非常にそこで私も反省したというか
こういう世界があるんだっていうのを感じました
そうだね
彼女もその時も彼女の仕事の件で
日本に来ていて
旦那さんが長期休業だったのかもしれないけど
休んで
毎年来てるっていうのはあるけどね
なんか自由に生きてるよね
お互いが自立してるから
すごいかっこいいバランスだなっていうのは
かっこいい国際カップルだよね
22:47

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