AIへの指示の表現と回答の関係
こんにちは、じゅりんです。じゅりんHACK|ラジオ館を始めていきたいと思います。
だいぶ声が戻ってきて、新型コロナにかかって、とにかく咳が止まらない日が続いて、しばらくお休みさせてもらったんですけれども、
だいぶ咳も出なくなってきたので、少しずつやっていこうかなと思っています。
今回はどんな話をしようかなと思ったんですけど、
先日、ある宮崎県の支援学校でAIの研修会を先生方にやってきたんですね。
その時に先生方の中から質問がありまして、その質問がすごくいい質問だなと思ったので、
その質問に対して答えたことを、今日はお話ししていこうかなと思っています。
その質問というのは何かというと、ぼくがChatGPTに歌の歌詞を書かせるというデモンストレーションをやったんですけど、
その時にチャットの流れの中で、AIに歌詞を作ってもらった後に、ぼくが「いい歌詞ですね」というふうに書き始めていたんですよ。
いい歌詞ですねって、その歌詞をどうのこうのみたいな形で次の作業をさせていたんですけど、
その時の「いい歌詞ですね」っていうところにちょっと注目してくださった先生がいらっしゃってですね、
あの「いい歌詞ですね」っていうのは、どういう意図があってあの一文を入れたんですかっていうふうに質問されたんですね。
そこ気づいたかと思ってですね、そこ気づいてくださる方が今までいなかったというか、
すごい細かなところに目を向けてくださって、すごいなと思ったんですけど、
そうですよね、確かにこのいい歌詞ですねっていう表現って、
AIに指示を出す上ではですね、全く情報としては特に意味ないんですよね。
なのにぼくはですね、一応ですね、ああいうふうな形で、そんなふうな形で、
いい歌詞ですねとかですね、ありがとうございますとかですね、そういう言葉って結構入れるようにしてるんですよ。
アイディア出ししてもらった時にも、いいアイディアですねみたいなことを、
AIに続けてチャットしていくときでも、できる限り多分入れてるんですよね。
その理由というのが大きく2つあります。
まず一つ目がですね、そのAIの回答の精度がちょっと上がるかなっていうのがね、
これね、ちょっと眉唾ものかもしれないんですけど、一応一つそれが理由です。
というのもですね、このAIっていうのは、生成型AIっていうのは、
この回答の仕組み上ですね、この答えを出してくれるっていう仕組みがですね、
こちらが人間がですね、こういう言葉で指示をしますと、
そしたらですね、それに対して感情的に答えてるわけではないんですよね。
ぼくらがですね、人間が指示をしたら、そしたらですね、その言葉に続く可能性の高い言葉っていうのを、
ざっくり言うと出力してくれる、回答として出してくれるというのが、
ものすごいざっくり言うとAIの仕組みになってるわけです。
そう考えたときに、こちらがですね、出した言葉ですよね、
こちらが発した言葉、入力した文章っていうのがあって、
それを考慮に入れた上で、それをそこから判断してその後に続く、
最も可能性が高い言葉、もちろん揺らぎみたいなのあるんですけど、
必ず毎回一緒にはならないんですけど、
そう考えたときに、こちらが何だろう、本当に機械的な文章を投げかけるのと、
それからちょっと相手をいたわるような文章を投げかけるのと、
それからものすごく横柄な文章で指示を出すのと、
っていうのは、元々のこちらの出力する文章の表現とかっていうのが変わってくるわけですよね。
中身の情報として言えば、
例えば同じ作業をさせてるっていうことに関しては、
同じかもしれなくても、これやれよっていうのと、
ありがとうございます、これやってもらっていいですかみたいな形っていうのと、
やっぱりちょっと表現が変わってくるわけですよね。
その表現が変わったときに、
AIは実はこの表現まで影響を受けてるんじゃないかっていうのが、
ぼくの考えではあるんですよ。
これはぼくだけじゃなくて、
AI使ってる人界隈ではちょこっとそういうふうに考察してる方も結構いらっしゃって、
表現を良くすることで、
AIの回答の質が上がるみたいなことっていうのは言われてるんですよね。
やっぱりそのAIが学習してることっていうのは、
決して単なる情報だけを学習してるだけではなく、
その人間が扱っている言葉の表現とかまで、
やっぱり学習してるっていうふうに言われているので、
そうするとこちらの表現もやっぱりある程度読み取ってるっていうところあると思うんですよね。
なので、こちらがすごい横柄な物言いでAIに指示を出せば、
その横柄さの後に続く言葉っていうのは、
やっぱり質が下がるっていうふうな形になってくるんじゃないかなと。
良い表現と人間関係の築き方
要するに人間関係だって結局そうですよね。
すごい横柄にお前これやっとけよみたいな形で言われたら、
やるけどなんかすごい気分悪いなと思いながらやるから、
ちょっと質が下がってしまったりとかっていうことってきっとあるだろうし、
逆にすいませんいつもありがとうございます。
これなんですけどちょっとやっといてもらえますか。よろしくお願いします。
みたいな形でやっぱり頼まれると、
じゃあこの人のために頑張ろうかなみたいな形で質が上がるっていうのはありますよね。
だから結果的には結構人間とAIってすごい入力とそれから出力の関係っていうのが、
すごい似てるんじゃないのかなっていうふうに考えるんですね。
なのでこれも熱場ものかもしれないんですけど、
こちらがある程度入力するときに言葉を投げかけるときに、
やっぱり良いものは良いっていうふうに言ったりとか、
それからちょっと良い表現でAIにお願いをするみたいな、
他の仕事を頼むみたいな形ですることで、
AIの回答の質が上がってくるだろうというところもあって、
まずは一つそれが理由となっています。
それからもう一つの理由が、これは今度はぼく側ですね。
人間側としてのところなんですけれども、
ぼくが横柄にならないようにしようという、
そういう戒めみたいなところがあって、
この良い表現じゃなくて、
例えば歌詞ですねとか良いアイディアですねとかありがとうございますとかっていうのは、
それは当たり前のものとして使うようにしています。
これもですね、
このチャット型のAIっていうのは本当にLINEで会話するみたいな形で、
AIとやりとりをしているわけなんですよね。
そうするとその関係性って、
ほとんど人間と会話しているのと変わらないなってぼくは感じるんですよ。
その時に人間と変わらないような会話をしているにも関わらず、
ありがとうとか、いいなと思った時にいいですねとかっていうことを、
AIの回答の質と自身の人間関係
わざわざそれを意識的に抜くっていうのは、
ぼくすごくそこに違和感を感じてしまうんですよ。
でも違和感を感じないぐらいに当たり前に抜いていってしまったら、
今度は逆に自分のリアルな人間関係にまで、
それが影響してしまわないかなっていう、
ちょっとそういう器具とかもあったりするんですよね。
つまりそのAIを使うっていうのは、
例えばよくぼくは例えて、
体のないドラえもんとやりとりをするみたいなイメージっていうふうに説明するんですけど、
その時にドラえもんはAIだからどうせ感情ないし、
ものすごい厳しい言い方したって別にいいよねみたいな形でやってたら、
多分ね、それね、おそらく、
それ以外のドラえもんじゃなくてしずかちゃんとかスネ夫とかジャイアンとかに対しても、
めっちゃなんか厳しい言い方しちゃうんじゃないかな、
のび太くんみたいな感じになりかねないのかなと思って。
だから結局ね、
普段使っている言葉っていうのは、
やっぱりその時だけ変わるっていうことってあんまないと思うんですよね。
普段使う言葉っていうのは、
やっぱり自然と普段の生活とか仕事とかでもやっぱり出てしまう言葉だったりするので、
なのでそういった自分自身の言葉っていうのがやっぱり悪くなっていかないために、
AIを使っている時にはもう雑な言葉でやっちゃおうとかですね、
なんかすごいね、
横柄な言葉でね態度でちょっとこう話せば話してもいいやみたいな形でやるよりは、
やっぱりいいなと思った時には、
いいですねっていう言葉がポンとね続けて出てくるように、
ありがとうって思ったらありがとうっていう言葉がポンとね、
それが口をついて出てくるように、
それは普段AIとやりとりしている時でも、
もうそれを当たり前にしておくことが、
ぼく自身が人間として人とのコミュニケーションをとっていく時に、
やっぱり大事なところなのかなと失いたくないなと思うところというのがあって、
それでですねぼくはAIとやりとりしている時でも、
いいなと思ったらそれいいアイデアですね、
AIとの対話における言葉の重要性
じゃあそのアイデアをもっとちょっと深掘りしてもらっていいですかみたいな形でお願いをするみたいなやり方をしています。
理由が今挙げたのが2つですね。
一つがそのAIの回答の仕方ですね、仕組みっていうところで、
精度がね質が上がるんじゃないかなと回答の質が上がるんじゃないかなっていうのが一つ。
それからもう一つが、
ぼく自身がね人間としてその言葉をねやっぱり気をつけておきたいと、
AIに対してもその横柄な態度を取るんじゃなくて、
やっぱりありがとうっていう言葉をポンとねありがとうって言えることが、
結果的にね普段の自分のリアルな人間関係でも、
ちゃんとねいい言葉が使えるんじゃないかなというところで、
この2つをねちょっと意識しているのって、
そこのねAIとのやりとりっていうところに、
いいアイデアですねとかですねありがとうございますとかですね、
そういうのをわざわざ入れてるっていうところです。
本当にねこういったところにねパッとね気づいてくださる先生、
本当すごいな観察力が高いなと思いながらね、
ちょっとこうお話しさせていただいたんですけれども、
ぼく自身もねやっぱりねこうやって質問されて答えることでね、
すごく自分もそういえば無意識にやってたなって思ってたところに、
ちょっとね言語化してこうやってね、
そうか自分はこういう意識づけでねやってたんだなっていうのを、
改めてね気づくこともできたので、
大変ありがたい経験だったなと思いました。
はい、ということでですね、今回はですね、
AIになぜありがとうとかいいアイデアですねとかね、
情報としては必要ないところをわざわざ入れるのかっていうことについてですね、
お話をさせていただきました。
何かしらね参考になれば幸いです。
はい、ということでですね、今回はこの辺で失礼したいと思います。
今日も最後までお聞きいただいてありがとうございます。
ではでは今日も良い一日を。