全国を飛び回ります、みたいな感じでしたけど、
結局、琵琶湖メインで活動されたんですね。
そうですね。
この2022年の間に、
結構、滋賀だったりとか京都で友達ができて、
琵琶湖での生活に若干根を張れたような。
今もあっちに家あるんですか?
拠点は、はい。
その家は借りてるんですか?
借りていて、
私は居候みたいな形で。
それで琵琶湖メインでやりつつ、
去年は上半期は学業を勤しむかと思いきや、
いろいろ言ってたんですね。
ちょっとここが面白い。
あんまり思いで言えないかもしれない。
先生とか聞いてほしくないんですけどね。
そろそろ卒業も。
2022年は短期であちこちは行っていたんですけど、
2023年の関係時は、
わりと長期で1拠点あたり3週間ぐらいのスパンで、
授業の手伝いをさせてもらってました。
近いところだと、
一泊二泊とかも結構あったんですか?
そうですね。
2022年はわりと多かったです。
今回は、前回2021年からの差分の休学したときと、
全国を飛び回ったときの話を中心に伺おうと思うんですが、
最初、琵琶湖の差し編み漁師になるために、
全国で漁師さんのインプットを積み上げて、
またその漁師さんになるときの、
いい経験にしたいみたいなことをおっしゃってましたけど、
全国を回って、
どういった体験をされたのかっていうところを聞いていきましょうかね。
事前にどこに行ったんですか?っていうのを聞いてたんですけど、
めちゃくちゃ多いので、
すでにそこが面白いので、
まず行ったところを諸保さんから教えてもらってもいいですか?
全てで20ヶ所行かれてるみたいですけど、
読み上げますね。
琵琶湖以外でがっつりお手伝いさせてもらったところは、
三重県の南伊勢、三重城の石巻、長崎の雲前、岩手の博之、
北海道の博之町です。
体験とか漁業見学させてもらったところは8ヶ所で、
三重県の浦村、同じく三重県の菅島、北海道の富間江、
富山県の水橋、新潟県の村上、秋葉原県の三河穂、
福井県の小阪、京都の舞鶴です。
まだまだあると。
体験はしてないんですけど、訪問して現地でお話を聞かせてもらったところが7ヶ所ありまして、
神奈川県の横浜、青森県三ヶ所、北海道所町、北海道向川、
河原と沖縄県羽間、福島県相馬、大分県の鶯木です。
すごいですね。北から南まで、北海道から沖縄まで行ってますもんね。
沖縄行ってるからすごい制覇してる感ありますね。
結構太平洋に今回も制覇してるから、マジですごい。
本1冊、2冊ぐらいになりそうなぐらいですけど。
なんか書いたほうがいいぐらいのボリュームですよね。
すごいな、学生生活中にね。
だって僕も仕事で行ってるけど、3週間とか1ヶ月近く滞在したことないから、めちゃめちゃ濃い体験をされてたと思うんですけど、
この中で特に長くいて印象的なところとかはお話聞いていければなと思うんですが、
どうですかね。石巻とか滞在長かったみたいですけど。
そうですね。石巻と雲泉が約3週間ほどで、北海道の不老町は合計3回行ってますね。
1回じゃないんですね、今話していただいたところが。
じゃあまず石巻の話を少し伺いましょうか。石巻はどういった寮のところにお手伝いしに行ったんですか。
そうですね。石巻は春の4月中旬から5月中旬までわかめ寮のお手伝いをしていました。
わかめ寮のどちらかというと加工サイドで、アレバイトという形で行ってました。
水揚げされたわかめを茹でるってことですか。
はい。茹でも終わって、パック詰めの状態にするところ。
なので、おばちゃんたちと浜のおばちゃんと一緒に作業させていただきました。
あれ安倍さんのところですか。
そうです、安倍さんでしたね。
個人名だしあれだけど、石巻の安倍さんわかめでググったら出てくると思うんですけど。
フィッシャーマンジャパン?
はい。
で、翔太さんですかね。
フィッシャーマンジャパンのワホーリ経由で来ました。
あ、そうなんですね。それもフィッシャーマンジャパンという団体がやってる枠組みの中で体験に行かれたんですね。
そうなんだ。
じゃあ一人じゃなかったんですか、翔太さんだけじゃなく。
普段はそうらしいんですけど、私がいたときは一人だけで。
加工場の上の宿泊所を自由に使わせてもらいました。
わかめは4月5月で、他にはどんな漁業に体験されたんですか。
わかめの加工以外にも、医者に何回かわかめ漁の船に乗せてもらって刈り取りをやらせてもらって。
そこまで。
結構外用での作業だったので。
その分おいしいわかめが取れるんですけど。
肉厚で?
イメージしてた洋食のわかめとはちょっと違った現場で。
それはやっぱりガッツリ海って感じ?
ガッツリ海でガッツリ揺れましたね。
ちょっと危険というか、肉体労働感がよりある感じ。
若干気持ち悪くなって。
だからあそこ肉厚シャキシャキって歌うおいしいわかめが取れたりするんですよね。
おいしいですね。
フィッシャーマンジャパンの方のところに行くってなると、
普通の漁師さんとまた違うこともされてる印象も抱きますけど、
そういったところも体験されたんですか。
そうですね。私から見た現場は、
現場はもうめちゃくちゃ忙しいんですけど、
売り先、卸し先が私も聞いたことあるような大手さんだったりとか。
本当に漁師さんでありながら実業家さんみたいな。
漁師さん自らそういう一般消費者が知ってる飲食店だったり小売店さんとかに、
販売までされてるっていう。
バリバリ営業されてるんだと思います。
なるほど。
そういう営業とかの仕事まではさすがに体験はしないわけですよね。
そうですね。
自分これから自分でやっていくっていうところで。
こんな感じで聞いていきましょうか。
わかめもすでに面白いですけど。
ちなみに、漁業の話であれですけど、食べました?
食べた。
わかめとかイワシとかは、その後食べたりもできたんですか?
いただきました。わかめのめかぶとかもらったりとか。
自炊だったので、自分で茹でて刻んでめかぶ丼にしたりとか。
いいですね。
今回漁業の話メインと言いつつも、絶対行ったところに食べた魚の話あるから、そっちも気になってきちゃいましたね。
そうね、聞きたくなっちゃう。
2本立てにしたいぐらいです。
まだまだ19箇所行ったところあるから、もう少し別のところの話も聞きましょうかね。
そうですね。次は雲仙の話を教えてもらいましょうか。
長崎の雲仙は6月3週間滞在してまして、
ここは天葉丸という入子の巻き編み漁をやられている会社。
有名ですよね。
インターンという体験という形でお邪魔しました。
そこで結構運が良くて、2日に一遍は巻き編みの漁にずられて、
6回船に乗ることができました。
今度は巻き編みですね。今度は能動的に取る漁ですけど。
巻き編みは夜の22時ぐらいに出港して、朝6時ぐらいに帰ってくるというサイクルで。
昼夜逆転ですね。
漁場探索というか、いわしを集めるまでに時間があるので、
その間に寝て、いわしをある程度集めたら、みんなで巻く。
船の上で寝て、巻くぞってなったら起きるみたいな感じなんですか?
起きる。これからやるぞってみんな巻くって起き上がるみたいな。
天葉丸ですか?
これは市長さん的には何が印象に残ってます?
都は個人携帯で一人二人で創業するスタイルが一般的なんですけど、
ここは会社で動いてるってことになってて、
私は組織としてどう動いてるかっていうのが印象に残りましたね。
何人ぐらいいらっしゃるんでしたっけ、天葉丸さんって会社体だと。
本当に量だけ乗る、量だけ参加するおじいちゃんとかもいてらっしゃって、
社員さんでいうと何人いるんだろうな。
10人、十数人くらいですかね。
ホームページ見たら10人から15人、乗組員さんいるらしいですね。
本当だ。でも社員数としては57名になってますね、そのパート含めて。
加工もやってるからかな。
外国人の実習生含めて57名。
確かにこうなると立派な企業体で。
自転車飯の素っていう、面白い加工品もおしゃれなパッケージで作られてますよね。
そうなんです。いろいろ漁業以外にも加工品だったりとか、
あといらなくなった網をたわしにして。
やってますね。
あれも面白いですよね。
面白かったのは漁船ピングっていう。
漁船を使ってない、昼間使われてない漁船の中をおしゃれに改装して漁船ピングをして。
グランピングの漁船ってこと?
そういうことか。
グランピングのルーム。
面白いな。
じゃあその漁師体験以外の加工とかも少し経験したりしたんですか?
はい、しました。
いいですね。
たわしも漁終わりでゆるゆるこそりながらみんなで作って。
すごいな。
加工は漁師さんもやってるんですか?
別の加工部隊みたいなところで分けるっていうよりはみんなでやってる感じなんですか?
メインの加工部隊のおばちゃんたちがいらっしゃって、
仕事の時間とか見ながら漁師さんも魚さばいたりしてるって形です。
すごいですね。
じゃあ次、また別のところの話も伺いましょうか。
この感じで20個いきたいですけどね。
もう1個だけいきたい。
いきたいけど。
いけるところまで聞いていきましょう。
次、ヒロウですかね。
そうですね。
ヒロウ町はもう3回行ったこともあって、第3故郷ぐらいには長い。
すごいですね。
何漁を見に行ったんですか?
ヒロウは昆布漁ですね。
もべ干し体験を。
日高昆布になるのかな?あそこは。
そうですね。日高昆布。
すごく長い長い昆布ですね。
日高昆布と長昆布の中間系統がいる場所らしいですね。
中間系統っていうのは。
種類としては違うんですか?
厳密には違うみたいです。
へー。
でも残りとしては日高昆布として作られてます。
あれですよね、干し屑昆布を作られてる干しさんのところに行かれたんですよね。
はい、そうです。
ラジオでも取り上げさせていただいたことがある。
1回目は昆布漁じゃなくて、つぶかご漁に乗せてもらったりとか。
1日間の訪問だったんですけど、2回目、3回目は8月、夏の時期に昆布干しのお手伝いをさせてもらいました。
重労働と言われている。
噂は聞きますがどうでした?実際。
やっぱり昆布を取るっていう工程は漁師さんしかできないので、
私たちは揚げてきて川滝で洗った昆布を、かんばと呼ばれる砂利が引き詰められて、
一緒に1本1本干していくっていう作業で、
割と子供から高齢者の方まで誰でもできるっていうのがいいところだなと思います。
家族みんなでね、やる作業という。
でもいい時期ですね。8月だったら北海道の厳しさがないというか、
一番北海道が気持ちいい季節に行ってるから。
そうですね。去年の8月はめちゃくちゃ暑くって。
ああ、北海道でも。去年は暑かったですもんね、全国。
30度あるみたい。
本当にそん中の、じゃあ昆布干しは大変ですね。
干すには良さそうですけどね。
漁師さんも、本部を干すおかまりさんと呼ばれるおばちゃんたちも、ひたすら暑い暑い言ってて。
確かにな。そういう作業しんどくなりますよね。
2回目が8月と。
2回目が2022年の月で、
3回目が2023年。
また行こうって思ったきっかけみたいなのあるんですか?
もう、ほしさんのファンだからです。
いいですね。
いいですね。漁師、料理に尽きるというか。いいですね。
2回目行った時に、地域の略農家さんの方だったりとか、
山の漁師さんの方だったりとか、
漁師さん以外の方々にもよくしていただいたので、
略農という地域に思い入れがあるっていう感じですね。
それ行った時は、志郷さん一人だったんですよ?
1回目は、キリンさんに連れて行ってもらいました。
2回目、3回目は、海洋大生の友達とか、水産大学の後輩とかと行きました。
後輩も連れて行ったんですね。すごいな。
昆布漁はどうです?印象変わりました?行ってみて。
そうですね。思ったよりパワーで行くんだなっていうのがあって。
取りに行くんだなっていうのが。
機械化されてるとかのイメージだったって感じですか?
はい、そうですね。船でこうやってるようなイメージだったんですけど、
船から取れる日数が年間でも数回しかないって言われてて、
ほとんどが広い昆布っていう岸に千切れて寄ってきた昆布を場所で取りに行くっていうタイプなんですね。
そうなの?面白いですね。
漁具をぶん投げて引っ掛けるみたいな。
場所によっても違うと思う。
巻をぶん投げて引っ掛けたりとか。
そうなんだ。全然知らなかった。
ブチって抜くというか切って取るかと思ってたけど。
そういうところも北の方はあると思うんですけど。
星さんのところは広い昆布が多くて。
巻でぶん投げて引っ掛けて取るのと、
星さんの場合はウェットスーツを着て海の中ガシガシ入っててぐっつり掴む。
すごいな。めちゃくちゃ体力使いそうですね。
めちゃくちゃ肩の筋肉がついてるんですよ。すごい。
どうして寝れるかなって言って、皆さん水産合法なんですけど、
一人だけウェットスーツ着てアザラシみたいになって。
星さんどこ行ったって思ったら頭だけ浮いてるみたいな。
すごいな。
そんな感じの長期滞在系聞いたんですけど、
他に何かここは思い出深いみたいなところってありますか?