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こんにちは、カニ兵です。突然ですがクイズです。
これから流す音は何の魚介をどうしている音でしょうか?
正解は、僕が高足ガニの甲羅をハサミで肩を切りながら外しているときの音でした。
ちょっとうまく外れなくて大変でした。
この後、ガニとも呼ばれるエラを汚いので外して、たこさんが塩茹でしてくれたものをみんなで楽しみました。
美味しかったですよ。
さかまさん、ごちそうさまでした。
それでは、ラジオの続きをお楽しみください。
たこさん、喋りたいことがあるんですか?
少し真面目な話かもしれないけど、柔らかく話したいことがあります。
先月、水産博書が閣議決定されました。
知ってるでしょ?
言う言う博書じゃなくて?
僕も言う言う博書しか知らないんですけど、水産博書が出ました。
博書って聞くと、経済博書とかも出ますけど、ハードルが高いイメージがあるので、僕は実際に経済博書をちゃんと読んだことがない。
水産博書も業界の人とか関わる人が多いので、なかなか見ないと思うんですけど。
今回、いろんな人が聞いていただいているので、僕もザーッと読んでみて、柔らかくこんなものですよ。
もし興味があったら、水産庁さんが見てもらうためにいろいろ工夫をされているので、ちょっと見てみたらどうかなというところで、水産博書の紹介をしたい。
真面目会でございます。
紹介をするんで。
僕は読んでないんですよね。
時々調べ物をする時とかに、水産博書に今、漁師さん何人くらいって書いてあるから、のぞき見したりするけど、実際どんな感じでした?
一年の総まとめ。
これからこうしていきたいんだよね、みたいなのが書いてある。
構成としては、毎年特集というのがあって、その後に大体6章くらいで、国内外の生産消費状況があって、これから頑張らなきゃいけないトピックがあって、最後に予算とかに関わる水産施策というのがサマリーでついているみたいな感じなので、
特集のところと国内外の動向っていうのが、博書だと細かく見れるっていう感じなんです。
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今年特集のところで特徴的だったのが、マーケットイン型の水産業を目指しましょうっていうのがあって、
ちょっと前にニュースにもなってたりしたんですけど、養殖とかも含めてマーケットイン型の生産をしていきましょう。
要は取ってるだけだといけないんだっていうところですよね。
うまいもの取れたからじゃなくて、消費者が欲しいものを生産者の方も加工だけじゃなく考えましょう。
最近よく言われますね。
ずっと言われてると言われてるんですけど、方針として言ったのは大きいかなと思ってて、っていうような構成の中でちょっとかいつまんで話をすると、
ざっくり言うと、数字とか全部割愛しますね。興味がいたら見てほしいんですけど、生産量っていうのは新聞とかにも載ってますけど、やっぱ減ってます。
水揚げが減ってる。
水揚げ量、水揚げ核量が減ってる。
ただ消費については、ここ数年でない動きがあって、コロナがあり厳しい、特に外食はあるんですけど、内食が増えて消費量が増えました。
2020年度の家計で支出した量と額が増えました。
家計だからか。
なるほどね。
データの取り方があるよね。
見え方によるし、実際食べた量とイコールかっていうと違うんだけど、ある統計データを切り取った場合の数字の推移が変わった。
なるほど。
一概に言えないって言わなきゃいけない。
僕はニュース、すごい好意的に一瞬そのタイトルで見て、あ、そっか家計、めっちゃ魚食べるようになったんだって思った一方で、やっぱそのデータの元が家計だから、内食は確かに増えたかもしれないけど、
中食や外食、何より外食がめちゃくちゃ減ってるから、トータルで見たときは消費量減ってると思う。
まだ見つけられてないんだけど、
ピンチをチャンスに変えられる可能性はありますね。
このまま外食も増えたら。
ちょっと最後にまた触れようかなと思ってるんだけど、
全体的に一概に言えないなっていうことが基本的にハクションで主語が大きかったりするから、いろんな利害関係者が見てる。
そういう難しさはあるんだけど、見方としては内食は増えました。
前向きな情報を発信したいって気持ちもあるんだろうな。
これを見たことでいろいろ思う方もいると思いつつ、前向きな話を触れつついくとですね、内食は増えました。
もう一つはマーケットインっていう特集の話と、漁業法の改正でもあったと思うんですけど、やっぱ資源管理型漁業への転換っていうのが大きいメッセージであった。
あと国際的な資源管理とつながる、関わるんですけど、水産流通の適正化?ざっくり言うと、
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ああいう漁業ですね。
犯罪に関わったり、不透明だったり、ブラックマーケットに流れる流通はなくしていきましょうっていう方向が出てるのは大きいのかな。
水産流通適正化法でしたっけ?試作もやることに決まってますからね。
あれはもう22年の試行。去年交付されたんで。
交付されて、来年ね、アービィを、要は牛と同じ、牛トレーサビリティに近いのをやるとする。
牛トレーサーとかコメントレーサーと同じで、まあ管理番号をしっかりつけなきゃいけない。
アービィに管理番号をつけてみんながね、その番号を共有するってあれも難しそうだよな。
まあ導入しましょうって言うまでが大変だったと思うんですけど、これからがより導入までが大変だなと思うんですが、
やっぱり漁業法の改正、今カニさんが言ってた水産物流通適正化法の来年度の試行、
あと水産庁の輸出強化方針、ブリとか守りましょうっていう話。
養殖業とお立てですよね。
そうそう。
結構メインところは。
食用も除けばやっぱり真珠がかなり落ち込んでしんどいっていうのもあるけど、
30年度は農林水産業で5兆円高しか目指してるんで、っていう話を魚としても出したこと。
あとはまあ人物金みたいな話で言うと、
東日本とか九州の新漁連、漁業者への補償とか保険関係やってる団体が結構大きく統合していて、
まあちょっとまだググってもらえたらと思うんですけど。
なるほどね。そういう管理してるところの整理をスマートにしてるってこと。
この間白書で触れたことが、僕のアンテナで拾ったことだけでも、
法改正だったり組織の統合だったり、結構動きがある。
実際に動いてることが今回明文化されてるなっていうので、
机上の空論じゃないというか、実際の動きをまとめてもらってるなというところ。
その水産流通的成果法に絡めて、漁協が使ってるシステムを一つにしちゃおうって。
その内部管理環境もスマートにしていくみたいな話も僕も見たことある。
それが多分漁獲量の把握とかリニックスとかよく言われる話と繋がってくると、
どこまで行けるのかなみたいな話なんだけど。
平均年齢高い業界だからな。そこ大変だな。
かわいい絵みたいなところはあると思うんだけど。
この中で大きい流れとしては、この間出た流れをまとめてくれたってことと、
マーケットイン型っていうぶち上げたっていうのは大きいかなっていうのがあるんですけど、
個人的に話が長くなっちゃってるんだけど、ピックアップしたいのが、
資源管理にしっかり触れてます。その中で漁業者向けのアウトプットとして、
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特殊的な資源管理に協力してくれた漁業者には、漁業収入安定対策で支援する。
今までも実際にあることだったりするんですが、
僕の立場的に個人で思うのは、補助金ってそもそも漁業者への寄付って、
いろんな是非の話だったり、他国の話で比較に出ると思うんですけど、
加工屋さんへの補填みたいな話って、なかなか文章として違うもの、
仕組みとして違うものだったり、直座にされちゃったりってことがあったりして、
加工屋の補填が少ない?
そう。一応なくはないんです。
確かに中間流通業者、加工屋もそこに含めると、生産者には補填するけど、
そこへは補填少ないですよね、基本的には。自分で取ってこい!みたいな感じですよね。
今ある漁業収入安定対策系でいうと、今まで仕入れてた漁師から、
自主的な資源管理で取らなくなって、遠くから加工屋さんが原料を調達しなきゃいけなくなった場合の、
追加の運賃を確か補填してくれる仕組みですが、
多分値段めっちゃ上がったりとか、魚そのものとか、
多分ね、結構それだけで大丈夫かな?みたいなことがあって、
それも補助金切れるの怖いですよね。
そうそう。
持続的な加工にはなりづらいから。
難しいよな。
今回、ご自身的に言うとコロナもやっぱ、
飲食店さんへの保証と、中卸さんへの保証と、漁業者さんへの保証と、
結構バツって切れちゃってるところが難しいなっていうのが、
例えば資源管理って、過渡期においてはお金が減るからさ、
すげーこれって難しいなって思ってた。
中国の例を見ると、
中国結構補助金で漁師辞めてもらうとか、
そういう動きがあるもんね。
あるある。
もうここ10年取らない代わりに、
国債のお金を出しますみたいな。
もう生態系破壊しまくってるから、
もう補助金あげるから取らないでくれみたいな、
そういうのをやってて、
難しいね。
それを僕が言うわけにはいかないし、
もう食べてね、整形立ててるから。
本当どうしようかね。
仕事なりわいをね、
その生きがいとしてる人の問題とかも、
いろいろ思っちゃうと難しいんだけど、
まあなんかカバーしっかりできるといいなって、
僕の立場だと思っちゃうんで、
多分読んだ人はいろんな意見を持つだろうな、
っていうのが言いたかった。
明るいトピックないかな。
明るいトピックいきますか。
えっとね、
頭がね、
身近な話があって、
知ってる人たちとか、
自分で経験したことが、
事例としていろいろ紹介される中に、
2つあって、
1つが、
フィッシャーマンジャパンさん。
石巻の漁師を増やしたい、
みたいな活動をしてる。
ヤッフーさんが立ち上げた団体っていうところね。
が、
鮮魚BOXをやってますと。
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それで、
コロナ禍においても、
鮮魚流通を頑張って苦しました。
水産博士に書いてあるんですか?
書いてあったんだ。
すごいですね。
すごいなと思いつつ、
実際僕も去年の5月の中旬に
使ったことがあって、
すごい良かったんですよ。
何入ってました?
魚なんだっけな、
なんかいっぱい入ってて忘れたんですけど、
コチとかヒラメとか、
結構値段高いだろうなっていうのが、
バンバン入ってて、
エラハラトリ。
下処理もしてあった?
下処理もしてあって、
すごい満足度高くて。
よかったですね。
かつYouTubeに、
中野でちょっと閉店しちゃったんですけど、
大谷屋?
そうそう、大谷屋さんのパスタが、
捌き方、料理の仕方を、
結構な量、
今も上がってるんで、
いろんな魚料理の動画が、
あるんですか?
石巻ってやっぱり魚種が多いじゃないですか、
その魚種をカバーする、
大谷さんの動画が、
上がってて、
それ見ながら、
めちゃくちゃリッチな時間を過ごしたっていう、
実際これは良い事例だと思いながら、
事例シーンを読んでたのと、
もう一個は、
何回か話してる、
ビワマス?
ビワコね、
ビワコの、
ビワコの水産業を本気で何とかする海産。
はいはい、
その人の話。
そうそう、
Twitterでも絡んでいただいたりしてるんですけど、
Twitterアカウントが、
ビワコの水産業を本気で何とかする海。
分かりやすいですね。
Facebookページもあったりするんですけど、
そこの、
SNSでバズり、
3直系サービスで、
漁師さんが直接、
売り屋を立てたっていう、
まさにこの海の成功事例。
結構すごい、
慎重の仕方をしてたので、
自流にしっかり乗って、
確かに、
本当に、
広報としては優秀だなって思いながら。
確かに、
実際に、
僕らも手に取って食べて、
美味しくて、
事例集に乗ってると、
ああ、みたいな、
ところがあったっていう、
2団体の明るくて、
イメージの湧く話と、
事例は2つなんですけど、
もう1個コラムで、
ベビーフードの話があって、
ガマさん回、
ゲストの時にちょっと、
僕らも話した。
触れたと思うんですけど、
自入食って魚食べる感じだよね。
そうそう。
なんか、
ご存知の通り、
出生数下がってるじゃないですか。
でも、
ベビーフードの小売の金額って、
増えてるんですよ。
反比例して。
そういうベビーフードというジャンルが、
今伸びてくるんですね。
僕も全然知らなかったんですけど、
なんか、
やっぱ、
何だっけ、
なんかあれじゃん、
瓶に入ってる、
よく売ってるやつ。
ペースト状のね。
あれもやっぱ、
加工度をすごく上げて、
多分、
単価が上がってるっていう背景があって、
売りが伸びてる。
確かに楽ですよ。
考えないであげれるから。
実際使う?
使ったりするけど、
途中で食べなくなったりもする。
あ、ま、そっか。
そう、なんかその、
先に白身魚をあげて、
次、赤身青身魚をあげていいみたいな。
そうそう、
アレルギーの問題もあれば、
そう、
アレルギーの問題が大きいかな。
実際でも、
鰹とかの鉄分豊富なやつは、
あげたほうがいいんですよ。
あ、そうなの。
なんかそれが、
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ベビーフード協会の中にも、
魚をこうあげましょうみたいなのが、
しっかり載ってるらしくて、
ありがとうございます。
ありがとうございます。
これちょっと魚業界的にも、
まだチャンスがあるんじゃないかな。
いや、ありますあります。
ところで、
実際に、
思っていた。
正しい知識でね。
そうそうそうそう。
実は良質なタンパク質としてね、
身体作りに必要だなっていう、
ベビーフードの話が面白かった。
で、
あとはね、
漁食系ラジオジャンクフィッシュなんで、
漁食の話触れなきゃいけないなと。
これだけちょっと細かめに、
数字を言うと、
冒頭に内食増えてます。
中食が増えてるって話があったんですけど、
漁食の質と頻度を増やしたいですか?
って質問をした。
ちょっとN数とかいろいろ
突っ込みどころはあるんですけど、
基本的には量も頻度も増やしたいっていう人が、
かなり多い。
アンケートを取ったわけですか。
そうそうそうそう。
っていう魚食べたいって話と、
あとさっき少し触れた、
2019年までずっと減り続けてた、
総務省の家計調査報告。
の、
1世帯あたり2人以上、
これよく言われる単位なんですけど、
生鮮魚介の購入量が、
18年ぶりに前年を上回ったと。
いう話。
それがさっき言ってた話?
そうそう、さっき言ってた話。
伸びた漁種としては、
マグロとかサーモンっていう、
よく今までも食べられてきたものに加えて、
アジとかサバとかカレーっていう、
調理が必要な漁種が増えたみたい。
それは良いことですね。
そうそう。
だからまぁ、
すごくカニさんの顔を見てはあれなんですけど、
一概に魚離れが戻ったかっていうと、
そうではなくて、
あくまでこれから分かることって、
家で料理をする場合に魚を買う量が、
そこを打ったっぽいが、
コロナの影響がありますよねっていう話。
なので、
家漁食系ラジオとしてはOKなんですが、
漁食全体系ラジオとしては、
ちょっとどう言っていいのかなみたいなところ。
そうなんだよね。
家庭内の消費って漁種がね、
普通の人らはやっぱ、
狭いから。
狭いから、
やっぱね、
これ漁種の購入量、
いろんな漁種の購入量増えたとは言いつつも、
やっぱ外食には敵いませんよ。
ここからなんですけど、
一概に言えないじゃないですか。
ぶっちゃけ厳しいと思うんですよ。
厳しいよ。
去年増えたところって、
少なからず、
コロナがあって産地支援っていう話が盛り上がったことと、
あとやっぱり国がやってた送料無料施策っていうのは大きいと思うんですよ。
僕も実際、
使ったことないサービスを何十回も使ったりしてたんで。
僕も買ったりしましたもん。
物流費って大きいんで、
それは大きかったんで、
今年の実績も下手入ってるなっていうところがあるんですけど、
前向きにこの話を受けるならば、
コロナでいろいろ変わっちゃったことあると思うんですよ。
リモートワークになったりとか、
通勤がなくなったとか。
この機会に国の施策もあって、
18:01
魚の味を覚えてくれた人たちが、
コロナになる前よりも、
魚って美味しいなとか、
料理してよかったわって思ってくれてたら、
この動きが前向きなムーブメントになるんじゃないかなと。
期待するのは、
一番いいシナリオは、
これから多分ワクチンが普及し、
ワクチンはぜひ置いといて、
普及してきて、
おうち時間って言われてたところから、
外食旅行に一気に揺り戻しする時期があると思うんですよ。
多分それで、
3時で食べたかった魚とか、
買いに食店にいっぱいお金が落ちていき、
いろんなバランスが取れていくと思うんですけど、
多分、
家の中で使う時間が若干増えたみたいなところは、
コロナ前より確実に変わったところだと思うんですよ。
でもね、
家でこういうこともできるんだとか、
そういう気づきはあるんでしょうね。
手間をかけたら意外と楽しいじゃんっていうのが、
魚も自分でも捌けたなとかね。
そうそう。
多分ね、僕の感じとしては、
競合が肉とかじゃなくて、
ネットフリックスとか、
ヨカとしての時間になるんじゃないかなって思っているので、
それはその時代はありますよね。
エンタメとして漁食を普及するならば。
手をかけること消費っていうのであれば、
魚も視野を広げて、
境界的には戦っていかなきゃいけないなと、
いう風に私は思いましたと。
なるほどな。
僕はね、
家で料理して、
やっぱりね、
うまくできる人ももちろんいると思うけど、
失敗する人も結構多いと思うんですよ。
そういう人たちが、
アフターコロナの得意になったら、
正解を楽しみにやっぱり飲食店に行ってほしい。
ああ、そうね。
そういう飲食店さんの使い方、
ボンゴレビアンコとかさ、
家で作ってもそれなりに美味しいけど、
飲食店食べたら、
全然ドライトマト作ってもいいんだみたいなね。
っていうね。
バランスとって全部伸びたらいいなっていうのが、
思うところでありました。
まあ、難しい。
難しい、やっぱり固くなっちゃう。
ちょっとね、
お互いね、
こういう感じだけども、
ハードルが高そうな白書を
ぬるっと紹介しようと思ったら、
結果固い話になっちゃった。
っていうところなんで、
ちょっと読み方が難しいなっていう結論に。
魚食べればいいよ。
白書読まないでしょ。
魚食べてくれればいいよ、もう。
そんなカニさんにオススメなのが、
令和元年の水産白書は、
インフォグラフィックがあって、
知らないでしょ。
これね、僕すごいいいなと思って。
去年の水産白書?
そうそう、去年のやつ。
今年のはいいよ、いろいろ持っちゃうから。
だったら、
去年のやつすげーわかりやすい。
見やすいんだ。
っていうので、
去年のインフォグラフィックを見て、
思いを馳せて、
前を向いて生きていければと思っております。
綺麗な図とか見るだけで楽しいしね。
というところで、
21:01
締めさせていただければと思います。
はい、ありがとうございました。