1. ゲストハウス女主人ジュリーの東京ジャーニー
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2024-06-02 17:02

稼げる!儲かる!なんて期待ゼロ。2020年オリンピックイヤー後は廃業覚悟でした。

ゲストハウスをはじめるきっかけはフランスボルドーへの旅「暮らすように旅する」体験でした。
2019年にゲストハウスをスタートしましたが、当時わたしも夫も「ゲストハウスで稼ぐぞー!」とか、「儲けたい!」という気持ちはなかったんです。
というか、そんなにうまくいくとまったく思っていませんでした。
とにかく「外国人と交流したい!」
外国からのゲストと交流することで「日常が旅になる」という思いがモチベーションでしたし、それはいまも変わりません。
2020年のオリンピックイヤーくらいは外国からゲストが来て泊まってくれるんじゃないか、でもそのオリンピックが過ぎたら、ゲストハウス運営は厳しくなって、お小遣い稼ぎくらいにはなるか、それでもうまくいかなかったら、賃貸借契約に切り替えよう、というかんじでした。オリンピック後は廃業も視野にいれていましたし、5年も続けていられるなんてまったく期待していませんでした。

【こちらもぜひお聴きください】
ゲストハウスをはじめようと思ったきっかけについて話します👇
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民泊の設置件数に対する廃止件数割合は40%!民泊運営は出ていくお金が多いです。👇
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こんにちは、東京でゲストハウスをやっていますジュリーです。
この音声配信では、外国人との交流で感じたこと、旅のこと、日々思ったことなどを話しています。
前回の配信では、この民泊ですね、住宅宿泊事業法に基づく許可を得て、宿泊のゲストの方に自分の持っている物件を貸し出すと。
こういうことをやっている人たちが、そういう人たちというか物件の数が、2019年7月私たちがスタートした頃は23区で6,000件だったんですが、今現在約3倍、1万5,000件になっていますという話。
ただ、その1万5,000件のうち、すでにもうその事業、ビジネスを廃業した人も6,000件ぐらいあって、実際は継続できているのは全体の約6割ですよ、みたいな話をしました。
ここ最近ではですね、その民泊事業、民泊ビジネス、インバウンドビジネスみたいなことがXだったりとか、あと本になってその民泊を始めてみましょうみたいな、そういう話がかなり盛り上がっていて、正直私も夫もそれに驚いていますという感じなんです。
というのもですね、私たちがこの民泊ビジネスみたいなことをやりたいと思った動機がですね、そもそも自分たちが旅行したり旅をしたりすることがもう本当大好きで、その旅づきがこうじて趣味の一環で始めてしまったというのが大きいんですよね。
なので、この民泊ゲストハウス事業を始めた時は、稼ぎたいとか儲けたいとかっていうよりも、本当趣味の一環で外国から日本にですね、来てくださるゲストさんと交流して、その交流がですね、自分たちが旅してる感じになって楽しいよね、みたいな。
そういう感覚で始めたんです。
なので、多くのですね、今現在ですね、民泊やゲストハウス運営の事業に乗り出している方々が、もともと不動産オーナーをやってた人たちが自分の持っている物件だったり、新たに開拓する物件で、利益を上げるということを追求する形として、
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民泊だったりゲストハウスをやっているということに正直驚いているというのがあります。
自分たちがですね、ゲストハウスをやりたいと思ったきっかけというのは、2015年にですね、フランスのボルドーに旅した時に、その時にですね、いわゆるAirbnbというプラットフォーム、グローバルで展開されています。
暮らすように旅するという体験がありまして、これが大きなきっかけになったんです。
当時ですね、ちょっと振り返ってみると、2015年って自分何してたかなと、夫は何していたのかなというとですね、旅が好きで、しかも私はランニングで、夫はランニングからトライアスロンみたいな感じで、
日本全国はもとより海外のマラソンレースに参加したりとか、ハワイのホノルルトライアスロンに参加したりとか、そういうのをですね、積極的にやってたんですね。
旅&ランみたいな、旅行兼ランニングのレースに出るみたいな、そういうことをやっている感じでした。
ちょうどですね、2015年の6月に、これは村上春樹さんも参加していたサロマコウルトラマラソンというのがあるんですね。
ウルトラってつくので、これは長距離ランニングなんですね。
一番長いコースで距離が100キロ、100キロ。
いわゆるフルマラソンというのは42.195キロなんですが、このウルトラというのは100キロなんですね。
夫と私は100キロじゃなくて、その半分のハーフ、50キロに参加していました、サロマコウルトラマラソンに。
ちょうどその時にですね、私のお友達、ウィーンに住む王さんというお友達がいまして、
この方は同世代で女性なんですけれども、オーストリア人と結婚して現地に住んでいるんですね。
彼女が私にメールを送ってきて、海外の方って長くバケーションを取りますよね。
彼女が、旦那さんがですね、ワインが大好きで、なのでバケーションの一部でフランスのボルドーに滞在するから一緒に行きませんかというふうにお声掛けしてくれたんですよね。
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で、私は一緒にサロマコに行っていた夫にですね、那夫さんに、
なんか私のお友達のウィーンの王さんが、こんなフランスボルドーへの旅行のお誘い来てますけども、行ってみますかどうですか、興味ありますかって聞いたんですよね。
そしたら、夫はですね、その王さんのことも知らないし、ヨーロッパもそれまで行ったことなかったんですけども、え、何?フランス?ボルドー?ワイン?行く行く行く行く!みたいな感じで、もうですね、めちゃめちゃテンションが上がったんです。
もともとですね、その王さんと私というのも、これも旅繋がりなんですけれども、私が2005年にランニングを始めて、海外に旅行とマラソンのレースを組み合わせて旅&ランしていた、一つそういう旅のスタイルっていうのがあって、
2011年のベルリンマラソン、ドイツのベルリンマラソンのフルマラソンに参加をしたんです。
これは、私しか有給が取れなかったからだったのか、夫は行かなくて、私が一人で行ったんですね、ベルリンに。
ベルリンの後、どっかヨーロッパを回りたいなと思った時に、ちょうどウィーンのシェンブルン動物園だったかな、そこでパンダが生まれたっていうニュースを見たんですね。
私、パンダが大好きなんですよ。パンダが生まれた、子パンダって本当に可愛くて、赤ちゃんパンダが見たくて、だったらベルリンマラソンに出た後にウィーンに行って、ウィーンの動物園でパンダを見ようかなっていう感じで、ウィーンを旅の目的地の一つに加えたんです。
当時の上司に、私ちょっとウィーン興味あるんですけど、みたいな話をしたら、上司が、昔の同僚だったのかな、知り合いにウィーンに住んでいる私と同世代の女性がいるから紹介しますよって言ってくれて、それで紹介してもらって会ったのが王さんだったんですね。
もう一つですね、ウィーンに行きたい理由があって、私は大好きな映画、恋人までのディスタンスだったかな、恋人までの距離って書いて恋人までのディスカンスって読むんですけれども、大好きなフランスの女優、ジュリーデルピーっていう方がいて、その映画が大好きで、そのロケ地、ウィーンのロケ地を巡りたいっていうのもあって、
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ウィーンだと、その映画のロケ地巡りということで、ベルリンの後ウィーンに行きたいっていう風に強く思ったんですよね。
上司がですね、その王さんを紹介してくれるということで、よしじゃあウィーンも行こうということで、ベルリンとウィーンに行ったんです。
で、ウィーンに一人で行って、王さんとご主人に会って、その時にですね、いろいろお話ししたりして、行き届をしまして、そこからですね、遠距離友人なので、全く頻繁には会わないのですが、旅が好きとか、あとワインが好きとか、そういういくつかの共通項があって、
たまたまフランスボルドーにワイン巡りに行きますということで、王さんが私たちのこと、私のことを思い出してくれて、お誘いをしてくれたというのがあります。
行く行くってですね、もうすごいテンション上がった夫と私で、フランスのボルドーに指示されるままですね、この部屋を取りました、この家宿泊として取りましたって言って行ったら、そこがなんとワインのシャトーだったんですよね。
古い歴史あるお屋敷で、そこのお屋敷全部貸し切って、4人で8日間そこに滞在しました。本当にですね、暮らすように旅するっていう楽しみ、その旅のスタイルに魅了されてしまったんです。
車でですね、その近くのスーパーマーケットに行って、食材を買ってきて、自炊をする。私は毎朝ランニングする習慣があったので、朝走って近くのお店で、コンビニとか全然ないので、お店っていうのも本当にほとんどなくて、
ちっちゃい食料をちょっと売ってるようなお店があって、そこで朝バケットを買って、それをみんなで分けて食べるみたいな。
今日は何するとか言って、ちょっと車を走らせて、牡蠣を食べに行こうかみたいな感じで、行きはオーストリア人のご主人が運転してくれて、ご主人も私の夫もお酒を飲むんですよね。
帰りは、私は別にそんなにアルコールなくても全然大丈夫な人なので、帰りは私が運転するみたいな感じで、運転手は私みたいな感じで過ごしていました。
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実際、フランスのボルドでもブリアックっていう地区に滞在してたんですよね。
ブリアックっていうのはボルド市内から距離にしたら7、8キロのところで、私は毎朝走ってるのに加えて、時間があるとボルド市内までバーッと走っていって、
ガロンヌ川という大きい川があるんですけども、ガロンヌ川沿いのバーみたいなパブみたいなところに入って、そこでビール飲んで、帰りはバスで滞在しているお屋敷まで戻るみたいな感じにやってました。
この流れている空気感とか、自分で自分の旅行というか旅をコントロールできるというか、本当に何のプランもなく好きに生きているみたいなのが本当に楽しくて、
それで、いわゆる民泊というか、Airbnbというシステム、ホストが自分の家だったり、自分の部屋を宿泊する、海外から来るゲストに貸し出しをして、おもてなしするというスタイルに魅了されたんですね。
とにかく東京でそれをやりたいって思ったんです。それが2015年ですね。
ただ当時は家は持ってたんですけども、別にそんなゲストが来て、さあどうぞって止められるような部屋もないし、物件ももちろん持ってないし、全く具体ではなかったんですけども、とにかく思いはあった。
具体的にそれを実現するために動き出したのは、さらに時間が経って2017年、2018年になってからなんですけれども、
お金を稼ぐとか儲ける、それはあまり期待していなくて、実際にお客さんが来てくれるなんて正直思ってなかったので、
スタートしてみてダメだったら、いわゆる普通の賃貸借契約っていうんですか、毎月毎月お家賃をいただくみたいな、そういう形態でやればいいと、とにかくやりたいという気持ちだけでスタートしました。
強い思いはあったんですが、とにかくそういう人生のターニングポイント、きっかけになったのは、もともと私が走ったりしていて、旅ランをやっていて、
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ベルリンマラソンに出て、たまたまパンダが好きで、映画が好きで、そのロケ地巡りでウィンを選んで、ウィンに行くよ、行きますって上司にポロッとしゃべったら、その上司が紹介してくれたお友達になった方が、
フランスボルドーに行くからって言って誘ってくれて、夫が行く行くってテンション上がったので一緒に行ったら、その泊まったお屋敷がすごく面白くて、暮らすように旅するっていうスタイルに魅了されて、今に至るみたいな。
結局、いろいろプランして頭で考えてというよりも、その時その時やりたいことをやってたら、今に至ってしまったみたいな感じなんですよね。
もちろん今に至るまでに具体的に困難もあったし、いろいろとトラブルもあったんですけれども、大きな流れとしてはこんな感じで今に至っているという話なんですね。
今日は今ゲストハウスをやっている大まかな流れみたいな話をしてみました。
またもう少し今後ゲストハウスをやっている上でのリアルだったり、具体的な話みたいなものもおいおい話していきたいと思います。
聞いていただきありがとうございました。ではまた。
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