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2024-05-24 16:54

第463回 相手の「矛盾」を伝える技術【スキル編】

第463回 相手の「矛盾」を伝える技術【スキル編】

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

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00:03
こんにちは、遠藤嘉月です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日もですが、前回は360度評価的な話を、いろんな角度からね、人を見るっていうことのね、自分が気づかない認識の話をしましたけど。
はいはい。
まあ、なんかキーワードはズレ的な話なのかな。
ズレとか、まあ、自分のことが見えないみたいな感じなんでしょうね。
ああ、そうですね。だからまあ、それが見えたらコーチいらないですよね。
そうそうそう。で、なぜ自分のことが見えないかっていうと、シンプルで目がここについてるからですよね。
ああ、あの、物理的な話で言えばまずね。
で、ちょっと思い出したことがあるんですけども、あの、私、前ダイビングのインスパクター人じゃないですか。
はいはい。
で、ダイビングって基本的にはガイドと潜ることもあれば、自分たちだけで潜るっていうのはまあ基本なんですよ、海外では。
あの、上手い人同士ってことですか。
そうですね。経験者同士で。
その時に必ず一人では潜ってはいけないので、バディーという相棒がいるわけですよ。
はいはいはい。それは安全のため?
ルール。2人で必ず潜りなさいというルールなんですよ。
ああ、もはやルールなんですね。
はい。
その背景は守るとか命とか、その安全だからね。
そうそう、安全だから。
で、その時に2人で潜る時に必ず潜る前にバディーチェックっていうのがあるんですよ。
おお、ボディーじゃなくて。
バディーチェック。
そうそうそう。
まずは自分でセッティングして機材を背負ってるじゃないですか。
うんうん。
その後バディーチェックって言って、相手の機材がちゃんとセットされてるかとか、
フォースが絡まってないかっていうのを必ず見てあげるっていうのがルールなんです。
はいはいはいはい。
で、私たちってインストラクターでしょ。
うん。プロですね。
はい。できるじゃないですか。だけどバディーチェックは絶対しなくちゃいけない。
子供が幼稚園小学校行く時に、ちゃんと背負ったのかみたいな、あれ忘れてないかっていうのをプロもやらされるってことですね。
そう。ランドセルとチャックが開いてるよと同じ。
あー。気づかないもんね。
そうするとですね、バディーチェックって言ってもらうと私たちプロでさえフォースが後ろに絡まってたり、
あるの?
いや、あるんですよ。
で、逆に言うとこれあるっていう前提じゃないとダメなんですよね。
あー。なるほどね。
ある前提でちゃんと見てあげるほうがね。
そうですそうです。
だからその360度評価って実はなんかね、
なんか自分が前からも後ろからもみんなが見られてる、やだ、なんか変なこと言われるっていうことよりも、
自分には見えてないところがあるんだよ。
そこをなんか、できてないっていうのはもう前提、見えてないんですからね。
そこを言っていただけるっていう感覚になっていくと、
このまあ社内でも360度評価の意味とか価値がちょっと変わるんじゃないのかななんてこうダイビングを思い出しながらですね。
なるほど。自分を知るとか気づかない自分を気づかせてもらうって意味ですね。
03:01
そうですね。
大事なわけですね。
まあバディー、その意味じゃ同じ仕事をしてるってことですね、ずっと。
さあさあそんな秋山先生に。
はい、お質問。
今日はですね、シャロー氏の先生でして、30代の方になりますね。いきたいと思います。
はい。
以前秋山先生は、経営者の重要な仕事は意思決定であり、経営者が一人で考えるとバイアスがかかったり、自分の認識のずれや矛盾が気づかずに、
突き進んでしまうので放置の価値があるというようなお話をされていたかと思います。
秋山先生は意思決定においてバイアスがかかったり、ずれや矛盾が起きないようにどのような観点、ポイントを抑えながら投げかけているのでしょうか。
そこ矛盾してますよとか、それ社長のバイアスかかりすぎてません?などと投げかけるのは、相手のプライドもあり、受け入れてもらえない下手すると嫌われる可能性もあると思います。
そもそもずれやバイアスは教えるものなのか、投げかけることで本人が気づくように促すものなのか、そのあたりも含めて教えていただけないでしょうか。
はい。非常にこれ本当に革新的な質問ですよね。
革新的な質問。でもこれバディの話で言ったら、気づかせてもらっちゃ困りますよね。教えてくれよって。
そうそう。
オースカラマンってどこだと思う?みたいな。
本当そうです。まずここに関してですね、スキル的にはこういうスキルですよということと、スキルを支えているスタンスというこの2つの側面からお話ししたいなと。
まずどちらに行きます。
スキル的なことですね。
はい。
まずですね、ずれとか矛盾という場合は、どのような感じで投げかけるとかずれ矛盾なんですが、ずれていると認識しないといけないわけじゃないですか。
はいはいはい。
そのシャロー氏側がね。
でも本人は気づかないってことですよね。
社長さんが気づかない。私は気づいてる。
ずれてますと続きに、いやそんなずれてないよって話になっちゃうわけですよ。
というのはずれてないものを決めてないので、どこから何メートル何センチずれてるかっていう元の部分は何なのかって話ですよね。
あーずれてる移動、起点があるはず。
そうです。その起点は私の言葉で言うと必ずここに戻るんですが、アウトカムです。
なるほど。
そのアウトカムを最初に2人で共有して、そこに向かっていきましょう。そこから見たらずれてますよって話なので、それって知りたいじゃないですか。
はいはいはい。
なので実は支援をしているときにアウトカム設定がめちゃめちゃ重要なんです。
そうか。勝手にずれっていうか、共通のアウトカムが共有化されてるっていう状態であれば、そこからずれてるは受け入れられる余白はあると。
06:02
そうです。ですからアウトカム設定をして、それをお互いに紙でとか文章で持つっていうのはすごい重要です。
あ、握っておくってことですね。
そうそう。それは相手をやっつけるためとかじゃなくて、課長がこうなりたいってことに対してこっちがコミットしないといけないわけですよね。
例えばなんですが社長さんだとどんな相談があるんでしょうかね。
例えばですよ。社員のモチベーションを上げるため、労働状況を見直したいみたい。
あー。
ありそうですよね。
ありそうですね。そう繋がるかっていうようなクッとしたやつね。
本当そうなんですよ。分かりました。じゃあ労働状況を見直しましょうってやっても、まずアウトカム設定は全然できてる。
はいはいはい。
ですからそういうときに、私はいくつかの細かいアウトカム設定の項目があって、そこに耐えて全部やっていくんですけども、そこは時間がかかっちゃうので。
大きなポイントとしては、例えばモチベーションを上げるために労働状況を見直したい、そのアウトカムは何ですかってことは聞くわけですよ。
つまり、それができたら何ができると思うんですか。何が出ると思ってるんですか。誰にどんな影響を与えることができると思うんですかねという、労働状況を見直すことで何を得たいんですかっていうことですよね。
なぜかってよりも、それを入れることでどうしたいのかってことですね。
何を得たいのか。
それが一つのクエッション文ですか。
何を得たいんですか。これを違う角度の問いで言うと、それは誰にどんな影響を与えたいと思ってるのか。
欲しいのは労働状況の見直しじゃないですよね。労働状況を見直すことによって、誰にどういう影響を与えたいと思ってるのか。
自職、退職自職率を下げたいとか、無理そうですけど、社員のやる気を出してほしいとか、もうちょっと安心して働ける場を提供してあげたいとか、例えば。
そうすると、そっち側が欲しいんですか。労働状況を見直したいんですか。そっち側が欲しいんですか。
絶対にそうですね。そっちですね。
これがアウトカブですよね。
じゃあ、そのアウトカブに対して次は達成なので、どういう形でどうなったら社員の人がモチベーション上げたいというならば、モチベーション上がったってどうやってあなたは認識するんですかってことを聞かないといけない。
その方にとっての一般的にいう定義に近い認識していいんですかね。
これを証拠と呼んだりします。コーチングでは。
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それを証拠って言うんですか。
エビデンス、証拠。
つまり、それが見たときに、例えばですよ。朝起きたときに、社長おはようございます。
1週間のうち3回挨拶してくれたら、いやモチベーション上がったなって思うのか。
それとも何か社内アンケートをしてて、社内アンケートの社員がね、やる気が上がった。
持ってるっていうのがポイントが3ポイント上がったみたいな。
愛にあふれた人生を送りたいんです。
どうやって認識するんですか。
じゃないと、そこが明確じゃないと、どれだけずれてるのかとか、今どこまで来てるのかわからない。
そうですね。でも社長、愛にあふれた人生って言ってたのにずれてませんか。
確かにずれてそうなとは思えそうですけどね。
それは見えたときに、次が一番重要で、その施策として労働状況を見直すというときに、
労働状況が変わったら、あなたのアウトカムのどこの部分が達成できて、
どこの部分が達成できないかってことを話し合わないといけないわけですよ。
ストレートに言うと、労働状況を見直して、モチベーション上げたいとなれば、
直接イコールにはならないわけですよ、正直。
イコールっていうのは。
労働状況を見直したら、社員のモチベーションが上がるわけはないんですね。
つまり、労働状況を見直すことで、社員のモチベーションを上げるというところの、
どこの部分に寄与するのか。
このギャップというか、そこに行くまでの階段というか、
プロセスをもうちょっと解像度を高く見ていくに近い?
ということよりも、労働条件を見直したときに、
モチベーションを上げるというアウトカムに、
ここは機能するけど、ここは無理だよっていうところが必ずあるわけですよ。
だって労働条件を見直したら、絶対社員のモチベーションが上がるわけ。
ないですね。
イコールではない。
つまり労働条件を見直すことによって、できることは何かという、
これはもう専門家の方が言わないといけないでしょうね。
教えなきゃいけない部分ってことですね、ここで言うと。
なるほどね。
労働条件を見直すことによる、分かりやすけば単なる効果ですね。
そうです。
そこが何なのかは専門家が知っているんだから、
気づかせるんじゃなくて教えてやれよという。
確かに確かに。
労働条件を見直すと、ここの部分は期待できます。
ここの部分は期待できませんというところを期待いただけないと、
それも含めた今回のアウトカム設定達成というのが、
2人の共通点があっていかない。
なるほどね。
こないだフリーを紙でやっている会社が、
フリークラウド会計に切り替えたいと社長に言われました、
みたいな話を聞いて、どうしようかなというときに、
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それをやりたいのは何でかというと、
とんとと経営に集中したいというアウトカム。
もうめんどくさい。
手でやっているのが。
俺が一旦月に決めるための資料を作らなきゃいけないのもやだ。
提案しようとしても、それをやる前に、
経理周りとかをものすごい整理整頓しないと、
そのとこってものすごい時間がかかって、
社長その時間こんだけの手間かかりますけどやりますか?
って言った瞬間に、うーんって止まった。
いや、そのとです。
それが今日の話だと、私3つ用意したんですが、
1つはアウトカムをもう一度何をやれると思っているのか、
どういう形でどうなったら達成と言えるのかという話をして、
今3つ目、遠藤さんが言ってくれたのは、
コントロールというところで、
じゃあそのアウトカムを達成するときに、
あなたは何を手放さなくちゃいけないのかとか、
何を差し出さなくちゃいけないのかということを決めないといけない。
例えば今の話だとすると、
フリを得るために何を差し出すのか。
その整理整頓する時間を差し出さないといけないわけですよ。
フリをお願いするためにお金も差し出しますね。
それからそれをスタッフの人に協力してもらうならば、
協力を取り付けなくちゃいけない。
確かに。
今まで慣れていたこのやり方を手放すって結構しんどいですよね。
そこの部分も、やっぱりそこは専門家の方がそれを手にするときに、
あなた自体は何を差し出すのか、何を手放すのか、
誰に協力を得るのかということもきちんと整理していく。
最低この3つですね。
アウトカムと証拠とコントロール。
つまり自分がすべきこと、お願いすべきこと。
ここを最低限抑えて出発すると、
そこからずれたかどうかっていう話をできると思うんですよ。
今日この話ってスキルですよね。
スキルです。
これスキルなの?スタンプじゃないんですか?
アウトカム設定をするというスキルですよね。
で、その上で?
その上で、あとはそこまでアウトカム設定したら、
あとは現状認識をしてて、どこまで進んでるんですか?
そこについてどう思ったんですか?
どう考えてるんですか?っていうことを確認していけば、
2人で一緒に地図っていうか行き先ですよね。
アウトカム設定した紙を見ながら、
社長が喋ったことについて、
こことずれてるかどうかを見ていけばいい。
アウトカムと2つ目が?
達成、証拠ですね。
アウトカムとの関係があるわけですね。
で、その上での?
コントロール。
つまり、それをすることで何を差し出すのかとか、何を手放すとか。
それをコントロールっていうんですね。
つまり、あなたができることは何ですか?ってことですよね。
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例えば、誰かに助けてもらうっていうのは、
あなたができることじゃないですか、社長が。
あなたが手放すっていうのも社長ができることじゃないですか。
ある意味、あなたがすべきことって言い方でもいいかもしれません。
なるほど、そういうことか。
で、できないものは頼むとかっていうふうに設計していく。
ここが大きな枠組みのスキルということは、
時間が尽きたので次回にスタンス行くしかないということですけども、
次回に向けてですか。
今の話が思考する上でのスタンスと思ってたんですけど、そうじゃないわけですね。
私の中でスキル。
ただ、それをやっていくときに、そもそもどういうスタンスでそれをやらないといけないか。
結局それだったところで、なんかこいつうるせえなとか、なんかこいつムカつくなとか。
逆に思われてしまう。
こっち側がそれを伴奏コーシングしていくときの認識を伝えていくときの
在り方的な方法ですね。
その在り方がないと、なんか正論ばっかり言われるとかね。
専門家はそういうとこありますからね。実際正しいですしね。
そうなんです。
ということで、次回はズレ認識を伝える上のスタンスということでやりましょうかね。
終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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